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第二部 神の娘 第五章スーパー中学生
ウサギタイプ
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「それで、武器は決まってるの?」
「片手剣で練習してもらったんだけど、先輩はどうでした?」
「やはり、少し重いかな」
「そうだよね。ステンレスの剣じゃ女子には厳しいもんね。
お母さんは何がいいと思う?」
「私もそうだったけど、レイピアがいいんじゃないの」
「やっぱりレイピアか……」
「そうそう、これ、よかったらつかってみない」
「こ、これって写真集にも使ってた」
「そうよ。魔物暴走の時にも何度か使ったけど、取り回しが楽だからいいと思うわよ」
「私なんかがいいんですか」
「ええ。そうだ、もう使う機会もないだろうから、よかったら貰ってくださる?」
「えっ!こ、これを……」
「先輩よかったじゃないですか」
「ほ、本当に……」
「また必要になったら作ればいいんだし、なにしろ12年しまいっぱなしだったから、この子も寂しいでしょ」
「か、感激です。カエデさんのレイピアを使えるなんて」
「大袈裟ですよ先輩」
「なんとでも言えばいい。
もし、これがオークションとかに出てみろ。
私は、持ち物全部売り払って入札するぞ」
「やだなあ、部活の後輩のお母さんのお古だよ」
「そうそう、遠慮しないで使ってあげてね」
「じゃ、本番行きますか」
「おう!」
アカネは広域探査で魔物の位置を確認すると、三輪スカイボードを収納から取り出した。
「後ろに乗ってください」
「えっ、こんなソリみたいなのに乗ってどうするんだ」
「いいからいいから。しっかり抱きついてくださいね。
行きます!」
「わっ、と、飛んだ!」
「その先の茂みの中にウサギタイプの魔物が2頭います」
「ウサギだな?」
「ここまできて、可哀そうとか言わないでくださいよ」
「大丈夫だ。覚悟はできている」
「普通のウサギよりも少しだけ大きいですからね」
「おう」
「じゃ、追い出しますからね」
「おう」
カスミはレイピアを抜いて正眼に構える。
「行きます!」
そう叫んで、アカネは茂みに飛び込んだ、
一頭がアカネに串刺しにされて、もう一頭が飛び出してくる。
飛び出した一頭は、カスミに向かってくる。
カスミはサイドステップで突進をかわしつつ、横なぎにウサギを払った。
「くっ、浅いか……」
だが、カウンター気味に入った刃は思いのほか深く入り、ウサギは絶命した。
「やりましたね!」
「あ、ああ。あっけないものだな……」
「ウサギですからね。
次はイノシシタイプの魔物行きましょう。
ちょっと手ごわいですよ」
「片手剣で練習してもらったんだけど、先輩はどうでした?」
「やはり、少し重いかな」
「そうだよね。ステンレスの剣じゃ女子には厳しいもんね。
お母さんは何がいいと思う?」
「私もそうだったけど、レイピアがいいんじゃないの」
「やっぱりレイピアか……」
「そうそう、これ、よかったらつかってみない」
「こ、これって写真集にも使ってた」
「そうよ。魔物暴走の時にも何度か使ったけど、取り回しが楽だからいいと思うわよ」
「私なんかがいいんですか」
「ええ。そうだ、もう使う機会もないだろうから、よかったら貰ってくださる?」
「えっ!こ、これを……」
「先輩よかったじゃないですか」
「ほ、本当に……」
「また必要になったら作ればいいんだし、なにしろ12年しまいっぱなしだったから、この子も寂しいでしょ」
「か、感激です。カエデさんのレイピアを使えるなんて」
「大袈裟ですよ先輩」
「なんとでも言えばいい。
もし、これがオークションとかに出てみろ。
私は、持ち物全部売り払って入札するぞ」
「やだなあ、部活の後輩のお母さんのお古だよ」
「そうそう、遠慮しないで使ってあげてね」
「じゃ、本番行きますか」
「おう!」
アカネは広域探査で魔物の位置を確認すると、三輪スカイボードを収納から取り出した。
「後ろに乗ってください」
「えっ、こんなソリみたいなのに乗ってどうするんだ」
「いいからいいから。しっかり抱きついてくださいね。
行きます!」
「わっ、と、飛んだ!」
「その先の茂みの中にウサギタイプの魔物が2頭います」
「ウサギだな?」
「ここまできて、可哀そうとか言わないでくださいよ」
「大丈夫だ。覚悟はできている」
「普通のウサギよりも少しだけ大きいですからね」
「おう」
「じゃ、追い出しますからね」
「おう」
カスミはレイピアを抜いて正眼に構える。
「行きます!」
そう叫んで、アカネは茂みに飛び込んだ、
一頭がアカネに串刺しにされて、もう一頭が飛び出してくる。
飛び出した一頭は、カスミに向かってくる。
カスミはサイドステップで突進をかわしつつ、横なぎにウサギを払った。
「くっ、浅いか……」
だが、カウンター気味に入った刃は思いのほか深く入り、ウサギは絶命した。
「やりましたね!」
「あ、ああ。あっけないものだな……」
「ウサギですからね。
次はイノシシタイプの魔物行きましょう。
ちょっと手ごわいですよ」
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