19 / 90
1.異世界召喚
19.
しおりを挟む
殿下と一日中試行錯誤した結果、ある傾向が見えて来た。
「うん。やっぱり触れるだけよりも三葉の体液を摂取した方が効果高いね」
そうなのだ。抱きしめるとかフレンチキスだけだと持続時間が短く、唾液や汗を摂取すると持続時間がぐんと伸びるのだ。持続時間が長い分こちらの羞恥心もぐんと跳ね上がるのだが。
それにしてもこんな効果があるなんて知らなかった。前の世界ではこんな事なかった為、異世界特典だろうか?
「アヒン殿下のちょっとでもお役に立てれば嬉しいです」
これはお世辞ではない。俺は誰かの為になる事をするのが元から好きだった。なのでアヒン殿下の役に立っているのが自尊心を酷く刺激されていた。
この浮ついた気持ちを落ち着かせる為、近くにあった俺がアヒンショタ王子にプレゼントした熊を抱き抱える。そしてそれにアヒン殿下の呪いが良くなります様にと願掛けしといた。俺自身でなくても効果があるみたいなのでやり方は分からないけど取り敢えず触って願掛けをした。
「殿下、熊以外にも俺の力を付与出来ないですかね?」
「それは良い考えだね。出来れば普段から身につけるものとかだと有難いんだけど」
普段から身につける物…それだと
「ネックレスや指輪とかの装飾品ですかね?」
「試してみよう」
スレーマンを呼び指輪、ネックレス、ブレスレット、イヤリングを用意して貰った。
「失敗しても良い様に安物にしたから気にしないで」
いや殿下からしたら安物でしょうけど…明らかに庶民では手を出せない代物ですよ…
三葉が前の世界で持っていた小物よりも高価な目の前の装飾品に目が遠くなった。
物は試しだとその中でも1番お手頃そうな白い石がついたネックレスを一つ取った。それに願掛けをしてみる。1分程想いを込めて石を見ると少し輝きが増した様に見える。気のせいと言われればそれで終わりなのだが。
「うん。成功したみたいだね」
殿下は石を見つめると自信満々にそう述べた。
「これがどの位効果が出るか分からないから、明日試してみよう。それ以外も全部試してみよう」
「分かりました」
俺は目の前に用意された装飾品に次々と想いを込めた。
(ライアスサイド)
コンコンコン
「入れ」
入室を許可すると1人のメイドが入って来た。
「ライアス殿下、聖女候補の美優様が御目通りしたいと申しております」
またか…。あの女毎夜俺の部屋に訪ねて来やがって…
「追い返せ」
「それが…今日はアヒン殿下について話がしたいと…」
俺が拒否したにも関わらずメイドが話を続けて来た。他のメイドなら断罪ものだが、このメイドは俺に使えて長い。その為俺も耳を傾ける。
「……どう言う事だ?」
「アヒン殿下を助けたいと仰っている様です」
アヒンを助けたい?まさか、アヒンの秘密に気付いたとでも言うのか?
「一度話を聞こう。執務室に通せ」
「畏まりました」
メイドが部屋を出て行ったのを確認し俺は服を着替えた。部屋着用のゆったりした服なんかで行ったらあの女は勘違いしかねない。
やがてメイドに呼ばれ執務室に行くとあの女が肌を大いに露出した真っ赤なドレスで待っていた。
「ライアス様!お待ちしておりました」
頬を染め俺の元に駆け寄って来る。何とも化粧臭くて下品な女だ。この者が聖女候補でなければ即刻追い出している所だ。最初こそ自分が聖女だと宣うから優しくしたものの特に力を発揮する事もなく聖女教育を受けず寝て食って宝石やドレスを買い漁っていると聞き俺のこいつへの価値観が下がった。だが召喚した者の責として最低限の礼儀は尽くす。
「待たせてすまない。それで、話とは?」
座って話をしたくなく立ったまま話を促す。
「実は、愚弟の話なんです…」
愚弟。こいつと一緒に召喚された黒髪で可笑しな仮面を付けた男だったな。こいつよりは多少頭が切れる様だがアヒンの周りをうろちょろしていると聞く。姉弟揃って王子に取り入ろうとしているのではないかと王宮内では噂になっている。
「愚弟がアヒン様にちょっかいを掛けてるみたいでして…」
「どう言う事だ?」
「このままではアヒン様が死んでしまいます!」
「どう言う事だ?」
この女拉致があかない。何を言いたいのかさっぱり分からない。さっさと本題を言え。
気持ちをぐっと抑え表情を変えずにもう一度問う。
「愚弟には呪いの力があるのです」
「呪いの力?」
「はい…私の聖女の力の反対で弟には呪いの力があるんです」
それが本当だったら大問題だ。
「弟は、ホモなんです!」
「ホモ?」
「あ、ホモって言うのは男が男を好きな気持ち悪い人種の事です」
男色家の事か。
「それで何故アヒンが死ぬのだ?」
「弟は、その…ライアス様の事を好きになってしまったみたいでして…アヒン様を殺してライアス様の王位継承を確実な物にして気に入られようとしているみたいなんです…。私それを知ってどうすれば良いかと…ライアス様に相談しに来たのです」
あの男が俺の事を好き?数回しか会った事がないのに?
「ライアス様に一目惚れしたみたいで…」
俺に一目惚れ。確かに無くはない話だ。何度かそういった類の好意を寄せられた事がある。
「呪いとは具体的にどの様なものだ」
「側にいるだけで呪いが蓄積されます。お願いです、ライアス様!愚かな弟を止めて下さい!!まだ聖女の力が不安定な私にはどうしたら良いか…」
「一度この話は預かる。其方は部屋へ戻れ」
何を期待していたのか縋るような目を向けられたが俺は冷たい目を向け無言を貫いた。何かを察したのか女は肩を落として部屋を出て行った。
「くそっ!!」
執務室の中にある机を拳で殴った。強く殴ったせいでジンジンと痛かったがそんな痛みなんてどうでも良かった。
「うん。やっぱり触れるだけよりも三葉の体液を摂取した方が効果高いね」
そうなのだ。抱きしめるとかフレンチキスだけだと持続時間が短く、唾液や汗を摂取すると持続時間がぐんと伸びるのだ。持続時間が長い分こちらの羞恥心もぐんと跳ね上がるのだが。
それにしてもこんな効果があるなんて知らなかった。前の世界ではこんな事なかった為、異世界特典だろうか?
「アヒン殿下のちょっとでもお役に立てれば嬉しいです」
これはお世辞ではない。俺は誰かの為になる事をするのが元から好きだった。なのでアヒン殿下の役に立っているのが自尊心を酷く刺激されていた。
この浮ついた気持ちを落ち着かせる為、近くにあった俺がアヒンショタ王子にプレゼントした熊を抱き抱える。そしてそれにアヒン殿下の呪いが良くなります様にと願掛けしといた。俺自身でなくても効果があるみたいなのでやり方は分からないけど取り敢えず触って願掛けをした。
「殿下、熊以外にも俺の力を付与出来ないですかね?」
「それは良い考えだね。出来れば普段から身につけるものとかだと有難いんだけど」
普段から身につける物…それだと
「ネックレスや指輪とかの装飾品ですかね?」
「試してみよう」
スレーマンを呼び指輪、ネックレス、ブレスレット、イヤリングを用意して貰った。
「失敗しても良い様に安物にしたから気にしないで」
いや殿下からしたら安物でしょうけど…明らかに庶民では手を出せない代物ですよ…
三葉が前の世界で持っていた小物よりも高価な目の前の装飾品に目が遠くなった。
物は試しだとその中でも1番お手頃そうな白い石がついたネックレスを一つ取った。それに願掛けをしてみる。1分程想いを込めて石を見ると少し輝きが増した様に見える。気のせいと言われればそれで終わりなのだが。
「うん。成功したみたいだね」
殿下は石を見つめると自信満々にそう述べた。
「これがどの位効果が出るか分からないから、明日試してみよう。それ以外も全部試してみよう」
「分かりました」
俺は目の前に用意された装飾品に次々と想いを込めた。
(ライアスサイド)
コンコンコン
「入れ」
入室を許可すると1人のメイドが入って来た。
「ライアス殿下、聖女候補の美優様が御目通りしたいと申しております」
またか…。あの女毎夜俺の部屋に訪ねて来やがって…
「追い返せ」
「それが…今日はアヒン殿下について話がしたいと…」
俺が拒否したにも関わらずメイドが話を続けて来た。他のメイドなら断罪ものだが、このメイドは俺に使えて長い。その為俺も耳を傾ける。
「……どう言う事だ?」
「アヒン殿下を助けたいと仰っている様です」
アヒンを助けたい?まさか、アヒンの秘密に気付いたとでも言うのか?
「一度話を聞こう。執務室に通せ」
「畏まりました」
メイドが部屋を出て行ったのを確認し俺は服を着替えた。部屋着用のゆったりした服なんかで行ったらあの女は勘違いしかねない。
やがてメイドに呼ばれ執務室に行くとあの女が肌を大いに露出した真っ赤なドレスで待っていた。
「ライアス様!お待ちしておりました」
頬を染め俺の元に駆け寄って来る。何とも化粧臭くて下品な女だ。この者が聖女候補でなければ即刻追い出している所だ。最初こそ自分が聖女だと宣うから優しくしたものの特に力を発揮する事もなく聖女教育を受けず寝て食って宝石やドレスを買い漁っていると聞き俺のこいつへの価値観が下がった。だが召喚した者の責として最低限の礼儀は尽くす。
「待たせてすまない。それで、話とは?」
座って話をしたくなく立ったまま話を促す。
「実は、愚弟の話なんです…」
愚弟。こいつと一緒に召喚された黒髪で可笑しな仮面を付けた男だったな。こいつよりは多少頭が切れる様だがアヒンの周りをうろちょろしていると聞く。姉弟揃って王子に取り入ろうとしているのではないかと王宮内では噂になっている。
「愚弟がアヒン様にちょっかいを掛けてるみたいでして…」
「どう言う事だ?」
「このままではアヒン様が死んでしまいます!」
「どう言う事だ?」
この女拉致があかない。何を言いたいのかさっぱり分からない。さっさと本題を言え。
気持ちをぐっと抑え表情を変えずにもう一度問う。
「愚弟には呪いの力があるのです」
「呪いの力?」
「はい…私の聖女の力の反対で弟には呪いの力があるんです」
それが本当だったら大問題だ。
「弟は、ホモなんです!」
「ホモ?」
「あ、ホモって言うのは男が男を好きな気持ち悪い人種の事です」
男色家の事か。
「それで何故アヒンが死ぬのだ?」
「弟は、その…ライアス様の事を好きになってしまったみたいでして…アヒン様を殺してライアス様の王位継承を確実な物にして気に入られようとしているみたいなんです…。私それを知ってどうすれば良いかと…ライアス様に相談しに来たのです」
あの男が俺の事を好き?数回しか会った事がないのに?
「ライアス様に一目惚れしたみたいで…」
俺に一目惚れ。確かに無くはない話だ。何度かそういった類の好意を寄せられた事がある。
「呪いとは具体的にどの様なものだ」
「側にいるだけで呪いが蓄積されます。お願いです、ライアス様!愚かな弟を止めて下さい!!まだ聖女の力が不安定な私にはどうしたら良いか…」
「一度この話は預かる。其方は部屋へ戻れ」
何を期待していたのか縋るような目を向けられたが俺は冷たい目を向け無言を貫いた。何かを察したのか女は肩を落として部屋を出て行った。
「くそっ!!」
執務室の中にある机を拳で殴った。強く殴ったせいでジンジンと痛かったがそんな痛みなんてどうでも良かった。
19
お気に入りに追加
584
あなたにおすすめの小説
虐げられ聖女(男)なので辺境に逃げたら溺愛系イケメン辺境伯が待ち構えていました【本編完結】(異世界恋愛オメガバース)
美咲アリス
BL
虐待を受けていたオメガ聖女のアレクシアは必死で辺境の地に逃げた。そこで出会ったのは逞しくてイケメンのアルファ辺境伯。「身バレしたら大変だ」と思ったアレクシアは芝居小屋で見た『悪役令息キャラ』の真似をしてみるが、どうやらそれが辺境伯の心を掴んでしまったようで、ものすごい溺愛がスタートしてしまう。けれども実は、辺境伯にはある考えがあるらしくて⋯⋯? オメガ聖女とアルファ辺境伯のキュンキュン異世界恋愛です、よろしくお願いします^_^ 本編完結しました、特別編を連載中です!
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
転生するにしても、これは無いだろ! ~死ぬ間際に読んでいた小説の悪役に転生しましたが、自分を殺すはずの最強主人公が逃がしてくれません~
槿 資紀
BL
駅のホームでネット小説を読んでいたところ、不慮の事故で電車に撥ねられ、死んでしまった平凡な男子高校生。しかし、二度と目覚めるはずのなかった彼は、死ぬ直前まで読んでいた小説に登場する悪役として再び目覚める。このままでは、自分のことを憎む最強主人公に殺されてしまうため、何とか逃げ出そうとするのだが、当の最強主人公の態度は、小説とはどこか違って――――。
最強スパダリ主人公×薄幸悪役転生者
R‐18展開は今のところ予定しておりません。ご了承ください。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?
み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました!
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
雪狐 氷の王子は番の黒豹騎士に溺愛される
Noah
BL
【祝・書籍化!!!】令和3年5月11日(木)
読者の皆様のおかげです。ありがとうございます!!
黒猫を庇って派手に死んだら、白いふわもこに転生していた。
死を望むほど過酷な奴隷からスタートの異世界生活。
闇オークションで競り落とされてから獣人の国の王族の養子に。
そこから都合良く幸せになれるはずも無く、様々な問題がショタ(のちに美青年)に降り注ぐ。
BLよりもファンタジー色の方が濃くなってしまいましたが、最後に何とかBLできました(?)…
連載は令和2年12月13日(日)に完結致しました。
拙い部分の目立つ作品ですが、楽しんで頂けたなら幸いです。
Noah
【完結】兎が虎よりデカいなんて想定外や!
きよひ
BL
兎獣人×虎獣人のお話。
牛の国に留学中の虎獣人のタイガは、友人に「綺麗な兎獣人を紹介する」と言われる。
兎獣人といえば小柄で可愛らしい種族と有名だ。
だが期待しながら待ち合わせ場所に向かうと、待っていたのは自分よりも頭ひとつ大きい雄の兎獣人だった!
サブタイトルに※がついているのはR描写がある話です。
2章開始。
2章は強姦未遂、暴力描写があります。該当する話には注意書きします。
苦手な方はご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる