120 / 170
第1章
第四十五話 「ロゼッタさんがゆく!彼氏づくりの旅!〜人気アイドル編!〜」
しおりを挟む
そして当日。
早く来ないかな、シュンくん♡
「ロゼッタちゃーん!」
あ、その声は!
「シューンく~ん♡」
「しっ!ここでは言ったらだめ!言ったら騒ぎになるから。」
けどさ。
「なに?」
もう、かこまれてるわよ?
「なにー!?」
「シュンって、あの櫻井シュン!?」
「そうよ!まちがいないわ!」
「キャーッ♡シュンく~ん♡」
「写真、撮ってー♡」
「愛してます~♡」
あーあ。私のせいで、女子軍団が、黄色い声を出したり、ケータイで撮ったりしている。
「マズイ!逃げよっ。」
えっ、あ、ちょっ。
「あ、逃げてくわ!」
「まって、シュンく~ん♡」
「その女の人、誰~?」
どんどん、追って来るよぉ!
「電車に乗りこもう!」
私達は手を繋いだまま、電車に乗りこんだ。
はぁ、はぁ、はぁ。
もう、死ぬかと思ったぁ~。
「大丈夫?」
うん。大丈夫。
と、その時。大きい揺れが走った。
「キャッ!」
……えっ?シュンくんの顔、近い……。
えっ!?かかかかかか壁ドン!?
ひゃーっ!ここで壁ドンだなんて、思ってもいなかった♡
「大丈夫?」
あ、はいっ。大丈夫です!
「よかったぁ~。それより、びっくりしたね、さっきの揺れ。」
はい。
その時、アナウンスが鳴った。
「『まもなくぅ、新宿~、新宿~。』」
「そろそろ、降りよっか。」
ええ。
☆
「さーて、新宿で、なにしよっか!」
グゥ~。
お腹空いたから、なにか食べよっ。
「そうだね。じゃあ、僕イチオシのお店を紹介するねっ。」
そして、15分後。
「さ、着いたよ!」
ん?カレー屋さん?
「あぁ。僕行きつけのカレー屋さん。ていうか、僕の実家なんだ。」
えっ!?シュンくんの実家!?
「あぁ。君を連れて来たら、親父達、なんて言うんだろーね。」
そ、そりゃあ、「彼女!?」って言うに、決まってんじゃなーい♡
「じゃあ、入るよ。」
ガラッ。
「親父、おふくろ、きらら、ただいま。」
「お兄ちゃん!お帰り!」
学生服を着た女の子が、シュンくんにだきついてきた。
「ただいま、きらら。」
この子、シュンくんの妹!?ムチャクチャそっくり!
「ん!?その女の人、まさか……。」
さぁシュンくん、なんて答えるか……。
「ち、ちがうよ!彼女じゃないよ!」
シュンくん、顔真っ赤っか。かわいい♡
でも、彼女じゃないって言われたの、ショックだったな……。
「さぁ、暑かったろう。カレーでも食べてくれ。」
あ、はい!
私達は、テーブルに行き、メニューを見た。
「さあ、なんにする?」
「えっとぉ、コロッケカレー。シュンくんは?」
「僕はカツカレー。とびっきり辛いの!」
えっ!?食べきれるの!?
「うん!だって、いつもここに来る時、食べるからねっ。」
な、なんて最強なカレー屋の息子……。
「はい、おまたせしました。カツカレーの大辛と、コロッケカレーですねぇ。」
うわぁ~。おいしそ~う。
って、シュンくん!?福神漬け、そんなにたくさん、入れていいの!?
「あぁ。だって僕、カレーが大好きなんでねぇ。アハハハハ!」
ど、どんだけバカなの。
「いっただっきま~す!」
シュンくんは、福神漬けでいっぱいになったカレーを、大きな口に入れた。
「う……うん、おいしい。」
辛いんだよね。わかるよ、その気持ち。うん。
シュンくんは、あの医者より、天然なキャラです。
ん~!このカレー、おいし~い!
「でしょ?」
うん!
何回も行きたいわ、ここ!
「アハハハハ。だったら無料券、あげるよ。」
えっ!?いいの!?
「あぁ。仲良くなった記念にね。はいっ。」
うわぁ~。ありがと~う。
「どういたしまして。」
シュンくんの笑顔、超~かっこいい~♡
「あ、ところでさ。」
ん?どうしたの?
「……来週、ライブが終わったら、また一緒に出かけるけど……。」
どうかしたの?
「……友達、連れて来ていい?」
友達!?
ひょっとして、男の芸能人の方かな!?
福山雅治とか、大野くんとか、近藤真彦とか!
はぁ、だったら会いたい!サイン、欲し~い♡
「いいよ~♡連れて来ていいよ~ん♡」
「ア……アハッ、ありがと。その友達、すっごく優しいし、信頼できる人なんだよぉ。」
へぇー。
来週が楽しみだな☆
☆
よし!来週まで、告白の練習をするぞ!
んんー、シュンくん♡私と付き合って♡
ふっ、もちろん喜んで。
キャーッ♡もう、来週が待ちきれな~い♡
もしOKで、上手くいけば……。
「『アハハハハ!Nめ、見たか!これが、私らの愛だよ!』」
「『ちくしょ~!ロゼッタのヤローめ!うらやましいぜっ!』」
グフフフフ、グハハハハ!
あらやだ。私、下品な笑い方をして。
必ず、Nよりすんげぇーしあわせを取ってやる!
あらやだ。私、男みたいな言葉を使って。
まぁ、あの人も使ってるけどね。
よーし!来週、シュンくんに想いを届けるぞぉ~!
☆
早く来ないかな、シュンくん♡
「ロゼッタちゃーん!」
あ、その声は!
「シューンく~ん♡」
「しっ!ここでは言ったらだめ!言ったら騒ぎになるから。」
けどさ。
「なに?」
もう、かこまれてるわよ?
「なにー!?」
「シュンって、あの櫻井シュン!?」
「そうよ!まちがいないわ!」
「キャーッ♡シュンく~ん♡」
「写真、撮ってー♡」
「愛してます~♡」
あーあ。私のせいで、女子軍団が、黄色い声を出したり、ケータイで撮ったりしている。
「マズイ!逃げよっ。」
えっ、あ、ちょっ。
「あ、逃げてくわ!」
「まって、シュンく~ん♡」
「その女の人、誰~?」
どんどん、追って来るよぉ!
「電車に乗りこもう!」
私達は手を繋いだまま、電車に乗りこんだ。
はぁ、はぁ、はぁ。
もう、死ぬかと思ったぁ~。
「大丈夫?」
うん。大丈夫。
と、その時。大きい揺れが走った。
「キャッ!」
……えっ?シュンくんの顔、近い……。
えっ!?かかかかかか壁ドン!?
ひゃーっ!ここで壁ドンだなんて、思ってもいなかった♡
「大丈夫?」
あ、はいっ。大丈夫です!
「よかったぁ~。それより、びっくりしたね、さっきの揺れ。」
はい。
その時、アナウンスが鳴った。
「『まもなくぅ、新宿~、新宿~。』」
「そろそろ、降りよっか。」
ええ。
☆
「さーて、新宿で、なにしよっか!」
グゥ~。
お腹空いたから、なにか食べよっ。
「そうだね。じゃあ、僕イチオシのお店を紹介するねっ。」
そして、15分後。
「さ、着いたよ!」
ん?カレー屋さん?
「あぁ。僕行きつけのカレー屋さん。ていうか、僕の実家なんだ。」
えっ!?シュンくんの実家!?
「あぁ。君を連れて来たら、親父達、なんて言うんだろーね。」
そ、そりゃあ、「彼女!?」って言うに、決まってんじゃなーい♡
「じゃあ、入るよ。」
ガラッ。
「親父、おふくろ、きらら、ただいま。」
「お兄ちゃん!お帰り!」
学生服を着た女の子が、シュンくんにだきついてきた。
「ただいま、きらら。」
この子、シュンくんの妹!?ムチャクチャそっくり!
「ん!?その女の人、まさか……。」
さぁシュンくん、なんて答えるか……。
「ち、ちがうよ!彼女じゃないよ!」
シュンくん、顔真っ赤っか。かわいい♡
でも、彼女じゃないって言われたの、ショックだったな……。
「さぁ、暑かったろう。カレーでも食べてくれ。」
あ、はい!
私達は、テーブルに行き、メニューを見た。
「さあ、なんにする?」
「えっとぉ、コロッケカレー。シュンくんは?」
「僕はカツカレー。とびっきり辛いの!」
えっ!?食べきれるの!?
「うん!だって、いつもここに来る時、食べるからねっ。」
な、なんて最強なカレー屋の息子……。
「はい、おまたせしました。カツカレーの大辛と、コロッケカレーですねぇ。」
うわぁ~。おいしそ~う。
って、シュンくん!?福神漬け、そんなにたくさん、入れていいの!?
「あぁ。だって僕、カレーが大好きなんでねぇ。アハハハハ!」
ど、どんだけバカなの。
「いっただっきま~す!」
シュンくんは、福神漬けでいっぱいになったカレーを、大きな口に入れた。
「う……うん、おいしい。」
辛いんだよね。わかるよ、その気持ち。うん。
シュンくんは、あの医者より、天然なキャラです。
ん~!このカレー、おいし~い!
「でしょ?」
うん!
何回も行きたいわ、ここ!
「アハハハハ。だったら無料券、あげるよ。」
えっ!?いいの!?
「あぁ。仲良くなった記念にね。はいっ。」
うわぁ~。ありがと~う。
「どういたしまして。」
シュンくんの笑顔、超~かっこいい~♡
「あ、ところでさ。」
ん?どうしたの?
「……来週、ライブが終わったら、また一緒に出かけるけど……。」
どうかしたの?
「……友達、連れて来ていい?」
友達!?
ひょっとして、男の芸能人の方かな!?
福山雅治とか、大野くんとか、近藤真彦とか!
はぁ、だったら会いたい!サイン、欲し~い♡
「いいよ~♡連れて来ていいよ~ん♡」
「ア……アハッ、ありがと。その友達、すっごく優しいし、信頼できる人なんだよぉ。」
へぇー。
来週が楽しみだな☆
☆
よし!来週まで、告白の練習をするぞ!
んんー、シュンくん♡私と付き合って♡
ふっ、もちろん喜んで。
キャーッ♡もう、来週が待ちきれな~い♡
もしOKで、上手くいけば……。
「『アハハハハ!Nめ、見たか!これが、私らの愛だよ!』」
「『ちくしょ~!ロゼッタのヤローめ!うらやましいぜっ!』」
グフフフフ、グハハハハ!
あらやだ。私、下品な笑い方をして。
必ず、Nよりすんげぇーしあわせを取ってやる!
あらやだ。私、男みたいな言葉を使って。
まぁ、あの人も使ってるけどね。
よーし!来週、シュンくんに想いを届けるぞぉ~!
☆
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる