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【43】僅かな回復
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数日後、ミシェルの容体は安定し個室へと戻れた。
ただ医師からは次はどうなるかわからない。
最後の時間をどう過ごすか、ミシェルと相談するよう言われ、アニーは絶望に打ちひしがれた。
それでも母が目を覚ませば、生きている喜びに打ち震える。
子どものようにわんわん泣いて縋るアニーを、ミシェルは抱き締め宥めてくれたが、なかなか涙は止まらず、「本当に、甘ったれに育ててしまったわ」とボヤかれた。
食欲のないミシェルは食事代わりに点滴に繋がれていたが、擦りおろした林檎を口元に運ぶと美味しいと喜んでくれる。
「昔、私が風邪をひいた時、食べさせてくれたでしょ?」
「そうだったわねぇ。買う余裕がなくて弁当屋で頼み込んで貰ってきたのよ。少し機を熟した林檎だったわね」
「それでもすっっごく美味しかったよ!今でもあの林檎が世界で一番美味しい食べ物かなー」
ミシェルは目を潤ませ、切なげに鼻を鳴らす。
母と他愛もない事を話す。
たったそれだけで幸せで、この時間が愛おしかった。
僅かな筋肉も失ったミシェルは、骨と皮になってしまった。
髪の毛に栄養が行き渡らないのか、全て真っ白で毛量も減った。
命の灯火が尽きようとしているのをひしひしと感じ、アニーはまた絶望に襲われる。
毎分毎秒、幸せと絶望のジェットコースターに乗っているようだ。
集中治療室の外で明かした一夜は絶望しかなかったから、あれよりはマシだと自分に言い聞かせる。
母に残された時間は少ない…その間、絶対に側を離れないとアニーは決意した。
「アニー、こんなとこで油売って大丈夫?竜王戦の準備は進んでるの?」
アニーは顔を引き攣らせた。
それどころじゃなかったし、今もそれどころじゃない。
頭の中から消えてたよ。
「あ~、うん、それは……えーっと」
咄嗟の事で言葉が出てこなかった。
正直に話すべき?
王位戦よりミシェルの容体の方が重要だって。
でもそれを言ったら、母を泣かせてしまう。
自分は女王の器じゃないから、王位戦を辞退したほうがいいって説明するほうがいいかも。
策を練る様子に何かを悟ったミシェルは目を吊り上げ、白い顔はみるみる赤み、口をわなわなと震わせた。
母の雷が落ちてくる!アニーは脱兎の如く病室から逃げ出した。
背後から「こらぁ!待ちなさい!」と怒声が飛ぶ。
昨日まで生死の淵を彷徨っていたとは思えないほど、力強い声だ。
廊下で待機していたドルジや他の護衛は何事かと目を丸くした。
「アニー!戻ってらっしゃい!!」
「あ、あぁぁ、あぁ!」
頭を抱えるアニーを救ったのはドルジだった。
昔、彼のファンだったというミシェルはドルジが病室に入るや否や、ツノをひっこめてしおらしく乙女のようになったのだ。
ミシェルは瞳を煌めかせ少女のようにはにかむ。
幾つになっても女はアイドルに弱いのだなと思いつつ、今後、ドルジを護符代わりに使う事にするアニーだった。
しかしいつまでも誤魔化せない。
ダリウシュが見舞いにくると、さっそく家族会議という名の締め上げが始まった。
ダリウシュの硬い表情に連れ、ミシェルまでも緊張気味だ。
暫しの沈黙後、突然彼はミシェルとアニーに深く頭を下げた。
「アニー、俺が悪かった!アンバーとの仕事も終わったから、明後日には二人は家を出て保護施設へ行く予定だ。頼む!!帰ってきてくれ」
後頭部と丸めた大きな背中を見せるダリウシュに、アニーはホッとした。
「勝手にすればいい」そう言われる心の準備をしていたから、帰ってきてと引き留められるのは素直に嬉しい。
それにダリウシュがアンバーより自分を優先した、初めて彼女に勝ったという薄暗い優越感もあった。
「ダル……あたしも我儘言ってごめんね」
その優越感が、ちっぽけなプライドや意地を崩していく。
アニーも素直に謝罪した。
「どういうこと?アニー、家出してるの?」
「家出っていうか……また前みたいに病室に住もうかなって。ドルジからは許可もらってたし」
ミシェルは驚愕し、土気色の顔が怒りで赤くなった。
「貴女!何を馬鹿なこと言ってるの!せっかく保護してもらったのに、なんでこんな場所で寝泊まりするの!特区の何が不満?あんないい場所で豪華に暮らせて、誰もが羨む暮らしでしょう⁉︎我儘ばかり言ってるとバチがあたるわよっ!」
アニーだって最初は特区がおとぎの国のように感じていた。
しかし表面上は上流階級として取り繕っているが、内部は妬み嫉み野心で溢れていて息苦しい。
のんびりした和親族の中で育ってきたからか、彼等のギラついた上昇志向と価値観の異なるドロドロ恋愛には馴染めない。
それになにより、長年の伝統がある彼等の中に、異物の自分の居場所はない。
彼等には彼等の誇りがある、アニーにも同じように。
それを無理に矯正して型にはめようなんて、土台無理なのだ。
此処数ヶ月暮らして、アニーはその結果に至っていた。
ただ医師からは次はどうなるかわからない。
最後の時間をどう過ごすか、ミシェルと相談するよう言われ、アニーは絶望に打ちひしがれた。
それでも母が目を覚ませば、生きている喜びに打ち震える。
子どものようにわんわん泣いて縋るアニーを、ミシェルは抱き締め宥めてくれたが、なかなか涙は止まらず、「本当に、甘ったれに育ててしまったわ」とボヤかれた。
食欲のないミシェルは食事代わりに点滴に繋がれていたが、擦りおろした林檎を口元に運ぶと美味しいと喜んでくれる。
「昔、私が風邪をひいた時、食べさせてくれたでしょ?」
「そうだったわねぇ。買う余裕がなくて弁当屋で頼み込んで貰ってきたのよ。少し機を熟した林檎だったわね」
「それでもすっっごく美味しかったよ!今でもあの林檎が世界で一番美味しい食べ物かなー」
ミシェルは目を潤ませ、切なげに鼻を鳴らす。
母と他愛もない事を話す。
たったそれだけで幸せで、この時間が愛おしかった。
僅かな筋肉も失ったミシェルは、骨と皮になってしまった。
髪の毛に栄養が行き渡らないのか、全て真っ白で毛量も減った。
命の灯火が尽きようとしているのをひしひしと感じ、アニーはまた絶望に襲われる。
毎分毎秒、幸せと絶望のジェットコースターに乗っているようだ。
集中治療室の外で明かした一夜は絶望しかなかったから、あれよりはマシだと自分に言い聞かせる。
母に残された時間は少ない…その間、絶対に側を離れないとアニーは決意した。
「アニー、こんなとこで油売って大丈夫?竜王戦の準備は進んでるの?」
アニーは顔を引き攣らせた。
それどころじゃなかったし、今もそれどころじゃない。
頭の中から消えてたよ。
「あ~、うん、それは……えーっと」
咄嗟の事で言葉が出てこなかった。
正直に話すべき?
王位戦よりミシェルの容体の方が重要だって。
でもそれを言ったら、母を泣かせてしまう。
自分は女王の器じゃないから、王位戦を辞退したほうがいいって説明するほうがいいかも。
策を練る様子に何かを悟ったミシェルは目を吊り上げ、白い顔はみるみる赤み、口をわなわなと震わせた。
母の雷が落ちてくる!アニーは脱兎の如く病室から逃げ出した。
背後から「こらぁ!待ちなさい!」と怒声が飛ぶ。
昨日まで生死の淵を彷徨っていたとは思えないほど、力強い声だ。
廊下で待機していたドルジや他の護衛は何事かと目を丸くした。
「アニー!戻ってらっしゃい!!」
「あ、あぁぁ、あぁ!」
頭を抱えるアニーを救ったのはドルジだった。
昔、彼のファンだったというミシェルはドルジが病室に入るや否や、ツノをひっこめてしおらしく乙女のようになったのだ。
ミシェルは瞳を煌めかせ少女のようにはにかむ。
幾つになっても女はアイドルに弱いのだなと思いつつ、今後、ドルジを護符代わりに使う事にするアニーだった。
しかしいつまでも誤魔化せない。
ダリウシュが見舞いにくると、さっそく家族会議という名の締め上げが始まった。
ダリウシュの硬い表情に連れ、ミシェルまでも緊張気味だ。
暫しの沈黙後、突然彼はミシェルとアニーに深く頭を下げた。
「アニー、俺が悪かった!アンバーとの仕事も終わったから、明後日には二人は家を出て保護施設へ行く予定だ。頼む!!帰ってきてくれ」
後頭部と丸めた大きな背中を見せるダリウシュに、アニーはホッとした。
「勝手にすればいい」そう言われる心の準備をしていたから、帰ってきてと引き留められるのは素直に嬉しい。
それにダリウシュがアンバーより自分を優先した、初めて彼女に勝ったという薄暗い優越感もあった。
「ダル……あたしも我儘言ってごめんね」
その優越感が、ちっぽけなプライドや意地を崩していく。
アニーも素直に謝罪した。
「どういうこと?アニー、家出してるの?」
「家出っていうか……また前みたいに病室に住もうかなって。ドルジからは許可もらってたし」
ミシェルは驚愕し、土気色の顔が怒りで赤くなった。
「貴女!何を馬鹿なこと言ってるの!せっかく保護してもらったのに、なんでこんな場所で寝泊まりするの!特区の何が不満?あんないい場所で豪華に暮らせて、誰もが羨む暮らしでしょう⁉︎我儘ばかり言ってるとバチがあたるわよっ!」
アニーだって最初は特区がおとぎの国のように感じていた。
しかし表面上は上流階級として取り繕っているが、内部は妬み嫉み野心で溢れていて息苦しい。
のんびりした和親族の中で育ってきたからか、彼等のギラついた上昇志向と価値観の異なるドロドロ恋愛には馴染めない。
それになにより、長年の伝統がある彼等の中に、異物の自分の居場所はない。
彼等には彼等の誇りがある、アニーにも同じように。
それを無理に矯正して型にはめようなんて、土台無理なのだ。
此処数ヶ月暮らして、アニーはその結果に至っていた。
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