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天界決戦編
Road to dawn 青銅の街区
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「あっちゃ~派手に逝ったね~」
「良いんじゃね? どうせ引き籠もりのニート予備軍なんか?」
うん! 綺麗に消し飛んだな……正門と青銅の街区だっけ? まぁ良し! ノエが口をパクパクさせてやって来る。
「てって天界の正門が街が……八神さんやりすぎです! どうしたらこうなるです!?」
「ノエが言ったじゃん相殺させればってさ」
「でもこれアレだよね? 去年タケシが黒い結晶を消滅させた……何だっけ?」
「対消滅の事か? あ~言われてみれば!」
そりゃ威力在るわな……でもコレで切り札を1枚無くした訳だ、まぁ隠してなくて結果出来た事だしなぁ……
「なぁノエ様よ、さっきここらに居た連中どうなったんだ? あと街の下級神とか」
「あそこまでやったら消滅したに決まってます! 神の死は消滅者と言われ2度と転生も何もありません!」
「あっそ! もともとコイツ等にかける慈悲は無いし、まぁ良し! 行こうぜ!」
「茉希さん! 呪力は?」
「もうすっからかん、じゅの字も無いよ」
「よかったです~!」
さて吹き飛ばした爆心地を抜けて白銀の間を目指すが……辺りを見渡す何も向かってこないのが気になるな。
「ノエ、天界に兵士みたいなのは居ないのか? すっかり静かになったみたいだし」
「アレだけの爆発だもん警戒してんじゃない?」
「おそらく茉希さんの言うとおりかと……」
「じゃあ好機だな、一気に白銀の間を目指すぞ! ノエ道案内頼めるか?」
「私達は飛んでいくので……下道は……」
「じゃあここの下っ端って何の為に居るんだよ」
「下っ端って……まぁ良いです……街区に住んでいる下級神は、いずれ空いた神の座に就くまでは……」
「堕落してんね~」
本当にどっちがマシなんだか、しっかし入り組んでんなぁ……街区に入ってからは建物に囲まれて方向感覚がおかしくなる一方だ。それでも懺悔の塔と輪廻の塔が見えるので、その中間地点を目指すが……
「駄目だ広すぎる!」
「アタシもちょっとだけ疲れた……景色変わらないんだもん」
「タケシさ『跳躍』出来ないの?」
「出来ればとっくにやってるよ」
アレは火事場のクソ力みたいなもんだしな……待てよ?
「だよね~」
「ノエ、飛んでみないか?」
「そーれっ!」
茉希がノエを打ち上げる、コレで10回目か、俺達が飛べないのならノエを打ち上げて大体の方向を確認させている作業の最中だった。その度にノエの悲鳴が響くがもう良いだろう……
「で見えたかノエ様?」
「うえっぷ……オロロロ…………見え……オロロロロロロッ…………」
数刻後……何とか復活したノエが方角を示す。
「間違い無いな?」
「はい……白銀の間は別名『千柱の間』とも呼ばれています、見ればすぐに……もうちょっと右です」
「オッケー! こんぐらいか?」
「その方角が直線上になります……です」
「茉希俺に乗って」
「おん? 良いけど飛ぶの?」
「違うよ神三角槍を構えて何時もの突撃!」
「それならアタシ降りたほうが……」
「ちょっとだけ『跳躍』を応用させて突撃する、はい肩車!」
「うんしょっと! オッケー!」
「ノエもしっかり掴まってろよ」
「はぃ……」
「茉希しっかり前方に神気を1点集中!」
「了解! 神気展開完了だよ!」
「舌噛むなよ、いっくぞ!」
やることは簡単だ一歩を十歩にする! ただそれだけだ目の前の建物は茉希の突撃で突き抜けさせてもらう。イメージだ『跳躍』の応用だ自分に何度も言い聞かせて、走り出す!
「うっわわわわっぁぁあああ!! 怖い! 早いぃぃいい!」
気を抜くなと声を掛けたいが、俺のほうが気が抜けない一歩を間違えたらそれこそ大ダメージだ。とにかくノエが示した方向に向かって真っ直ぐ飛ぶように駆け抜ける!
「この広場の次です!!」
目の前の建物を突撃で消し飛ばすと足を止める。茉希とノエがぐったりとしているので俺から降ろすと、取敢えず振り返ってみる。
「絶景だね!」
建物は丸く刳り貫かれアニメでよくある様な光景だった。
「アタシ……ちょっと酔った……ウッ!」
「私……ムグッ!」
「「オロロロッ!」」
天界でゲロとか……見ないでおこう……俺のせいだけどさ。
さてここが白銀の間か、本当に柱が沢山あるな本当に千柱あったりして……さて『来た』か
「茉希吐いてるとこ悪いけど……お出迎えだよ」
「オッケー……ウッ! ちょっ待って、オロロロッ!」
駄目かもしれないな今度ばかりは……
「というかさっさと降りてこいよ! 神様ってのはそんなに人を見下したいのかねぇ!」
見上げた空の上には3柱の神がいた
「ノエ、アイツ等だな?」
「はい……智慧を司る『グルマ』、力を司る『ガジャ』、戦女神『ハヤデ』の3柱です」
「1柱足りなくない?」
「おそらく太陽神殿の最奥を守護してるかと……」
なかなかイケメンだなグルマ、後はいかにも筋肉バカってのはガジャ、さらにハヤデ……やるしかないのか……
「人間、いや出来損ないよ! 我が名はグルマ! 智慧を……」
ズドーンッ!!
俺と茉希の神気が3柱に直撃した、チンタラやってる暇はないんでな
「茉希遠慮しなくていいからな! どんどん撃ち込め!」
「オッケーぃ……うぶッ!」
まだ気持ち悪いのか……とにかく休みなく撃ち込み続ける。ドサッという音が聞こえた。
「やっと降りてきたか……」
「グルマ……忠告したはずです、相手は私達の予想を超えてくると」
チッ……ハヤデ様の結界でダメージを軽減したか。やりにくいな俺達の事を1番理解してる……
「クソがッ! だがここから先には行かせん! ハヤデ! ガジャ!」
2柱が消えた……やっぱりそうなるか……ハヤデは懺悔の塔へグルマは輪廻の塔か。
そして目の前のにガジャとか言う筋肉バカそうな神が立ちはだかった。
「良いんじゃね? どうせ引き籠もりのニート予備軍なんか?」
うん! 綺麗に消し飛んだな……正門と青銅の街区だっけ? まぁ良し! ノエが口をパクパクさせてやって来る。
「てって天界の正門が街が……八神さんやりすぎです! どうしたらこうなるです!?」
「ノエが言ったじゃん相殺させればってさ」
「でもこれアレだよね? 去年タケシが黒い結晶を消滅させた……何だっけ?」
「対消滅の事か? あ~言われてみれば!」
そりゃ威力在るわな……でもコレで切り札を1枚無くした訳だ、まぁ隠してなくて結果出来た事だしなぁ……
「なぁノエ様よ、さっきここらに居た連中どうなったんだ? あと街の下級神とか」
「あそこまでやったら消滅したに決まってます! 神の死は消滅者と言われ2度と転生も何もありません!」
「あっそ! もともとコイツ等にかける慈悲は無いし、まぁ良し! 行こうぜ!」
「茉希さん! 呪力は?」
「もうすっからかん、じゅの字も無いよ」
「よかったです~!」
さて吹き飛ばした爆心地を抜けて白銀の間を目指すが……辺りを見渡す何も向かってこないのが気になるな。
「ノエ、天界に兵士みたいなのは居ないのか? すっかり静かになったみたいだし」
「アレだけの爆発だもん警戒してんじゃない?」
「おそらく茉希さんの言うとおりかと……」
「じゃあ好機だな、一気に白銀の間を目指すぞ! ノエ道案内頼めるか?」
「私達は飛んでいくので……下道は……」
「じゃあここの下っ端って何の為に居るんだよ」
「下っ端って……まぁ良いです……街区に住んでいる下級神は、いずれ空いた神の座に就くまでは……」
「堕落してんね~」
本当にどっちがマシなんだか、しっかし入り組んでんなぁ……街区に入ってからは建物に囲まれて方向感覚がおかしくなる一方だ。それでも懺悔の塔と輪廻の塔が見えるので、その中間地点を目指すが……
「駄目だ広すぎる!」
「アタシもちょっとだけ疲れた……景色変わらないんだもん」
「タケシさ『跳躍』出来ないの?」
「出来ればとっくにやってるよ」
アレは火事場のクソ力みたいなもんだしな……待てよ?
「だよね~」
「ノエ、飛んでみないか?」
「そーれっ!」
茉希がノエを打ち上げる、コレで10回目か、俺達が飛べないのならノエを打ち上げて大体の方向を確認させている作業の最中だった。その度にノエの悲鳴が響くがもう良いだろう……
「で見えたかノエ様?」
「うえっぷ……オロロロ…………見え……オロロロロロロッ…………」
数刻後……何とか復活したノエが方角を示す。
「間違い無いな?」
「はい……白銀の間は別名『千柱の間』とも呼ばれています、見ればすぐに……もうちょっと右です」
「オッケー! こんぐらいか?」
「その方角が直線上になります……です」
「茉希俺に乗って」
「おん? 良いけど飛ぶの?」
「違うよ神三角槍を構えて何時もの突撃!」
「それならアタシ降りたほうが……」
「ちょっとだけ『跳躍』を応用させて突撃する、はい肩車!」
「うんしょっと! オッケー!」
「ノエもしっかり掴まってろよ」
「はぃ……」
「茉希しっかり前方に神気を1点集中!」
「了解! 神気展開完了だよ!」
「舌噛むなよ、いっくぞ!」
やることは簡単だ一歩を十歩にする! ただそれだけだ目の前の建物は茉希の突撃で突き抜けさせてもらう。イメージだ『跳躍』の応用だ自分に何度も言い聞かせて、走り出す!
「うっわわわわっぁぁあああ!! 怖い! 早いぃぃいい!」
気を抜くなと声を掛けたいが、俺のほうが気が抜けない一歩を間違えたらそれこそ大ダメージだ。とにかくノエが示した方向に向かって真っ直ぐ飛ぶように駆け抜ける!
「この広場の次です!!」
目の前の建物を突撃で消し飛ばすと足を止める。茉希とノエがぐったりとしているので俺から降ろすと、取敢えず振り返ってみる。
「絶景だね!」
建物は丸く刳り貫かれアニメでよくある様な光景だった。
「アタシ……ちょっと酔った……ウッ!」
「私……ムグッ!」
「「オロロロッ!」」
天界でゲロとか……見ないでおこう……俺のせいだけどさ。
さてここが白銀の間か、本当に柱が沢山あるな本当に千柱あったりして……さて『来た』か
「茉希吐いてるとこ悪いけど……お出迎えだよ」
「オッケー……ウッ! ちょっ待って、オロロロッ!」
駄目かもしれないな今度ばかりは……
「というかさっさと降りてこいよ! 神様ってのはそんなに人を見下したいのかねぇ!」
見上げた空の上には3柱の神がいた
「ノエ、アイツ等だな?」
「はい……智慧を司る『グルマ』、力を司る『ガジャ』、戦女神『ハヤデ』の3柱です」
「1柱足りなくない?」
「おそらく太陽神殿の最奥を守護してるかと……」
なかなかイケメンだなグルマ、後はいかにも筋肉バカってのはガジャ、さらにハヤデ……やるしかないのか……
「人間、いや出来損ないよ! 我が名はグルマ! 智慧を……」
ズドーンッ!!
俺と茉希の神気が3柱に直撃した、チンタラやってる暇はないんでな
「茉希遠慮しなくていいからな! どんどん撃ち込め!」
「オッケーぃ……うぶッ!」
まだ気持ち悪いのか……とにかく休みなく撃ち込み続ける。ドサッという音が聞こえた。
「やっと降りてきたか……」
「グルマ……忠告したはずです、相手は私達の予想を超えてくると」
チッ……ハヤデ様の結界でダメージを軽減したか。やりにくいな俺達の事を1番理解してる……
「クソがッ! だがここから先には行かせん! ハヤデ! ガジャ!」
2柱が消えた……やっぱりそうなるか……ハヤデは懺悔の塔へグルマは輪廻の塔か。
そして目の前のにガジャとか言う筋肉バカそうな神が立ちはだかった。
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