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問い詰められて
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3人の前で正座している俺がいた、正直に言いたいけど喋ったらどんな目に合うか……
「で? 地震に巻き込まれて電池も切れて、行くあてもなく野宿していたと?」
「はい……凄く……眠いです……」
「アタシたちもね」
「でも無事で良かった……本当に嫌な予感がして……心配で私……」
「でもさ俺……巻き込まれただけなんだよね、電車も止まってさ」
「まぁしょうがないよ、こうして帰ってきたんだしさ」
「あっ! そうだ、ヤエ今日の仕事何だけど……」
「あっ! 忘れてた!!」
「一応オーナーさんから連絡が来て、お休み貰ったから」
「まぁ寝不足で仕事出来るか怪しいしね、健の判断で良かったんじゃない?」
「健、お腹空いてない?」
「かなりへってる……お願い出来るかなヤエ?」
「うん!!」
ヤエは台所に向かうと、ヒエが俺を睨んでいた……嫌な予感がする。勘付いてないよな?
「健……正直に答えて」
俺の顔を両手ではさみ目を睨んで聞いてくる。
「はい……何でしょうか……」
「あんた何か隠してるわよね?」
「隠してません!」
「今隠していても、神の座に戻ったら全部わかるのよ? そうなったら……私達は許さないから」
目が怖い……どうしようか……本当の事を話したら、もっと大変な事になりそうだけど……覚悟を決めるか、鬼とかよりも目の前の真剣な眼差しが本気で怖い。
「わっ分かった! せめてご飯食べてからなっ!」
「わかった、ちゃんと話してよね」
「その代わりここじゃ話せない、皆で行きたい場所がある、そこで話すよ」
「ふぅん?」
大女神様のところに行けば助けてくれるよなぁ? 自信ないけど……考え込んでいるとヤエが料理を運んで来た、取り敢えずお腹を満たそう!
「やっとご飯だよ、ありがとうヤエ」
「良いのよ! さぁ食べましょう!」
流石に空腹だった事もあり一気に食べ尽くすと、ヤエが俺の側から腕を絡めて離れなれてくれない。
「あのさヤエ、ここは俺たちの家だよ? 何処にも行かないからさ、茉希ちゃんも離してね」
いつの間にか茉希ちゃんまで絡んでくる……ヒエが後片付けを終えると、向かって来る、早く話せって言う顔でやって来た。じゃあ出かけ……
コンコンコンと玄関をノックする音が聞こえる、来客か? 全員で顔を見合わせるが心当たりがない、もう一度ノックされると。
「家主が出ないとね、宜しく健」
「しょうがないよね!」
「じゃあ出るか……」
玄関まで行くと、上品な声が聞こえてきた。まっまさかこの声って……玄関を開けるのを躊躇してしまうが、来ちゃったの!? 恐る恐る玄関を開けると、そこには大女神様が白いワンピースの姿で薄っすら汗を浮かべて立っていた。
「よろしいですね八神さん?」
「あっあの流石に……ここは不味いんじゃ?」
「大丈夫です、ちゃんと見てましたから。それより熱いです入りますね」
「ちょまっ!」
大女神様が俺の横を通り過ぎて居間に入って行くと、ヤエとヒエの変な叫び声が響いた。デスヨネー、玄関を閉め居間に向かうとヤエとヒエが正座して座っていた、茉希ちゃんはいつも通りだけど……取り敢えず冷たい麦茶を、大女神様とみんなの分を用意してあげた。
「久しぶりですねヒエ、ヤエ」
「「はい!!」」
「随分と人間らしくなって……ある意味嬉しいですよ私は」
「あっあの大女神様どっどうしてこちらに?」
ヒエの腰が引けた声に、まぁそうなるよな……緩んだ生活してたらいきなり上司がやって来たんだから。
「茉希もお久しぶりですね」
「どうも、大女神様!」
「健さんも立ってないでどうぞ」
俺の家なんだけど……全員に麦茶をだすと大女神様の隣に座った、ヤエが少しむくれた顔をしているが今はコッチ側なんです。
「さて、お話をしましょうか……何処からがいいかしらね、健さん?」
「こいつらに誤解を招くような言い方やめてくれませんか」
「大女神様! 健とどんな関係何ですか! いくら大女神様だって……」
「ちょっとヤエ!」
うわぁ……本気でキレかかってるヤエを初めて見た、相手は大女神様なのに食って掛かる姿にちょっと嬉しくなる。
「冗談ですよヤエ……本当にそこまで想っているのですね、良く見せてくださいヒエも」
大女神様が2人とオデコを合わせると、満面の笑みを浮かべていた。
「もうそこまで溶け合っているのですね3人とも……溶けあい1つの……」
「ちょっと大女神様!」
ヤエとヒエの顔が真っ赤になっている、何でだ? まっ良いか、そろそろ本題に入ってくれないかなぁ……
「あの大女神様そろそろ本題に……」
「そうですね……見せた方が早くないですか健さん?」
「ちゃんとフォローして下さいよ?」
一応確認すると、左腕を結晶化させて見せた。
「嘘……何で……あの時の違和感は……」
「健……あんた……その力は……」
「師匠……やっぱり」
違和感にやっぱりって……ヤエと茉希ちゃんまさか気づいてたのかなぁ? 神気を込めて輝かせると3人とも魅入っている。
「という訳です」
「いや6文字で済ませないで大女神様っ!」
それから大女神様が丁寧に1から説明してくれた。新潟駅周辺での異変の事を、俺の身体に神気が結晶が残っている事を……
「では昨日の地震は……」
「俺がやった」
「やったってレベルじゃないよ師匠!」
「まぁ確かに……ですが健さんのお陰でノエが解放され新潟駅周辺は浄化されました」
「結局、健は力が残っていて……危険な事を……ッつ!」
ヤエが大女神様のほっぺたにビンタした、その瞬間場に居た全員が凍り付いた。
「もし! それで健に何かあったら、どうするつもりだったんですか! 私は大女神様を許せません!」
「八神健が死んでもあなた達は神の座に帰るでしょう?」
「そう言う問題じゃありません! 私達は今を生きているんです! 人の身だからこそ伝わる……」
「ヤエ良しなよ! 大女神様に対して……」
「生きているからこそですか……それはキチンと最期まで添い遂げるという事ですか? 八神健の……」
「当然です! 今も! そして神の座に帰ってもずっと!」
「決意は変わりませんか? ヒエも」
「えっ! 私は……ヤエと健と一緒なら、あとトチも! ついでに茉希も」
「ついでって何よ!」
「うるさいわね! 私の愛は大きいのよ!」
「そうですか……ヤエには嫌な思いをさせましたね」
「大女神様、健から神気何て結晶諸共消して……無くしてください!」
「どうしますか健さん? 神気は必要無いですか?」
「無くしたら俺はどうなります?」
少しの沈黙の後
「人間として死にます」
大女神様にハッキリと告げられた。
「で? 地震に巻き込まれて電池も切れて、行くあてもなく野宿していたと?」
「はい……凄く……眠いです……」
「アタシたちもね」
「でも無事で良かった……本当に嫌な予感がして……心配で私……」
「でもさ俺……巻き込まれただけなんだよね、電車も止まってさ」
「まぁしょうがないよ、こうして帰ってきたんだしさ」
「あっ! そうだ、ヤエ今日の仕事何だけど……」
「あっ! 忘れてた!!」
「一応オーナーさんから連絡が来て、お休み貰ったから」
「まぁ寝不足で仕事出来るか怪しいしね、健の判断で良かったんじゃない?」
「健、お腹空いてない?」
「かなりへってる……お願い出来るかなヤエ?」
「うん!!」
ヤエは台所に向かうと、ヒエが俺を睨んでいた……嫌な予感がする。勘付いてないよな?
「健……正直に答えて」
俺の顔を両手ではさみ目を睨んで聞いてくる。
「はい……何でしょうか……」
「あんた何か隠してるわよね?」
「隠してません!」
「今隠していても、神の座に戻ったら全部わかるのよ? そうなったら……私達は許さないから」
目が怖い……どうしようか……本当の事を話したら、もっと大変な事になりそうだけど……覚悟を決めるか、鬼とかよりも目の前の真剣な眼差しが本気で怖い。
「わっ分かった! せめてご飯食べてからなっ!」
「わかった、ちゃんと話してよね」
「その代わりここじゃ話せない、皆で行きたい場所がある、そこで話すよ」
「ふぅん?」
大女神様のところに行けば助けてくれるよなぁ? 自信ないけど……考え込んでいるとヤエが料理を運んで来た、取り敢えずお腹を満たそう!
「やっとご飯だよ、ありがとうヤエ」
「良いのよ! さぁ食べましょう!」
流石に空腹だった事もあり一気に食べ尽くすと、ヤエが俺の側から腕を絡めて離れなれてくれない。
「あのさヤエ、ここは俺たちの家だよ? 何処にも行かないからさ、茉希ちゃんも離してね」
いつの間にか茉希ちゃんまで絡んでくる……ヒエが後片付けを終えると、向かって来る、早く話せって言う顔でやって来た。じゃあ出かけ……
コンコンコンと玄関をノックする音が聞こえる、来客か? 全員で顔を見合わせるが心当たりがない、もう一度ノックされると。
「家主が出ないとね、宜しく健」
「しょうがないよね!」
「じゃあ出るか……」
玄関まで行くと、上品な声が聞こえてきた。まっまさかこの声って……玄関を開けるのを躊躇してしまうが、来ちゃったの!? 恐る恐る玄関を開けると、そこには大女神様が白いワンピースの姿で薄っすら汗を浮かべて立っていた。
「よろしいですね八神さん?」
「あっあの流石に……ここは不味いんじゃ?」
「大丈夫です、ちゃんと見てましたから。それより熱いです入りますね」
「ちょまっ!」
大女神様が俺の横を通り過ぎて居間に入って行くと、ヤエとヒエの変な叫び声が響いた。デスヨネー、玄関を閉め居間に向かうとヤエとヒエが正座して座っていた、茉希ちゃんはいつも通りだけど……取り敢えず冷たい麦茶を、大女神様とみんなの分を用意してあげた。
「久しぶりですねヒエ、ヤエ」
「「はい!!」」
「随分と人間らしくなって……ある意味嬉しいですよ私は」
「あっあの大女神様どっどうしてこちらに?」
ヒエの腰が引けた声に、まぁそうなるよな……緩んだ生活してたらいきなり上司がやって来たんだから。
「茉希もお久しぶりですね」
「どうも、大女神様!」
「健さんも立ってないでどうぞ」
俺の家なんだけど……全員に麦茶をだすと大女神様の隣に座った、ヤエが少しむくれた顔をしているが今はコッチ側なんです。
「さて、お話をしましょうか……何処からがいいかしらね、健さん?」
「こいつらに誤解を招くような言い方やめてくれませんか」
「大女神様! 健とどんな関係何ですか! いくら大女神様だって……」
「ちょっとヤエ!」
うわぁ……本気でキレかかってるヤエを初めて見た、相手は大女神様なのに食って掛かる姿にちょっと嬉しくなる。
「冗談ですよヤエ……本当にそこまで想っているのですね、良く見せてくださいヒエも」
大女神様が2人とオデコを合わせると、満面の笑みを浮かべていた。
「もうそこまで溶け合っているのですね3人とも……溶けあい1つの……」
「ちょっと大女神様!」
ヤエとヒエの顔が真っ赤になっている、何でだ? まっ良いか、そろそろ本題に入ってくれないかなぁ……
「あの大女神様そろそろ本題に……」
「そうですね……見せた方が早くないですか健さん?」
「ちゃんとフォローして下さいよ?」
一応確認すると、左腕を結晶化させて見せた。
「嘘……何で……あの時の違和感は……」
「健……あんた……その力は……」
「師匠……やっぱり」
違和感にやっぱりって……ヤエと茉希ちゃんまさか気づいてたのかなぁ? 神気を込めて輝かせると3人とも魅入っている。
「という訳です」
「いや6文字で済ませないで大女神様っ!」
それから大女神様が丁寧に1から説明してくれた。新潟駅周辺での異変の事を、俺の身体に神気が結晶が残っている事を……
「では昨日の地震は……」
「俺がやった」
「やったってレベルじゃないよ師匠!」
「まぁ確かに……ですが健さんのお陰でノエが解放され新潟駅周辺は浄化されました」
「結局、健は力が残っていて……危険な事を……ッつ!」
ヤエが大女神様のほっぺたにビンタした、その瞬間場に居た全員が凍り付いた。
「もし! それで健に何かあったら、どうするつもりだったんですか! 私は大女神様を許せません!」
「八神健が死んでもあなた達は神の座に帰るでしょう?」
「そう言う問題じゃありません! 私達は今を生きているんです! 人の身だからこそ伝わる……」
「ヤエ良しなよ! 大女神様に対して……」
「生きているからこそですか……それはキチンと最期まで添い遂げるという事ですか? 八神健の……」
「当然です! 今も! そして神の座に帰ってもずっと!」
「決意は変わりませんか? ヒエも」
「えっ! 私は……ヤエと健と一緒なら、あとトチも! ついでに茉希も」
「ついでって何よ!」
「うるさいわね! 私の愛は大きいのよ!」
「そうですか……ヤエには嫌な思いをさせましたね」
「大女神様、健から神気何て結晶諸共消して……無くしてください!」
「どうしますか健さん? 神気は必要無いですか?」
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