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平和は突然に壊れる
骸side
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目覚めてから姫様は何処かおかしかった。
夜一人で出ていっては月を悲しげに眺めていたり
何やらコソコソと動き回っているようだ。
「姫様、今日はどこに行くんですか?」
チナの忠告を受け先にアヤメの国に来たが
特に何も無かった。
「んー、近いしセッカさんの所へ行こう」
ニコっと笑ってはいるけれど
何処かドロっとした黒いものが見えた…俺疲れてんのかな…
「了解!
ラン、いい加減子狐達離してやれ!行くぞ」
「お、おうっ。ま、またなっ」
ランは何処の国へ行っても動物達と仲良くなり別れる度に半泣きである。
俺としては今の状態でセッカの所になんか行きたくないのが本音である。
姫様は、不安定というより何かを覚悟している
命すらも投げ出してしまいそうな危うさ。
セッカと会う事で何かが壊れてしまう気がしてしょうがない。
これが俺の杞憂であればいい。
だが…嫌な予感がしてしょうがない
「骸、どうしたの?」
「いえ、今日の晩御飯を考えていただけっすよ」
「献立は悩むもんねー」
俺の腕の中でケタケタ笑いながらそう言ってる姫様が
腕の中に居ない気がする。
…何おかしな事考えてんだろ
姫様は、ちゃんとここに居るのに。
「そうっすよー
栄養も考えなきゃいけないっすからね」
「俺肉がいいっ!」
「ランは、いつも肉じゃんかー!」
「今日は野菜沢山のせるかー」
「えっ!?う、嘘だろ…!?」
きっと、俺の気のせいだ
セッカの所に行くからこんな考え過ぎてしまうんだろう
俺は、嫌な考えを胸の中に仕舞い込み姫様達と会話しながらセッカの国へ向かった
夜一人で出ていっては月を悲しげに眺めていたり
何やらコソコソと動き回っているようだ。
「姫様、今日はどこに行くんですか?」
チナの忠告を受け先にアヤメの国に来たが
特に何も無かった。
「んー、近いしセッカさんの所へ行こう」
ニコっと笑ってはいるけれど
何処かドロっとした黒いものが見えた…俺疲れてんのかな…
「了解!
ラン、いい加減子狐達離してやれ!行くぞ」
「お、おうっ。ま、またなっ」
ランは何処の国へ行っても動物達と仲良くなり別れる度に半泣きである。
俺としては今の状態でセッカの所になんか行きたくないのが本音である。
姫様は、不安定というより何かを覚悟している
命すらも投げ出してしまいそうな危うさ。
セッカと会う事で何かが壊れてしまう気がしてしょうがない。
これが俺の杞憂であればいい。
だが…嫌な予感がしてしょうがない
「骸、どうしたの?」
「いえ、今日の晩御飯を考えていただけっすよ」
「献立は悩むもんねー」
俺の腕の中でケタケタ笑いながらそう言ってる姫様が
腕の中に居ない気がする。
…何おかしな事考えてんだろ
姫様は、ちゃんとここに居るのに。
「そうっすよー
栄養も考えなきゃいけないっすからね」
「俺肉がいいっ!」
「ランは、いつも肉じゃんかー!」
「今日は野菜沢山のせるかー」
「えっ!?う、嘘だろ…!?」
きっと、俺の気のせいだ
セッカの所に行くからこんな考え過ぎてしまうんだろう
俺は、嫌な考えを胸の中に仕舞い込み姫様達と会話しながらセッカの国へ向かった
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