27 / 78
厄介事 それから
しおりを挟む
朝が来た……結局安いホテルもネットカフェも全て満室だった、つまり俺は野宿した事になる……いやどっちかと言うと、駅前のベンチで缶コーヒーを6本ぐらい飲んで朝まで座って、今会社のあるビルが開くのを待っていた。
「きっついわ……早く開かないかな……」
何度も口に出して言ったがそれで時間が過ぎるわけじゃない、ようやく7時を過ぎてビルの様子を伺いに行くと……
『地震によるビルメンテナンスの為本日立入禁止』
「おいおい……どうするよ」
スマホの電池はとっくに切れてる、会社に連絡しようにも出来ない……途方に暮れていると警備員が近寄ってくる。
「どうかしましたか?」
「いや、このビルの会社に勤めて居るんですが……昨日の地震でね……」
「そうですか……今日はビルメンテナンスの人間以外の立ち入りは禁止ですよ」
「まいったな……スマホの……あっ! どうもすみませんでした失礼します!」
そうだよ! 何で忘れてたんだ……売ってるじゃないか! 携帯バッテリーの事を、慌ててコンビニに向かうと普通に売っていた……早く気付けよ俺さぁ……他に旅行用の歯磨きセットを買って、充電しながら駅の構内にあるトイレで顔を洗い歯を磨く、こんな時だ場所なんて気にしてられるか! サッパリしてスマホの電源を入れると、不在着信の山と3通のメールだった……電話入れとくか? その前にメールチェックしとくか……茉希ちゃんと会社からのメールがあった、茉希ちゃんからのメールには要約すると
『ヒエとヤエが心配してる、これ以上泣かれると困るのでさっさと電話なり連絡しろ』
って事だ……会社からのメールは安否確認と3日程新潟営業所は休みになるとの事だった。バッテリーの事を……そしてメールをもっと早く気付いてればなぁ始発電車帰ったのに、帰るか……どうせヤエは仕事だしヒエは寝てるだろう、茉希ちゃんには電話してみるか……ベンチに座り茉希ちゃんに電話すると、呼び出しは鳴るけど出ないや。寝てんのかな? ボーっとホームで過ごしていると電車がホームに入ってくるアナウンスが流れた、到着を確認すると降りていく人達の流れが途切れるのを確認すると、やっと帰れる……そう思い立ち上がろうとすると。
「おはよう師匠!」
誰か確認する前に頬を思いっ切りビンタされた。
「ぶへぇっ!?」
「何で連絡くれないのさ! もう! アタシは心配だったけど……それよりも!」
茉希ちゃんが涙ぐみながら俺を怒鳴りつける、怖いよ反射的に。
「はい!」
情ない返事が口から出た出た。
「ヤエがどんだけ心配してたか! 昨日は寝てないんだよヤエ、今は人間何だよ! 女何だよ!」
「ごめん、俺も色々あってさ」
昨日の地震の原因は言える訳が無いので、普通に地震に巻き込まれた事を説明したが……
「ほらっ! 帰るよ師匠!」
「へっ? 茉希ちゃん大学は?」
「今日は休校!! 帰ったらアタシらから説教!」
「いや俺、巻き込まれただけなんだけど……」
「そんな事はどうでもいい!! アタシは師匠が居なくなったらって……二人と違って……アタシは……ぐすっ」
「ごめんよ茉希ちゃん心配させて! 俺は、ほら元気だから! 帰ろう!」
「……て」
「は?」
「手!!」
「あっ……」
「手を出して!! 帰るまで離さないよ! だから……私を置いて……どこにも行かないで……健……さん」
茉希ちゃんが師匠呼びを……
「うん! わかった一緒に帰ろう手を繋いで! それでいつも通りだ!」
二人並んで手を繋いで電車に乗り込み座ると。
「ごめんよ茉希ちゃん、ちょっと眠いや着いたら起こして」
「無理、アタシら3人寝てないから」
「はぁ!? バイトは?」
「行ったよヒエと二人で、どうせ眠れなかったし……それよりも師匠臭うよ」
「うるさいよ! もぅ! しょうがないじゃないか……帰ったらすぐにシャワー行かなきゃ……」
「それに……臭かったら離れなよ」
「アタシはそんな事で嫌いにならないよ」
「でもよく分かったね俺の事を」
「う~ん何でだろうね、でも五泉行きのホームを張り込むつもりだったから」
「茉希ちゃん無茶しすぎ!」
「あはっ、ヒエとヤエには無理だからね」
「そうだね」
疲れた俺を乗せて電車は走り、我が家のある五泉市につく頃には既に気温が高くなっていた。
「あっつ!」
「さぁ師匠、頑張って歩こう!」
「タクシー使う?」
「ヤエに小言を言われたいの師匠は?」
「歩きます」
茉希ちゃんにスポーツドリンクを渡して二人で飲み干すと、手を繋いでアパート迄歩き出した。
アパートの階段を上り玄関を開けると、誰も飛び出して来なかった。となると……部屋の戸を開けるとヤエとヒエが眠っていた、声を掛けたかったが。
「ごめん茉希ちゃんエアコン入れてあげて、俺はシャワー浴びて来るよ」
「ヤエ今日の仕事は……」
「無理だろうね、これじゃ」
ふと俺のスマホが鳴った、知らない番号だが市外局番が五泉市だ塚田さんじゃないよな……恐る恐る電話に出ると
「もしもしどちら様で?」
「こちら惣菜キッチンサイトウのオーナーの斎藤美穂と言いますが……八神健さんでしょうか?」
あ~多分ヤエの事だな、無断欠勤の可能性が……素直に謝罪しときましょう
「はい、八神です。八幡ヤエの事ですね?」
「はい……今朝出勤してませんのでヤエさんに電話はしたんですが出なくて……」
「申し訳ないです、昨日の地震に巻き込まれまして今朝帰ってこれたんです」
俺がな……
「昨日の地震に巻き込まれたって大丈夫なんですか!?」
「えぇ無事今朝帰ってきたばかりで……申し訳ないですが今日はお休みさせて頂けませんか?」
「えっえぇ! それは勿論しっかりとケアしてあげて下さいね」
「あっ八神さん、明日は水曜日で定休日なのでゆっくりさせてあげて下さい」
「ありがとうございますオーナーさん、それでは失礼します」
電話を切ると着替えとバスタオルを持って
「じゃ茉希ちゃん後お願いね!」
「うん!」
気温は高いが熱いシャワーが心地良い、本当は風呂に入りたいが……茉希ちゃんに臭いと言われたショックが『意外』と大きかったので念入りに身体と頭を洗い流すと、突然風呂場の戸を開けてヤエが飛び込んで来た。
「健!!」
「ちょっと今洗ってるんだから出ていって!」
「洗ってあげる!」
「いやいいから! ヒエ! 茉希ちゃん!」
「はいはい……ヤエ一緒に戻ろうね健は何処にも行かないから」
「ちょっとヒエ! 茉希! 離して!」
「すぐに出るから待ってて!」
そう言うと戸を閉めて急いで洗い流して風呂場から出ると3人が待っていた。
さてと……3人に対しての説明と説教のお時間ですかね、俺の!
「きっついわ……早く開かないかな……」
何度も口に出して言ったがそれで時間が過ぎるわけじゃない、ようやく7時を過ぎてビルの様子を伺いに行くと……
『地震によるビルメンテナンスの為本日立入禁止』
「おいおい……どうするよ」
スマホの電池はとっくに切れてる、会社に連絡しようにも出来ない……途方に暮れていると警備員が近寄ってくる。
「どうかしましたか?」
「いや、このビルの会社に勤めて居るんですが……昨日の地震でね……」
「そうですか……今日はビルメンテナンスの人間以外の立ち入りは禁止ですよ」
「まいったな……スマホの……あっ! どうもすみませんでした失礼します!」
そうだよ! 何で忘れてたんだ……売ってるじゃないか! 携帯バッテリーの事を、慌ててコンビニに向かうと普通に売っていた……早く気付けよ俺さぁ……他に旅行用の歯磨きセットを買って、充電しながら駅の構内にあるトイレで顔を洗い歯を磨く、こんな時だ場所なんて気にしてられるか! サッパリしてスマホの電源を入れると、不在着信の山と3通のメールだった……電話入れとくか? その前にメールチェックしとくか……茉希ちゃんと会社からのメールがあった、茉希ちゃんからのメールには要約すると
『ヒエとヤエが心配してる、これ以上泣かれると困るのでさっさと電話なり連絡しろ』
って事だ……会社からのメールは安否確認と3日程新潟営業所は休みになるとの事だった。バッテリーの事を……そしてメールをもっと早く気付いてればなぁ始発電車帰ったのに、帰るか……どうせヤエは仕事だしヒエは寝てるだろう、茉希ちゃんには電話してみるか……ベンチに座り茉希ちゃんに電話すると、呼び出しは鳴るけど出ないや。寝てんのかな? ボーっとホームで過ごしていると電車がホームに入ってくるアナウンスが流れた、到着を確認すると降りていく人達の流れが途切れるのを確認すると、やっと帰れる……そう思い立ち上がろうとすると。
「おはよう師匠!」
誰か確認する前に頬を思いっ切りビンタされた。
「ぶへぇっ!?」
「何で連絡くれないのさ! もう! アタシは心配だったけど……それよりも!」
茉希ちゃんが涙ぐみながら俺を怒鳴りつける、怖いよ反射的に。
「はい!」
情ない返事が口から出た出た。
「ヤエがどんだけ心配してたか! 昨日は寝てないんだよヤエ、今は人間何だよ! 女何だよ!」
「ごめん、俺も色々あってさ」
昨日の地震の原因は言える訳が無いので、普通に地震に巻き込まれた事を説明したが……
「ほらっ! 帰るよ師匠!」
「へっ? 茉希ちゃん大学は?」
「今日は休校!! 帰ったらアタシらから説教!」
「いや俺、巻き込まれただけなんだけど……」
「そんな事はどうでもいい!! アタシは師匠が居なくなったらって……二人と違って……アタシは……ぐすっ」
「ごめんよ茉希ちゃん心配させて! 俺は、ほら元気だから! 帰ろう!」
「……て」
「は?」
「手!!」
「あっ……」
「手を出して!! 帰るまで離さないよ! だから……私を置いて……どこにも行かないで……健……さん」
茉希ちゃんが師匠呼びを……
「うん! わかった一緒に帰ろう手を繋いで! それでいつも通りだ!」
二人並んで手を繋いで電車に乗り込み座ると。
「ごめんよ茉希ちゃん、ちょっと眠いや着いたら起こして」
「無理、アタシら3人寝てないから」
「はぁ!? バイトは?」
「行ったよヒエと二人で、どうせ眠れなかったし……それよりも師匠臭うよ」
「うるさいよ! もぅ! しょうがないじゃないか……帰ったらすぐにシャワー行かなきゃ……」
「それに……臭かったら離れなよ」
「アタシはそんな事で嫌いにならないよ」
「でもよく分かったね俺の事を」
「う~ん何でだろうね、でも五泉行きのホームを張り込むつもりだったから」
「茉希ちゃん無茶しすぎ!」
「あはっ、ヒエとヤエには無理だからね」
「そうだね」
疲れた俺を乗せて電車は走り、我が家のある五泉市につく頃には既に気温が高くなっていた。
「あっつ!」
「さぁ師匠、頑張って歩こう!」
「タクシー使う?」
「ヤエに小言を言われたいの師匠は?」
「歩きます」
茉希ちゃんにスポーツドリンクを渡して二人で飲み干すと、手を繋いでアパート迄歩き出した。
アパートの階段を上り玄関を開けると、誰も飛び出して来なかった。となると……部屋の戸を開けるとヤエとヒエが眠っていた、声を掛けたかったが。
「ごめん茉希ちゃんエアコン入れてあげて、俺はシャワー浴びて来るよ」
「ヤエ今日の仕事は……」
「無理だろうね、これじゃ」
ふと俺のスマホが鳴った、知らない番号だが市外局番が五泉市だ塚田さんじゃないよな……恐る恐る電話に出ると
「もしもしどちら様で?」
「こちら惣菜キッチンサイトウのオーナーの斎藤美穂と言いますが……八神健さんでしょうか?」
あ~多分ヤエの事だな、無断欠勤の可能性が……素直に謝罪しときましょう
「はい、八神です。八幡ヤエの事ですね?」
「はい……今朝出勤してませんのでヤエさんに電話はしたんですが出なくて……」
「申し訳ないです、昨日の地震に巻き込まれまして今朝帰ってこれたんです」
俺がな……
「昨日の地震に巻き込まれたって大丈夫なんですか!?」
「えぇ無事今朝帰ってきたばかりで……申し訳ないですが今日はお休みさせて頂けませんか?」
「えっえぇ! それは勿論しっかりとケアしてあげて下さいね」
「あっ八神さん、明日は水曜日で定休日なのでゆっくりさせてあげて下さい」
「ありがとうございますオーナーさん、それでは失礼します」
電話を切ると着替えとバスタオルを持って
「じゃ茉希ちゃん後お願いね!」
「うん!」
気温は高いが熱いシャワーが心地良い、本当は風呂に入りたいが……茉希ちゃんに臭いと言われたショックが『意外』と大きかったので念入りに身体と頭を洗い流すと、突然風呂場の戸を開けてヤエが飛び込んで来た。
「健!!」
「ちょっと今洗ってるんだから出ていって!」
「洗ってあげる!」
「いやいいから! ヒエ! 茉希ちゃん!」
「はいはい……ヤエ一緒に戻ろうね健は何処にも行かないから」
「ちょっとヒエ! 茉希! 離して!」
「すぐに出るから待ってて!」
そう言うと戸を閉めて急いで洗い流して風呂場から出ると3人が待っていた。
さてと……3人に対しての説明と説教のお時間ですかね、俺の!
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
運び屋『兎』の配送履歴
花里 悠太
ファンタジー
安心、確実、お値段ちょっとお高め。運び屋『兎』に任せてみませんか?
兎を連れた少女が色々なものを配達するほのぼの物語です。
他にも出てくる相棒の召喚獣たちと共に配達してまわります。
兎をもふりたい。
カバで爆走したい。
梟とおしゃべりしたい。
亀と日向ぼっこしたい。
そんな方は是非ご一読を。
転生もチートもロマンスもないお仕事ファンタジーです。
ーーーーーーーーーーー
とある街の商業ギルド。
その一室にユウヒという名の少女が住んでいる。
彼女は召喚士であり、運び屋だ。
彼女がこなす運びは、普通の運び屋とはちょっと違う。
時には、魔物の中に取り残された人を運びにいき。
時には、誰にも見つからないようにこっそりと手紙を届けにいく。
様々な能力を持つ召喚獣を相棒として、通常の運び屋では受けられないような特殊な配送を仕事として請け負っているのだ。
彼女がいつも身につけている前かけ鞄には、プスプスと鼻息をたてる兎が一匹。
運び屋の仕事を受けるときも、仕事で何かを運んでいる時も。
いつでも兎と一緒に仕事をする様から、彼女はこう呼ばれていた。
運び屋『兎』
彼女に仕事を頼みたい時は、商業ギルドの受付で
「『兎』に荷物を届けてほしい」
と声をかければ兎と一緒に彼女が仕事を受けてくれる。
召喚した相棒と共に、運べるものなら、手紙でも、荷物でも、何でも。
仕事は確実にこなすが少し手荒め、お値段はかなりお高め。
ある時はカバで街道から山の中へと爆走。
ある時は梟と夜に紛れて貴族の屋敷に潜入。
ある時は亀にまたがり深海へと潜航。
仕事の依頼を通して色々なものを配送するユウヒ。
様々な出会いや、出来事に遭遇して成長していく異世界ファンタジー。
カバに轢かれたくなければ道を開けてください。
俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―
小春かぜね
恋愛
俺ではフツメンだと感じているが、スクールカースト底辺の生活を過ごしている。
俺の学園は恋愛行為に厳しい縛りは無いので、陽キャラたちは楽しい学園生活を過ごしているが、俺には女性の親友すらいない……
異性との関係を強く望む学園(高校生)生活。
俺は彼女を作る為に、学年の女子生徒たちに好意の声掛けをするが、全く相手にされない上、余りにも声掛けをし過ぎたので、俺は要注意人物扱いされてしまう。
当然、幼なじみなんて俺には居ない……
俺の身近な女性と言えば妹(虹心)はいるが、その妹からも俺は毛嫌いされている!
妹が俺を毛嫌いし始めたのは、有る日突然からで有ったが、俺にはその理由がとある出来事まで分からなかった……
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
拝啓神様。転生場所間違えたでしょ。転生したら木にめり込んで…てか半身が木になってるんですけど!?あでも意外とスペック高くて何とかなりそうです
熊ごろう
ファンタジー
俺はどうやら事故で死んで、神様の計らいで異世界へと転生したらしい。
そこまではわりと良くある?お話だと思う。
ただ俺が皆と違ったのは……森の中、木にめり込んだ状態で転生していたことだろうか。
しかも必死こいて引っこ抜いて見ればめり込んでいた部分が木の体となっていた。次、神様に出会うことがあったならば髪の毛むしってやろうと思う。
ずっとその場に居るわけにもいかず、森の中をあてもなく彷徨う俺であったが、やがて空腹と渇き、それにたまった疲労で意識を失ってしまい……と、そこでこの木の体が思わぬ力を発揮する。なんと地面から水分や養分を取れる上に生命力すら吸い取る事が出来たのだ。
生命力を吸った体は凄まじい力を発揮した。木を殴れば幹をえぐり取り、走れば凄まじい速度な上に疲れもほとんどない。
これはチートきたのでは!?と浮かれそうになる俺であったが……そこはぐっと押さえ気を引き締める。何せ比較対象が無いからね。
比較対象もそうだけど、とりあえず生活していくためには人里に出なければならないだろう。そう考えた俺はひとまず森を抜け出そうと再び歩を進めるが……。
P.S
最近、右半身にリンゴがなるようになりました。
やったね(´・ω・`)
火、木曜と土日更新でいきたいと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる