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○ 僕とぴょん太
◆ 21
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……ま。
……さま。
……う………さ……。
「うにゅにゅー……」
……し………あ…………ま。
うー。うるさいです。
僕はまだおねむの途中です。
邪魔するのはダメですー。寝るのですー。
うっ?
僕の体が揺れてるです?
でも、僕は眠いので寝るのです。
「あんみん……ぼうぎゃいは、月に、かわちぇ、おし……スヤー……」
……。
………。
…………。
「坊っちゃま、ユールリウス坊っちゃま。朝ですよ。起きましょうね」
「あいー……」
侍女のエリーナが僕のお布団をめくって、ゆっくりと起こします。
うー……。
ススススってお布団の中に潜ろうと思ってたのに、のけられちゃったらもぐれないぃー。
「エリーナ。あのね、夜にむにゃむにゃ僕にお話だれかしちゃの。
僕のおねむだれかじゃましゅるの。だから僕ねむねむよ。
もういっかいおねむー……」
「おねむは駄目ですよ坊っちゃま、起きましょうね。
はい。わーい! して下さいね」
「ううっ、僕ねむねむー……」
「はい、わーい!」
「ぶうぅー……」
「わーい! 出来る良い子には、ゴドフリーさん会心のうさぎさん林檎が朝食に出るそうですよ」
「っ!?」
うさぎさんっ!?
「うしゃぎしゃんっ! わーい!」
「はーい。うさぎさん林檎楽しみですねー。そのままお待ち下さいねー。
スポッとして、ササッとお着替えしますねー」
「あいー。
うっしゃぎしゃん、うしゃぎしゃん。ユーリがもーすこちで会いーに行くでちゅよー!
エリーナがしゅぽってしゃしゃってしーてくれうーでしゅかーら、あっまあっまおいちっく、待つでしゅよー」
僕はわーい!のままお着替え終わるまで大人しくまってます。
うさぎさんりんごー。嬉しい。
ぴょん太もお友達が見れて、嬉しいと思うはずです。
「う? エリーナ、ぴょん太どこでしゅ?」
いつも僕とお布団でおねむするぴょん太がいません。
「ピョンタですか? あれ、本当ですね、ピョンタいませんねー。
お着替え終わったら、お探ししますから、もう暫くそのままでお待ち下さいね」
むー。
仕方ないのです。
ぴょん太の事は心配ですが、まずはお着替え終わらないと探しにもいけないのです。
「エリーナ。わーい! もういいでしゅか?」
「はい。大丈夫ですよ。お疲れ様でした。次はお顔を洗いますね」
「う。ピョンタしゃがすやくしょくでしゅよ」
「そうですねー。でも、坊っちゃまのお顔が残念な感じですよ。いいのですか?」
ざ、ん、ね、んー!?
ふぉおー!?
僕のお顔残念なのですか!?
残念ってどんな感じなのですか!?
「エリーナ、エリーナ! 残念どんな感じでしゅか? 残念わわわーって感じなのでしゅか?」
「そうですねー。丸かじりしたくなる感じですかねー」
ま、丸かじり……!?
あわわっ!?
僕、食べられるの!?おいしくないよっ!
……さま。
……う………さ……。
「うにゅにゅー……」
……し………あ…………ま。
うー。うるさいです。
僕はまだおねむの途中です。
邪魔するのはダメですー。寝るのですー。
うっ?
僕の体が揺れてるです?
でも、僕は眠いので寝るのです。
「あんみん……ぼうぎゃいは、月に、かわちぇ、おし……スヤー……」
……。
………。
…………。
「坊っちゃま、ユールリウス坊っちゃま。朝ですよ。起きましょうね」
「あいー……」
侍女のエリーナが僕のお布団をめくって、ゆっくりと起こします。
うー……。
ススススってお布団の中に潜ろうと思ってたのに、のけられちゃったらもぐれないぃー。
「エリーナ。あのね、夜にむにゃむにゃ僕にお話だれかしちゃの。
僕のおねむだれかじゃましゅるの。だから僕ねむねむよ。
もういっかいおねむー……」
「おねむは駄目ですよ坊っちゃま、起きましょうね。
はい。わーい! して下さいね」
「ううっ、僕ねむねむー……」
「はい、わーい!」
「ぶうぅー……」
「わーい! 出来る良い子には、ゴドフリーさん会心のうさぎさん林檎が朝食に出るそうですよ」
「っ!?」
うさぎさんっ!?
「うしゃぎしゃんっ! わーい!」
「はーい。うさぎさん林檎楽しみですねー。そのままお待ち下さいねー。
スポッとして、ササッとお着替えしますねー」
「あいー。
うっしゃぎしゃん、うしゃぎしゃん。ユーリがもーすこちで会いーに行くでちゅよー!
エリーナがしゅぽってしゃしゃってしーてくれうーでしゅかーら、あっまあっまおいちっく、待つでしゅよー」
僕はわーい!のままお着替え終わるまで大人しくまってます。
うさぎさんりんごー。嬉しい。
ぴょん太もお友達が見れて、嬉しいと思うはずです。
「う? エリーナ、ぴょん太どこでしゅ?」
いつも僕とお布団でおねむするぴょん太がいません。
「ピョンタですか? あれ、本当ですね、ピョンタいませんねー。
お着替え終わったら、お探ししますから、もう暫くそのままでお待ち下さいね」
むー。
仕方ないのです。
ぴょん太の事は心配ですが、まずはお着替え終わらないと探しにもいけないのです。
「エリーナ。わーい! もういいでしゅか?」
「はい。大丈夫ですよ。お疲れ様でした。次はお顔を洗いますね」
「う。ピョンタしゃがすやくしょくでしゅよ」
「そうですねー。でも、坊っちゃまのお顔が残念な感じですよ。いいのですか?」
ざ、ん、ね、んー!?
ふぉおー!?
僕のお顔残念なのですか!?
残念ってどんな感じなのですか!?
「エリーナ、エリーナ! 残念どんな感じでしゅか? 残念わわわーって感じなのでしゅか?」
「そうですねー。丸かじりしたくなる感じですかねー」
ま、丸かじり……!?
あわわっ!?
僕、食べられるの!?おいしくないよっ!
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