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魔竜の咆哮と奴隷王の実力
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エリーが魔竜退治に赴いたのは確か6歳の頃だった。
まだ普通の子供は家の手伝いをしているような時期に、エリーは神聖魔法を操り、聖剣を手足のごとく扱い、モンスター退治を行っていたんだ。
今考えれば児童虐待といえるかもしれない。
そりゃ性格のひとつも歪んで当然だっただろうか。
とはいえ、その時点でもうすでにエリー相手に個人で勝てる者はいなかったから、適任といえば適任だったけどな。
「魔竜ってあいつよね。思い出すのも忌々しいわ」
エリーがグリフォンの背にまたがりながら、嫌そうな顔をする。
当時からすでに最強だったエリーだが、魔竜を倒すには至らなくて、最終的には封印魔法に頼らざるを得なかったんだよな。
魔竜がそれだけ強かったってのもあるが、相性的に神聖魔法の効きが悪かったんだよな。
そんなわけで、魔竜はエリーにとっては因縁の相手ともいえる。
「まあいいわ。当時の恨みが晴らせると思えば、むしろいいチャンスかもね」
空を飛んで移動していた俺たちの前に、やがて巨大な岩山が見えてきた。
草木が一本も生えていない呪われた山だ。
その頂上は山とは思えないほど平らになっている。
まるで剣で切られたあとのようだ。
まあ実際エリーがぶった切ったんだが。
平らになった頂上の中心に、巨大な魔法陣が描かれている。
そこに、俺たち人間の十倍以上はありそうな巨大な竜が鎮座していた。
「ククク……。来たか女神の奴隷よ……」
凶悪な牙の隙間から低い声が漏れ響く。
漆黒の竜が、光で作られた鎖によって魔法陣に縛られている。
だけど鎖の本数は、残り一本にまで減っていた。
確か封印した時は数十本はあったはずだけど。なるほど確かに封印は解けかけているようだな。
魔竜が低い笑い声を響かせる。
「待ちわびたぞ光の勇者よ。封印の効力が弱まっているということは、勇者の力も弱くなったということだろう」
「それでもまだ縛られてるくせに、よく強がれるわね」
「貴様こそ強がりはそこまでにしておけ。我には貴様のステータスが見えているぞ」
「……ちっ」
エリーが露骨に舌打ちする。
ステータスのことを持ち出されるのは嫌だろうからな。
エリーの今のステータスはこうだ。
エリー=クローゼナイツ
レベル1
職業:奴隷 (イクス)
攻撃:0(+40)
魔力:0(+40)
防御:0(+40)
精神:0(+40)
素早:0(+40)
幸運:0(+40)
冒険者としてはかなり強いが、光の勇者としては格段に弱くなっている。
6才当時のレベルは確か300前後だったはずだから、半分以下の力になっていることになるな。
もっとも、魔竜にはカッコ内のステータス補正が見えていない可能性もある。
だとすると赤子以下のステータスにしか見えないはずだ。
けどこの反応を見る限りだと、上昇値も見えてるっぽいな。
「ククク……。そのステータス、何があったか知らんが、力を使い切ったようだな」
やはり見えてるっぽいな。
とはいえ当時のエリーでもステータスは100前後はあったはずだから、かなり弱体化してるように感じるだろう。
「この我を封印するのに無理をしすぎたのではないか?」
かなりエリーのことを舐めているようだ。
エリーも蔑むような表情になる。
「は? なんでアンタごときにそんな力使わないといけないの? さすがに自信過剰すぎない?」
「その強気な性格はそのままか。それもいいだろう。貴様がやってくるこの瞬間まで、我は力を蓄え続けた。すべては貴様に復讐するため。そのためならこのような晒し者の恥辱にも耐えてみせよう。だがそれもこれで終わる。我が恩讐、食らうがいい!」
魔竜が咆哮を上げる。
かろうじて残っていた最後の鎖が弾け飛んだ。
離れた空中にいる俺たちにも、余波だけでその力が感じられるほどだ。
巨大な翼を広げ、漆黒の巨体が宙に浮く。
「我を地に縛り付けた罪、死をもって贖うといい!!」
怒号だけで空間が震え、巨大な岩山に亀裂が生まれる。
とんでもない力だ。
以前よりもはるかに強くなっているんじゃないか。
封印されてからずっと力を貯め続けてたらしいが、それがここまでとは。
これは以前のようにはいかないかもしれないな。
魔竜の邪眼が俺を捕らえる。
「女神の奴隷よ。貴様は楽に死ねると思うな。まずは仲間から殺す。目の前でいたぶり、絶望させてからゆっくりと料理してやる。まずは貴様だ人間の小僧!」
魔竜が腕を横に振るう。
無造作な一撃だが、漆黒のかぎ爪の一本一本が、俺たち人間と同じくらいの大きさだ。
当たれば一撃で死ぬだろう。
「おっと!」
俺は伸ばした剣で受け止める。
その瞬間。
──バキンッ。
何かの砕ける音が響く。
受け止めたはずの漆黒の爪が、根元から折れて宙を待っていた。
「グアアアアアアアッ!!」
魔竜の咆哮が響く。
どうやら俺が受け止めただけで爪が折れてしまったらしい。
「魔竜ってこんな弱かったっけ」
「なんだと……ッ!?」
怒りの声が響く。
「人間の分際で……! もう容赦はしない。粉々になって消え去れ!!」
魔竜が凶悪な口を全開にして、巨大な咆哮を放った。
その技に名前はない。
ただ<魔竜の咆哮>とだけ呼ばれている。
強大な力を持つその声はあらゆる魔法を打ち消し、抵抗力のない人間なら聞くだけで絶命するほどの威力を持っている。
この山に草木が一本も生えていないのも、魔竜の声を聞くだけで全て枯れてしまうためだ。
その咆哮を、俺は真正面から直接浴びてしまった。
しかし。
「貴様、なぜ無事なのだ……!?」
動揺する声が響く。
俺はおろか、乗っているドレイクにも効果はない。
うるさいだけの咆哮だった。
「我が咆哮を受けて無事でいられる人間なんて……いや、貴様……貴様は、なんだそのステータスは! 一体何者なんだ!?」
魔竜が動揺もあらわにして叫ぶ。
ここに来るまでに確認した俺のステータスはこうなっていた。
イクス=ガーランド
レベル92
職業:奴隷王
攻撃:52(+3638)
魔力:30(+3477)
防御:49(+2764)
精神:69(+1929)
素早:51(+2663)
幸運:30(+9969)
なんか知らないあいだにめちゃくちゃ増えていた。
後でわかったんだが、帝王を奴隷としたことで、帝国住民すべてが間接的に俺の奴隷となっていたみたいなんだ。
帝国の全住民が何人いるのか、さすがに俺にはわからない。
けどかなりの人数なんだろうな。このステータスを見ると。
「とはいえ、当時のエリーでも魔竜を倒し切ることはできなかった。だからもう少しは苦戦するかと思ってたんだが。この程度なら早く終わりそうだな」
「こんなはずが……復讐のため、10年以上も魔力を貯め続けてきたのだぞ……。それがこんな……」
「よし、いくぞ!」
「きゅいっ!」
俺の声に合わせてドレイクが飛翔する。
動揺する魔竜に向けて、俺は剣を構えた。
「悪いが今日中に家に帰りたいんだ。一撃で終わらせるぞ」
「ふざけるなっ! たかが人間ごときに我が負けるだと……? そんなことなどあってはならぬ……。あってはならぬのだ! たとえ刺し違えてでも、貴様は必ず殺す!!」
魔竜の口から、巨大な黒炎の塊が放たれる。
触れれば魂ごと燃える地獄の炎だ。
そんな即死魔法に向けて、俺たちは一直線に突っ込んでいく!
「<飛剣>!」
縦に走った斬線が、黒炎を真っ二つに切り裂いた。
両断された黒炎の隙間から、奥にいた魔竜と真っ直ぐに目が合う。
「たかが人間が、これほどの力を持つというのか……」
魔竜の口から鮮血があふれる。
その体は縦に深く切り裂かれていた。
「化け物、め……」
消え入るような言葉を残して、魔竜が地面に墜落した。
まだ普通の子供は家の手伝いをしているような時期に、エリーは神聖魔法を操り、聖剣を手足のごとく扱い、モンスター退治を行っていたんだ。
今考えれば児童虐待といえるかもしれない。
そりゃ性格のひとつも歪んで当然だっただろうか。
とはいえ、その時点でもうすでにエリー相手に個人で勝てる者はいなかったから、適任といえば適任だったけどな。
「魔竜ってあいつよね。思い出すのも忌々しいわ」
エリーがグリフォンの背にまたがりながら、嫌そうな顔をする。
当時からすでに最強だったエリーだが、魔竜を倒すには至らなくて、最終的には封印魔法に頼らざるを得なかったんだよな。
魔竜がそれだけ強かったってのもあるが、相性的に神聖魔法の効きが悪かったんだよな。
そんなわけで、魔竜はエリーにとっては因縁の相手ともいえる。
「まあいいわ。当時の恨みが晴らせると思えば、むしろいいチャンスかもね」
空を飛んで移動していた俺たちの前に、やがて巨大な岩山が見えてきた。
草木が一本も生えていない呪われた山だ。
その頂上は山とは思えないほど平らになっている。
まるで剣で切られたあとのようだ。
まあ実際エリーがぶった切ったんだが。
平らになった頂上の中心に、巨大な魔法陣が描かれている。
そこに、俺たち人間の十倍以上はありそうな巨大な竜が鎮座していた。
「ククク……。来たか女神の奴隷よ……」
凶悪な牙の隙間から低い声が漏れ響く。
漆黒の竜が、光で作られた鎖によって魔法陣に縛られている。
だけど鎖の本数は、残り一本にまで減っていた。
確か封印した時は数十本はあったはずだけど。なるほど確かに封印は解けかけているようだな。
魔竜が低い笑い声を響かせる。
「待ちわびたぞ光の勇者よ。封印の効力が弱まっているということは、勇者の力も弱くなったということだろう」
「それでもまだ縛られてるくせに、よく強がれるわね」
「貴様こそ強がりはそこまでにしておけ。我には貴様のステータスが見えているぞ」
「……ちっ」
エリーが露骨に舌打ちする。
ステータスのことを持ち出されるのは嫌だろうからな。
エリーの今のステータスはこうだ。
エリー=クローゼナイツ
レベル1
職業:奴隷 (イクス)
攻撃:0(+40)
魔力:0(+40)
防御:0(+40)
精神:0(+40)
素早:0(+40)
幸運:0(+40)
冒険者としてはかなり強いが、光の勇者としては格段に弱くなっている。
6才当時のレベルは確か300前後だったはずだから、半分以下の力になっていることになるな。
もっとも、魔竜にはカッコ内のステータス補正が見えていない可能性もある。
だとすると赤子以下のステータスにしか見えないはずだ。
けどこの反応を見る限りだと、上昇値も見えてるっぽいな。
「ククク……。そのステータス、何があったか知らんが、力を使い切ったようだな」
やはり見えてるっぽいな。
とはいえ当時のエリーでもステータスは100前後はあったはずだから、かなり弱体化してるように感じるだろう。
「この我を封印するのに無理をしすぎたのではないか?」
かなりエリーのことを舐めているようだ。
エリーも蔑むような表情になる。
「は? なんでアンタごときにそんな力使わないといけないの? さすがに自信過剰すぎない?」
「その強気な性格はそのままか。それもいいだろう。貴様がやってくるこの瞬間まで、我は力を蓄え続けた。すべては貴様に復讐するため。そのためならこのような晒し者の恥辱にも耐えてみせよう。だがそれもこれで終わる。我が恩讐、食らうがいい!」
魔竜が咆哮を上げる。
かろうじて残っていた最後の鎖が弾け飛んだ。
離れた空中にいる俺たちにも、余波だけでその力が感じられるほどだ。
巨大な翼を広げ、漆黒の巨体が宙に浮く。
「我を地に縛り付けた罪、死をもって贖うといい!!」
怒号だけで空間が震え、巨大な岩山に亀裂が生まれる。
とんでもない力だ。
以前よりもはるかに強くなっているんじゃないか。
封印されてからずっと力を貯め続けてたらしいが、それがここまでとは。
これは以前のようにはいかないかもしれないな。
魔竜の邪眼が俺を捕らえる。
「女神の奴隷よ。貴様は楽に死ねると思うな。まずは仲間から殺す。目の前でいたぶり、絶望させてからゆっくりと料理してやる。まずは貴様だ人間の小僧!」
魔竜が腕を横に振るう。
無造作な一撃だが、漆黒のかぎ爪の一本一本が、俺たち人間と同じくらいの大きさだ。
当たれば一撃で死ぬだろう。
「おっと!」
俺は伸ばした剣で受け止める。
その瞬間。
──バキンッ。
何かの砕ける音が響く。
受け止めたはずの漆黒の爪が、根元から折れて宙を待っていた。
「グアアアアアアアッ!!」
魔竜の咆哮が響く。
どうやら俺が受け止めただけで爪が折れてしまったらしい。
「魔竜ってこんな弱かったっけ」
「なんだと……ッ!?」
怒りの声が響く。
「人間の分際で……! もう容赦はしない。粉々になって消え去れ!!」
魔竜が凶悪な口を全開にして、巨大な咆哮を放った。
その技に名前はない。
ただ<魔竜の咆哮>とだけ呼ばれている。
強大な力を持つその声はあらゆる魔法を打ち消し、抵抗力のない人間なら聞くだけで絶命するほどの威力を持っている。
この山に草木が一本も生えていないのも、魔竜の声を聞くだけで全て枯れてしまうためだ。
その咆哮を、俺は真正面から直接浴びてしまった。
しかし。
「貴様、なぜ無事なのだ……!?」
動揺する声が響く。
俺はおろか、乗っているドレイクにも効果はない。
うるさいだけの咆哮だった。
「我が咆哮を受けて無事でいられる人間なんて……いや、貴様……貴様は、なんだそのステータスは! 一体何者なんだ!?」
魔竜が動揺もあらわにして叫ぶ。
ここに来るまでに確認した俺のステータスはこうなっていた。
イクス=ガーランド
レベル92
職業:奴隷王
攻撃:52(+3638)
魔力:30(+3477)
防御:49(+2764)
精神:69(+1929)
素早:51(+2663)
幸運:30(+9969)
なんか知らないあいだにめちゃくちゃ増えていた。
後でわかったんだが、帝王を奴隷としたことで、帝国住民すべてが間接的に俺の奴隷となっていたみたいなんだ。
帝国の全住民が何人いるのか、さすがに俺にはわからない。
けどかなりの人数なんだろうな。このステータスを見ると。
「とはいえ、当時のエリーでも魔竜を倒し切ることはできなかった。だからもう少しは苦戦するかと思ってたんだが。この程度なら早く終わりそうだな」
「こんなはずが……復讐のため、10年以上も魔力を貯め続けてきたのだぞ……。それがこんな……」
「よし、いくぞ!」
「きゅいっ!」
俺の声に合わせてドレイクが飛翔する。
動揺する魔竜に向けて、俺は剣を構えた。
「悪いが今日中に家に帰りたいんだ。一撃で終わらせるぞ」
「ふざけるなっ! たかが人間ごときに我が負けるだと……? そんなことなどあってはならぬ……。あってはならぬのだ! たとえ刺し違えてでも、貴様は必ず殺す!!」
魔竜の口から、巨大な黒炎の塊が放たれる。
触れれば魂ごと燃える地獄の炎だ。
そんな即死魔法に向けて、俺たちは一直線に突っ込んでいく!
「<飛剣>!」
縦に走った斬線が、黒炎を真っ二つに切り裂いた。
両断された黒炎の隙間から、奥にいた魔竜と真っ直ぐに目が合う。
「たかが人間が、これほどの力を持つというのか……」
魔竜の口から鮮血があふれる。
その体は縦に深く切り裂かれていた。
「化け物、め……」
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