【完結】不思議なホラー

竹内 晴

文字の大きさ
上 下
1 / 4

意味がわかると怖い?話

しおりを挟む
 この話は、俺がまだ高校生だった頃の話です。

 俺の家は、3階建てで1階にお風呂、リビングがあり、真上から見ると右斜め上に10m程の廊下が真っ直ぐ玄関へと伸びており、その廊下に沿うように螺旋状らせんじょうの階段が二階へと続いている。その廊下を上がりきると、20m程の廊下があり、左右に部屋が並んでいる。その廊下を真っ直ぐ進むと小窓があり、同じく螺旋状の階段が三階の部屋へと伸びている。

 家の構造的な話はこの辺りにして本題に入ろう。

 俺がお風呂から出ていつものように寝室へ向かう為、階段を上がっていた。

 その日は、バイトと学校の用事でとても疲れており、少しうつむき気味で階段を上がっていた。

 すると月明かりに照らされて少し薄暗い廊下へ差し掛かった。

 俺は二階に着いたことに気が付き、階段を二段残した状態で頭を上げた。すると、月明かりに照らされてできた俺の影は小窓の隣に立っていた。

 俺が影を見ていると、その影は1人でに階段をかけ登って行った。
しおりを挟む

処理中です...