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いつから歪んだのか。
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「…っ私は正直今も何が正解なのかわからない。
あの日にまた戻れたとしても私はきっと…いや絶対また妹を助けると思う。
それで真斗が傷つくとわかっていても私は同じことをする。」
別に真斗なら傷つけていいと思ってる訳じゃない。
だけど、助けられるとわかっているのに妹を殺す選択を出来る程私は残酷になれないというだけ。
それに、きっと何処かで私は思ってた。
真斗なら私が居なくなっても大丈夫だって
顔も良く少し粘着質でストーカー気質な所を治せば彼ならすぐに彼女が出来るだろう、と
真斗の今までの言葉を疑っていたわけじゃない。
小さな頃から彼は私に言い続けた。
『瑠璃が居なきゃ生きていけない』
『瑠璃が死ぬ時は僕が死ぬ時だよ』
『瑠璃、愛してる。
お願いだから、僕を置いていかないで』
自分の要求ばかりを突きつけ
クラスメイトと話してれば引き剥がされ
携帯は監視され部屋には盗聴器や隠しカメラ
プライベートなんてあった試しがない
何故そこまで私に執着するのか
彼は私を好きなのではなく、誰かに執着し支配したいだけなのではないか
そう思った事は一度ではない。
それは、真斗の側にいれば居るほど疑問に思う事だった
真斗を一言で表すなら、完璧な人だ。
容姿端麗で成績優秀、スポーツ万能。
学校でも優等生として先生方から気に入られ生徒達からの人気も高かった。
一方私は、容姿も成績も平凡そのもの。
クラスメイト達からは、あの真斗君の生まれた時から一緒の幼馴染。そう認識されていた。
小さな頃はそれだけで済んでいたが
中学生になり少しずつ皆大人になり始め、恋をする。
大抵の女子が真斗に惚れ真斗の側に居た私に敵意を向ける。
いつからか、嫌がらせは無くなったけど
この行程を何度も何度も繰り返してきた。
私としては、真斗から何度も何度も離れようとした。
それは真斗が嫌いだからではなく自分の身を守る為であり、平穏を求めたからだ。
真斗の側に居る事でイジメられ幾ら番号を変えても嫌がらせの電話が来るし
しまいには、妹にまで被害が及ぶ事があったからだ。
私は普通に生きていたかった。
別に王子様なんて来なくていい
燃えるような恋を求めてる訳でもない。
普通に生き普通に死にたかった。
それが私の望みだった。
けど、真斗は私が離れようと決心する度に
自殺をしようとするし、全生徒に嫌がらせをしているのは誰かと問い詰める。
真斗が問題を起こす度に私は呼び出され真斗を宥めてくれと頼まれる。
ごめんなさいと謝りながらも僕を置いていかないでと真斗は何度も何度も言った
その度に私は、彼を突き放した。
私に依存するのはやめろ、と
私が居なくても世界は終わらない、と
何度も何度も告げた。
結局、彼から逃げ出し普通の人生を送りたい私と私を手放したくない彼との話し合いはいつも平行線。
どちらも折れないし妥協もしないからいつまでたっても変わらない。
「真斗、何で私なの
どうして私だったの。」
「瑠璃が瑠璃だったから。
ねぇ、瑠璃。
俺はね、瑠璃が俺から何度も何度も何度も逃げようと藻掻いてたの知ってる。
でもね、瑠璃は俺から逃げられないんだよ。
だって瑠璃は俺を見捨てられないんだから…」
「瑠璃は優しいからね」
ヘラっと笑い真斗が空中に手を翳すと空中に大きな穴があいた
そこから出てきた人物を見て驚きで声も出なかった
何でこの人がこの空間にいるのかわからなかった
あの日にまた戻れたとしても私はきっと…いや絶対また妹を助けると思う。
それで真斗が傷つくとわかっていても私は同じことをする。」
別に真斗なら傷つけていいと思ってる訳じゃない。
だけど、助けられるとわかっているのに妹を殺す選択を出来る程私は残酷になれないというだけ。
それに、きっと何処かで私は思ってた。
真斗なら私が居なくなっても大丈夫だって
顔も良く少し粘着質でストーカー気質な所を治せば彼ならすぐに彼女が出来るだろう、と
真斗の今までの言葉を疑っていたわけじゃない。
小さな頃から彼は私に言い続けた。
『瑠璃が居なきゃ生きていけない』
『瑠璃が死ぬ時は僕が死ぬ時だよ』
『瑠璃、愛してる。
お願いだから、僕を置いていかないで』
自分の要求ばかりを突きつけ
クラスメイトと話してれば引き剥がされ
携帯は監視され部屋には盗聴器や隠しカメラ
プライベートなんてあった試しがない
何故そこまで私に執着するのか
彼は私を好きなのではなく、誰かに執着し支配したいだけなのではないか
そう思った事は一度ではない。
それは、真斗の側にいれば居るほど疑問に思う事だった
真斗を一言で表すなら、完璧な人だ。
容姿端麗で成績優秀、スポーツ万能。
学校でも優等生として先生方から気に入られ生徒達からの人気も高かった。
一方私は、容姿も成績も平凡そのもの。
クラスメイト達からは、あの真斗君の生まれた時から一緒の幼馴染。そう認識されていた。
小さな頃はそれだけで済んでいたが
中学生になり少しずつ皆大人になり始め、恋をする。
大抵の女子が真斗に惚れ真斗の側に居た私に敵意を向ける。
いつからか、嫌がらせは無くなったけど
この行程を何度も何度も繰り返してきた。
私としては、真斗から何度も何度も離れようとした。
それは真斗が嫌いだからではなく自分の身を守る為であり、平穏を求めたからだ。
真斗の側に居る事でイジメられ幾ら番号を変えても嫌がらせの電話が来るし
しまいには、妹にまで被害が及ぶ事があったからだ。
私は普通に生きていたかった。
別に王子様なんて来なくていい
燃えるような恋を求めてる訳でもない。
普通に生き普通に死にたかった。
それが私の望みだった。
けど、真斗は私が離れようと決心する度に
自殺をしようとするし、全生徒に嫌がらせをしているのは誰かと問い詰める。
真斗が問題を起こす度に私は呼び出され真斗を宥めてくれと頼まれる。
ごめんなさいと謝りながらも僕を置いていかないでと真斗は何度も何度も言った
その度に私は、彼を突き放した。
私に依存するのはやめろ、と
私が居なくても世界は終わらない、と
何度も何度も告げた。
結局、彼から逃げ出し普通の人生を送りたい私と私を手放したくない彼との話し合いはいつも平行線。
どちらも折れないし妥協もしないからいつまでたっても変わらない。
「真斗、何で私なの
どうして私だったの。」
「瑠璃が瑠璃だったから。
ねぇ、瑠璃。
俺はね、瑠璃が俺から何度も何度も何度も逃げようと藻掻いてたの知ってる。
でもね、瑠璃は俺から逃げられないんだよ。
だって瑠璃は俺を見捨てられないんだから…」
「瑠璃は優しいからね」
ヘラっと笑い真斗が空中に手を翳すと空中に大きな穴があいた
そこから出てきた人物を見て驚きで声も出なかった
何でこの人がこの空間にいるのかわからなかった
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