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46話
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「オリバー様」
控えめにノックし、中に入ってくるシエナにオリバーは視線を注ぐ。
ベッドに横たわるエレーヌは未だに目覚める気配さえ、無い。
(最近、エレーヌの意識を失い、倒れる回数が増えている。
過去の記憶がエレーヌに影響を及ぼしての事だろうか。
……。
紗雪)
口元が微かに動く。
何か譫言を言っているが、確かな言葉として聞き取れない。
顔を歪ませ苦しんでいる様は見ていて痛々しい。
(何を夢見て、魘されている?
エレーヌ、いや、紗雪)
紗雪として覚醒しそうになっているのか?
それで魘されているのか)
「オリバー様」
「……、ああ、済まない、シエナ」
「……。
エレーヌお嬢様の事でお心を痛めているオリバー様に、今、この手紙をお渡しするのは心苦しいのですが、アルバン侯爵家の使者から言付かりまして」
「アルバン侯爵家から、か」
一瞬、言葉に詰まってしまう。
全く交流の無いアルバン侯爵家から何故使者が?と訝しげにシエナに問うてしまう。
冷静なオリバーが見せる戸惑いにシエナは返答に窮しながらも、オリバーに手紙を渡す。
「ええ。
オリバー様がご覧になられたらお解りになるかと申されて」
(な、何故、アルバン侯爵家からの使者が俺に手紙を?
侯爵からか、もしくは嫡男であるクラウスか、それとも)
接点も無い侯爵家の面々であるが、次男のジェラルドでは無いだろう。
一度も面識を持たないジェラルドがまさか俺に手紙など。
もしくは……。
(エレーヌの社交界デビューが、絡んでの事ではあるまい。
最近、王妃の侍女として宮中に仕える様になった事が未婚の貴族の男達に知れ渡って注目を一時、持たれていたが。
王太子が執心と言う噂も同時に囁かれてエレーヌに手を出そうとする男は流石にいないと安堵していたら、第二王子ルーファンが)
あの男がエレーヌに……。
「オリバー様?」
「ああ、直ぐに返事を書いて渡すから、少し待ってくれないか」
手渡された手紙の封を切り、書かれている文面を見詰め、オリバーの目が一瞬、大きく見開く。
唇が震えて言葉にならない。
手に持つ手紙がぱらり、と床に落ちる。
手元から手紙が落ちた事すら気付かない。
普段、冷静沈着なオリバーとは思えない動揺が全身に駆け巡る。
(な、何故、あいつが。
ああ、紗雪、俺は……)
乱れた字で手紙を書く。
精神の混乱が指先を狂わせ、文字を上手く書く事が出来ない。
そんなオリバーの尋常では無い様子に、シエナの不安が募る。
(エレーヌ様も、オリバー様も一体何があったと言うの?
宮中に上がってからのエレーヌ様のご様子が余りにもおかしすぎる。
特にルーファン王子の私室から帰って来たエレーヌお嬢様は……)
「……、今からアルバン侯爵家に向かう。
エレーヌの事を頼む」
「オリバー様……」
青白い顔でシエナに言うオリバーに、シエナは、つい、オリバーの名を呼んでしまう。
シエナの自分を案じる声音に、オリバーはふっと息を吐く。
「そんな顔をするな、シエナ。
何事も無い。
……。
そう、何事も……」
最後の言葉が囁きに聞こえる。
普段のオリバーとは思えない口調に、益々、シエナの不安が強くなる。
(だ、旦那様に、奥様に直ぐにお伝えしなくては!)
迅速な行動に出るシエナはその時、全く気付かなかった。
深く意識を沈めているエレーヌが覚醒しようとしている事に。
前世の記憶に綻びが出ている事に。
誰一人、気付く者はいなかった……。
***
かつんかつん、と靴の音が床に響く。
アルバン侯爵家に到着したオリバーは、逸る気持ちを抑えながら手紙を送ってきた人物の元へと急ぐ。
はあはあと荒い息が口元から自然と漏れる。
手紙の内容に感情が乱され、息つく事さえ煩わしい。
(どうして、あいつがこの世界に転生している。
どうしてあいつが……)
双子の共鳴と言うのか?
どうして気付かなかった。
俺がこの世界に転生しているのなら、あいつも転生している事を!
(いつからだ!
いつ、あいつは気付いていた。
俺が颯斗だと!)
「ああ、紗雪。
俺はまた君を護る事が出来ないのか?」
バタンとドアを開く。
サロンに入って来たオリバーにふっと微笑う。
穏やかにゆったりと。
「いつから気付いていた……」
オリバーの唐突な問いにうっそりと微笑う。
「第一声がそれか。
久々の再会にその言葉は無いだろう?
颯斗」
額から汗が流れ落ちる。
互いの視線が交わる。
「……何故、気付かなかったのだ、俺は。
俺がこの世界に転生しているのなら、当然、お前も転生していると」
「……」
「いつからだ、泰斗!」
「……、久保紗雪がエレーヌ・グーベルト伯爵令嬢と知った時からでは、お前が望む回答では無いな」
衝撃的な告白にオリバーは唇が震えてしまう。
11年前から既に覚醒していた。
その事実にオリバーの動揺が強くなる。
「な、何を……」
「皮肉な話だな。
お前が久保紗雪の兄として転生して、まさか俺が……。
ふふふ、こんな喜劇はあるまい?颯斗」
乱される感情を鎮めるべく、オリバーはグッと拳を握る。
じっとりと冷たい汗が背中に滲む。
「……」
弟の、今までに無い表情に泰斗の笑みが深くなる。
「お前の、その絶望に満ちた表情をどんなに観たかったか。
長年の願いが叶って、俺の今の心境をお前は解るか?
ふふふふふ、あはははははっ」
静寂なサロンに泰斗の声が響く。
「泰斗……」
「気安く呼べないのでは無いのか?
オリバー・グーベルト。
この世界では俺の方が身分が上だ」
「……」
高笑いしていた泰斗がすっと目を細める。
口角を上げ冷ややかな視線をオリバーに向ける。
「ああ、紹介が遅くなったな。
今の俺の名は、ジェラルド・アルバン。
生前の久保紗雪が執心していた、あのゲームの」
(ああ、何故……)
名乗られるまでは信じたくは無かった。
手紙の署名で明かされたはいたが、それを真実だとは認めなくなかった。
「何故、俺を呼び寄せた?」
オリバーの問いに軽く柳眉を上げる。
「心外な事を聞くな?お前は。
お前が望んだのだろう?俺との再会を」
「……」
「お前が俺を望んだから、俺はお前の前に現れ名乗り上げた」
「泰斗」
「ああ、お前の望み通り久保紗雪を妻に迎えようか?
そうすればあの男から護る事が出来る。
第2王子ルーファン、いや、保科祥吾から」
全てを悟っての泰斗の発言に、オリバーは反論する事が出来ない。
「……」
「大切なんだろう?
妹が、いや、久保紗雪が。
生前のお前が生涯を掛けて愛したあの女が」
「……」
「ふふふ、俺はね。
大切な弟の願いを叶えたいんだ。
ふふふふふ」
「紗雪に近づくな……」
剣呑な目でオリバーが泰斗を、ジェラルドを射抜く。
怒りに満ちた鋭い視線を投げるオリバーに、颯斗はふっと口元を緩め、穏やかに告げる。
「それは無理な話だ、颯斗。
俺が仮にそう望んでも、俺と久保紗雪は出会う事になる。
それがこの世界の摂理だから」
泰斗の言葉にオリバーは呆然と立ち尽くす。
(さ、紗雪……)
逃れないのか、運命から。
俺も紗雪も、あの過去のしがらみを断ち切る事が出来ないのか。
「ああ、お前の望みを叶えてやる。
エレーヌ・グーベルト伯爵令嬢に婚約を前提として、社交界デビューでファーストダンスを申し込んでやるさ」
穏やかにゆったりと告げるジェラルドの言葉が、オリバーの心の奥底に深く沈んでいく。
深く深く心の中に刻む様に。
控えめにノックし、中に入ってくるシエナにオリバーは視線を注ぐ。
ベッドに横たわるエレーヌは未だに目覚める気配さえ、無い。
(最近、エレーヌの意識を失い、倒れる回数が増えている。
過去の記憶がエレーヌに影響を及ぼしての事だろうか。
……。
紗雪)
口元が微かに動く。
何か譫言を言っているが、確かな言葉として聞き取れない。
顔を歪ませ苦しんでいる様は見ていて痛々しい。
(何を夢見て、魘されている?
エレーヌ、いや、紗雪)
紗雪として覚醒しそうになっているのか?
それで魘されているのか)
「オリバー様」
「……、ああ、済まない、シエナ」
「……。
エレーヌお嬢様の事でお心を痛めているオリバー様に、今、この手紙をお渡しするのは心苦しいのですが、アルバン侯爵家の使者から言付かりまして」
「アルバン侯爵家から、か」
一瞬、言葉に詰まってしまう。
全く交流の無いアルバン侯爵家から何故使者が?と訝しげにシエナに問うてしまう。
冷静なオリバーが見せる戸惑いにシエナは返答に窮しながらも、オリバーに手紙を渡す。
「ええ。
オリバー様がご覧になられたらお解りになるかと申されて」
(な、何故、アルバン侯爵家からの使者が俺に手紙を?
侯爵からか、もしくは嫡男であるクラウスか、それとも)
接点も無い侯爵家の面々であるが、次男のジェラルドでは無いだろう。
一度も面識を持たないジェラルドがまさか俺に手紙など。
もしくは……。
(エレーヌの社交界デビューが、絡んでの事ではあるまい。
最近、王妃の侍女として宮中に仕える様になった事が未婚の貴族の男達に知れ渡って注目を一時、持たれていたが。
王太子が執心と言う噂も同時に囁かれてエレーヌに手を出そうとする男は流石にいないと安堵していたら、第二王子ルーファンが)
あの男がエレーヌに……。
「オリバー様?」
「ああ、直ぐに返事を書いて渡すから、少し待ってくれないか」
手渡された手紙の封を切り、書かれている文面を見詰め、オリバーの目が一瞬、大きく見開く。
唇が震えて言葉にならない。
手に持つ手紙がぱらり、と床に落ちる。
手元から手紙が落ちた事すら気付かない。
普段、冷静沈着なオリバーとは思えない動揺が全身に駆け巡る。
(な、何故、あいつが。
ああ、紗雪、俺は……)
乱れた字で手紙を書く。
精神の混乱が指先を狂わせ、文字を上手く書く事が出来ない。
そんなオリバーの尋常では無い様子に、シエナの不安が募る。
(エレーヌ様も、オリバー様も一体何があったと言うの?
宮中に上がってからのエレーヌ様のご様子が余りにもおかしすぎる。
特にルーファン王子の私室から帰って来たエレーヌお嬢様は……)
「……、今からアルバン侯爵家に向かう。
エレーヌの事を頼む」
「オリバー様……」
青白い顔でシエナに言うオリバーに、シエナは、つい、オリバーの名を呼んでしまう。
シエナの自分を案じる声音に、オリバーはふっと息を吐く。
「そんな顔をするな、シエナ。
何事も無い。
……。
そう、何事も……」
最後の言葉が囁きに聞こえる。
普段のオリバーとは思えない口調に、益々、シエナの不安が強くなる。
(だ、旦那様に、奥様に直ぐにお伝えしなくては!)
迅速な行動に出るシエナはその時、全く気付かなかった。
深く意識を沈めているエレーヌが覚醒しようとしている事に。
前世の記憶に綻びが出ている事に。
誰一人、気付く者はいなかった……。
***
かつんかつん、と靴の音が床に響く。
アルバン侯爵家に到着したオリバーは、逸る気持ちを抑えながら手紙を送ってきた人物の元へと急ぐ。
はあはあと荒い息が口元から自然と漏れる。
手紙の内容に感情が乱され、息つく事さえ煩わしい。
(どうして、あいつがこの世界に転生している。
どうしてあいつが……)
双子の共鳴と言うのか?
どうして気付かなかった。
俺がこの世界に転生しているのなら、あいつも転生している事を!
(いつからだ!
いつ、あいつは気付いていた。
俺が颯斗だと!)
「ああ、紗雪。
俺はまた君を護る事が出来ないのか?」
バタンとドアを開く。
サロンに入って来たオリバーにふっと微笑う。
穏やかにゆったりと。
「いつから気付いていた……」
オリバーの唐突な問いにうっそりと微笑う。
「第一声がそれか。
久々の再会にその言葉は無いだろう?
颯斗」
額から汗が流れ落ちる。
互いの視線が交わる。
「……何故、気付かなかったのだ、俺は。
俺がこの世界に転生しているのなら、当然、お前も転生していると」
「……」
「いつからだ、泰斗!」
「……、久保紗雪がエレーヌ・グーベルト伯爵令嬢と知った時からでは、お前が望む回答では無いな」
衝撃的な告白にオリバーは唇が震えてしまう。
11年前から既に覚醒していた。
その事実にオリバーの動揺が強くなる。
「な、何を……」
「皮肉な話だな。
お前が久保紗雪の兄として転生して、まさか俺が……。
ふふふ、こんな喜劇はあるまい?颯斗」
乱される感情を鎮めるべく、オリバーはグッと拳を握る。
じっとりと冷たい汗が背中に滲む。
「……」
弟の、今までに無い表情に泰斗の笑みが深くなる。
「お前の、その絶望に満ちた表情をどんなに観たかったか。
長年の願いが叶って、俺の今の心境をお前は解るか?
ふふふふふ、あはははははっ」
静寂なサロンに泰斗の声が響く。
「泰斗……」
「気安く呼べないのでは無いのか?
オリバー・グーベルト。
この世界では俺の方が身分が上だ」
「……」
高笑いしていた泰斗がすっと目を細める。
口角を上げ冷ややかな視線をオリバーに向ける。
「ああ、紹介が遅くなったな。
今の俺の名は、ジェラルド・アルバン。
生前の久保紗雪が執心していた、あのゲームの」
(ああ、何故……)
名乗られるまでは信じたくは無かった。
手紙の署名で明かされたはいたが、それを真実だとは認めなくなかった。
「何故、俺を呼び寄せた?」
オリバーの問いに軽く柳眉を上げる。
「心外な事を聞くな?お前は。
お前が望んだのだろう?俺との再会を」
「……」
「お前が俺を望んだから、俺はお前の前に現れ名乗り上げた」
「泰斗」
「ああ、お前の望み通り久保紗雪を妻に迎えようか?
そうすればあの男から護る事が出来る。
第2王子ルーファン、いや、保科祥吾から」
全てを悟っての泰斗の発言に、オリバーは反論する事が出来ない。
「……」
「大切なんだろう?
妹が、いや、久保紗雪が。
生前のお前が生涯を掛けて愛したあの女が」
「……」
「ふふふ、俺はね。
大切な弟の願いを叶えたいんだ。
ふふふふふ」
「紗雪に近づくな……」
剣呑な目でオリバーが泰斗を、ジェラルドを射抜く。
怒りに満ちた鋭い視線を投げるオリバーに、颯斗はふっと口元を緩め、穏やかに告げる。
「それは無理な話だ、颯斗。
俺が仮にそう望んでも、俺と久保紗雪は出会う事になる。
それがこの世界の摂理だから」
泰斗の言葉にオリバーは呆然と立ち尽くす。
(さ、紗雪……)
逃れないのか、運命から。
俺も紗雪も、あの過去のしがらみを断ち切る事が出来ないのか。
「ああ、お前の望みを叶えてやる。
エレーヌ・グーベルト伯爵令嬢に婚約を前提として、社交界デビューでファーストダンスを申し込んでやるさ」
穏やかにゆったりと告げるジェラルドの言葉が、オリバーの心の奥底に深く沈んでいく。
深く深く心の中に刻む様に。
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