女王陛下、誤解です〜ヤリチン王子が一穴主義になったのはアタシのせいじゃありません！！〜

【55】興奮 〜早く欲しい〜

「んぅ……」

寝室に辿り着くと、さっそくサニーはダニエルの唇を塞いだ。

強引に顔を上げさせられ、強く押し付けられた唇の間から肉厚な舌が侵入し、口内で淫らな音をたてる。


前歯の裏から顎をなで、頬の内側を舌先で押し、ダニエルの舌に絡みつききつく吸い上げる。

その舌の動きは男の貪欲さを現すよう。


「サニー……っは、いつも…より、興奮、してる？」

生理中でお預け期間が長かったせいかもしれない。

ダニエル自身も男の肉棒が欲しくてたまらなかった。


「早く欲しいって言ったデショ」

「んぁん！」



サニーはダニエルはドアの間に挟み、脚を差し込む。

そしてドレスのファスナーを開き、中に着ていたシュミーズごと肩から引き下ろした。


「ふぅ、ん、ん……ぁ」

胸のサラシの上から敏感な蕾をくるくる円を描いて擦られ、ダニエルの女の秘所は無条件でじゅわりと潤んだ。


「ディディ、キスして……」

サニーに言われ、ダニエルは爪先立ちになって男の唇を吸った。

絡めあう舌にはまだウィスキーが残ってるみたいに甘い。


「くチュ、んゥ……ん、っあ」

夢中で吸っていると、サニーは唇を離して「いい？」とかすれ声で訊ねた。

答えを聞かずにサラシが解かれ、露わになった胸をギュツと揉まれ、耳朶みみたぶに舌が這う。


サニーはスカートを捲し上げ、パンツをずり下げ、潤んだ狭間に指を沿わせた。

「クチュクチュ音がしてんネ、濡れ濡れだよ。膣内なかはどうカナ」


粘膜を開かれ、ゴツゴツした指が柔襞を押し広げて入ってくる。

「はぁっ、っぁ！、ぁぁん、ぁあ」

「痛い？」

「ん、痛くないけどぉ……」



返事を聞く否や、サニーは蜂蜜の小瓶を口で咥えて開け、指でたっぷりとって膣内に塗りつけた。

重たいドロッとした粘液が、肉筒を埋める。

指が膣襞を優しく掻き、立っていられないほどに気持ちがいい。


「あぁ！、んぁ、……っぁ、ぁ！、んぁ」

男の荒々しさがダニエルの胸をギュッと締め付ける。

イけそうで、イケない。


根元深くまで入った二本指が、膣内でバラバラと動く。

指先が子宮口を掠め、愛液がサニーの手首まで垂れていた。


「んっはぁ！、あぁっ、っ……」

ドアに背中を預けていたダニエルは、震える足腰がずるずると前に流れ、尻餅つきそうになるのを必死で耐えた。


「サ、ニィ……、座ら、せてぇ」

涙に滲んだ目で哀願すると、サニーが額に汗を滲ませ迫ってくる。

獣のように、興奮で瞳孔を爛々らんらんさせた雄の顔。


「んぅん……、ん”ん、ぅふ、んん」

深いキスで言葉を封じられ、口内を嵐のように掻き回され、息継ぎもままならない。

睫毛の間から、銀色の涙が流れ落ちた。