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潜入捜査はお手の物
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整った整備が完璧では無いけれど、パソコンやタブレットは、完備されている。
どれも偽名で、購入したものだ。
生きていくためにいくつもの偽名を使い、情報を頭に入れておく。
「んー。もうちょい、画像が良くならないかな。」
マウスをカチカチ。専売特許は、戦闘であるが、情報戦も人並みには出来る。
重厚な家具に高級品で囲まれた空間に、朝食が並ぶ。真ん中には朝から赤肉のミディアムステーキを咀嚼するウォルス・ミードのボス、ニコラス・リッチ。ふくよかな体型と高級スーツと腕時計を身に着けた彼は部下からの報告に耳を傾ける。
「なに?ホーキンスと連絡が取れない?」
「はい。しかも、ホーキンスの館に侵入者が現れたようです。」
思案するボスに、控えていた部下は一様に、ド緊張。
「…フッ。飼い猫風情が、牙を向いたか。」
「如何なさいましょう。」
「多少痛めつけても構わんが、私の前に引き連れてこい。」
「はっ。」
踵を返す部下を見ながら、したり顔。
「嗅ぎつけてきたか。」
分厚く切ったステーキを噛みちぎる。ジュッと肉汁が滴り落ちる。
「おーおー。怖いね。豚の大将。朝からステーキ、食べるなんて、見た目に反して、若いわ。モテモテも困りもんだね。よかった。美形じゃなくて。」
ハッキングしたウォルス・ミードのボスの館の監視カメラを傍聴。
「時間の問題だと思っていたけど、あのイボ豚、それなりの地位にいたのかな。今頃、業火に焼き尽くされて、焼豚だけどね…と。」
キーボードを叩く。
あのイボ豚野郎から盗んできた情報を纏めると、ニコラスは、新しい新薬を売り、莫大の利益を生み出し、世界を牛耳ると言う。その新薬と言うのか、BD・DR。
DK・DRと似て非なるもの。
前者は、麻薬に近い中毒性を持ち、脳波に異常を及ぼし、破壊行動の限り、いわゆる、暴走させる。本能のまま、敵だと認識させられた相手を襲う。
脳を爆発的に興奮状態させ、思考停止。沸き立つ細胞の伸縮及び、鼓動の速さで、人体に及ぼす程の動きを見せると言う。
これはある意味で最悪である。捨て駒に飲ませて、敵陣に配置するだけで、破壊活動の一環として、相手が死ぬまで、繰り広げられる。にも関わらず、収まりは、しないそうだ。
興奮状態を無理矢理引き起こす代償は、ハッキリと言えば、無謀。
DK・DRも似たようなものだが、中毒性は無い。ただひたすらに、強靭な肉体及び細胞の活性化による治癒回復能力。
デメリットもある。不死の薬だと揶揄される名前が付いてるが、痛みを感じないわけではないし、失った部分が再生するわけでもない。ただ、人より頑丈で、力が出る。
その強すぎる薬は、もちろん、服用すると、成功例ばかりではなく、身体に適さない場合や適用した場合であっても、いきなり、身につけた化け物のような力を持て余し、次第に壊れていく。
燃やしたデータの中には、適用した場合があったが、燃え上がるような熱さが身体中に帯び、その場にいた関係者を殺し回り、手を焼いて、最終的に、首を刎ねて、絶滅。
まるで、ゾンビ扱いだ。
悪魔の薬を開発した相手こそ、ベラトナ・ゴールドスタイン。DK・DRの成功例で、調子づいたのかも知れない。
まあ、組織をその悪魔の薬の成功例が、組織全体を潰しに回る悪鬼になって、壊す様は恐ろしかったろう。
だって、精鋭部隊が、歯も立たなかったのだから。
ゴキブリ並みにしぶとい奴で、悪運が強かったのだろう。
逃げ果せたのは、拍手してやるが、次、見つけたら、必ず殺す。
「さて、証拠隠滅。」
ポチッ。
コンコン。
部屋に入ると、談笑していたらしいエディと尚弥。
普段、ギャングのボスのようなピリッとした雰囲気を持つエディが、年齢相応に、見えて、和んでいる姿が、日常の一つみたいに見える。
「談笑中にごめんね。邪魔をしても構わない?」
エディが年齢相応の顔から、変わる。
「…明ら様すぎない…?まあいいけどさ。…尚弥…ナオって呼んでいい?言いやすい。巻き込んだ手前、申し訳ないと思ってるんだけどね。ちょっと事情を話しておいたほうが良いかなと思ってね。」
ソファーに座る。
「如月さんは今、シティホテルで、今の所安全。だいぶ、心配してるみたいだけどね。で、ナオ。怖かっただろうけど、ちょっとだけ、聞かせてくれる?あの日に連れさられた時、あのガーターは、何て言っていたか、覚えている?えっとガーターって、あのギスギス顔の神経質のヤセ型の男。」
「え。えっと…化け物が来る前に、何とか、連絡をだったかな…ビーディー・ディーアール…?が何だとか…。」
「はー。あのクソ野郎。情けを掛けるまででもなかったな。ズブズブじゃん…。もう一つ、ヤツ、何かしらの薬、又は、注射を持ってた?」
「錠剤みたいなカプセル?かな。そんなのを持っていたよ。それが、凄い焦りようだった。」
「ふーん。」
だろうなあと呟きながら、あいつ、殺す。
苦労して手に入れた証拠を盗みやがった。
そりゃあ、部下の不始末で、薬が無くなりましたなんて、命に関わるものだ。
まあ、あいつは、肝心の肝の部分を知らないから、出来た芸当だろうけど。
「身内だったヤツの恥なんだけどね。あいつは裏切りで、とんでもないやつに、秘密がバレたことをバラしたの。そうするとね。何が起きるか。全面的に潰しに掛かってくるし、うちのエディを奪い返しに来る。今は真綿の柔らかい締付けで首にかけた状態なのが、鋼鉄の首輪で、逃げられないようにするんだよね。奴が持っていた薬はね。もし、世界に広まれば、地獄が待ってる。端的に言うと、破壊活動を好み、人を殺すことに躊躇しなくなる殺戮マシーン。その内容をエディが知ってしまったことが、あのニコラス・リッチにバレると厄介。嫌がらせが始まるの。踏みとどませるために。じわじわとね。キモいよね。テメーの脂ぎった肉体と醜い顔をどうにかしてからにしろって話だよね。」
「…。」
「私の目的はね。ヤツの薬を闇に葬ることと、薬を開発したある女を探してる。そいつを消すこと。あれが生きてると第2、第3の悪魔の薬が出来る。」
ふうと一息。
「あとね、時間の問題だから言うけど、私は、奴らにとって、イレギュラーであり、地雷だよ。なぜなら、その悪魔の薬の成功例だからね。」
「え?」
「私はね。世間ではいろんな呼び名で言われててね。魔女だの悪魔だのサイボーグだの、不死身だのなんだの。でもはじめに呼ばれていたのはね。死神だよ。ありきたりだけどね。出会ったら最後。大鎌で首を切られるって。誰がつけたのって感じだけどさ。」
と言いながら、素顔を晒す。
目が大きいと言えないのに、逸らせない瞳をしている。
高くも低くもない鼻に、にいっと、笑う唇。
「全面戦争になったら、顔を隠すのは、もうしなくていいしね。思いもしなかっただろうね。お気に入りの猫の元に、死神が側に居たななんて。ハハッ。」
痛快である。海を渡った外国の名のある組織をぶっ潰して回った怪物が、お気に入りの猫の元にいるなどと、思いも寄らないはず。
「敵は、君の顔を見てしまった。見逃さない。ギャングって奴はね。嫌になるほど、覚えてる。近くにいて、事が終わるまで、いてほしい。必ず護る。」
アイツらは、嫌ってほど、執念深い。
何度、振り払っても、飛んでくる。
「ガーターの一味も始末しなきゃいけないし、忙しくなる。あいつ、臆病の癖に、イヤに、エディに対抗意識持ってるからなあ。弱いくせに粋がるのが、すげえムカつく。」
「ガーターは俺がいる前のリーダーだったからな。プライドが高いんだろ。」
「あんなヤツの下につくなんて嫌だね。度量は狭い。視野も狭い。極めつけは、頭の悪さ。」
ガーター位ならすぐに片がつく。
「ちょっと窮屈だけど、しばらく、缶詰めしててね。エディも。お前、出張ったら、目立つんだから。大人しく、待機。くれぐれも会いに行ったり、罠にかからないでよ!」
「俺もかよ。」
「当たり前じゃん。あっちがほしいのは、エディ自身なんだから。むざむざ、晒すことの方がバカらしい。いつ、襲撃があってもおかしくないんだからね。そん時に、ナオを守れる位置にいたいでしょ。」
ちっと舌打ちするがわかったと呟く。まあ、エディも黙っているわけではない。情報収集などの裏方や部下の指示もある。
「で。気休め程度なんだけどね。ふたりとも、手を出しな。」
「あ?」
「ん?」
「GPSが内蔵されてる腕時計。微々たるものだけど、万一のためにつけておいて。」
渋い顔をするんじゃないよ!
どれも偽名で、購入したものだ。
生きていくためにいくつもの偽名を使い、情報を頭に入れておく。
「んー。もうちょい、画像が良くならないかな。」
マウスをカチカチ。専売特許は、戦闘であるが、情報戦も人並みには出来る。
重厚な家具に高級品で囲まれた空間に、朝食が並ぶ。真ん中には朝から赤肉のミディアムステーキを咀嚼するウォルス・ミードのボス、ニコラス・リッチ。ふくよかな体型と高級スーツと腕時計を身に着けた彼は部下からの報告に耳を傾ける。
「なに?ホーキンスと連絡が取れない?」
「はい。しかも、ホーキンスの館に侵入者が現れたようです。」
思案するボスに、控えていた部下は一様に、ド緊張。
「…フッ。飼い猫風情が、牙を向いたか。」
「如何なさいましょう。」
「多少痛めつけても構わんが、私の前に引き連れてこい。」
「はっ。」
踵を返す部下を見ながら、したり顔。
「嗅ぎつけてきたか。」
分厚く切ったステーキを噛みちぎる。ジュッと肉汁が滴り落ちる。
「おーおー。怖いね。豚の大将。朝からステーキ、食べるなんて、見た目に反して、若いわ。モテモテも困りもんだね。よかった。美形じゃなくて。」
ハッキングしたウォルス・ミードのボスの館の監視カメラを傍聴。
「時間の問題だと思っていたけど、あのイボ豚、それなりの地位にいたのかな。今頃、業火に焼き尽くされて、焼豚だけどね…と。」
キーボードを叩く。
あのイボ豚野郎から盗んできた情報を纏めると、ニコラスは、新しい新薬を売り、莫大の利益を生み出し、世界を牛耳ると言う。その新薬と言うのか、BD・DR。
DK・DRと似て非なるもの。
前者は、麻薬に近い中毒性を持ち、脳波に異常を及ぼし、破壊行動の限り、いわゆる、暴走させる。本能のまま、敵だと認識させられた相手を襲う。
脳を爆発的に興奮状態させ、思考停止。沸き立つ細胞の伸縮及び、鼓動の速さで、人体に及ぼす程の動きを見せると言う。
これはある意味で最悪である。捨て駒に飲ませて、敵陣に配置するだけで、破壊活動の一環として、相手が死ぬまで、繰り広げられる。にも関わらず、収まりは、しないそうだ。
興奮状態を無理矢理引き起こす代償は、ハッキリと言えば、無謀。
DK・DRも似たようなものだが、中毒性は無い。ただひたすらに、強靭な肉体及び細胞の活性化による治癒回復能力。
デメリットもある。不死の薬だと揶揄される名前が付いてるが、痛みを感じないわけではないし、失った部分が再生するわけでもない。ただ、人より頑丈で、力が出る。
その強すぎる薬は、もちろん、服用すると、成功例ばかりではなく、身体に適さない場合や適用した場合であっても、いきなり、身につけた化け物のような力を持て余し、次第に壊れていく。
燃やしたデータの中には、適用した場合があったが、燃え上がるような熱さが身体中に帯び、その場にいた関係者を殺し回り、手を焼いて、最終的に、首を刎ねて、絶滅。
まるで、ゾンビ扱いだ。
悪魔の薬を開発した相手こそ、ベラトナ・ゴールドスタイン。DK・DRの成功例で、調子づいたのかも知れない。
まあ、組織をその悪魔の薬の成功例が、組織全体を潰しに回る悪鬼になって、壊す様は恐ろしかったろう。
だって、精鋭部隊が、歯も立たなかったのだから。
ゴキブリ並みにしぶとい奴で、悪運が強かったのだろう。
逃げ果せたのは、拍手してやるが、次、見つけたら、必ず殺す。
「さて、証拠隠滅。」
ポチッ。
コンコン。
部屋に入ると、談笑していたらしいエディと尚弥。
普段、ギャングのボスのようなピリッとした雰囲気を持つエディが、年齢相応に、見えて、和んでいる姿が、日常の一つみたいに見える。
「談笑中にごめんね。邪魔をしても構わない?」
エディが年齢相応の顔から、変わる。
「…明ら様すぎない…?まあいいけどさ。…尚弥…ナオって呼んでいい?言いやすい。巻き込んだ手前、申し訳ないと思ってるんだけどね。ちょっと事情を話しておいたほうが良いかなと思ってね。」
ソファーに座る。
「如月さんは今、シティホテルで、今の所安全。だいぶ、心配してるみたいだけどね。で、ナオ。怖かっただろうけど、ちょっとだけ、聞かせてくれる?あの日に連れさられた時、あのガーターは、何て言っていたか、覚えている?えっとガーターって、あのギスギス顔の神経質のヤセ型の男。」
「え。えっと…化け物が来る前に、何とか、連絡をだったかな…ビーディー・ディーアール…?が何だとか…。」
「はー。あのクソ野郎。情けを掛けるまででもなかったな。ズブズブじゃん…。もう一つ、ヤツ、何かしらの薬、又は、注射を持ってた?」
「錠剤みたいなカプセル?かな。そんなのを持っていたよ。それが、凄い焦りようだった。」
「ふーん。」
だろうなあと呟きながら、あいつ、殺す。
苦労して手に入れた証拠を盗みやがった。
そりゃあ、部下の不始末で、薬が無くなりましたなんて、命に関わるものだ。
まあ、あいつは、肝心の肝の部分を知らないから、出来た芸当だろうけど。
「身内だったヤツの恥なんだけどね。あいつは裏切りで、とんでもないやつに、秘密がバレたことをバラしたの。そうするとね。何が起きるか。全面的に潰しに掛かってくるし、うちのエディを奪い返しに来る。今は真綿の柔らかい締付けで首にかけた状態なのが、鋼鉄の首輪で、逃げられないようにするんだよね。奴が持っていた薬はね。もし、世界に広まれば、地獄が待ってる。端的に言うと、破壊活動を好み、人を殺すことに躊躇しなくなる殺戮マシーン。その内容をエディが知ってしまったことが、あのニコラス・リッチにバレると厄介。嫌がらせが始まるの。踏みとどませるために。じわじわとね。キモいよね。テメーの脂ぎった肉体と醜い顔をどうにかしてからにしろって話だよね。」
「…。」
「私の目的はね。ヤツの薬を闇に葬ることと、薬を開発したある女を探してる。そいつを消すこと。あれが生きてると第2、第3の悪魔の薬が出来る。」
ふうと一息。
「あとね、時間の問題だから言うけど、私は、奴らにとって、イレギュラーであり、地雷だよ。なぜなら、その悪魔の薬の成功例だからね。」
「え?」
「私はね。世間ではいろんな呼び名で言われててね。魔女だの悪魔だのサイボーグだの、不死身だのなんだの。でもはじめに呼ばれていたのはね。死神だよ。ありきたりだけどね。出会ったら最後。大鎌で首を切られるって。誰がつけたのって感じだけどさ。」
と言いながら、素顔を晒す。
目が大きいと言えないのに、逸らせない瞳をしている。
高くも低くもない鼻に、にいっと、笑う唇。
「全面戦争になったら、顔を隠すのは、もうしなくていいしね。思いもしなかっただろうね。お気に入りの猫の元に、死神が側に居たななんて。ハハッ。」
痛快である。海を渡った外国の名のある組織をぶっ潰して回った怪物が、お気に入りの猫の元にいるなどと、思いも寄らないはず。
「敵は、君の顔を見てしまった。見逃さない。ギャングって奴はね。嫌になるほど、覚えてる。近くにいて、事が終わるまで、いてほしい。必ず護る。」
アイツらは、嫌ってほど、執念深い。
何度、振り払っても、飛んでくる。
「ガーターの一味も始末しなきゃいけないし、忙しくなる。あいつ、臆病の癖に、イヤに、エディに対抗意識持ってるからなあ。弱いくせに粋がるのが、すげえムカつく。」
「ガーターは俺がいる前のリーダーだったからな。プライドが高いんだろ。」
「あんなヤツの下につくなんて嫌だね。度量は狭い。視野も狭い。極めつけは、頭の悪さ。」
ガーター位ならすぐに片がつく。
「ちょっと窮屈だけど、しばらく、缶詰めしててね。エディも。お前、出張ったら、目立つんだから。大人しく、待機。くれぐれも会いに行ったり、罠にかからないでよ!」
「俺もかよ。」
「当たり前じゃん。あっちがほしいのは、エディ自身なんだから。むざむざ、晒すことの方がバカらしい。いつ、襲撃があってもおかしくないんだからね。そん時に、ナオを守れる位置にいたいでしょ。」
ちっと舌打ちするがわかったと呟く。まあ、エディも黙っているわけではない。情報収集などの裏方や部下の指示もある。
「で。気休め程度なんだけどね。ふたりとも、手を出しな。」
「あ?」
「ん?」
「GPSが内蔵されてる腕時計。微々たるものだけど、万一のためにつけておいて。」
渋い顔をするんじゃないよ!
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