真事の怪談 ~妖魅砂時計~

? 『本当に怖い話、読みたくなる怪談とは何なのか?!』の追求――
 2017年11月某日、長崎県西端 田舎を極めた田舎のとあるファミレスに、四人の人間が密かに集った。一人はアマチュアの実話怪談作家・松岡真事。残る三人は、彼に怪談を提供した本物の怪奇現象体験者たち。

「あなた達は、世にも希なる奇妙な出来事に遭遇された縁ある方々だ。そんなあなた方に問いたい。どんな怪談が、いちばん心の琴線に触れる、だろうか?」

 導き出された答え。「直ぐに読めてゾクッとする物語」を蒐めに蒐めた実話怪談集!
 ショートショート感覚で繰り出される、異様な現実の数々。因縁、妖魔、呪詛、不可思議が織りなす奇妙怪奇なカレイドスコープ。覗き見たあなたは何を見るか。そこには、流れ落ちる色とりどりな魔石の砂々。さらさらと、流れ落ちたる砂時計。

 さらさら、さらさら、さらさらと――

 もう元の世界に戻れなくなる。あなたを誘う小さな物語たち。
 どこからなりと、御賞味を――
24h.ポイント 42pt
0
小説 16,647 位 / 192,174件 ホラー 165 位 / 6,813件

あなたにおすすめの小説

『笑う』怪談 ~真事の怪談シリーズ・番外編~

松岡真事
ホラー
 「笑」をテーマに据えた怪談というのは 果たして成立するのであろうか?!  今を去ること十余年前――この難解な問いに答えるべく、松岡真事は奮闘した。メディアファクトリー刊『幽』誌の怪談文学賞に、『笑う』怪談を投稿したのである!  結果は撃沈!!松岡は意気消沈し精根尽き果て、以後、長く実話怪談の筆を折ることになってしまう・・・  そして、今・・・松岡は苦い過去を乗り越える為、笑いを携えた怪談のリライト&新作執筆に乗り出す!  名付けて『笑う』怪談!!  腹を抱えるような「笑い」、プッと吹き出すような「笑い」、ほんわか滲み出るような「笑い」、下衆すぎて思わず漏れるような「笑い」、 そして何より、「笑う」しかない 恐怖――  さまざまな『笑』が満ちた実話怪談の新世界!  煽り文句も高らかに、恐怖の世界への出囃子が鳴る――!!

真事の怪談~寸志小品七連~

松岡真事
ホラー
 どうも、松岡真事が失礼致します。  皆様のおかげで完結しました百物語『妖魅砂時計』―― その背景には、SNSで知り合いました多くのフォロワーの方々のご支援も強い基盤となっておりました。  そんなSNS上において、『おまけ怪談』と称して画像ファイルのかたちで一般公開した〝超短編の〟怪談群がございます。決して数も多くはありませんが、このたび一つにまとめ、アルファポリス様にて公開させて頂くことを決意しました。  多少細部に手を入れておりますが、話の骨子は変わりません。 ・・・アルファポリスという媒体のみで私の作品に触れられた方には初見となることでしょう。百物語終了以降、嬉しいご意見を頂いたり、熱心に何度も閲覧されている読者様の存在を知ったりして、どうにか早いご恩返しをしたいと考えた次第です。  また、SNS上で既にお話をご覧になった方々の為にも、新しい話を4話、書き下ろさせて頂きました。第1話、第3話、第5話、第7話がそれに当たります。他の話と釣り合いを取らせる為、800文字以下の超短編の形式をとっています。これを放出してしまうと貯金がほとんどスッカラカン(2018年11月初頭現在)になってしまいますが、また頑張って怖いお話を蒐集してカムバック致しますので、お楽しみにを。  それではサクッとお読み下さい。ゾクッときますので――

真事の怪談 ~冥法 最多角百念珠~

松岡真事
ホラー
 前々作、『妖魅砂時計』から約5ヶ月の歳月を経て――再び松岡真事による百物語が帰ってきた!!  今回は、「10話」を一区切りとして『壱念珠』、それが『拾念珠』集まって百物語となる仕様。魔石を繋げて数珠とする、神仏をも恐れぬ大事業でござい!! 「皆様、お久しぶりです。怪談蒐集はそこそこ順調に行っておりますが、100の話を全て聞き取った上で発表するには流石に時間がかかりすぎると判断いたしました。ゆえに、まず10話集まったら『第壱念珠』として章立て形式で発表。また10話集まれば『第弐念珠』として発表・・・というかたちで怪談を連ねてゆき、『第拾念珠』完成の暁には晴れて百物語も完結となるやり方を取らせて頂こうと思います。 時間はかかると思われますが、ご愛読頂ければ幸い・・・いえ、呪(まじな)いです」 ――松岡  ・・・信じるも信じないも関係なし。異界は既に、あなたのあずかり知らぬところで人心を惑乱し、その領域を拡大させている!連なり合った魔石の念珠はジャラジャラと怪音を発し、あなたの心もここに乱される!!  容赦無き実話の世界、『冥法 最多角百念珠』。  すべての閲覧は自己責任で――

逢魔刻の旅人

ありす
ホラー
逢魔刻 闇の住人はいつでも私たちのそばに必ず潜んでいる 誰しもが"やつら"と同じ空間を旅する 旅人になりうるのだ

怪談実話 その4

紫苑
ホラー
今回は割とほのぼの系の怪談です(笑)

ちーちゃんのランドセルには白黒のお肉がつまっていた。

犬咲
ホラー
 ちーちゃんのランドセルに詰まっていた白黒ぶちの肉っぽいなにかと、ひとりぼっちのちーちゃんの話。  ほのぼのホラーファンタジー。  全7話。7月20日、なんとか完結しました。  キーワードに苦手な物がある方は、ご注意ください。

怪談実話 その2

紫苑
ホラー
本当にあった怖い話です…

実話怪談「笑い声」

赤鈴
ホラー
↓2019年8月にホラーサウンドノベルゲームになりました↓ http://www.freem.ne.jp/win/game/20845 これは筆者自身が体験した実話を基にしたお話です。 地名、個人名は仮名でございます。 今宵の実話怪談は 人形供養で有名な、とある神社へ夜中に一人で行ったことから始まる怖い話。 そこには、数々のいわくつき人形も保管されているという――。