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第五十八話 「未来へLet's go!」
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私は、ジュンブライトに連れられて、満月荘に行った。
「真莉亜ちゃん、大丈夫?」
はい。大丈夫です。
「そう。よかった。」
ウルフ一郎さんが、優しくほほえんだ。
「ところでどーするんだい、これから。道華を連れ戻すのか?」
「連れ戻すっていっても、道華が今いるのは、未来のヴァンパイア界だし・・・・・・。」
「無理じゃない?」
無理じゃありません!
道華を取り戻すんです、なんとしても!
「真莉亜・・・・・・。」
「引き出しの中に、タイムマシーンが停めてあるんじゃないですか?」
「ドラえもんかっ。」
「どうした?みんな集まって。」
その声は・・・・・・。
「アンクさん!」
「てか、勝手に入って来ないでよ。」
「ごめんごめん。」
あ!アンクさんに頼めばいいんじゃない?
「それ、いいわね!」
「?」
アンクさんは、首をかしげてる。
私はアンクさんに、道華のことを全部話した。
「なるほどぉ。そんなことがあったのかぁ。」
アンクさん、なにかしてくれます?
「そういやぁ、道華のタイムマシーンがあったなぁ。」
「その手があったね!」
「それは無理じゃ。」
「えっ!?」
「なんでですか!?」
「あれは一人乗りじゃから、13人も乗れん。」
そうですか・・・・・・。
「じゃあ、引き出しの中に・・・・・・。」
「ないわっ。」
テレサさんが、ギロさんの頭を、ハリセンでたたいた。
「じゃあ、押し入れの中に・・・・・・。」
ウルフ一郎さんが、押し入れの扉を開けた。
「お前ら!ドラえもんネタに、ハマりすぎなんだよっ!」
「あ、行けるぞ。」
へっ?どこに?
「未来に決まっとるじゃろ、未来に。」
えっ!?本当ですか!?
「あぁ。」
やったぁ~!
「真莉亜、よかったなっ。」
うん!
「アンクさん、早く未来に行ける、発明品を見せてくださいっ!」
「はいはい。わかったよ。」
アンクさんは、懐から、なにかを取り出した。
「テッテテ~ン。タイムリングぅ~。」
あ!それ、覚えてる!
確か、去年、過去に行くために、リリアさんが持って来たんだよね。
あれ、すっごく覚えてるぅ~!
それで、レオン様にも会えたんだよねっ。
「お前、よく覚えてるなぁ。」
えへへへへ。
ていうか、これ、アンクさんの発明品だったんだぁ。
「この発明品は、好きなように過去と未来に行けるんじゃ。」
「へー。」
「便利だなぁ。」
私達はもう、リングをはめている。
「真莉亜ちゃん、道華ちゃんがいる時代は、何年後か、知ってる?」
え―っと、確かぁ、14年後だと思います。
「それじゃあ、みんな、14年後と、セットしてくれ。」
えっと、14っと。
「セットしましたよ、アンクさん。」
「みんな、準備はよろしいかの。」
「はい!」 「えぇ!」 「おう!」 「うん!」
私達は、いっせいにうなずいた。
「じゃあ、またあとでな!」
アンクさん、さようなら!
私達がピッとボタンを押すと、シュッと消えた。
道華、待っててね!
必ず、助けに行くから!
「真莉亜ちゃん、大丈夫?」
はい。大丈夫です。
「そう。よかった。」
ウルフ一郎さんが、優しくほほえんだ。
「ところでどーするんだい、これから。道華を連れ戻すのか?」
「連れ戻すっていっても、道華が今いるのは、未来のヴァンパイア界だし・・・・・・。」
「無理じゃない?」
無理じゃありません!
道華を取り戻すんです、なんとしても!
「真莉亜・・・・・・。」
「引き出しの中に、タイムマシーンが停めてあるんじゃないですか?」
「ドラえもんかっ。」
「どうした?みんな集まって。」
その声は・・・・・・。
「アンクさん!」
「てか、勝手に入って来ないでよ。」
「ごめんごめん。」
あ!アンクさんに頼めばいいんじゃない?
「それ、いいわね!」
「?」
アンクさんは、首をかしげてる。
私はアンクさんに、道華のことを全部話した。
「なるほどぉ。そんなことがあったのかぁ。」
アンクさん、なにかしてくれます?
「そういやぁ、道華のタイムマシーンがあったなぁ。」
「その手があったね!」
「それは無理じゃ。」
「えっ!?」
「なんでですか!?」
「あれは一人乗りじゃから、13人も乗れん。」
そうですか・・・・・・。
「じゃあ、引き出しの中に・・・・・・。」
「ないわっ。」
テレサさんが、ギロさんの頭を、ハリセンでたたいた。
「じゃあ、押し入れの中に・・・・・・。」
ウルフ一郎さんが、押し入れの扉を開けた。
「お前ら!ドラえもんネタに、ハマりすぎなんだよっ!」
「あ、行けるぞ。」
へっ?どこに?
「未来に決まっとるじゃろ、未来に。」
えっ!?本当ですか!?
「あぁ。」
やったぁ~!
「真莉亜、よかったなっ。」
うん!
「アンクさん、早く未来に行ける、発明品を見せてくださいっ!」
「はいはい。わかったよ。」
アンクさんは、懐から、なにかを取り出した。
「テッテテ~ン。タイムリングぅ~。」
あ!それ、覚えてる!
確か、去年、過去に行くために、リリアさんが持って来たんだよね。
あれ、すっごく覚えてるぅ~!
それで、レオン様にも会えたんだよねっ。
「お前、よく覚えてるなぁ。」
えへへへへ。
ていうか、これ、アンクさんの発明品だったんだぁ。
「この発明品は、好きなように過去と未来に行けるんじゃ。」
「へー。」
「便利だなぁ。」
私達はもう、リングをはめている。
「真莉亜ちゃん、道華ちゃんがいる時代は、何年後か、知ってる?」
え―っと、確かぁ、14年後だと思います。
「それじゃあ、みんな、14年後と、セットしてくれ。」
えっと、14っと。
「セットしましたよ、アンクさん。」
「みんな、準備はよろしいかの。」
「はい!」 「えぇ!」 「おう!」 「うん!」
私達は、いっせいにうなずいた。
「じゃあ、またあとでな!」
アンクさん、さようなら!
私達がピッとボタンを押すと、シュッと消えた。
道華、待っててね!
必ず、助けに行くから!
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