逍遙の殺人鬼

こあら

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依存とは、身体的依存を伴う、薬物や化学物質の反復的使用
行動的依存、身体的依存、心理的依存は物質関連障害の特徴のこと
日本ではアルコール中毒・薬物中毒のように、中毒と呼ばれることも多く、現在医学用語として使われる物質の毒性に対する急性中毒、慢性中毒は、依存症とは異なる

それと加えて、違法薬物または脱法ドラッグと言うものも懸念されている
脱法ドラッグとは、法律によって一部の薬物が規制されていることから、法律による規制がないであろう代替の薬物を表すために用いられている用語

しかし、合法と言うだけで私達が普段服用している薬も、薬物となんら変わらないものである









私とギュウ君は、お店を出て家の中へと移動した
ジャンさんや春さん達に、ギュウ君への誤解を解こうと思ったのに、ジャンさんはおろか瑞貴さんも家には居なかった

何故だが臼田うすたさんの姿も見当たらない
春さんはと言うと……鼻摘んで、カーテンやらソファーやら空気やらにファブリーズかけてる…………

「アラ。もう話は終わったの?ごめんなさいね、ちょっと臭いから、今清潔にしてたの。」

(フローラルの匂いしかしない…。)「えっと…ジャンさんは……」

「またカジノのに行ったわ。サムだかロウソクだか、一瞬でよく聞き取れなかったけど、探しに行ったわ。」

「そうですか…」(ギュウ君のことちゃんと話したかったのに…。)

サムみたいなロウソクみたいな名前の人を探しに行ったの?
カジノへ?
またカジノへ行ったの?

カジノのでの時間は思ったより長く居たみたい
私が吐いてた時間も外は結構暗くなってたようだ

吐いたこともあって、私のお腹は空っぽに近い
空腹のお知らせがそろそろ聞こえてきそうでもあった
腹の虫が何も食い物がないと騒ぎそう

「はじめまして、ギュウって言います。」

「あら、礼儀正しいのね。春よ、ちーちゃんと同い年くらいかしら?」

「はい、俺も18です。」

_____っな、!!??
いつの間に仲良くなってるんですか!?

いや、駄目とかじゃないど……なんか複雑……
握手なんかして、まるで普通の状態で、普通のシチュエーションで出会ったみたいな感じ醸し出しちゃって

「好青年ね。」とか、春さんも全然何ともないような感じだ
てか!さっきまでギュウ君はジャンさんや臼田うすたさんに敵意出してたじゃんか!
(何だか姉を取られた気分だ………。)

「こんな状況で言う事じゃないんと分かっていますが、どうか、俺をここに置いてください!!」

「っちょ、ギュウ君!?何を、」「いいわよ。」

「ありがとうございます!!俺、できる事なら何でもします!」

「春さんも…何を言って…」

なぜそんなにすんなり答えてしまうのですか、春さん!!
せめてもう少し考える時間を設けてくださいよ

確かにこの家は春さんの家だけど、そんな即答あります?
なんで?とか理由聞きません?普通…

「頼りになるわね。」って、春さんはギュウ君を頼もしそうに肩をポンポン叩いてる
ギュウ君はギュウ君で、すんごく嬉しそうな顔してる
しょっしゃ!ってガッツポーズ決めてさ、心の底から嬉しさが滲み出ているみたい

そんな2人の間に割り込んで、少し距離を取らせた
警告!と言わんばかりに、ギュウ君に手を伸ばして言った

「春さんは私の姉的な人なんだから、取らないでよ」

「"取らないで"って……こどもか。」

「ちょっと!聞こえてるけど」

「まあまあ、そんな怒んなって。…たく、誰の為に言ったと思ってるんだよ。」

「なによ、まだ文句あるの?」

「何でもない。」
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