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第十一話 「アキちゃんとソラちゃんのお姫様ごっこ?」
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私達は、お料理をアキちゃんとソラちゃんがいる、部屋まで運んだ。
「アキ、ソラ~。料理を持って来たわよぉ。」
「いいにおいがするなぁ。」
「ところで、魚の丸焼き、つくってきたんでしょーね!?」
「ぎくぅ!」
読者のみなさんだけに教えます!
魚の丸焼きにする魚は、クリスさんが食べてしまったんです!
そのため、魚の丸焼きは、ねずみの丸焼きに変更。
読者のみなさん、アキちゃんには、言わないでくださいね。
言ったら、みなさん、死刑になりますよぉ。
「早く食いてぇ~!」
あー!ジュンブライト、それを開けたらだめぇ!
「なんでだよ。」
い、いや、なんでもないよ。
「ジュンブライト様~♡あたしがつくった、手づくりナポリタン、食べてください♡」
クリスさんが、丸いふたをぱかっと取ると、ジュンブライトが、目を輝かせた。
「うおおおおおお!でっけぇ~ナポリタンだなぁ!では、いただきま~す!」
ジュンブライトは、一気に巨大なナポリタンを、口の中に運んだ。
ジュンブライトの口の中は、巨大ナポリタンでいっぱいになっている。
ジュンブライトは、ごくんと、ナポリタンを胃の中に持っていった。
「うんめぇ~!ほかのもん、食ーべよっ。」
「ジュンブライト。アキちゃんとソラちゃんの分、ちゃんととっておくのよ。」
「へーいへい。わかりましたよぉ。なぁ、この料理、食っていいか?」
「あー!それは・・・・・・。」
「なんだ。まずいもんなのか?」
ジュンブライト!それを開けたら、だめ―っ!
ぱかっ。
「あ・・・・・・。」
開けちゃった・・・・・・。
「なんじゃこりゃ。」
ジュンブライトが、目をまるくしながら、驚いている。
「ねずみだニャー!」
ソラちゃんが、ねずみの丸焼きに飛びついて、ねずみをおいしそうに食べた。
「ソラ!なに食べてんの!」
アキちゃんに怒鳴られ、ソラちゃんはねずみの丸焼きを食べるのをやめた。
そして、アキちゃんが怒った顔で、びしっと、ねずみの丸焼きの方を指さした。
「ちょっと!これ、どーゆーつもり!?」
「そ・・・・・・それは・・・・・・。」
「ごめん!アキ!お姉ちゃん悪いの!」
クリスさん・・・・・・。
「あたしが悪いの。魚の丸焼きの魚と思わないで、食べたから・・・・・・ほんっとに、ごめん!」
クリスさんが、必死にアキちゃんに謝った。
「そーゆーことだったのね。」
アキちゃん、ゆるしてくれるんだねっ!
「いーや、ゆるさない!道華!マドレーヌ!お姉ちゃんを、牢獄に入れて・・・・・・。」
「ふぁ~。」
ソラちゃんが、あくびをした。
「ねむたいの?」
かけよった紅葉が、声をかけると、ソラちゃんは目をこすりながら、うんっとうなずいた。
「もう、つかれたぁ~。アキちゃん、お姫様ごっこ、やめよう。」
「なに言ってんのよ・・・・・・ふぁ~。」
今度はアキちゃんが、あくびをした。
二人とも、つかれたんだね。
☆
町も元に戻り、満月荘も、元に戻った。
私達が、アキちゃんとソラちゃんをねかせたあと、また、滑舌が悪い社長さんが現れた。
「これ、返品だよ。」
ジュンブライトは、アキちゃんとソラちゃんが着ていたドレスを社長さんに渡した。
「へ・・・・・・へ・・・・・・へ・・・・・・返・・・・・・返品って、こ・・・・・・こ・・・・・・こ・・・・・・これ、商・・・・・・商品じゃないんですけど・・・・・・。」
かんでるよぉ。
「返品は返品だ。商品じゃなくても、返品だ。」
「は・・・・・・はい。」
社長さんは、黒い翼を広げて、遠くへ飛んで行っちゃった。
「アキ、ソラ~。料理を持って来たわよぉ。」
「いいにおいがするなぁ。」
「ところで、魚の丸焼き、つくってきたんでしょーね!?」
「ぎくぅ!」
読者のみなさんだけに教えます!
魚の丸焼きにする魚は、クリスさんが食べてしまったんです!
そのため、魚の丸焼きは、ねずみの丸焼きに変更。
読者のみなさん、アキちゃんには、言わないでくださいね。
言ったら、みなさん、死刑になりますよぉ。
「早く食いてぇ~!」
あー!ジュンブライト、それを開けたらだめぇ!
「なんでだよ。」
い、いや、なんでもないよ。
「ジュンブライト様~♡あたしがつくった、手づくりナポリタン、食べてください♡」
クリスさんが、丸いふたをぱかっと取ると、ジュンブライトが、目を輝かせた。
「うおおおおおお!でっけぇ~ナポリタンだなぁ!では、いただきま~す!」
ジュンブライトは、一気に巨大なナポリタンを、口の中に運んだ。
ジュンブライトの口の中は、巨大ナポリタンでいっぱいになっている。
ジュンブライトは、ごくんと、ナポリタンを胃の中に持っていった。
「うんめぇ~!ほかのもん、食ーべよっ。」
「ジュンブライト。アキちゃんとソラちゃんの分、ちゃんととっておくのよ。」
「へーいへい。わかりましたよぉ。なぁ、この料理、食っていいか?」
「あー!それは・・・・・・。」
「なんだ。まずいもんなのか?」
ジュンブライト!それを開けたら、だめ―っ!
ぱかっ。
「あ・・・・・・。」
開けちゃった・・・・・・。
「なんじゃこりゃ。」
ジュンブライトが、目をまるくしながら、驚いている。
「ねずみだニャー!」
ソラちゃんが、ねずみの丸焼きに飛びついて、ねずみをおいしそうに食べた。
「ソラ!なに食べてんの!」
アキちゃんに怒鳴られ、ソラちゃんはねずみの丸焼きを食べるのをやめた。
そして、アキちゃんが怒った顔で、びしっと、ねずみの丸焼きの方を指さした。
「ちょっと!これ、どーゆーつもり!?」
「そ・・・・・・それは・・・・・・。」
「ごめん!アキ!お姉ちゃん悪いの!」
クリスさん・・・・・・。
「あたしが悪いの。魚の丸焼きの魚と思わないで、食べたから・・・・・・ほんっとに、ごめん!」
クリスさんが、必死にアキちゃんに謝った。
「そーゆーことだったのね。」
アキちゃん、ゆるしてくれるんだねっ!
「いーや、ゆるさない!道華!マドレーヌ!お姉ちゃんを、牢獄に入れて・・・・・・。」
「ふぁ~。」
ソラちゃんが、あくびをした。
「ねむたいの?」
かけよった紅葉が、声をかけると、ソラちゃんは目をこすりながら、うんっとうなずいた。
「もう、つかれたぁ~。アキちゃん、お姫様ごっこ、やめよう。」
「なに言ってんのよ・・・・・・ふぁ~。」
今度はアキちゃんが、あくびをした。
二人とも、つかれたんだね。
☆
町も元に戻り、満月荘も、元に戻った。
私達が、アキちゃんとソラちゃんをねかせたあと、また、滑舌が悪い社長さんが現れた。
「これ、返品だよ。」
ジュンブライトは、アキちゃんとソラちゃんが着ていたドレスを社長さんに渡した。
「へ・・・・・・へ・・・・・・へ・・・・・・返・・・・・・返品って、こ・・・・・・こ・・・・・・こ・・・・・・これ、商・・・・・・商品じゃないんですけど・・・・・・。」
かんでるよぉ。
「返品は返品だ。商品じゃなくても、返品だ。」
「は・・・・・・はい。」
社長さんは、黒い翼を広げて、遠くへ飛んで行っちゃった。
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