嵐大好き☆ALSお母さんの闘病と終活

2017年「障害者として」

他人に向ける言葉は、自分にも向いている

　病気になった時、主治医から言われた・・・

「ネットで、同じ病気関連の記事やブログなどをあまり見ないように」

　それは、重篤な患者さんや介護のご家族、その声を聞いてしまうと、心も落ち込み心身ともによくないからと、先生・・・

　楽しく過ごし笑顔でいると、脳内ホルモンが活発化ドーパミンの分泌を促し、抵抗力や治癒力が高まり、たとえ作り笑いであっても脳内はプラスに働く。
　気功でも、発する言葉がプラスとマイナスで身体に満ちるエネルギーに大きな差が出るのよ。

　よく植物のことでも言われるけど、褒めて優しい言葉を掛けると、花は美しく咲き、実は甘く熟す。

　もし　他人との思いや考え方が違った時、その他人を変えようと懸命になるあまり、発する言葉が、誹謗中傷、悪口のようにマイナスの言葉であったら・・・
　自分の脳内で思うことは、自分に向けられてるのと同じ・・・脳の中はマイナス思考でいっぱい！

　だから、私は考え方や思いが違っても否定はしない・・・

　反対意見にも聞く耳をもつ余裕を持ちたいな。
　自分の考え方をしっかり持っていれば、何も揺るがない！！
　そして、誰にでもいいところ、素敵なところがあるの。そういう面を見ていたいなって思う。

　同調する仲間とだけつるんでいれば、それは楽しいでしょうが見方に偏りがでるものでしょ。
　反対意見でも、その真意を理解できるようになりたいなって思います。
　だって世の中はお互い様だもの・・・他人を変えようなんてこと、そんな権利は誰にもないのだから。

　世の中、みーんな違って面白いんでしょ。
　真っ向から違う人の意見も笑い飛ばせるほど清々しいことはないよ。


　＊＊＊


　類は友を呼ぶと言うけれど、ネット社会でも同じ思考の人が集まりますね。
　人は変わるものだから、もし方向が違ってもそれは仕方のないこと・・・
　とことん嫌になったら、離れればいいだけと思います。

　でも、関わりたくない「負」のものに出会ってしまったら。
　偶然でも、もしかしたら必然かもしれない・・・そう思うと、自分の思いは届けたいのです。たとえ、徒労に終わってもね。相手を恨んだり嫌ったりはしません。

　発した言葉、綴られた文章を、好意的にとるか悪意にとるかで、まったく感じ方が違ってくると思うのです。

　私の子育て時代に、ママ友で口の悪い人がいて、自分の子供や夫を貶してばかり。私は彼女の性格を知っていたから、本当は家族をとっても愛していると分かっていたし、実際に情の深い人で今でも私の親友です。
　でも当時、彼女をよく知らない人は「家族をバカにするなんて・・・」と陰で批難していたんです。

　私の経験は、例え話ではあるけれど、表面上だけでは何事も本当のところは分からないと思うのです。

　何度考えても腹が立つなら、もう一切関わらない。
　私はそれが一番賢明だと思います。

　気に入らない相手にいつまでも執着するのは、その心理の奥に、相手を卑しめることで自分の自尊心を保ちたい・・・言いかえればその相手への憧れがあるそうです。心理学の本の中の一節のようですが。

　私も100％受け入れられない場合は、一切関わらない。
　これに尽きます！

　楽しいことを考え、発する言葉も優しくありたい。
　心は穏やかにしていたいものですね