小さなベイビー、大きな野望

春子

文字の大きさ
上 下
71 / 159

姪のおねだり

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

わたくし、お飾り聖女じゃありません!

友坂 悠
ファンタジー
「この私、レムレス・ド・アルメルセデスの名において、アナスターシア・スタンフォード侯爵令嬢との間に結ばれた婚約を破棄することをここに宣言する!」 その声は、よりにもよってこの年に一度の神事、国家の祭祀のうちでもこの国で最も重要とされる聖緑祭の会場で、諸外国からの特使、大勢の来賓客が見守る中、長官不在の聖女宮を預かるレムレス・ド・アルメルセデス王太子によって発せられた。 ここ、アルメルセデスは神に護られた剣と魔法の国。 その聖都アルメリアの中央に位置する聖女宮広場には、荘厳な祭壇と神楽舞台が設置され。 その祭壇の目の前に立つ王太子に向かって、わたくしは真意を正すように詰め寄った。 「理由を。せめて理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」 「君が下級貴族の令嬢に対していじめ、嫌がらせを行なっていたという悪行は、全て露見しているのだ!」 「何かのお間違いでは? わたくしには全く身に覚えがございませんが……」 いったい全体どういうことでしょう? 殿下の仰っていることが、わたくしにはまったく理解ができなくて。 ♢♢♢ この世界を『剣と魔法のヴァルキュリア』のシナリオ通りに進行させようとしたカナリヤ。 そのせいで、わたくしが『悪役令嬢』として断罪されようとしていた、ですって? それに、わたくしの事を『お飾り聖女』と呼んで蔑んだレムレス王太子。 いいです。百歩譲って婚約破棄されたことは許しましょう。 でもです。 お飾り聖女呼ばわりだけは、許せません! 絶対に許容できません! 聖女を解任されたわたくしは、殿下に一言文句を言って帰ろうと、幼馴染で初恋の人、第二王子のナリス様と共にレムレス様のお部屋に向かうのでした。 でも。 事態はもっと深刻で。 え? 禁忌の魔法陣? 世界を滅ぼすあの危険な魔法陣ですか!? ※アナスターシアはお飾り妻のシルフィーナの娘です。あちらで頂いた感想の中に、シルフィーナの秘密、魔法陣の話、そういたものを気にされていた方が居たのですが、あの話では書ききれなかった部分をこちらで書いたため、けっこうファンタジー寄りなお話になりました。 ※楽しんでいただけると嬉しいです。

半分異世界

月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。 ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。 いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。 そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。 「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界

可愛く世話した皇子が暴君に育ってしまいました

遥 かずら
恋愛
 王家の生活は壮麗な建築ばかり備わり、常に華やかな暮らしを当然のものとする。  常に増改築を繰り返すほどで、多くの侍従が存在を求められた。  決して皇后の座につくことなど叶わない。それでも皇子の世話を担った侍従にはいずれ好待遇で迎えられる。そんな将来が約束されているということで、幼き皇子の世話を望む侍従が後を絶たない。  そんなエリアス皇子の専属お世話係をすることになったのは、幼き皇子の一目惚れ。運よく彼のハートを見事射止めたのが、私、ルイザ・チェルニーということになる。

ドグラマ3

小松菜
ファンタジー
悪の秘密結社『ヤゴス』の三幹部は改造人間である。とある目的の為、冷凍睡眠により荒廃した未来の日本で目覚める事となる。 異世界と化した魔境日本で組織再興の為に活動を再開した三人は、今日もモンスターや勇者様一行と悲願達成の為に戦いを繰り広げるのだった。 *前作ドグラマ2の続編です。 毎日更新を目指しています。 ご指摘やご質問があればお気軽にどうぞ。

兎獣人《ラビリアン》は高く跳ぶ❗️ 〜最弱と謳われた獣人族の娘が、闘技会《グラディア》の頂点へと上り詰めるまでの物語〜

来我 春天(らいが しゅんてん)
ファンタジー
🌸可愛い獣人娘🐇のアクション感動長編❗️ 🌸総文字数20万字超を執筆済み❗️ 🌸ハッピーエンドの完結保証❗️ 🌸毎日0時、完結まで毎日更新❗️ これは、獣人族で最も弱いと言われる兎獣人の娘が 彼女の訓練士と共に、闘技会《グラディア》の頂点に立つまでの物語。 若き訓練士(トレーナー)のアレンは、兎獣人(ラビリアン)のピノラと共に 古都サンティカの闘技場で開催される闘技会《グラディア》に出場していた。 だが2年もの間、一度として勝利できずにいた彼らはある日の夜 3年目の躍進を誓い合い、強くなるための方法を探し始める。 20年前、最強と言われた兎獣人の訓練士をしていたシュトルと言う人物を訪ね 新たなトレーニングと、装備する武具について助言を得るために交渉する。 アレンはシュトルとの約束を果たすべく日々の労働に励み、 ピノラはアレンとの再会を胸にシュトルの元で訓練の日々を過ごした。 そしてついに、新たな力を得たピノラとアレンは 灼熱の闘技会《グラディア》の舞台へと立つ。 小柄で可憐な兎獣人ピノラは、並居る屈強な獣人族の選手たちを次々と倒し その姿を見た人々を驚愕の渦へと巻きこんで行く❗️ 躍動感ある緻密なアクション描写あり❗️ 相思相愛の濃密な恋愛描写あり❗️ チート・転生なしの純粋ハイファンタジー❗️ 可愛らしい兎獣人の少女が最高の笑顔を手に入れるまでの物語を ぜひご覧くださいませ❗️ ※1 本作は小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて同時掲載しています。 ※2 本作は各種コンテストへの応募および結果により、予告なく公開を停止する場合がございます。 ※3 本作の作中およびPR等で使用する画像等はすべてフリー素材を使用しております。 作中音楽:魔王魂、DOVA-SYNDROME

TRACKER

セラム
ファンタジー
2590年代後半から2600年代初頭にかけてサイクス(超常現象を引き起こすエネルギー)を持つ超能力者が出現した。 生まれつき膨大な量のサイクスを持つ主人公・月島瑞希を中心として心理戦・策略を張り巡らせつつ繰り広げられる超能力バトル/推理小説

ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ

高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。 タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。 ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。 本編完結済み。 外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。

定年退職後の生活は異世界でした

青山ねこまる
ファンタジー
50歳を機に早期定年退職し、第二の人生を田舎でのんびりとしようとしたら、異世界で開拓村の村長をする羽目になりました。

処理中です...