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4.ツワニヤ国
12.
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「んぁ…でん…かぁ…」
暫くした後殿下が補給させて欲しいと言い、俺達は久し振りにキスをした。恋人になってからはじめてのキスで心臓が煩かった。そこから会えなかった分沢山触りたいと言った大きい殿下に下の服を脱がされお尻を丁寧に解されている。
「ん…ちゃんとキツくて安心した」
「~~っ」
「ジョルと随分仲が良さそうだったから心配したよ?」
ジョル様の事愛称で呼んでる。やっぱり幼馴染っていう話は本当だったんだ。
「ジョルと何処までしたの?」
「んあっ!」
俺の感じる所をぐにっと押して問い詰められる。
「一緒にベットで寝たり…キスをしました…すいません」
「ふーん?三葉こっち向いて?」
感情の読めない声を出すとうつぶせの状態で顔を向ける様に言われる。これ以上嫌われたくないので出来るだけ顔を後ろに向ける。
「私にキスして?そしたら少し気分が晴れるかも」
俺から殿下にキス!?やったとしても少しだけしか気分晴れないの??でも、殿下の事を不安にさせた俺が悪いよな…
腕を使って状態を起こし殿下に近づく。でも後少しの所で体が硬くてそれ以上近くに寄れない。
「ん~殿下っ」
「ん?どうしたの?」
後少しなのにキスできない!イライラする!
「キスしたいです…」
やばい。体震えて来た。腕が限界。
でも頭は殿下とキスしたくて思わず口を開いてチロっと舌を出してしまう。
「ふふ可愛い…」
そんな俺にご褒美を与える様に片手で俺の後頭部を押さえて口づけしてくれた。嬉しくて殿下の唇をぺろぺろ舐めてしまうと中から熱くて長い舌に絡め取られた。
「んぁ…ぐる…じ…」
体勢も相まって息がし辛い。
それでも殿下ともっとキスしたいと思うのだから不思議だ。いつの間にか後ろの指も増えくちゅくちゅと言う音がどちらから鳴っているのが判断できなくなって来た。
「くちゃ……はぁはぁはぁ」
程なくして離れた口から空気をいっぱい吸う。頭がくらくらする。
「そんな表情、ジョルにも見せてないよね?」
「?」
表情?俺の情けない表情を見せるとダメなのだろうか?
「全く自覚がなくて困る…」
「殿下は俺に対してフィルターがかかり過ぎです…自覚も何も俺は男ですから心配入りませんよ…ぎゃっ!」
いきなり耳を齧られて変な声が出た。何するんですかと言う思いを込めて涙目で振り返る。
「ほら…そう言う所だよ…三葉は、異世界人特有の黒髪黒目で聖女だ。それだけで目を引くと言うのに顔も小さくて少女の様な愛らしい顔に華奢な体でどこか艶かしい…私だけではなくジョルからも狙われているのに自分がいかに男からモテる体質だと言う事を理解していない」
「っ…そんな恥ずかしい事を耳元で言わないで下さいっ」
時々耳に唇をつけられながら話されて肩がびくびくしてしまう。
「ジョルとキスしたのは正直ムカつくけど、三葉を守れなかった罰だと思って甘んじて受けよう…でも次はないよ?」
ゾクゾクゾクゾクっと背中を悪寒が走った。
「殿下…ごめんなさっ…」
「うん。ちゃんと謝れて偉いね?」
殿下が頭をなでなでしてくれる。何故かそれにほっとする。
「三葉は誰の事が好きなのかな?」
「ひゃっぁ…ぁぁ…そごっ…だめんっ…」
いつの間にか3本に増えた指で弱い所をぐりぐりおされる。
「ほら、早く答えて?」
何だろ?殿下もしかしてめちゃめちゃ怒ってない?口調は優しいのに何かいつもより行動が優しくない。
「あぁ…ぅぅ…ひゃ…ぁ…俺は…でん「アヒン」……………あ、あひん…殿下の事が…好きで…すぅ…ぁっ…好きで…す…」
どうしよう。一回言ったら止まらない。うわ言の様に好きを連呼してしまう。
「ふふ…そんなに私の事好きなんだね?」
くるっと体を反転させられぎゅうと強く抱きしめられた。殿下は満面の笑みで凄く嬉しそうなのが分かる。
良かった、機嫌戻ったみたいだ。
「三葉、愛してるよ。絶対幸せにする」
「俺も愛してます。一緒に幸せになりましょう?」
一方的な幸せなんていらない。殿下と一緒に幸せにならなければ意味がない。
「ふふ…これ以上好きにさせて私をどうしたいの?余裕がなくなっちゃうよ」
「俺はもう余裕ありません…」
「いいよ。私だけに集中してもっと溺れて?」
そう言うと殿下の熱いものがつぼみに充てがわれた。散々解されたおかげで少し力を入れられれば簡単に入りそうだ。
いつ入ってくるのかと動悸が激しくなる。殿下の何処を見ても美しすぎて頭がぼぉっとする。
こんな美しい人と両思いになれたなんて幸せすぎる。
「殿下…はやく…」
「っ!」
「あぁぁぁぁぁぁ!?」
ズドンと体を貫かれた。一気に衝撃が走り腰がのけぞった。頭がチカチカする。何が起きたのか理解するのに時間がかかった。
「三葉…私が入ったのが分かる?」
息をするのも大変なのでこくりこくりと頭を縦に振る。
「痛くない?」
「はぃ…」
意外にも俺のあそこは全然痛くなく殿下の立派な物を咥え込んだみたいだ。お尻に集中すると無意識に蕾がきゅっとなって中の殿下を感じる。
あ~なんだろこの気持ち…
「しあわせ…」
暫くした後殿下が補給させて欲しいと言い、俺達は久し振りにキスをした。恋人になってからはじめてのキスで心臓が煩かった。そこから会えなかった分沢山触りたいと言った大きい殿下に下の服を脱がされお尻を丁寧に解されている。
「ん…ちゃんとキツくて安心した」
「~~っ」
「ジョルと随分仲が良さそうだったから心配したよ?」
ジョル様の事愛称で呼んでる。やっぱり幼馴染っていう話は本当だったんだ。
「ジョルと何処までしたの?」
「んあっ!」
俺の感じる所をぐにっと押して問い詰められる。
「一緒にベットで寝たり…キスをしました…すいません」
「ふーん?三葉こっち向いて?」
感情の読めない声を出すとうつぶせの状態で顔を向ける様に言われる。これ以上嫌われたくないので出来るだけ顔を後ろに向ける。
「私にキスして?そしたら少し気分が晴れるかも」
俺から殿下にキス!?やったとしても少しだけしか気分晴れないの??でも、殿下の事を不安にさせた俺が悪いよな…
腕を使って状態を起こし殿下に近づく。でも後少しの所で体が硬くてそれ以上近くに寄れない。
「ん~殿下っ」
「ん?どうしたの?」
後少しなのにキスできない!イライラする!
「キスしたいです…」
やばい。体震えて来た。腕が限界。
でも頭は殿下とキスしたくて思わず口を開いてチロっと舌を出してしまう。
「ふふ可愛い…」
そんな俺にご褒美を与える様に片手で俺の後頭部を押さえて口づけしてくれた。嬉しくて殿下の唇をぺろぺろ舐めてしまうと中から熱くて長い舌に絡め取られた。
「んぁ…ぐる…じ…」
体勢も相まって息がし辛い。
それでも殿下ともっとキスしたいと思うのだから不思議だ。いつの間にか後ろの指も増えくちゅくちゅと言う音がどちらから鳴っているのが判断できなくなって来た。
「くちゃ……はぁはぁはぁ」
程なくして離れた口から空気をいっぱい吸う。頭がくらくらする。
「そんな表情、ジョルにも見せてないよね?」
「?」
表情?俺の情けない表情を見せるとダメなのだろうか?
「全く自覚がなくて困る…」
「殿下は俺に対してフィルターがかかり過ぎです…自覚も何も俺は男ですから心配入りませんよ…ぎゃっ!」
いきなり耳を齧られて変な声が出た。何するんですかと言う思いを込めて涙目で振り返る。
「ほら…そう言う所だよ…三葉は、異世界人特有の黒髪黒目で聖女だ。それだけで目を引くと言うのに顔も小さくて少女の様な愛らしい顔に華奢な体でどこか艶かしい…私だけではなくジョルからも狙われているのに自分がいかに男からモテる体質だと言う事を理解していない」
「っ…そんな恥ずかしい事を耳元で言わないで下さいっ」
時々耳に唇をつけられながら話されて肩がびくびくしてしまう。
「ジョルとキスしたのは正直ムカつくけど、三葉を守れなかった罰だと思って甘んじて受けよう…でも次はないよ?」
ゾクゾクゾクゾクっと背中を悪寒が走った。
「殿下…ごめんなさっ…」
「うん。ちゃんと謝れて偉いね?」
殿下が頭をなでなでしてくれる。何故かそれにほっとする。
「三葉は誰の事が好きなのかな?」
「ひゃっぁ…ぁぁ…そごっ…だめんっ…」
いつの間にか3本に増えた指で弱い所をぐりぐりおされる。
「ほら、早く答えて?」
何だろ?殿下もしかしてめちゃめちゃ怒ってない?口調は優しいのに何かいつもより行動が優しくない。
「あぁ…ぅぅ…ひゃ…ぁ…俺は…でん「アヒン」……………あ、あひん…殿下の事が…好きで…すぅ…ぁっ…好きで…す…」
どうしよう。一回言ったら止まらない。うわ言の様に好きを連呼してしまう。
「ふふ…そんなに私の事好きなんだね?」
くるっと体を反転させられぎゅうと強く抱きしめられた。殿下は満面の笑みで凄く嬉しそうなのが分かる。
良かった、機嫌戻ったみたいだ。
「三葉、愛してるよ。絶対幸せにする」
「俺も愛してます。一緒に幸せになりましょう?」
一方的な幸せなんていらない。殿下と一緒に幸せにならなければ意味がない。
「ふふ…これ以上好きにさせて私をどうしたいの?余裕がなくなっちゃうよ」
「俺はもう余裕ありません…」
「いいよ。私だけに集中してもっと溺れて?」
そう言うと殿下の熱いものがつぼみに充てがわれた。散々解されたおかげで少し力を入れられれば簡単に入りそうだ。
いつ入ってくるのかと動悸が激しくなる。殿下の何処を見ても美しすぎて頭がぼぉっとする。
こんな美しい人と両思いになれたなんて幸せすぎる。
「殿下…はやく…」
「っ!」
「あぁぁぁぁぁぁ!?」
ズドンと体を貫かれた。一気に衝撃が走り腰がのけぞった。頭がチカチカする。何が起きたのか理解するのに時間がかかった。
「三葉…私が入ったのが分かる?」
息をするのも大変なのでこくりこくりと頭を縦に振る。
「痛くない?」
「はぃ…」
意外にも俺のあそこは全然痛くなく殿下の立派な物を咥え込んだみたいだ。お尻に集中すると無意識に蕾がきゅっとなって中の殿下を感じる。
あ~なんだろこの気持ち…
「しあわせ…」
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