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いつもより少し遅い夕食になった
それは、色々と複雑で説明しても一般の人には理解し難い1日だったからだ
私はカジノから帰ってずっと吐き続け、その後もギュウ君を巡っての一悶着
ギュウ君が口に出した言葉を、すんなり受け入れた春さんの間に入る私
そして夕食をいざ食べようとしたその時、またいつもの恒例行事が始まった
もはや寸劇、イベントだ
「俺の小説を買ってくれてる奴は大勢居る。」
「そついはあれでしょ、青い色した小さい生き物でしょう。」
「そんな生き物いるわけ無いだろ。阿呆だな。」
「だから、端からそんな奴居ないって言ってんのよ。いつまでも夢見てるスマーフ野郎の方がアホでしょ!」
暖かな食事
なんとも理想的なモノだ
なのに…それをお預けに、春さんと朔夜さんはまた喧嘩模様
「だいたいな、ここはランウェイじゃないんだよ。そんなモデルみたいな歩き方して、気色悪ったらありゃしねぇ。」
「そっちこそ、そんなダッサイポリエステルのTシャツ着てる時点で眼球にダメージが来てんのよ!26にもなって何よその格好。」
「裸電球でも身に纏ってるのかってくらい光ってるそんな需要の無い服より億万倍もマシだろ。」
「悪いけど、GUCCIの良さが分からない男に需要うんぬんを語って欲しくないわね。1億数える間ずっとグラウンド走っててもらいたいくらい。」
夕食を食べたいだけなのに…
2人が喧嘩しだして、私とギュウ君はいただきますをする機会を逃した
目の前で繰り広げられる、ハイレベル(?)な口論に私もギュウ君もタジタジだ
「いつもこうなのか?…」
「たいていは、こんな感じ…かな?」
静かにやり取りする私達は、2人を見るも、終わりの見えないこの喧嘩に呆れていた
ここは私が止めなければと、立ち上がり2人の間に入った
喧嘩なんて…する意味無いのに
ちゃんと話し合えば……しかし、話し合えるのであれば既にしているはず
していないということは、やはり2人の相性は悪く、話し合いなど到底無理な関係と言うことだ
そろそろ夕食食べましょうと言う私に「女、分かるよな?」って聞いてくる
どれについて?
話が紆余曲折しすぎて、主な喧嘩が分からなくなってます…
どの話題について"分かるよな?"って聞いてるんですか?
「ちょっと!ちーちゃんをけしかけないでくれる?軽く脅迫も混じってるように見えるんですけど!」
「女は俺の熱烈なフアンだ。当然俺の味方に決まっている。」
「っちょぉっと、寝言は寝て言うものよ。ちーちゃんは、頼りになる姉の方が好きなんだから。下級国民が図に乗るんじゃないわよ。」
「オカマのくせに、何を馬鹿げた事を言っている。ピエロだかレタスだか知らねぇが、そんな宗教じみた事してる奴に言われたくない。大体、何だ"姉"って。」
「ピラティスよ。体幹やインナーマッスルを鍛えるのの、どこが宗教よ!それに…悔しいんでしょう、自分が必要とされてないから。っぷ、笑っちゃうわ。」
(どうでもいいですから、……2人とも腕を離してくれませんかね…。)
いつもなら止まる喧嘩が、今日に限って何故か止まらなかった
私がどちらの味方かを言い争うように話が向かってしまい、止めに入った意味をなくしてしまった
どっちでもいいよ…
早くご飯食べましょうよ………
「あの…、それより夕食食べませんか?」
「はーら、ごらん。あんたのくっだらない話よりご飯の方が重要だってよ。」
「っぁ…いや、そんなつもりは、」
「おい、女。オカマに言ってやれ、小説の何たるかを。」
助けてくれ…ギュウ君よ
この2人、やめる気がサラサラない
ご飯を食べたいだけなのに……
それは、色々と複雑で説明しても一般の人には理解し難い1日だったからだ
私はカジノから帰ってずっと吐き続け、その後もギュウ君を巡っての一悶着
ギュウ君が口に出した言葉を、すんなり受け入れた春さんの間に入る私
そして夕食をいざ食べようとしたその時、またいつもの恒例行事が始まった
もはや寸劇、イベントだ
「俺の小説を買ってくれてる奴は大勢居る。」
「そついはあれでしょ、青い色した小さい生き物でしょう。」
「そんな生き物いるわけ無いだろ。阿呆だな。」
「だから、端からそんな奴居ないって言ってんのよ。いつまでも夢見てるスマーフ野郎の方がアホでしょ!」
暖かな食事
なんとも理想的なモノだ
なのに…それをお預けに、春さんと朔夜さんはまた喧嘩模様
「だいたいな、ここはランウェイじゃないんだよ。そんなモデルみたいな歩き方して、気色悪ったらありゃしねぇ。」
「そっちこそ、そんなダッサイポリエステルのTシャツ着てる時点で眼球にダメージが来てんのよ!26にもなって何よその格好。」
「裸電球でも身に纏ってるのかってくらい光ってるそんな需要の無い服より億万倍もマシだろ。」
「悪いけど、GUCCIの良さが分からない男に需要うんぬんを語って欲しくないわね。1億数える間ずっとグラウンド走っててもらいたいくらい。」
夕食を食べたいだけなのに…
2人が喧嘩しだして、私とギュウ君はいただきますをする機会を逃した
目の前で繰り広げられる、ハイレベル(?)な口論に私もギュウ君もタジタジだ
「いつもこうなのか?…」
「たいていは、こんな感じ…かな?」
静かにやり取りする私達は、2人を見るも、終わりの見えないこの喧嘩に呆れていた
ここは私が止めなければと、立ち上がり2人の間に入った
喧嘩なんて…する意味無いのに
ちゃんと話し合えば……しかし、話し合えるのであれば既にしているはず
していないということは、やはり2人の相性は悪く、話し合いなど到底無理な関係と言うことだ
そろそろ夕食食べましょうと言う私に「女、分かるよな?」って聞いてくる
どれについて?
話が紆余曲折しすぎて、主な喧嘩が分からなくなってます…
どの話題について"分かるよな?"って聞いてるんですか?
「ちょっと!ちーちゃんをけしかけないでくれる?軽く脅迫も混じってるように見えるんですけど!」
「女は俺の熱烈なフアンだ。当然俺の味方に決まっている。」
「っちょぉっと、寝言は寝て言うものよ。ちーちゃんは、頼りになる姉の方が好きなんだから。下級国民が図に乗るんじゃないわよ。」
「オカマのくせに、何を馬鹿げた事を言っている。ピエロだかレタスだか知らねぇが、そんな宗教じみた事してる奴に言われたくない。大体、何だ"姉"って。」
「ピラティスよ。体幹やインナーマッスルを鍛えるのの、どこが宗教よ!それに…悔しいんでしょう、自分が必要とされてないから。っぷ、笑っちゃうわ。」
(どうでもいいですから、……2人とも腕を離してくれませんかね…。)
いつもなら止まる喧嘩が、今日に限って何故か止まらなかった
私がどちらの味方かを言い争うように話が向かってしまい、止めに入った意味をなくしてしまった
どっちでもいいよ…
早くご飯食べましょうよ………
「あの…、それより夕食食べませんか?」
「はーら、ごらん。あんたのくっだらない話よりご飯の方が重要だってよ。」
「っぁ…いや、そんなつもりは、」
「おい、女。オカマに言ってやれ、小説の何たるかを。」
助けてくれ…ギュウ君よ
この2人、やめる気がサラサラない
ご飯を食べたいだけなのに……
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