上 下
3 / 185

第二話 「未来からやって来た少女」

しおりを挟む
みなさん、こんにちは。春間真莉亜です。

「真莉亜~、遅刻するよぉ~。」

あ、はーい。

「真莉亜。」

後ろから声が聞こえた。
振り返ると、そこには私の彼氏、ジュンブライトがいた。

「いってきます。」

「いってらっしゃい。」

そして、私達は唇を近づけて・・・・・・。
チュ・・・・・・。
キスをした。

「・・・・・・勉強、がんばるんだぞ。」

うん。

「がんばったら、ごほうびにキスするぞ。」

うん!じゃあねっ。
私はジュンブライトに手を振りながら、部屋を出た。




デヒヒヒヒ♡

「真莉亜、昨日からジュンブライトとキスしてばっかじゃない。」

「いいなぁ~。」

デヒヒヒヒ♡だってぇ、つきあい始めてからぁ、キスし放題になったんだも~ん♡

「両親に報告したの?」

もっちろん!したよ。お父さん、すっごく驚いていたよ。お母さんは号泣していたけどね。琉理にも話したよ。そうしたら、「あーしたり、こーしたりしたの?」って、聞かれたけど。

「本当にしたの?」

「あーしたり、こーしたり。」

してません!

「真莉亜と潤くん、つきあったんだ。」

冬香!

「あーしたりこーしたりしたんだって。」

「えぇ!?うそ!早すぎるよぉ、真莉亜。」

してないってば!

「真莉亜様、本当に潤様とつき合ったんですか?」

その声は・・・・・・。

「比奈多さん!」

とても残念そうな顔をしてるね。
ごめんね、つきあっちゃって。

「真莉亜様。UFОは存在すると思いますか!?」

なぎささんが、真面目な顔で、私に話しかけた。

「実はわたくし達、UFОを見たんです!」

え~!?

「それ、うそでしょ?」

「UFОは存在しないわ。カップ麺のUFОなら、存在するけど。」

二人とも、UFОを信じないタイプなんだ。

「本当に見たんです!学校に行く途中、空に未確認飛行物体を見ましたの!」

「その未確認飛行物体が、スッと消えたり、パッと現れたりしたんです!」

「その未確認飛行物体が、UFОだったんです!」

「真莉亜、他のところに行こっ。」

「私、図書室に行きたくなったわ。」

「うん。」

「人の話を聞け―っ!」


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

処理中です...