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天界決戦編
Road to dawn 蒼い月の詩
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もう閉じ込められて何日過ぎただろう、この部屋に太陽の光は届かない……月光だけだ、私とヒエは女神として本来の姿に戻った……けれど新しい命を失った、しかも自分の手で……あの人に会いたい。いっそ私の心まで壊れてしまえば良かったのに……あの人は許してくれるだろうか? 妊娠を黙っていたことを、そして自分の手で消し去った事を……もう……それでも会いたい、両手で抱きしめられたい。もう一度会えるなら私は堕天することさえ厭わない……そうだ堕ちてしまおう、それであの人の元へ帰ろう。この翼さえ……
頬を平手打ちされた、そして抱きしめられた。ヒエが泣いているのは何故? そうだ本来の姿に戻ってしまえば私達はお互いの心が分かる、でもごめんなさいヒエ……私にはヒエの心がワカラナイのミエナイの、きっとこの翼もただの飾りよ。それでも強く抱きしめられた、苦しいよ胸も心も。助けて……強く願う。一度だけ願いが通じた事があった……私達がヒエが紅く染まった時、助けてと願い続けた……そんな時に、暗く沈んだ私達に光が射した今でもその光の煌きが忘れられない……
ヒエが祈ろうと言ってきた、何に対して祈りを捧げるのだろう? 失った新しい命に? 違う? 何をイノルの? 全て無くしてしまった私には……やめて……あの人は死んだのよ、私達がボロ雑巾のようになるまで撃ち抜いたのだから……また涙が溢れた、血溜まりの中に倒れ込んだのを見たでしょう……それでも義務がある? 亡くなった命はそれだけじゃない? 違うの……私にはそれがすべてだった、明るい未来を夢見てたでも夢は……
あの人の夢を見た……あの娘と一緒に出掛けてる夢だ、あの娘も愛しているんだあの人をヒエも……夢を見た……あの人が生きてあの娘と家庭を持ち子供に恵まれ……そこで目が覚めた。でもそんな未来も私達が殺してしまった、きっと怨んでいるだろう……また夢を見た……小さな爆発音だ、また私達の守護する街が滅茶苦茶にされて蹂躪されているのだろう………………………………!?
違うココは天界! 爆発音なんてするはずがない……心はざわつくが音は消えた……でも胸騒ぎが鼓動が私を衝き動かす。
ヒエがなにか言っている、うん……きっと……でもそんな事ないよ……
そして…………私達が捉えられている宮殿迄響く轟音と揺れが襲った。
胸が鼓動を取り戻す……そんな筈が、でも心は止まらない、ヒエがうずくまって泣いている……あの人とあの娘の名前を何度も何度も呼んでいる、宮殿のそとから声が聞こえた。
「正門が大破! 青銅の街区半数が消滅! 消滅者多数!」
「何者だ!!」
「それが……」
「述べよ!」
「はっ……人間の男が1人女が1人猫が一匹です! 塔の起動はいかが致しますか?」
「ふざけるなぁっ!?」
間違い無い……心が震える、ヒエの心が見える……光が見える……ヒエと手を繋ぐと呟く
「あの人が『来る』」
頬を平手打ちされた、そして抱きしめられた。ヒエが泣いているのは何故? そうだ本来の姿に戻ってしまえば私達はお互いの心が分かる、でもごめんなさいヒエ……私にはヒエの心がワカラナイのミエナイの、きっとこの翼もただの飾りよ。それでも強く抱きしめられた、苦しいよ胸も心も。助けて……強く願う。一度だけ願いが通じた事があった……私達がヒエが紅く染まった時、助けてと願い続けた……そんな時に、暗く沈んだ私達に光が射した今でもその光の煌きが忘れられない……
ヒエが祈ろうと言ってきた、何に対して祈りを捧げるのだろう? 失った新しい命に? 違う? 何をイノルの? 全て無くしてしまった私には……やめて……あの人は死んだのよ、私達がボロ雑巾のようになるまで撃ち抜いたのだから……また涙が溢れた、血溜まりの中に倒れ込んだのを見たでしょう……それでも義務がある? 亡くなった命はそれだけじゃない? 違うの……私にはそれがすべてだった、明るい未来を夢見てたでも夢は……
あの人の夢を見た……あの娘と一緒に出掛けてる夢だ、あの娘も愛しているんだあの人をヒエも……夢を見た……あの人が生きてあの娘と家庭を持ち子供に恵まれ……そこで目が覚めた。でもそんな未来も私達が殺してしまった、きっと怨んでいるだろう……また夢を見た……小さな爆発音だ、また私達の守護する街が滅茶苦茶にされて蹂躪されているのだろう………………………………!?
違うココは天界! 爆発音なんてするはずがない……心はざわつくが音は消えた……でも胸騒ぎが鼓動が私を衝き動かす。
ヒエがなにか言っている、うん……きっと……でもそんな事ないよ……
そして…………私達が捉えられている宮殿迄響く轟音と揺れが襲った。
胸が鼓動を取り戻す……そんな筈が、でも心は止まらない、ヒエがうずくまって泣いている……あの人とあの娘の名前を何度も何度も呼んでいる、宮殿のそとから声が聞こえた。
「正門が大破! 青銅の街区半数が消滅! 消滅者多数!」
「何者だ!!」
「それが……」
「述べよ!」
「はっ……人間の男が1人女が1人猫が一匹です! 塔の起動はいかが致しますか?」
「ふざけるなぁっ!?」
間違い無い……心が震える、ヒエの心が見える……光が見える……ヒエと手を繋ぐと呟く
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