ヴァンパイア♡ラブ

田口夏乃子

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番外編 結成!分身ジュンブライト・ズ!

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俺B達、どこに行ってるのかなぁ~?
俺Bは当然、本が大好きだから、図書館だろーなぁー。

「すみませーん。干しトカゲをくださーい。」

「はいっ、300円になりまーす。」

「ん?干しトカゲ、二本頼んでないけど……。」

「サービスよ、サービス。兄ちゃん、かっこいいから。」

「あっ、ありがとうございます。」

その声は……。

「アルマ!」

「おっ、ジュンブライトじゃねぇか。」

「兄ちゃん、ジュンブライト様と知り合いか?」

「はい。幼なじみでして……。」

「も一つサービスっ。」

「あっ、ありがとうございます。」

「また来てね~。」

「うん。また来るよ~。」

アルマは笑顔で干物屋のおばちゃんに手を振った。

「あの人、いい人だなぁ~。いつもサービスして来るんだよ。」

アルマって、あのおばちゃん、好きなのか?

「あぁ、好きだぜ。ガキのころからお世話になってるし。」

もしかしてお前、熟女が大好きなのか?

「あぁ、大好きだぜ……って、ちがうわい!」

本当のこと、言ってもいいんだぜ?

「からかうなっ。」

干しトカゲ、もーらいー。

「あっ。勝手に取るなっ。」

別にいいじゃねぇか。

「よくねぇ!」

ん~、おいし~い。

「本当だ、すっごくうまい。」

も一つもーらいー。

「あー!せっかくおばちゃんからサービスしてもらった、最後の一本が……。」

お前、やっぱり熟女が大好きなんだな。

「やかましいわ!」

んじゃあ、またな~。
俺は干しトカゲをくわえながら、向こうへスキップして行った。

「ったく、調子乗りすぎだっつーの!」


                            ☆
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