22 / 78
1章
3C-初陣
しおりを挟む
奏太達に話しかけて来た男は、まるで北◯の拳の雑魚キャラのような見た目をしている。
後ろにも同じような見た目の屈強な男達が7、8人程控えており、今にも火炎放射器で汚物を消毒しそうだ。
勿論、雑魚キャラっぽいとは言っても、実際に戦ったら、バラバラに『ひでぶっ』されるのは間違いなく奏太の方だろう。
「え、えーっと、な、なな、何のご用でしょうか!?」
奏太は分かりやすくビビりまくり、響子と金重は奏太の影に隠れてプルプルしている。
「まあそう緊張すんな! 俺達の駆け出しもそんなもんだった。
俺達はランク7の冒険者パーティ、『剣王軍』だ!
俺はこいつらを束ねるリーダー、キブソンだ。
お前達を俺達のクエストに連れていってやるよ!」
見ると、全員の首に赤色のギルドタグがかけられている。
ランク7っていうと、相当な手練れ達だ。
上級者のパーティに同行出来るのは心強いが、それ以前にこんな集団に付いていくなんて、魔物の群れに飛び込むより怖い。
これはどうにか遠慮したい。
「え、えっと、僕達まだ一度も戦ったことがなくてですね……、皆さんにご迷惑をおかけするのは申し訳ないので……。」
「なーに、遠慮すんな! 最初は皆苦労するもんだ!
俺達剣王軍がお前らをしっかりサポートしてやるから、大船に乗ったつもりでいろ!」
いやいやダメだろその船! 向こう岸にたどり着く前に絶対船酔いで死ぬタイプの船だろ!
下手すりゃ荒波に突っ込んで、ひ弱な俺達は海に投げ飛ばされちまう!
「いや、ほんと、お気持ちはありがたいんですけど、俺達はまだ……」
「さーてお前ら! こいつらに優しく冒険者道のイロハを教えてやるぞ!ガハハハ!」
「イエッサー!」「ヒャッハー!」「URYYYYYY!!」
おい! 最後の掛け声、もはや別のやつじゃねーか!
誰か助けてくれ!
奏太のSOSも虚しく、屈強な男達は奏太達を抱えて冒険者ギルドをドカドカと出ていったーー
ーー予想は的中し、奏太達は荒れ狂う馬車の中、完全に酔い潰れていた。
目の血走ったケルベロスの如き猛獣が、ヨダレを撒き散らしながら荒々しく馬車を曳いている。
男達は激しい震動を全く気にする様子もなく、まるで高級リムジンに乗っているかのように寛いでいる。
だが更に異質なのは、馬車の中に大音量で鳴り響く音楽。
男達の雄々しい見た目とは裏腹に、一流ホテルの高級レストランに流れていそうなクラシック調の音楽に、男達は陶酔しながら聴き入っている。
激しく馬車に揺られ、完全にグロッキー状態だった奏太も、心地の良い音楽に少し気持ちが和らぐ。
「えっと、キブソンさん。さっきから流れてる、この音楽は何なんですか?」
奏太は恐る恐る尋ねる。
「そんな堅っ苦しい言葉使うんじゃねえ! キブソンでかまわん!
これは王国第一音楽隊の方々の楽曲だ。
どうだ、最高だろう!?」
そう言うと、キブソンは目を瞑り、フンフンと鼻歌を歌い始めた。
これはローラント達の曲だったのか。クラシックはよく分からないが、流石偉そうにするだけの事はある。
流れる一つ一つの音が、心地よく身を包む。
時に上品に、時に力強く織り成す演奏は、まるで清流のようだ。
思わず聴き入ってしまう。
「いつもこんな風に音楽を流しているん……いるのか?」
国王にすら敬語を使わなかった奏太が、キブソンには何故か思わず敬語が出そうになる。
奏太という人間は、美人な女性と、怖そうな男には分かりやすく態度が変わる。
違う意味で怖い格好をしていた永吉には、すぐ慣れたあたり、ロックな見た目にはやや耐性があったようだ。
だが、今度は明らかに屈強な男達を前に、奏太は情けなく萎縮した姿を見せる。
「ぁあ!? ったりめーよ! この国に住む奴は常に音楽を聴く!
飯を食う時も、クソする時も、寝る時もだ!
そして戦う前には音楽で気持ちを休め、戦いの最中は音楽で自らを鼓舞し、戦いが終わったら音楽で心身を癒す!
音楽無しで戦いに出るなんざ、裸で魔物の群れに飛び込むようなもんよ!
まあ俺達にもなれば、裸で戦っても勝てるだろうけどな!ガハハハ!」
いやそれは流石にないだろ、と思ったが、キブソン達を見ているとあり得そうに思えてくるのが怖い。
裸でキブソン達が戦う姿を想像し、また吐き気を催した奏太は、邪念を振り払うようにブンブンと頭を振る。
それにしても、音楽が戦いにまで影響するとは、道理で音楽家が崇められる訳だ。
「ーーさて、そろそろ着くぞ。」
どうやらもう初陣の戦場に辿り着いたようだ。
今回のクエストは森の中らしい。初めての討伐に、奏太の身に気合いが入る。
「ところで、今回はどんなクエストなんだ?」
「ああ、今回はお前達のランクに合わせて、オークの群れの討伐だ。
オーク達は子分のゴブリンを引き連れてこの森に棲み付いていたんだが、最近この近くの村に出て悪さをするようになったらしい。」
いきなり群れを相手にするのか。
剣すら初めて持つ俺達に、果たして倒せるのだろうか。
心配そうにする奏太を、キブソンは『ガハハハ』と笑い飛ばす。
「心配すんな! オークは俺達が相手をする。お前らは離れたところに隠れてろ!
そんで周りのゴブリンに隙が出来たら、後ろからブスッと行け!」
ブ、ブスッと行けって……。
い、いや。これも稼ぎを得るための第一歩だ。気後れせずに戦うしかない。
俺はなんとか頑張るとして……。
横を見ると、金重と響子はまだグッタリしている。
とりあえず馬車を降りたら2人にはポーションと気付け薬を飲ませよう。
戦う前から薬を消耗するのは、随分先が思いやられるが……。
森の開けた所に辿り着くと、馬車が止まった。
男達がゾロゾロと馬車から降りると、キブソンが声を挙げた。
「お前らいよいよ敵の目前だ!
ルーキーに俺達の勇姿を見せてやれ!
くれぐれもこいつらを危険な目に遭わすんじゃねえぞ!
こいつらを無事に街まで帰すのが、俺達の今日の仕事だ! いいな!?」
「イエッサー!」「ヒャッハー!」「URYYYYY!!」
男達の叫び声がこだまする。
初めは見た目にビビりまくっていたが、いざ敵地に出ると、頼もしいばかりだ。
一部変なやつも混ざっているが。
集団は、森の深部へと進んでいった。
金重や響子も、薬を飲んで元気を取り戻している。
「き、緊張しますね……。」
「小生の剣技をとくと味わわせてやるでござる!」
響子は、か弱さが滲み出ているが、金重はさっきまで酔い潰れていたとは思えないやる気を見せる。
空回りして危険な目に遭わなければ良いが……。
まあ一応魔法もあるし、危なくなった時の目眩ましくらいにはなるだろう。
そういえば俺の精霊魔法はどんな妖精を呼び出せるのだろうか。
フ◯ディになっても戦いに役立つとは思えないし、タイミングを見て妖精を呼び出してみよう。
森の向こうに川が見えてきたところで、集団がピタリと立ち止まった。
「ここがオークどもの棲み家だ。」
見ると、川の麓でオークやゴブリン達がウロウロしている。
流石に敵を目の当たりにすると、奏太の体に緊張が走る。
いよいよだ……。
「お前ら音楽の準備はいいか?」
「イエッサー。」
キブソン達が控えめに合図を取ると、ドデカイ蓄音箱を持った男が応える。
「では、ミュージックスタートオオオオ!!!!」
キブソンが叫ぶと、蓄音箱の蓋が開かれ、森に大音量の音楽が鳴り響いたーー
後ろにも同じような見た目の屈強な男達が7、8人程控えており、今にも火炎放射器で汚物を消毒しそうだ。
勿論、雑魚キャラっぽいとは言っても、実際に戦ったら、バラバラに『ひでぶっ』されるのは間違いなく奏太の方だろう。
「え、えーっと、な、なな、何のご用でしょうか!?」
奏太は分かりやすくビビりまくり、響子と金重は奏太の影に隠れてプルプルしている。
「まあそう緊張すんな! 俺達の駆け出しもそんなもんだった。
俺達はランク7の冒険者パーティ、『剣王軍』だ!
俺はこいつらを束ねるリーダー、キブソンだ。
お前達を俺達のクエストに連れていってやるよ!」
見ると、全員の首に赤色のギルドタグがかけられている。
ランク7っていうと、相当な手練れ達だ。
上級者のパーティに同行出来るのは心強いが、それ以前にこんな集団に付いていくなんて、魔物の群れに飛び込むより怖い。
これはどうにか遠慮したい。
「え、えっと、僕達まだ一度も戦ったことがなくてですね……、皆さんにご迷惑をおかけするのは申し訳ないので……。」
「なーに、遠慮すんな! 最初は皆苦労するもんだ!
俺達剣王軍がお前らをしっかりサポートしてやるから、大船に乗ったつもりでいろ!」
いやいやダメだろその船! 向こう岸にたどり着く前に絶対船酔いで死ぬタイプの船だろ!
下手すりゃ荒波に突っ込んで、ひ弱な俺達は海に投げ飛ばされちまう!
「いや、ほんと、お気持ちはありがたいんですけど、俺達はまだ……」
「さーてお前ら! こいつらに優しく冒険者道のイロハを教えてやるぞ!ガハハハ!」
「イエッサー!」「ヒャッハー!」「URYYYYYY!!」
おい! 最後の掛け声、もはや別のやつじゃねーか!
誰か助けてくれ!
奏太のSOSも虚しく、屈強な男達は奏太達を抱えて冒険者ギルドをドカドカと出ていったーー
ーー予想は的中し、奏太達は荒れ狂う馬車の中、完全に酔い潰れていた。
目の血走ったケルベロスの如き猛獣が、ヨダレを撒き散らしながら荒々しく馬車を曳いている。
男達は激しい震動を全く気にする様子もなく、まるで高級リムジンに乗っているかのように寛いでいる。
だが更に異質なのは、馬車の中に大音量で鳴り響く音楽。
男達の雄々しい見た目とは裏腹に、一流ホテルの高級レストランに流れていそうなクラシック調の音楽に、男達は陶酔しながら聴き入っている。
激しく馬車に揺られ、完全にグロッキー状態だった奏太も、心地の良い音楽に少し気持ちが和らぐ。
「えっと、キブソンさん。さっきから流れてる、この音楽は何なんですか?」
奏太は恐る恐る尋ねる。
「そんな堅っ苦しい言葉使うんじゃねえ! キブソンでかまわん!
これは王国第一音楽隊の方々の楽曲だ。
どうだ、最高だろう!?」
そう言うと、キブソンは目を瞑り、フンフンと鼻歌を歌い始めた。
これはローラント達の曲だったのか。クラシックはよく分からないが、流石偉そうにするだけの事はある。
流れる一つ一つの音が、心地よく身を包む。
時に上品に、時に力強く織り成す演奏は、まるで清流のようだ。
思わず聴き入ってしまう。
「いつもこんな風に音楽を流しているん……いるのか?」
国王にすら敬語を使わなかった奏太が、キブソンには何故か思わず敬語が出そうになる。
奏太という人間は、美人な女性と、怖そうな男には分かりやすく態度が変わる。
違う意味で怖い格好をしていた永吉には、すぐ慣れたあたり、ロックな見た目にはやや耐性があったようだ。
だが、今度は明らかに屈強な男達を前に、奏太は情けなく萎縮した姿を見せる。
「ぁあ!? ったりめーよ! この国に住む奴は常に音楽を聴く!
飯を食う時も、クソする時も、寝る時もだ!
そして戦う前には音楽で気持ちを休め、戦いの最中は音楽で自らを鼓舞し、戦いが終わったら音楽で心身を癒す!
音楽無しで戦いに出るなんざ、裸で魔物の群れに飛び込むようなもんよ!
まあ俺達にもなれば、裸で戦っても勝てるだろうけどな!ガハハハ!」
いやそれは流石にないだろ、と思ったが、キブソン達を見ているとあり得そうに思えてくるのが怖い。
裸でキブソン達が戦う姿を想像し、また吐き気を催した奏太は、邪念を振り払うようにブンブンと頭を振る。
それにしても、音楽が戦いにまで影響するとは、道理で音楽家が崇められる訳だ。
「ーーさて、そろそろ着くぞ。」
どうやらもう初陣の戦場に辿り着いたようだ。
今回のクエストは森の中らしい。初めての討伐に、奏太の身に気合いが入る。
「ところで、今回はどんなクエストなんだ?」
「ああ、今回はお前達のランクに合わせて、オークの群れの討伐だ。
オーク達は子分のゴブリンを引き連れてこの森に棲み付いていたんだが、最近この近くの村に出て悪さをするようになったらしい。」
いきなり群れを相手にするのか。
剣すら初めて持つ俺達に、果たして倒せるのだろうか。
心配そうにする奏太を、キブソンは『ガハハハ』と笑い飛ばす。
「心配すんな! オークは俺達が相手をする。お前らは離れたところに隠れてろ!
そんで周りのゴブリンに隙が出来たら、後ろからブスッと行け!」
ブ、ブスッと行けって……。
い、いや。これも稼ぎを得るための第一歩だ。気後れせずに戦うしかない。
俺はなんとか頑張るとして……。
横を見ると、金重と響子はまだグッタリしている。
とりあえず馬車を降りたら2人にはポーションと気付け薬を飲ませよう。
戦う前から薬を消耗するのは、随分先が思いやられるが……。
森の開けた所に辿り着くと、馬車が止まった。
男達がゾロゾロと馬車から降りると、キブソンが声を挙げた。
「お前らいよいよ敵の目前だ!
ルーキーに俺達の勇姿を見せてやれ!
くれぐれもこいつらを危険な目に遭わすんじゃねえぞ!
こいつらを無事に街まで帰すのが、俺達の今日の仕事だ! いいな!?」
「イエッサー!」「ヒャッハー!」「URYYYYY!!」
男達の叫び声がこだまする。
初めは見た目にビビりまくっていたが、いざ敵地に出ると、頼もしいばかりだ。
一部変なやつも混ざっているが。
集団は、森の深部へと進んでいった。
金重や響子も、薬を飲んで元気を取り戻している。
「き、緊張しますね……。」
「小生の剣技をとくと味わわせてやるでござる!」
響子は、か弱さが滲み出ているが、金重はさっきまで酔い潰れていたとは思えないやる気を見せる。
空回りして危険な目に遭わなければ良いが……。
まあ一応魔法もあるし、危なくなった時の目眩ましくらいにはなるだろう。
そういえば俺の精霊魔法はどんな妖精を呼び出せるのだろうか。
フ◯ディになっても戦いに役立つとは思えないし、タイミングを見て妖精を呼び出してみよう。
森の向こうに川が見えてきたところで、集団がピタリと立ち止まった。
「ここがオークどもの棲み家だ。」
見ると、川の麓でオークやゴブリン達がウロウロしている。
流石に敵を目の当たりにすると、奏太の体に緊張が走る。
いよいよだ……。
「お前ら音楽の準備はいいか?」
「イエッサー。」
キブソン達が控えめに合図を取ると、ドデカイ蓄音箱を持った男が応える。
「では、ミュージックスタートオオオオ!!!!」
キブソンが叫ぶと、蓄音箱の蓋が開かれ、森に大音量の音楽が鳴り響いたーー
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる