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第三十一話 「転校生は、人気まんが家!」

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よし!あと3枚!
 
「あら。道華ちゃん、ねむってしまったわね。」
 
つかれたのかな?
私は道華をだっこして、ベッドにねかした。
かわいい寝顔。
 
「きぃ―!わたくしと潤様専用のベッドを横取りしてぇ!」
 
「お前、いやらしいこと、考えてるな。」
 
 

 
 
「終わったぁ~!」
 
ジュンブライトが、背伸びをした。
 
「二人とも、ありがとうございます。わたくしのためにしてくださって。これで明日、口の態度がよくない女を、ギャフンと言わせてやりますわ!オーッホッホッホッホ!」
 
うるさい・・・・・・。
 
 

 
 
ジュンブライトは、道華をおんぶしながら、歩いた。
 
「こーやって並んで歩いてると、親子みてぇだな。」
 
そうだね。
すっかり、夕方になったね。
 
「家まで送ってやるから。」
 
ありがとう。
 
 

 
 
次の日。あの北山さんがやって来て、ネームを渡して、破ったことをゆるしてもらったんだ。
これで、一件落着です。
 
「いやあ、ありがとうございますぅ。」
 
「怒らないの?」
 
「あたり前でしょう!僕はあなたに尊敬しましたから!」
 
「はぁ?」
 
い、意外な展開が出た。
 
「次のマンガ、君をモデルにした、マンガを描こっかなぁ?」
 
いいですね、それ!
 
「なんであなたが賛成するのよ。」
 
「ラブコメディがいいなぁ。あと、舞台はお嬢様学校・・・・・・。」
 
ツルッ。
あ。
健司くんはバナナの皮にすべって、顔面が床に当たった。
当たった瞬間、めがねが落ちた。
 
「いっつぅ~。」
 
比奈多さんは、めがねを拾い上げた。
 
「はい、めがね・・・・・・。」
 
顔を上げるとまぁきれい!
健司くん、めがねを外すと、イケメンなんだぁ。
それを見て、比奈多さんは、顔を赤くして、かたまっている。
まさか、まさか・・・・・・。
 
「ありがとう。」
 
めがねをかけると、いつも通りの健司くんに戻った。
 
「し・・・・・・失礼します!」
 
比奈多さん!どこに行くんですか!
急に廊下を走り出して・・・・・・一体、なにがあったんだろ。
 
(わたくしの好きな人は潤様、わたくしの好きな人は潤様、わたくしの好きな人は、潤様ですわ―っ!)
 
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