ヴァンパイア♡ラブ

第四十三話 「真莉亜と白雪姫、入れかわる！」

なんか、おとぎの国の街は、まるで、外国みたいだね。

「あれ？ここは、どこだ？」

むむ？あの男の人、どっかで見たことあるような・・・・・・。

「あれはうらしま太郎さんです。おとぎの国を、二千年後と、思っているんです。」

そ、そうなんだ。

「あっ、アラジンさん！」

「おぉ、ガーナちゃん！こんにちはっ。」

え～！？この人、アラジンなの～！？

「それに、ヴァンパイア界の王子、ジュンブライト様もいるなんて、夢みたいだ。」

うわぁ。日焼けをした笑顔が、とってもかっこいい～♡

「こちらは、人間の春間真莉亜さんです。」

あ、どーも。春間真莉亜です。

「初めまして。僕はアラジン、よろしくね。」

か・・・・・・かっこいい～♡

「あ、あの！一緒にお茶でもしませんか・・・・・・？」

「アラジン！なにしているの！」

向こうで、女の人の声が聞こえた。

「ジャスミンさん！こんにちは。マッチ一本、いりませんか？」

えぇ！？この人、ジャスミン！？
ってことは・・・・・・。

「そう。実は僕、結婚してるんだ。」

やっぱり・・・・・・。

「ガーナちゃん、いつもマッチを配ってくれて、ありがとう。おかげで1000個以上、たまったわ。」

せ・・・・・・1000個以上！？
ガ、ガーナさん、それはやりすぎでは・・・・・・。

「真莉亜さん、これ、あげます。」

アラジンさんが私に渡したのは、金色に輝く、ランプだった。

「このランプの中にはランプの精がいてね、こするとそのランプの精が出てきて、願いを叶えてくれるんだ。」

へぇー。

「ただし、願いは三つだけよっ。」

三つだけって、まるで映画に出ていた、内容みたーい。

「だけど、願いを叶うには、二つの条件があるんだ。」

二つの条件？

「一つ、殺人・恋愛の心理操作。二つ、死人の蘇生。この二つの願いは、叶えられないんだ。」

この条件、映画にも出ていたような・・・・・・。

「もし、なにかあったら、ランプをこするといいわ。」

「ランプの精が、すぐに助けてくれるからねっ。」

ありがとうございます！

「おまけにマッチ一本、いりますか・・・・・・。」

ガーナさん、それより早く、お家へ行きましょう！


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