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【私】女の勝利
①婚約破棄を選択 前編
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彼女は本日のお茶会は何を話そうかと私に話しかけた
それに対しての私の返答は‥‥‥‥
【貴方の選択】
①婚約破棄について
「であれば、婚約破棄について話そうじゃないか」
「!? 貴方からそのワードについて話そうと言うなんて……明日は槍でも降るのかしら?」
彼女は普段では考えられないほど動揺している
「貴女がそんなに動揺するなんて……珍しいですね」
「誰のせいだと思って……まあ、いいわ。それで? 婚約破棄に同意してくれるの?」
「私が? するはず無いでしょう? こんなに愛している貴女との婚約を……」
「ならばなぜ、それを話題にしたの?」
「私が、何も知らないと思った?」
私の屋敷でお茶会を開催するのであれば、それに時間をとられ、ここまで情報を集めるのは無理だっただろうが……
「貴女が、隣国の皇太子に見初められたと言う話を聞いた」
「あら、もう聞いたの? その情報は箝口令を出されているはずだけど?」
「そこはほら、私の貴女への愛の力で「はぁ~、まあ想定内よ」……あれ? 想定内なんだ」
「貴方の私への執念は誰よりも私が知っていますもの」
「あはは、それは嬉しいね。で? 私がこの後何を言い出すのかは私のことを誰よりも知っている貴女であればわかるよね?」
「……ええ。どうせ皇太子を暗殺するとでも言い出すのでしょう?」
「ああ。やっぱり私のことを誰よりも貴女は知っているね」
「はあ、やっぱりね……まあ、いいわ。好きにしたら?」
「おや? 貴女が私から離れられる機会を潰すなんて……どうしたの?」
「ふん。 別にどうでもないわ……話し過ぎて喉が乾いたわ。リナ、新しい紅茶を……そうだわ。 アレ持ってきてくれる?」
彼女はメイドのリナに紅茶を頼もうとしたがやめ、何かを持ってきてくれないかと言う
「アレとは?」
「ああ、今回のお茶会のために特別な茶葉を手に入れたのよ。 ぜひ貴方にも飲んでもらって感想を聞きたいわ」
どうやら、彼女は私とのお茶会のために頑張ってくれたようだ
「貴女からのお願いなら私が断ることなど無いですよ」
それに対しての私の返答は‥‥‥‥
【貴方の選択】
①婚約破棄について
「であれば、婚約破棄について話そうじゃないか」
「!? 貴方からそのワードについて話そうと言うなんて……明日は槍でも降るのかしら?」
彼女は普段では考えられないほど動揺している
「貴女がそんなに動揺するなんて……珍しいですね」
「誰のせいだと思って……まあ、いいわ。それで? 婚約破棄に同意してくれるの?」
「私が? するはず無いでしょう? こんなに愛している貴女との婚約を……」
「ならばなぜ、それを話題にしたの?」
「私が、何も知らないと思った?」
私の屋敷でお茶会を開催するのであれば、それに時間をとられ、ここまで情報を集めるのは無理だっただろうが……
「貴女が、隣国の皇太子に見初められたと言う話を聞いた」
「あら、もう聞いたの? その情報は箝口令を出されているはずだけど?」
「そこはほら、私の貴女への愛の力で「はぁ~、まあ想定内よ」……あれ? 想定内なんだ」
「貴方の私への執念は誰よりも私が知っていますもの」
「あはは、それは嬉しいね。で? 私がこの後何を言い出すのかは私のことを誰よりも知っている貴女であればわかるよね?」
「……ええ。どうせ皇太子を暗殺するとでも言い出すのでしょう?」
「ああ。やっぱり私のことを誰よりも貴女は知っているね」
「はあ、やっぱりね……まあ、いいわ。好きにしたら?」
「おや? 貴女が私から離れられる機会を潰すなんて……どうしたの?」
「ふん。 別にどうでもないわ……話し過ぎて喉が乾いたわ。リナ、新しい紅茶を……そうだわ。 アレ持ってきてくれる?」
彼女はメイドのリナに紅茶を頼もうとしたがやめ、何かを持ってきてくれないかと言う
「アレとは?」
「ああ、今回のお茶会のために特別な茶葉を手に入れたのよ。 ぜひ貴方にも飲んでもらって感想を聞きたいわ」
どうやら、彼女は私とのお茶会のために頑張ってくれたようだ
「貴女からのお願いなら私が断ることなど無いですよ」
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