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第二十三話 「マドレーヌちゃんが、家出した!?」
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「ん?」
どうしたの、リリアさん。そんなに、耳を傾いちゃって。
「今、マドレーヌの声が、聞こえた?」
「ううん。全然。」
「聞こえねぇけど・・・・・・あー!」
どうしたのよ、ジュンブライト!そんなに大きな声を出しちゃって!
「マドレーヌだ!」
「ん?どこ、どこ?」
「ほら、あそこ!」
ジュンブライトが、指さす方へ、私が向くと、女の子の影が、どんどん近づいて来るのが、見えた。
この女の子、どっかで見たことあるぞ・・・・・・。
「マドレーヌちゃん!」
私が大きな声でさけぶと、マドレーヌちゃんは泣きながら走って、リリアさんにだきついて来た。
「ごめんなさい、ごめんなさいですー!」
「いいのよ、王女様。」
え?今、リリアさん、マドレーヌちゃんのこと、「王女様」って、呼んだ?
「えぇ。私、一度も、王女様って、呼んだことないから。」
あぁ、確かに。
「ちなみに、今日は、マドレーヌの誕生日だし。」
あぁ。わかった!今日は6月18日、マドレーヌちゃんの誕生日だから、一度だけ、「王女様」って、呼んでみたかったんだね!
「そう。それが、私の誕生日プレゼントよ、王女様。」
「は・・・・・・はい!」
なんか、感動するなぁ~。
「さあてと!マドレーヌのバースデーパーティーを、しよっか!」
ジュンブライトが、二カッと笑った。
「では、わたくしとリリア様は、ケーキをつくりましょう。」
「まってください!私、お手伝いします!」
「いいわよ。」
「あ、真莉亜お姉様、よかったら、パーティーに、来ませんか?」
え、いいの?
「うめーもん、たっくさんあるぞ!」
マドレーヌちゃんが、そう言うなら・・・・・・。
「やったですー!真莉亜お姉様、早く行きましょう!」
マドレーヌちゃんが、笑顔で私の手をにぎって、猛ダッシュで走った。
は、速いよぉ~。
☆
夜。家の屋根の上。
「やっと見つけた。あたしの運命の人、ジュンブライト様♡」
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「ん?どこ、どこ?」
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私が大きな声でさけぶと、マドレーヌちゃんは泣きながら走って、リリアさんにだきついて来た。
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え?今、リリアさん、マドレーヌちゃんのこと、「王女様」って、呼んだ?
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あぁ、確かに。
「ちなみに、今日は、マドレーヌの誕生日だし。」
あぁ。わかった!今日は6月18日、マドレーヌちゃんの誕生日だから、一度だけ、「王女様」って、呼んでみたかったんだね!
「そう。それが、私の誕生日プレゼントよ、王女様。」
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なんか、感動するなぁ~。
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ジュンブライトが、二カッと笑った。
「では、わたくしとリリア様は、ケーキをつくりましょう。」
「まってください!私、お手伝いします!」
「いいわよ。」
「あ、真莉亜お姉様、よかったら、パーティーに、来ませんか?」
え、いいの?
「うめーもん、たっくさんあるぞ!」
マドレーヌちゃんが、そう言うなら・・・・・・。
「やったですー!真莉亜お姉様、早く行きましょう!」
マドレーヌちゃんが、笑顔で私の手をにぎって、猛ダッシュで走った。
は、速いよぉ~。
☆
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