27 / 170
第1章
第十話 「ジュンブライトの父親になるための猛特訓!」
しおりを挟む
ジュンブライト、がんばってるかな?
私、ジュンブライトの大好きなどら焼きを持って来ちゃった。
って、ドラえもんかっ。
トントン。
「ジュンブライト、入るね。」
私はドアをガチャッと開けた。
な……なにこれぇ~!
「ん?どうした、真莉亜。」
全然、勉強、してないじゃなーい!
お菓子の袋が床全体に散らかって!
「お腹が空いたんだ。休憩ってやつだ。」
なにが休憩よ!なにが真面目ちゃんになるよ!
ゴミはちゃんと、ゴミ箱に入れる!わかった?
「イェーイ!全クリだぜぇ~!」
って、ゲームしてるし!
私はゲームを取り上げた。
「あっ、なにすんだよぉ!」
「ちゃんとするならちゃんとする。しないならしない。わかった?」
「……はーい。」
よし、いい返事。
☆
「ごちそうさんっ!」
ジュンブライトはまた、ご飯を残して、部屋に行っちゃった。
「王子、ちゃんとしてるんですかねぇ。」
「ジュンブライトお兄様が勉強しているところ、見てみたいですぅ~!」
そうだね。
「先輩、インターネットで調べてましたよ。」
えっ!?まさか、子育てに関するやつ!?
「いや、『最遊記』について。」
がくー!
「あー!先輩にないしょにしろよっと言われたんだったぁ~!」
「ギロ、うっさい。」
もう!あの人ったら!
☆
「ガハハハハハ~!ウケるぅ~!」
ガチャッ!
「ジュンブライト!」
「ひぃ!なんなんだ!」
私は、ジュンブライトのところへ行き……。
バシッ!
ビンタした。
ジュンブライトのほっぺには、私の赤い手形が残っている。
「な……なにすんだよぉ!」
ジュンブライトが怒り出した。
少し、半泣き状態だけど。
「ねぇ、ちゃんとするって言ったよね。それなのになぜ、真面目にやらないの!」
「そ、それはぁ、休憩ってやつ……。」
「休憩もクソもないっ!サボリじゃん、サボリ!私、信じてたのに……。ジュンブライトがちゃんと、父親になるための勉強をしている姿を見て、すごいなぁ~と思ってたのに……。だまされたよ。もう、あなたの前には現れない!」
私はとっさに部屋を出た。
「ちょっ、真莉亜!まて!」
「どうしたんですか?先輩。」
「……俺、結婚して、初めて真莉亜を怒らせた……。」
☆
私は、ライト・ホームでしくしく泣いていた。
ゔ、ゔ、ゔぅ……。
「大丈夫よ、真莉亜ちゃん。」
「だ、だって、私、信じていたのに、ジュンブライトったら、全然、やる気がない。」
「あたり前だ。あいつ、ガキのころからいっつもそうだから。」
「そうだそうだ!夏休みの宿題を真面目にやるって言いながら、結局、1ヶ月、ぜ~んぶ、遊んだり、お菓子食ったり、してたもんなっ。」
「実にあいつらしい。フハハハハハハ!」
「真莉亜ちゃん。これからどうする?」
彼が謝りに来るまで、帰りません。
「じゃあ、空いてる部屋があるから、寝ていいよ。」
あ、ありがとうございます……。
☆
私、ジュンブライトの大好きなどら焼きを持って来ちゃった。
って、ドラえもんかっ。
トントン。
「ジュンブライト、入るね。」
私はドアをガチャッと開けた。
な……なにこれぇ~!
「ん?どうした、真莉亜。」
全然、勉強、してないじゃなーい!
お菓子の袋が床全体に散らかって!
「お腹が空いたんだ。休憩ってやつだ。」
なにが休憩よ!なにが真面目ちゃんになるよ!
ゴミはちゃんと、ゴミ箱に入れる!わかった?
「イェーイ!全クリだぜぇ~!」
って、ゲームしてるし!
私はゲームを取り上げた。
「あっ、なにすんだよぉ!」
「ちゃんとするならちゃんとする。しないならしない。わかった?」
「……はーい。」
よし、いい返事。
☆
「ごちそうさんっ!」
ジュンブライトはまた、ご飯を残して、部屋に行っちゃった。
「王子、ちゃんとしてるんですかねぇ。」
「ジュンブライトお兄様が勉強しているところ、見てみたいですぅ~!」
そうだね。
「先輩、インターネットで調べてましたよ。」
えっ!?まさか、子育てに関するやつ!?
「いや、『最遊記』について。」
がくー!
「あー!先輩にないしょにしろよっと言われたんだったぁ~!」
「ギロ、うっさい。」
もう!あの人ったら!
☆
「ガハハハハハ~!ウケるぅ~!」
ガチャッ!
「ジュンブライト!」
「ひぃ!なんなんだ!」
私は、ジュンブライトのところへ行き……。
バシッ!
ビンタした。
ジュンブライトのほっぺには、私の赤い手形が残っている。
「な……なにすんだよぉ!」
ジュンブライトが怒り出した。
少し、半泣き状態だけど。
「ねぇ、ちゃんとするって言ったよね。それなのになぜ、真面目にやらないの!」
「そ、それはぁ、休憩ってやつ……。」
「休憩もクソもないっ!サボリじゃん、サボリ!私、信じてたのに……。ジュンブライトがちゃんと、父親になるための勉強をしている姿を見て、すごいなぁ~と思ってたのに……。だまされたよ。もう、あなたの前には現れない!」
私はとっさに部屋を出た。
「ちょっ、真莉亜!まて!」
「どうしたんですか?先輩。」
「……俺、結婚して、初めて真莉亜を怒らせた……。」
☆
私は、ライト・ホームでしくしく泣いていた。
ゔ、ゔ、ゔぅ……。
「大丈夫よ、真莉亜ちゃん。」
「だ、だって、私、信じていたのに、ジュンブライトったら、全然、やる気がない。」
「あたり前だ。あいつ、ガキのころからいっつもそうだから。」
「そうだそうだ!夏休みの宿題を真面目にやるって言いながら、結局、1ヶ月、ぜ~んぶ、遊んだり、お菓子食ったり、してたもんなっ。」
「実にあいつらしい。フハハハハハハ!」
「真莉亜ちゃん。これからどうする?」
彼が謝りに来るまで、帰りません。
「じゃあ、空いてる部屋があるから、寝ていいよ。」
あ、ありがとうございます……。
☆
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる