75 / 92
○僕とおうちたんけん
◆69
しおりを挟む
『それでは、そろそろお部屋に戻りましょう』
「ふぇっ!?」
ぴょん太が無情にも言いました。
僕、まだお外堪能してないですよ?
お月さま達とお星さま達に感謝の気持ちしか伝えてないです。
お空しかちゃんと見てなかったので、お庭とか森とか全然見れてません。
僕はもっと森をよく見ようと、テラスの端っこまでタタタッと走りました。
『あっ! 駄目ですよ! 危ないです!』
むっ。
危なくないです。
僕は良い子なので、そういう事はちゃーんと分かっているのですよ!
えっへん!
ぴょん太の声を後ろに聞きながら、端っこまでたどり着きました!
僕の走るスピードは日々上がってますね!うむうむ。
重畳、重畳。
そのうち風になるかもしれません。
むっふー!
『ああっ! ドヤ顔も可愛らしいぃ……』
ぴょん太が何か言ってますが、お声が小さくて聞き取れません。
でも今はそんな事より、お外です、お外!
早く堪能しなくてはっ!
「ふぇぇっ!?」
な、なんて事でしょう……っ!
お外が見えませんっ!テラスの壁が邪魔をして、全く見えないのです……。
僕がもう少し大きかったら見えていたのに……。残念です……。
『しょんぼりしているユーリ様もお可愛いらしい……』
ぴょん太も僕と同じくらいだからお外は見えないのに、しょぼんの気持ちが分からないのですね……。
可愛い可愛いうさぎさんだからお外が好きだと思っていたのに、ぴょん太は違うのでしょうか?
それともうさぎさんだからぴょーんっ!と、こんな壁越えちゃうんでしょうか?
ぴょーん?ぴょーんっ!?
そうです、そうです!僕もぴょーんっ!てしたらいいのです!
華麗にジャンプして、お外を見たらいいのです!
うさぎさんのぴょん太程高く跳べないかもしれませんが、それでもお外は見えるはずです。
本当は、じーっとゆっくり堪能したいところですが、お時間が無いようなので仕方ありません。
さささっと確認したら、お部屋に戻りましょう。
ぴょーん!
ぴょーーん!
ぴょーーーん!!
なかなか高い壁ですね。
ぴょん太のジャンプには劣るかもしれませんが、それでも高いと定評のある僕のジョンプ力をもってしても、お外が全く見えません。
困りました……。
「ふぇっ!?」
ぴょん太が無情にも言いました。
僕、まだお外堪能してないですよ?
お月さま達とお星さま達に感謝の気持ちしか伝えてないです。
お空しかちゃんと見てなかったので、お庭とか森とか全然見れてません。
僕はもっと森をよく見ようと、テラスの端っこまでタタタッと走りました。
『あっ! 駄目ですよ! 危ないです!』
むっ。
危なくないです。
僕は良い子なので、そういう事はちゃーんと分かっているのですよ!
えっへん!
ぴょん太の声を後ろに聞きながら、端っこまでたどり着きました!
僕の走るスピードは日々上がってますね!うむうむ。
重畳、重畳。
そのうち風になるかもしれません。
むっふー!
『ああっ! ドヤ顔も可愛らしいぃ……』
ぴょん太が何か言ってますが、お声が小さくて聞き取れません。
でも今はそんな事より、お外です、お外!
早く堪能しなくてはっ!
「ふぇぇっ!?」
な、なんて事でしょう……っ!
お外が見えませんっ!テラスの壁が邪魔をして、全く見えないのです……。
僕がもう少し大きかったら見えていたのに……。残念です……。
『しょんぼりしているユーリ様もお可愛いらしい……』
ぴょん太も僕と同じくらいだからお外は見えないのに、しょぼんの気持ちが分からないのですね……。
可愛い可愛いうさぎさんだからお外が好きだと思っていたのに、ぴょん太は違うのでしょうか?
それともうさぎさんだからぴょーんっ!と、こんな壁越えちゃうんでしょうか?
ぴょーん?ぴょーんっ!?
そうです、そうです!僕もぴょーんっ!てしたらいいのです!
華麗にジャンプして、お外を見たらいいのです!
うさぎさんのぴょん太程高く跳べないかもしれませんが、それでもお外は見えるはずです。
本当は、じーっとゆっくり堪能したいところですが、お時間が無いようなので仕方ありません。
さささっと確認したら、お部屋に戻りましょう。
ぴょーん!
ぴょーーん!
ぴょーーーん!!
なかなか高い壁ですね。
ぴょん太のジャンプには劣るかもしれませんが、それでも高いと定評のある僕のジョンプ力をもってしても、お外が全く見えません。
困りました……。
57
お気に入りに追加
1,126
あなたにおすすめの小説
兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。
異世界でゆるゆる生活を満喫す
葉月ゆな
ファンタジー
辺境伯家の三男坊。数か月前の高熱で前世は日本人だったこと、社会人でブラック企業に勤めていたことを思い出す。どうして亡くなったのかは記憶にない。ただもう前世のように働いて働いて夢も希望もなかった日々は送らない。
もふもふと魔法の世界で楽しく生きる、この生活を絶対死守するのだと誓っている。
家族に助けられ、面倒ごとは優秀な他人に任せる主人公。でも頼られるといやとはいえない。
ざまぁや成り上がりはなく、思いつくままに好きに行動する日常生活ゆるゆるファンタジーライフのご都合主義です。
公爵家の次男は北の辺境に帰りたい
あおい林檎
BL
北の辺境騎士団で田舎暮らしをしていた公爵家次男のジェイデン・ロンデナートは15歳になったある日、王都にいる父親から帰還命令を受ける。
8歳で王都から追い出された薄幸の美少年が、ハイスペイケメンになって出戻って来る話です。
序盤はBL要素薄め。
【完】俺の嫁はどうも悪役令息にしては優し過ぎる。
福の島
BL
日本でのびのび大学生やってたはずの俺が、異世界に産まれて早16年、ついに婚約者(笑)が出来た。
そこそこ有名貴族の実家だからか、婚約者になりたいっていう輩は居たんだが…俺の意見的には絶対NO。
理由としては…まぁ前世の記憶を思い返しても女の人に良いイメージがねぇから。
だが人生そう甘くない、長男の為にも早く家を出て欲しい両親VS婚約者ヤダー俺の勝負は、俺がちゃんと学校に行って婚約者を探すことで落ち着いた。
なんかいい人居ねぇかなとか思ってたら婚約者に虐められちゃってる悪役令息がいるじゃんと…
俺はソイツを貰うことにした。
怠慢だけど実はハイスペックスパダリ×フハハハ系美人悪役令息
弱ざまぁ(?)
1万字短編完結済み
気づいたら周りの皆が僕を溺愛していた。
しののめ
BL
クーレル侯爵家に末っ子として生まれたノエルがなんだかんだあって、兄達や学園の友達etc…に溺愛される???
家庭環境複雑でハチャメチャな毎日に奮闘するノエル君の物語です。
若干過激な描写の際には※をつけさせて頂きます。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
私のバラ色ではない人生
野村にれ
恋愛
ララシャ・ロアンスラー公爵令嬢は、クロンデール王国の王太子殿下の婚約者だった。
だが、隣国であるピデム王国の第二王子に見初められて、婚約が解消になってしまった。
そして、後任にされたのが妹であるソアリス・ロアンスラーである。
ソアリスは王太子妃になりたくもなければ、王太子妃にも相応しくないと自負していた。
だが、ロアンスラー公爵家としても責任を取らなければならず、
既に高位貴族の令嬢たちは婚約者がいたり、結婚している。
ソアリスは不本意ながらも嫁ぐことになってしまう。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる