ヴァンパイア♡ラブ

第十八話 「家政婦のキキさん、現る！」

「うんめ！」

「おいしいです～！」

ジュンブライトと、マドレーヌちゃんは、元気に夜ご飯をいっぱい食べている。
グぅ～。
ゔぅ、お腹空いたぁ～！帰って、夜ご飯を食べよっ。

「真莉亜様も、いかがですか？とってもおいしいナポリタンができましたよ。」

で、でも私、夜ご飯があるから、いらないよ～。

「手伝ってくれたお礼です。食べてくださいっ！」

あ、あ、ありがとうございます！さぁてと、いすにすわって、食べよっと！

「いただきまーす！」

・・・・・・おいしい、うまい！

「ありがとうございます！」

あっ！キキさんのヴァンパイア姿、一度だけ、見たいなぁ～！

「ヴァンパイアの姿ですか？」

「俺も見たいぜ！」

「私もです～！」

「それは、業務命令でしょうか。」

キキさん、業務命令とか関係ありません！てか、笑顔でそういうの、怖いですっ！

「承知しました。」

怖い～！この小説、社会現象的でしたっけ？
ボン！
白い煙が、私達の前に出た。煙が消えた後、赤毛のアンみたいな白い髪形をして、アクセサリーを首に飾って、真っ黒い服とスカートを着た女の人が現れた。

「ジュンブライト様、マドレーヌ様、真莉亜様。これでよろしいでしょうか？」

こ・・・・・・これが、キキさんのヴァンパイア姿・・・・・・。私より、かわいい～♡

「リリアの同級生って、こんな姿だったのかぁ！」

「かわいいですぅ～！」

ジュンブライトとマドレーヌちゃんも大喜び。

「キキはこう見えて、昔はよく、モテていたのよ。」

すっご～い！
ガタン！
？誰か、帰って来た？

「真莉亜、気を付けろよ！怪しいやつかも知れないからなぁ！」

ジュンブライトが、私の前に立った。

「ひょっとしたら、お妃かもしれません！」

そうだよね、マドレーヌちゃん。

「ただいマンゴ～！」

？？？ひょっとして・・・・・・。

「ルクトさん！」

中国で、2泊３日じゃなかったんじゃないですか？

「そうですよぉ～！中国、おもしろくなかったから、帰って来たんですよぉ～！」

完全的に酔っていますがな！てか、何言っているのか、わかんないし！
すると、リリアさんが、酔っ払っているルクトさんの前に現れた。

「なるほど・・・・・・。」

リリアさん、どうしたんですか？

「ルクトは、酔っ払って、本当は、ホテルに帰ろうとしたけど、酔っ払って、空港に行って、日本に帰って来たのよ。」

リリアさん、ルクトさんの言葉、わかるの！？

「あたり前だろだろぉ～！」

酔っ払ったルクトさんの、「あたり前だろ」、聞きたくないですっ！
そういうルクトさんの姿を見て、ジュンブライトはかんかんに怒って、一歩一歩、ルクトさんの前に近づいて、すぅ～と、息を吸った。

「じいやぁ～！！」

ジュンブライトの叫び声が、韓国、中国、北朝鮮、ブラジル、アメリカ、エジプト、そして、地球全体に響き渡った。