ヴァンパイア♡ラブ

田口夏乃子

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番外編 結成!分身ジュンブライト・ズ!

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「ソアン、どうしたんだ。俺達をライトホームに呼び出して。」

「みんな。今日、ジュンブライトに会ったか?」

「うん、会ったよ。それがどうしたの?ソアンくん。」  

「ジュンブライトの様子がおかしいと思ったか?」

「全然。様子がおかしくなかったぞ。」

「あー!」

「どうしたの?リナちゃん、ジャンくん。そんなに声を上げちゃって。」

「図書館で、メガネをかけているジュンブライトくんに会ったわ!」

「なんだとぉ!?」

「けど、あいつが図書館に行くわけないだろ。あいつ、マンガしか読まねぇし。」

「それがさ、ミステリーの本とか、真面目な本ばっかり読んでいたんだよ!実にあやしい。」

「全部難しい本じゃねぇか。」

「私はぁ、セクシーなジュンくんに会ったよぉ♡シャワーあびたいって言うからぁ、お風呂かしてやったのぉ♡これぇ、私が撮ったジュンくんのヌード写真~♡」

「変態じゃねぇか。」

「へぇー、よく撮ったわねぇ。」

「でしょ、でしょ~?」

「お前が感心してどうする!」

「俺は、関西弁のジュンブライトに会ったぞ。」

「関西弁で話すジュンブライトに会っただとぉ?」

「あぁ。トカゲのたこ焼きと、カエルのお好み焼きを食べて行ったぞ。」

「あー!」

「二人とも、どうしたんだよ。そんなに声を上げて。」

「思い出したんだよぉ!」

「なにを。」

「ジュンブライトくんの様子がおかしかった理由!」

「なんだと!?」

「早く言ってくれ!」

「私達のおじいちゃん、分身ライトという発明品を、つくったの!」

「分身ライトぉ?」

「その発明品は、自分の体にライトの光を当てると、自分の分身が出てくるんだよ。」

「それだけじゃないわ。自分の性格に正反対の分身も出てくることがあるの。おじいちゃんがニヤニヤしながら、「これをジュンブライトくんに見ーせよっ。」って、言ってたのを思い出したから、思わず声を上げてしまったわ。」

「んじゃあ、本物のジュンブライトは、発明所にいるってわけか。」

「えぇ!」

「みんなぁ!発明所に行くぞぉ!」

「オー!」
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