ヴァンパイア♡ラブ

田口夏乃子

文字の大きさ
上 下
39 / 138

第二十二話 「美女と野獣の、あま〜い恋♡」

しおりを挟む
ふぁ~。みなさん、おはようございます。春間真莉亜です。
今日は休みだから、ゆっくりねむれましたぁ~。

「おはよう、真莉亜。」

「おはよう。」

おぉ!今日の朝食は、目玉焼きサンドと、トマトサラダと、オレンジジュースですか。
おいしそーう。食べようっと。
と、その前に、テレビをつけましょう。
私は、テーブルの上にあった、リモコンを、テレビに向けて、ポチッとおした。
おぉ。『モーニングサタデー』が、流れてるよ~。
ところがその時。突然、顔が小さめの男の人が、画面に現れた。
なんだろ?

「『速報です。えー、東京市内の女性10人が、なぞの怪物におそわれて、行方不明となっています。』」

ブーッ!

「お姉ちゃん!私の洋服、よごさないでよ!」

あ・・・・・・すみません・・・・・・。つい、怪物に、反応しちゃって。

「『かわいい女性のみなさーん。怪物には、ご注意を!』」

アナウンサーさん!ニタニタしていて、気持ち悪いです!

「怪物かぁ。真莉亜、琉理。気をつけるのよ。」

「はぁーい。」
怪物って、あの人しか、いないよね。





「はぁ?俺じゃねぇぞ。」

うそつけ!『ズームインサタデー』で、言ってたんだよ!
それに、怪物って言ってたし、怪物と言えば、あんたしかいないと思ったし!

「俺はぁ、怪物じゃない!ヴァンパイアだ!」

いやぁ・・・・・・。ヴァンパイアも、怪物ですけど・・・・・・。

「私は、ジュンブライトお兄様が、女性をさらうこと、絶対にしないと思います!」

マドレーヌちゃん。ジュンブライトの味方になっちゃって・・・・・・。

「王子は、そんなこと、絶対にしません!」

ルクトさんまで・・・・・・。
すると、リリアさんが、立ち上がった。

「ちょっとまって。ジュンブライトは、そんなこと、絶対にできないわ。」

リリアさんまで・・・・・・。

「いや。私、美女と野獣の、野獣だと思うの。」

美女と野獣って、4つ目の石の?

「そう。野獣のヘルン、お妃が石をバラバラにした時、ベルと離れて、その悲しみのあまり、また野獣にもどったのね・・・・・・。」

リリアさんが、つぶらな瞳で、悲しそうな顔をした。

「きっと、ベルを探したり、しているかもしれないぜ!」

あぁ。そうかぁ。それでヘルンさん、女性を10人、ゆうかいしてるんだ。

「さぁ。早く、ベルとヘルンを、探そうぜ!」

はいっ!
私達が外に出ると、女の人がいた。
髪は茶色くて、服装は青色の服で、美しい女性だった。
まるで、美女・・・・・・って、ああああなた、ベルさん?

「はい。ニュースを見まして、ヘルンが私を探しているかもしれないと思って・・・・・・。」

ベルさんは悲しそうな顔をしている。

「それで、ジュンブライト様とマドレーヌ様がいると聞いて、一緒に石を探して、ヘルンをとめて欲しいと思って・・・・・・。」

それで、石は?

「それが、ないんです・・・・・・。」

「えぇ!?ない!?」

ジュンブライトが、驚いた。

「とりあえず、探しましょう!そして、ヘルンさんをとめましょう!」

はいっ!







「あいつら、バカだなぁ。石はここにあるって、言うのに。なぁ、クレイン。」

「えぇ。」

「必ず、石を7つ集めて、真莉亜をお妃にさせる。ふっ。」




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

壁の薄いアパートで、隣の部屋から喘ぎ声がする

サドラ
恋愛
最近付き合い始めた彼女とアパートにいる主人公。しかし、隣の部屋からの喘ぎ声が壁が薄いせいで聞こえてくる。そのせいで欲情が刺激された両者はー

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

社長の奴隷

星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

彼氏の前でどんどんスカートがめくれていく

ヘロディア
恋愛
初めて彼氏をデートに誘った主人公。衣装もバッチリ、メイクもバッチリとしたところだったが、彼女を屈辱的な出来事が襲うー

処理中です...