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4章:果てなき焔
第124話 擦り寄り
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国府における最高立法機関である国府評議会。その通常総会を傍聴席から拝見していたルーファンだが、すぐにでも席を立って観光がてら街へ出た方が有意義に違いないと思うようになった。議題が提示され、それに対する大臣及び配下の高官たちによる方針が示され、議員たちが是非を問う…それだけの筈だが、傍から見ても子供のごっこ遊びの方がマシではないかと思えてしまう程に粗末なのだ。
語り合われる議題といえば「とある大臣の部下が起こした汚職に関する責任の追及」、「巷における大臣たちの評判についての見解」、「街で起きている事件についての見解」、「その他野次及び中傷」といった具合に分類が出来る。現在進行形で起きている戦争行為への方針や、それに関する資源の調達の目途についてなどは一切触れられない。記憶が正しければ予定表の中には議題としてあった筈なのだが、そこに至るまでにこの井戸端会議を延々と聞き続けなければいけないらしい。
時折、議長が「進行に関係のない質問と意見は控えて頂きたい」と牽制をするのだが、その途端議員たちは「時間を理由に責任から逃げるな」、「疑惑は深まった」などとヒステリックに喚き立てるのだ。こんな醜態を誇らしげに見せるためにわざわざ招かれたのかと思うと、時間を溝に捨ててる様な感覚に陥ってしまう。
「ふぅ、どうだ ? 議会の進捗は」
急いでやって来たのか、額に少しだけ汗をにじませたジョナサンが隣に座る。大きめの茶封筒をいくつか携えていた。
「ようやく別の議題に入った。差別がどうのとほざいている。このペースでは、少なくとも軍事に関する話に時間を割いてはくれなさそうだ」
「それが狙いなのかもしれんぞ。案外な」
「どういう事だ ?」
あまり大っぴらに聞かれたくないのか、ジョナサンはヒソヒソとルーファンに話しかけてくる。軍事に因んだ議題に時間を割かない事で、どのように都合がよくなるのか。ルーファンは彼を見て真意を問う。
「大臣どもを引きずり降ろす口実に使えるからだ。現時点で発生している問題を大臣たちの政策で解決されれば手柄になってしまう。逆に言えば問題が解決せずに泥沼と化せば、”手遅れの状態にした大臣たちに責任がある”として辞任という形で落とし前を付けさせることが出来るだろう。そうなれば選挙で自分や、自分の言いなりになってくれる身内を大臣に仕立て上げて権力を握るなんてことも可能だ。だから優先順位をかなぐり捨て、ありとあらゆる痴話喧嘩で議論を引き延ばす。我々の行いは国民のためなんてほざいているが、自分が権力を握る事しか考えていないだろうな」
「バカバカしい。下らん口論を仕掛けて時間を浪費していたと知れば国民も呆れかえるだろう」
「だから報せない。”激しい口論が続き、最終的に議論は先送りになってしまった”…そんな具合に都合の良い部分だけをまとめた要点を報じさせるんだ。アホみたいな質問ばかりして、余計な手間を取らせたという部分は徹底的に伏せさせる。この国じゃ、新聞屋もお偉いさんに金さえ貰えればどんな事でも書くからな」
正直ジョナサンも似たようなことをやってるんじゃないだろうか、ルーファンは怪しみながらも議会に集中しようとするがやはり下らない、もしくは視野が狭いの一言で片が付くような意見しか出てこない。
「この国では女性の社会進出が推進されていません、これは由々しき問題ですよ。リゴト砂漠と呼ばれる獣人が済む地域では、多くの女性が集落の運営に携わり、女性が酋長として活躍をしているという話があります。その様な後進国の田舎でさえ女性が活躍できるというのに、この国では―――」
高そうなアクセサリーを身に着けた、自分の事を有能だと思ってそうなやけに声のデカい女性議員が吠えていた。ルーファンは眉間を指で押さえた。なぜ女性ばかりがコミュニティの運営をしているのか、背景を考えた事があるのだろうか。
「一度でもリゴトに行った事があるのか、あの女は ?」
「あるわけないだろ。都合の良い材料だから利用してるだけだ。視野も狭ければ脳味噌も小さいバカの集まりだよ。民主主義の弊害ってやつさ…どんな詐欺師だろうが国民側が騙されてしまえば簡単に権力を握れてしまう。賢者は現象を信じ、愚者は口を信じるとはよく言ったものだね」
ジョナサンとルーファンは興味も失せ始めてるのか、二人で談笑をしてる時間の方が長引きだした。途中で「税金を国民に還元せず、たかが戦争のために高い税金を払って外人共をこの国に招き入れた」と、眼鏡を掛けた年寄りの老人がこちらを睨みながら言い放った時は流石にムッとしたものの、取り乱す事なく二人で話を続ける。
「あの爺さん。曰く有名な反戦派の議員なんだとさ。戦争に勝つ事よりも国のために政治を行えなんて言ってるが、当の自分は部下に恐喝して強制労働をさせながら手柄だけは横取りしてたようなクソ野郎だったそうだ。”自分の認識では恐喝ではない”なんてほざく上に、新聞屋もそのことについては何も言わずに庶民派の優しい政治家として持ち上げてる」
「新聞屋がその体たらくか…」
「まあ、そこはあまり責めないでやってくれ。ウチもそうだが、メディアが持ち上げる著名人なんてのは、影響力を持ってくれたら自分達に都合が良い傀儡のリストでしかない」
「レイブンズ・アイもそうなのか ?」
「ああ。だからこうして君に密着取材をし続けてる…他の連中と一緒にしてほしくない点を強いて挙げるとするなら、僕は少なくとも自分を正義のヒーローだなんて思っていない事、かな」
ジョナサンもそこまで言って自嘲気味に鼻を鳴らす。そして茶封筒をルーファンに手渡した。
「あまりマジマジと読むなよ。議会の傍聴に集中していないからって、変な評判を流されるからな。ジェトワにおける他国との国交について幾つか調べたんだが、中々面白い情報を政府の関係者から聞けた…賄賂送っただけで機密を報せてくれるってのは流石にモラルを疑ったが」
「何があったんだ ?」
「過去に開催された<六霊の集い>について調べると、どうやらシーエンティナ帝国とジェトワ皇国は集会の開催を提案した最初の二国だったんだ。そこから残りの<聖地>の保有国についても参加をするようになったんだが、どうも妙な動きがあった」
「何があったんだ ?」
「確かに六か国の間で協定を結び、和平を維持するというのは理に適ってはいる。だが集会が行われるようになった後の事…今から二十年以上前になるか。シーエンティナ帝国が国際的な事件が発生した際に備え、すぐに動かせる連合軍を設立したいと唐突に集会で申し出たんだ。帝国側が全権を一任するという条件付きでね。流石にそれはジェトワを始めとした他の国も、信頼できないからと却下したそうなんだが…どうもシーエンティナ帝国が外部との交流を減らし始めたのだそこからみたいだ」
ルーファンは資料をチラリと見てから、ジョナサンの話に耳を傾けつつ議会をボンヤリと眺めていた。自分が生まれるより前に帝国は外部との交流を絶ち始めたが、それはなぜなのだろうか。<六霊の集い>を機に連携できると思ったが、その期待が裏切られたからか ? それだけの理由でリミグロンの手引きを行って各地で破壊活動を行うとは考え難い。だが連合軍の設立を拒否されて以降に豹変したのを見ると、彼らにとって都合の悪い事態だったというのは明らかである。
「ジョナサン、もう少し調べられないか ? 特に連合軍を設立したがっていた理由を。そこが恐らく鍵だ」
「出来る限りはやってみよう。それとこの国の<聖地>についてだが…外務大臣に君の力についても話をしたんけど、やはりすんなりと信じてはもらえなかった。百歩譲って事実にしても、特定個人にそんな強大な力を任せるわけにはいかないし、まだ”信頼”が出来ないから…ってね」
「信頼という言葉が好きなようだな、この国は…何をすればいいんだ」
「察しが良いな。リミグロンと皇国軍が戦の真っただ中だというのは知っているだろう ? 戦果次第では、火を司る幻神…<カグツチ>の力を君に宿す件を考えてやってもいいと言っていた。パージット王国代表としての君と、正式に軍事同盟を結ぶつもりだとさ」
戦で手柄を挙げなければならない。そうすれば復讐へとまた一歩近づける。重圧を感じたルーファンは手で顔を抑え、考え込むように少し下を向いた。もはや議会の視察などそっちのけである。同時にジョナサンも、ジェトワ皇国がこれほどまでに譲歩した取引を持ち掛けて来るとは思ってもいなかったらしく、項垂れたルーファンを見てから少し震えた。
世論が作られ始めているのだ。ルーファン・ディルクロこそが世界各地で起きている戦い、問題、その大局を左右する要として人々が更に注目している。しかもそれが自身の書いた文字によって引き起こされた。その事実がジャーナリストとしての彼の魂に興奮を呼び起こしている。これだからこの仕事はやめられない。たとえどんな代償を払う事になっても歴史の生き証人になってやる。そう決意させるだけの価値がそこにはあった。
語り合われる議題といえば「とある大臣の部下が起こした汚職に関する責任の追及」、「巷における大臣たちの評判についての見解」、「街で起きている事件についての見解」、「その他野次及び中傷」といった具合に分類が出来る。現在進行形で起きている戦争行為への方針や、それに関する資源の調達の目途についてなどは一切触れられない。記憶が正しければ予定表の中には議題としてあった筈なのだが、そこに至るまでにこの井戸端会議を延々と聞き続けなければいけないらしい。
時折、議長が「進行に関係のない質問と意見は控えて頂きたい」と牽制をするのだが、その途端議員たちは「時間を理由に責任から逃げるな」、「疑惑は深まった」などとヒステリックに喚き立てるのだ。こんな醜態を誇らしげに見せるためにわざわざ招かれたのかと思うと、時間を溝に捨ててる様な感覚に陥ってしまう。
「ふぅ、どうだ ? 議会の進捗は」
急いでやって来たのか、額に少しだけ汗をにじませたジョナサンが隣に座る。大きめの茶封筒をいくつか携えていた。
「ようやく別の議題に入った。差別がどうのとほざいている。このペースでは、少なくとも軍事に関する話に時間を割いてはくれなさそうだ」
「それが狙いなのかもしれんぞ。案外な」
「どういう事だ ?」
あまり大っぴらに聞かれたくないのか、ジョナサンはヒソヒソとルーファンに話しかけてくる。軍事に因んだ議題に時間を割かない事で、どのように都合がよくなるのか。ルーファンは彼を見て真意を問う。
「大臣どもを引きずり降ろす口実に使えるからだ。現時点で発生している問題を大臣たちの政策で解決されれば手柄になってしまう。逆に言えば問題が解決せずに泥沼と化せば、”手遅れの状態にした大臣たちに責任がある”として辞任という形で落とし前を付けさせることが出来るだろう。そうなれば選挙で自分や、自分の言いなりになってくれる身内を大臣に仕立て上げて権力を握るなんてことも可能だ。だから優先順位をかなぐり捨て、ありとあらゆる痴話喧嘩で議論を引き延ばす。我々の行いは国民のためなんてほざいているが、自分が権力を握る事しか考えていないだろうな」
「バカバカしい。下らん口論を仕掛けて時間を浪費していたと知れば国民も呆れかえるだろう」
「だから報せない。”激しい口論が続き、最終的に議論は先送りになってしまった”…そんな具合に都合の良い部分だけをまとめた要点を報じさせるんだ。アホみたいな質問ばかりして、余計な手間を取らせたという部分は徹底的に伏せさせる。この国じゃ、新聞屋もお偉いさんに金さえ貰えればどんな事でも書くからな」
正直ジョナサンも似たようなことをやってるんじゃないだろうか、ルーファンは怪しみながらも議会に集中しようとするがやはり下らない、もしくは視野が狭いの一言で片が付くような意見しか出てこない。
「この国では女性の社会進出が推進されていません、これは由々しき問題ですよ。リゴト砂漠と呼ばれる獣人が済む地域では、多くの女性が集落の運営に携わり、女性が酋長として活躍をしているという話があります。その様な後進国の田舎でさえ女性が活躍できるというのに、この国では―――」
高そうなアクセサリーを身に着けた、自分の事を有能だと思ってそうなやけに声のデカい女性議員が吠えていた。ルーファンは眉間を指で押さえた。なぜ女性ばかりがコミュニティの運営をしているのか、背景を考えた事があるのだろうか。
「一度でもリゴトに行った事があるのか、あの女は ?」
「あるわけないだろ。都合の良い材料だから利用してるだけだ。視野も狭ければ脳味噌も小さいバカの集まりだよ。民主主義の弊害ってやつさ…どんな詐欺師だろうが国民側が騙されてしまえば簡単に権力を握れてしまう。賢者は現象を信じ、愚者は口を信じるとはよく言ったものだね」
ジョナサンとルーファンは興味も失せ始めてるのか、二人で談笑をしてる時間の方が長引きだした。途中で「税金を国民に還元せず、たかが戦争のために高い税金を払って外人共をこの国に招き入れた」と、眼鏡を掛けた年寄りの老人がこちらを睨みながら言い放った時は流石にムッとしたものの、取り乱す事なく二人で話を続ける。
「あの爺さん。曰く有名な反戦派の議員なんだとさ。戦争に勝つ事よりも国のために政治を行えなんて言ってるが、当の自分は部下に恐喝して強制労働をさせながら手柄だけは横取りしてたようなクソ野郎だったそうだ。”自分の認識では恐喝ではない”なんてほざく上に、新聞屋もそのことについては何も言わずに庶民派の優しい政治家として持ち上げてる」
「新聞屋がその体たらくか…」
「まあ、そこはあまり責めないでやってくれ。ウチもそうだが、メディアが持ち上げる著名人なんてのは、影響力を持ってくれたら自分達に都合が良い傀儡のリストでしかない」
「レイブンズ・アイもそうなのか ?」
「ああ。だからこうして君に密着取材をし続けてる…他の連中と一緒にしてほしくない点を強いて挙げるとするなら、僕は少なくとも自分を正義のヒーローだなんて思っていない事、かな」
ジョナサンもそこまで言って自嘲気味に鼻を鳴らす。そして茶封筒をルーファンに手渡した。
「あまりマジマジと読むなよ。議会の傍聴に集中していないからって、変な評判を流されるからな。ジェトワにおける他国との国交について幾つか調べたんだが、中々面白い情報を政府の関係者から聞けた…賄賂送っただけで機密を報せてくれるってのは流石にモラルを疑ったが」
「何があったんだ ?」
「過去に開催された<六霊の集い>について調べると、どうやらシーエンティナ帝国とジェトワ皇国は集会の開催を提案した最初の二国だったんだ。そこから残りの<聖地>の保有国についても参加をするようになったんだが、どうも妙な動きがあった」
「何があったんだ ?」
「確かに六か国の間で協定を結び、和平を維持するというのは理に適ってはいる。だが集会が行われるようになった後の事…今から二十年以上前になるか。シーエンティナ帝国が国際的な事件が発生した際に備え、すぐに動かせる連合軍を設立したいと唐突に集会で申し出たんだ。帝国側が全権を一任するという条件付きでね。流石にそれはジェトワを始めとした他の国も、信頼できないからと却下したそうなんだが…どうもシーエンティナ帝国が外部との交流を減らし始めたのだそこからみたいだ」
ルーファンは資料をチラリと見てから、ジョナサンの話に耳を傾けつつ議会をボンヤリと眺めていた。自分が生まれるより前に帝国は外部との交流を絶ち始めたが、それはなぜなのだろうか。<六霊の集い>を機に連携できると思ったが、その期待が裏切られたからか ? それだけの理由でリミグロンの手引きを行って各地で破壊活動を行うとは考え難い。だが連合軍の設立を拒否されて以降に豹変したのを見ると、彼らにとって都合の悪い事態だったというのは明らかである。
「ジョナサン、もう少し調べられないか ? 特に連合軍を設立したがっていた理由を。そこが恐らく鍵だ」
「出来る限りはやってみよう。それとこの国の<聖地>についてだが…外務大臣に君の力についても話をしたんけど、やはりすんなりと信じてはもらえなかった。百歩譲って事実にしても、特定個人にそんな強大な力を任せるわけにはいかないし、まだ”信頼”が出来ないから…ってね」
「信頼という言葉が好きなようだな、この国は…何をすればいいんだ」
「察しが良いな。リミグロンと皇国軍が戦の真っただ中だというのは知っているだろう ? 戦果次第では、火を司る幻神…<カグツチ>の力を君に宿す件を考えてやってもいいと言っていた。パージット王国代表としての君と、正式に軍事同盟を結ぶつもりだとさ」
戦で手柄を挙げなければならない。そうすれば復讐へとまた一歩近づける。重圧を感じたルーファンは手で顔を抑え、考え込むように少し下を向いた。もはや議会の視察などそっちのけである。同時にジョナサンも、ジェトワ皇国がこれほどまでに譲歩した取引を持ち掛けて来るとは思ってもいなかったらしく、項垂れたルーファンを見てから少し震えた。
世論が作られ始めているのだ。ルーファン・ディルクロこそが世界各地で起きている戦い、問題、その大局を左右する要として人々が更に注目している。しかもそれが自身の書いた文字によって引き起こされた。その事実がジャーナリストとしての彼の魂に興奮を呼び起こしている。これだからこの仕事はやめられない。たとえどんな代償を払う事になっても歴史の生き証人になってやる。そう決意させるだけの価値がそこにはあった。
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