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第28話 拷問とSMは紙一重
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「ヴィエルジュは不機嫌です」
ヴィエルジュが俺の腕に引っ付いてそんなことを言ってくる。
朝の通学ラッシュの時間に密着してくるもんだから、周りから白い目で見られてしまっていた。
「昨日、ご主人様の探し物に付き合えなかったのは私に非がありますが、それにしたってご主人様の帰りが遅かったです。それはお姉ちゃんとふたりっきりで楽しかった証拠です」
楽しくなかったといえばウソになるため、なにも反論ができずにいるとヴィエルジュは更にギュッと強く腕を抱きしめてくる。
フーラの時にはなかった柔らかい感触が俺を包み込んで、朝っぱらから体の中心部分が元気になっちゃう。
「あ、あの、ヴィエルジュさん。朝っぱらから引っ付かれると色々と……」
「ヴィエルジュは超不機嫌です。ご主人様はメイドのご機嫌を取るため、今日一日中私と密着しないといけません。でなければ今日の夜にヴィエルジュ流奥義、生殺し大作戦を実行します」
「生殺し……それはきつ過ぎる。手を出したら?」
「ご主人様を冷凍保存して一生愛でます」
あー、その発言はヴィエルジュさん相当不機嫌ですね。
「今日一日こうやって過ごすか☆」
「当然です♡」
ギュッと更に俺にしがみついてくる。
側から見たら朝っぱらからイチャコラしているバカップルに見えることだろう。
しかし、その実態は悶々と我慢している思春期男子と、それを見て楽しんでいるドS美少女なのである。
「リオン」
そんな感じでヴィエルジュと校門までやって来ると、ジュノー先生が待ち伏せをしているみたいに立っていた。
「きみも色男だね。フーラだけではなくヴィエルジュも手玉に取っているだなんて罪な男だ」
「いや、これは……」
ま、側から見たらそうなるわな。
つうか、これってジュノーの嫉妬の延長線上にいるのでは?
フーラと付き合っているのに他の女の子とイチャコラしてるのはどういうことだ、みたいな。
そんなことよりも、ヴィエルジュの前でそんなこと言ったら……。
「ジュノー先生。それはどういう意味ですか?」
これは非常にまずいですね。
「聞いてないのか? フーラとリオンは付き合っているみたいだよ」
「なぬ?」
ギロリと思いっきり睨みながら、掴んだ腕に力を入れられる。
「いたた。ヴィエルジュさん。痛いです」
「フーラ様と付き合っているとは?」
ギュッと更に力を加えてくる。
「いたっ! ちょ、え、いたっ!」
「お答えくださーい。ご主人様―」
エンジェルスマイルの奥に魔王が見えた。この子、めちゃくちゃ怒ってらっしゃる。
言い訳をしなければ!
「ま、問題はそこじゃない」
ジュノーが言ってくるので、すかさずヴィエルジュが返す。
「いや、問題大有りです。こちらは死活問題です」
「ヴィエルジュ。きみの乙女心は察するが、少し話を聞いてくれないかい?」
彼は真剣な顔をするので、ヴィエルジュは唯らなぬ雰囲気を察してか俺を解放する。
助かった。あのままだったらヴィエルジュの柔らかいもので腕が折られていたぞ。
「リオン。聞いていると思うが、フーラが行方不明になった」
「え?」
唐突にパワーワードをぶっ込んでくるもんだから、つい間抜けな声が出てしまった。
つうか、当たり前のように言ってくるなよ。初耳だわ、そんなん。
「いつからですか?」
「昨日の夕方だ」
俺と別れた直後ってわけか。
しかし、フーラが行方不明ねぇ。
昨日の様子からいきなり病んでどっかに行ったってことは考えにくいよな。また明日って言い合って別れたし。
だったら誘拐の可能性の方が高い。王族だし、誘拐する目的は色々と考えられるが……。
でも、あの天才魔法使いをどうやって誘拐するって話にもなる。簡単に攫われるお姫様じゃないだろうしな。
「昨日の夜中から早朝にかけての調査の結果、最後の目撃情報はきみと一緒だった時だ」
ザッと魔法団の制服を着た大人達が一気に現れて俺とヴィエルジュを囲む。
「すまないが、話を聞かせてもらえないかな」
あっれ? もしかしてぼくちんが疑われてる?
この人数でのご登場はもはや俺を犯人としてない?
さっすが異世界。決めつけが酷い。
「ご主人様……」
ヴィエルジュが心配そうに俺を見つめるので、俺は心配かけまいと優しく言ってのける。
「大丈夫。すぐに戻るさ」
♢
「おらぁ! さっさと吐けや!!」
「お、ぅ……」
魔法団からの強制デートの行先は、鉄格子に囲まれた地下ホテルだ。
デートの食事はカツ丼でも出てくるのかな、なんて思っていたら、相手さんは激しい人みたい。
食事よりも先にSMプレイをご所望らしく、俺は拘束具で繋がれて一夜限りの愛のムチを受けている。
「実力を隠して魔法学園に来たのは王女が目的だろ!? なにが目的で王女に近づいた!? 吐け!!」
「き、くぅぅ……」
とかなんとか適当な設定を考えて遊んでいるけど、男同士のSMを想像する趣味は俺にはないからやめておこう。
うん。普通に拷問を受けています。
魔法団らしく、拷問には魔法を使用してくる。
さっきから魔法のムチみたいなものを使用して、雷の魔法をバンバン俺に当ててくる。
俺ってば避けるの専門だから実は紙装甲なんだよね。めちゃくちゃ痛い。
「──ふん。口を割らないか。まぁ良い。どちらにせよお前の処刑は決まっていることだ」
さっきからこの拷問官の言っていることが微妙にずれているんだよな。
王女誘拐の容疑で俺は拷問を受けているのに、聞いてくる内容はどうして王女に近づいたかって聞いてくるんだよね。
それにしても、今まで雷の魔法をビリビリ受けて暑かったってのに、唐突に寒くなって来やがった。
死にかけて体温が下がって来ているのではない。
例えるなら、南の島から雪国へワープしたかのような寒さだ。
こりゃあれだ。それはそれは美しい雪女でも迷い込んだんだね、きっと。
あー。拷問を受ける時に身ぐるみはがされたもんなぁ。服くらい着させてくれよ。寒いなぁ。
ぶるぶると震えていると、さっきまで俺をいたぶっていた奴が俺の髪の毛を引っ張ってくる。
「今更震えてもおせーんだよ。お前は王女と接近しすぎた。それが運の尽きだ」
げははははは!
なんともまぁゲスな笑い方をする。本当に魔法団の人間なのかよ。
『進にゅ──』
遠くの方から一瞬だけ叫び声が上がったが、セリフの途中で動画でも止めたかのように途中で聞こえなくなる。
「なんだぁ……?」
拷問官が後ろを振り返ると、パリンとガラスが割れるみたいに鉄格子が割れた。
「なっ──!?」
ぱらぱらと鉄格子が氷の破片と化して粉雪のように舞う。
その中から現れたのは、メイド服を着た雪女様だった。
メイド服の雪女様は俺を見た後に、ギロリと拷問官を睨みつける。
「ご主人様にこのような仕打ちをして良いのは私だけ。その罪は万死に値します」
「お前はこのガキと一緒にいたメイド。どうやってここまで……。ふっ。まぁ良い。お前も主人と一緒に処け──」
メイド服の雪女様は拷問官のセリフの途中に一気に間合いを詰める。
『凍れ』
「が、ぁ……」
一言放つと、拷問官が一気に氷漬けになっていく。
その過程で手に握力でもなくなったのか、魔法の杖をポトリと落とす。
「ふんっ!」
一瞬で氷漬けになった拷問官を容赦なく蹴り飛ばすと、バラバラに砕け散った。
「SM嬢のチェンジですかい?」
そんなことを言うと、メイド服の雪女様はさっきまで拷問官が使用していた魔法のムチを拾い上げた。
「ええ。ご覚悟を」
バチン、バチンとムチを引っ張る姿が様になってますよ、メイド服の雪女様。
「お姉ちゃんと付き合ってるってどういうことですか!?」
バチンと本気でムチを打ってくる。
「いってええええええええ! ちょ、まっ、ヴィエルジュさん!?」
「お姉ちゃんと付き合ってるってどういうこと!?」
「いてええええええ!! 待て! 待てって! お前は俺を助けに来てくれたんだろ!? なんで拷問官より激しいことしてくんだよ!?」
「答えになってません!!」
「いだい! まじで痛い!! でも、こんな美少女に痛めつけられるなんて新しい扉が開きそう」
「誤魔化すな! 答えなさい!」
「いだっ!! 話す、話しますから! 包み隠さず話しますから!!」
俺は包み隠さずヴィエルジュに話した。
「うう……ご主人様のばか!」
「いだっ!! なんで!?」
ヴィエルジュが俺の腕に引っ付いてそんなことを言ってくる。
朝の通学ラッシュの時間に密着してくるもんだから、周りから白い目で見られてしまっていた。
「昨日、ご主人様の探し物に付き合えなかったのは私に非がありますが、それにしたってご主人様の帰りが遅かったです。それはお姉ちゃんとふたりっきりで楽しかった証拠です」
楽しくなかったといえばウソになるため、なにも反論ができずにいるとヴィエルジュは更にギュッと強く腕を抱きしめてくる。
フーラの時にはなかった柔らかい感触が俺を包み込んで、朝っぱらから体の中心部分が元気になっちゃう。
「あ、あの、ヴィエルジュさん。朝っぱらから引っ付かれると色々と……」
「ヴィエルジュは超不機嫌です。ご主人様はメイドのご機嫌を取るため、今日一日中私と密着しないといけません。でなければ今日の夜にヴィエルジュ流奥義、生殺し大作戦を実行します」
「生殺し……それはきつ過ぎる。手を出したら?」
「ご主人様を冷凍保存して一生愛でます」
あー、その発言はヴィエルジュさん相当不機嫌ですね。
「今日一日こうやって過ごすか☆」
「当然です♡」
ギュッと更に俺にしがみついてくる。
側から見たら朝っぱらからイチャコラしているバカップルに見えることだろう。
しかし、その実態は悶々と我慢している思春期男子と、それを見て楽しんでいるドS美少女なのである。
「リオン」
そんな感じでヴィエルジュと校門までやって来ると、ジュノー先生が待ち伏せをしているみたいに立っていた。
「きみも色男だね。フーラだけではなくヴィエルジュも手玉に取っているだなんて罪な男だ」
「いや、これは……」
ま、側から見たらそうなるわな。
つうか、これってジュノーの嫉妬の延長線上にいるのでは?
フーラと付き合っているのに他の女の子とイチャコラしてるのはどういうことだ、みたいな。
そんなことよりも、ヴィエルジュの前でそんなこと言ったら……。
「ジュノー先生。それはどういう意味ですか?」
これは非常にまずいですね。
「聞いてないのか? フーラとリオンは付き合っているみたいだよ」
「なぬ?」
ギロリと思いっきり睨みながら、掴んだ腕に力を入れられる。
「いたた。ヴィエルジュさん。痛いです」
「フーラ様と付き合っているとは?」
ギュッと更に力を加えてくる。
「いたっ! ちょ、え、いたっ!」
「お答えくださーい。ご主人様―」
エンジェルスマイルの奥に魔王が見えた。この子、めちゃくちゃ怒ってらっしゃる。
言い訳をしなければ!
「ま、問題はそこじゃない」
ジュノーが言ってくるので、すかさずヴィエルジュが返す。
「いや、問題大有りです。こちらは死活問題です」
「ヴィエルジュ。きみの乙女心は察するが、少し話を聞いてくれないかい?」
彼は真剣な顔をするので、ヴィエルジュは唯らなぬ雰囲気を察してか俺を解放する。
助かった。あのままだったらヴィエルジュの柔らかいもので腕が折られていたぞ。
「リオン。聞いていると思うが、フーラが行方不明になった」
「え?」
唐突にパワーワードをぶっ込んでくるもんだから、つい間抜けな声が出てしまった。
つうか、当たり前のように言ってくるなよ。初耳だわ、そんなん。
「いつからですか?」
「昨日の夕方だ」
俺と別れた直後ってわけか。
しかし、フーラが行方不明ねぇ。
昨日の様子からいきなり病んでどっかに行ったってことは考えにくいよな。また明日って言い合って別れたし。
だったら誘拐の可能性の方が高い。王族だし、誘拐する目的は色々と考えられるが……。
でも、あの天才魔法使いをどうやって誘拐するって話にもなる。簡単に攫われるお姫様じゃないだろうしな。
「昨日の夜中から早朝にかけての調査の結果、最後の目撃情報はきみと一緒だった時だ」
ザッと魔法団の制服を着た大人達が一気に現れて俺とヴィエルジュを囲む。
「すまないが、話を聞かせてもらえないかな」
あっれ? もしかしてぼくちんが疑われてる?
この人数でのご登場はもはや俺を犯人としてない?
さっすが異世界。決めつけが酷い。
「ご主人様……」
ヴィエルジュが心配そうに俺を見つめるので、俺は心配かけまいと優しく言ってのける。
「大丈夫。すぐに戻るさ」
♢
「おらぁ! さっさと吐けや!!」
「お、ぅ……」
魔法団からの強制デートの行先は、鉄格子に囲まれた地下ホテルだ。
デートの食事はカツ丼でも出てくるのかな、なんて思っていたら、相手さんは激しい人みたい。
食事よりも先にSMプレイをご所望らしく、俺は拘束具で繋がれて一夜限りの愛のムチを受けている。
「実力を隠して魔法学園に来たのは王女が目的だろ!? なにが目的で王女に近づいた!? 吐け!!」
「き、くぅぅ……」
とかなんとか適当な設定を考えて遊んでいるけど、男同士のSMを想像する趣味は俺にはないからやめておこう。
うん。普通に拷問を受けています。
魔法団らしく、拷問には魔法を使用してくる。
さっきから魔法のムチみたいなものを使用して、雷の魔法をバンバン俺に当ててくる。
俺ってば避けるの専門だから実は紙装甲なんだよね。めちゃくちゃ痛い。
「──ふん。口を割らないか。まぁ良い。どちらにせよお前の処刑は決まっていることだ」
さっきからこの拷問官の言っていることが微妙にずれているんだよな。
王女誘拐の容疑で俺は拷問を受けているのに、聞いてくる内容はどうして王女に近づいたかって聞いてくるんだよね。
それにしても、今まで雷の魔法をビリビリ受けて暑かったってのに、唐突に寒くなって来やがった。
死にかけて体温が下がって来ているのではない。
例えるなら、南の島から雪国へワープしたかのような寒さだ。
こりゃあれだ。それはそれは美しい雪女でも迷い込んだんだね、きっと。
あー。拷問を受ける時に身ぐるみはがされたもんなぁ。服くらい着させてくれよ。寒いなぁ。
ぶるぶると震えていると、さっきまで俺をいたぶっていた奴が俺の髪の毛を引っ張ってくる。
「今更震えてもおせーんだよ。お前は王女と接近しすぎた。それが運の尽きだ」
げははははは!
なんともまぁゲスな笑い方をする。本当に魔法団の人間なのかよ。
『進にゅ──』
遠くの方から一瞬だけ叫び声が上がったが、セリフの途中で動画でも止めたかのように途中で聞こえなくなる。
「なんだぁ……?」
拷問官が後ろを振り返ると、パリンとガラスが割れるみたいに鉄格子が割れた。
「なっ──!?」
ぱらぱらと鉄格子が氷の破片と化して粉雪のように舞う。
その中から現れたのは、メイド服を着た雪女様だった。
メイド服の雪女様は俺を見た後に、ギロリと拷問官を睨みつける。
「ご主人様にこのような仕打ちをして良いのは私だけ。その罪は万死に値します」
「お前はこのガキと一緒にいたメイド。どうやってここまで……。ふっ。まぁ良い。お前も主人と一緒に処け──」
メイド服の雪女様は拷問官のセリフの途中に一気に間合いを詰める。
『凍れ』
「が、ぁ……」
一言放つと、拷問官が一気に氷漬けになっていく。
その過程で手に握力でもなくなったのか、魔法の杖をポトリと落とす。
「ふんっ!」
一瞬で氷漬けになった拷問官を容赦なく蹴り飛ばすと、バラバラに砕け散った。
「SM嬢のチェンジですかい?」
そんなことを言うと、メイド服の雪女様はさっきまで拷問官が使用していた魔法のムチを拾い上げた。
「ええ。ご覚悟を」
バチン、バチンとムチを引っ張る姿が様になってますよ、メイド服の雪女様。
「お姉ちゃんと付き合ってるってどういうことですか!?」
バチンと本気でムチを打ってくる。
「いってええええええええ! ちょ、まっ、ヴィエルジュさん!?」
「お姉ちゃんと付き合ってるってどういうこと!?」
「いてええええええ!! 待て! 待てって! お前は俺を助けに来てくれたんだろ!? なんで拷問官より激しいことしてくんだよ!?」
「答えになってません!!」
「いだい! まじで痛い!! でも、こんな美少女に痛めつけられるなんて新しい扉が開きそう」
「誤魔化すな! 答えなさい!」
「いだっ!! 話す、話しますから! 包み隠さず話しますから!!」
俺は包み隠さずヴィエルジュに話した。
「うう……ご主人様のばか!」
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