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番外編 もしも壺に落ちて居なかったら。
5 差し入れ
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「千歳パパ、今日はどこ行くの?」
「今日はつっくんの方に行くんだよー
ほら、最近新人教育でまともに家に帰れてないから差し入れも渡そうかなって」
お弁当箱を見せて笑う千歳パパ。
そういえば、司パパの仕事場初めて行く気がする!
少しワクワクしながらポンチョを着て千歳パパと手を繋いでゲートを潜る。
「あ゙ー!だからなんでそうなるんだっつってんだろ!
そんな事したらバランス崩れるだろうが!」
「でも結局こうでもしなきゃ滅びますよ」
司パパの仕事場から司パパの怒声と淡々とした声が聞こえてくる。
コンコン
「つっくん!差し入れー
あぁ、君が新しく入った子?名前なんて言うの?」
そこには千歳パパ達に負けず劣らずのイケメンが居た。
「…真斗です」
「幸、こっち来い」
真斗と名乗った男の子に頭を下げて私は司パパに駆け寄った。
私を抱っこして膝にのせてぎゅうぎゅうと抱きしめる。
司パパの目の下にクマも出来てるし余程疲れてるんだろうなぁ
「司パパいーこいーこ」
司パパ達がいつも私にやってくれる様に頭を撫でて頬にスリスリと擦り寄る。
「あの子…誰なんですか?」
「ん?つっくんと僕の娘ー!可愛いでしょ?」
「司パパ、余り無理しないでね。
幸司パパが元気ないの嫌だよ」
「あぁ、ありがとうな。
幸に会えたから元気出た」
チュッチュっと頬やおでこにキスされて擽ったくて笑みが溢れる。
「あのね、差し入れのお弁当幸も手伝ったんだよ!
トマト洗ったしレタス千切ったし、あとねあとね」
お手伝いした事を一つずつ指を折って説明すると司パパは、そうかそうかと微笑みながら静かに私の話を聞いてくれた。
「さて、さっちゃん!帰るよー。
つっくんも余り根詰めすぎないでね。もう一人の体じゃないんだから。
それじゃあ真斗君も頑張ってね」
「司パパ、またね!幸お家で待ってるからね!」
バイバイと手を振って部屋を出る時誰かに強く見られた気がした。
キョロキョロしたけど、誰もいなかった。
「さっちゃん、どうしたの?」
「んーん、何でもないっ!」
気のせいと思って私はそのまま千歳パパと共に帰った。
「今日はつっくんの方に行くんだよー
ほら、最近新人教育でまともに家に帰れてないから差し入れも渡そうかなって」
お弁当箱を見せて笑う千歳パパ。
そういえば、司パパの仕事場初めて行く気がする!
少しワクワクしながらポンチョを着て千歳パパと手を繋いでゲートを潜る。
「あ゙ー!だからなんでそうなるんだっつってんだろ!
そんな事したらバランス崩れるだろうが!」
「でも結局こうでもしなきゃ滅びますよ」
司パパの仕事場から司パパの怒声と淡々とした声が聞こえてくる。
コンコン
「つっくん!差し入れー
あぁ、君が新しく入った子?名前なんて言うの?」
そこには千歳パパ達に負けず劣らずのイケメンが居た。
「…真斗です」
「幸、こっち来い」
真斗と名乗った男の子に頭を下げて私は司パパに駆け寄った。
私を抱っこして膝にのせてぎゅうぎゅうと抱きしめる。
司パパの目の下にクマも出来てるし余程疲れてるんだろうなぁ
「司パパいーこいーこ」
司パパ達がいつも私にやってくれる様に頭を撫でて頬にスリスリと擦り寄る。
「あの子…誰なんですか?」
「ん?つっくんと僕の娘ー!可愛いでしょ?」
「司パパ、余り無理しないでね。
幸司パパが元気ないの嫌だよ」
「あぁ、ありがとうな。
幸に会えたから元気出た」
チュッチュっと頬やおでこにキスされて擽ったくて笑みが溢れる。
「あのね、差し入れのお弁当幸も手伝ったんだよ!
トマト洗ったしレタス千切ったし、あとねあとね」
お手伝いした事を一つずつ指を折って説明すると司パパは、そうかそうかと微笑みながら静かに私の話を聞いてくれた。
「さて、さっちゃん!帰るよー。
つっくんも余り根詰めすぎないでね。もう一人の体じゃないんだから。
それじゃあ真斗君も頑張ってね」
「司パパ、またね!幸お家で待ってるからね!」
バイバイと手を振って部屋を出る時誰かに強く見られた気がした。
キョロキョロしたけど、誰もいなかった。
「さっちゃん、どうしたの?」
「んーん、何でもないっ!」
気のせいと思って私はそのまま千歳パパと共に帰った。
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