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第二章
モデル
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吉田課長には、牛の件は後日お願いすると告げて、サンプルの衣装を持って瞬間移動する。
「えっ、モデルですか!」
「ああ、とりあえず俺が写真を撮る。
場所は……、そうだな、ケビンのところを借りよう」
「やった、デビューだ!」
「まだ気に入ってもらえるか分からないよ」
シマガメのところに行き、バーバラにも協力してもらう。
あとは適当に6人選んで連れていく。
「ついでにマーメイドの姿も撮っておこう」
パシャパシャパシャ
「じゃあ、全員そこにある服を着てくれるかな」
「「「はい」」」
パシャパシャパシャ
着替えのシーンは個人的趣味だ。
レンズは75-200mm f/2,8
ドランの領主館で パシャパシャパシャ
ケビンの私室で パシャパシャパシャ
「もっと悩むような表情で……、そう、いいねいいね」 パシャパシャパシャ
「甘えるような感じで、指を唇に持っていって……、いいよ」 パシャパシャパシャ
「二人でキスをする直前の感じ……、サイコー」 パシャパシャパシャ
屋上へ出て パシャパシャパシャ
「調子に乗って、手ブラまで撮っちまったよ……
ボタンを順に外してたらいい感じだったからな……」
「浅見、撮ってきたぞ」
「ありがとう、助かる……。
えっと、会議室のモニターで確認しましょうか」
二人で会議室へ行き、PCにSDカードをセットしてスライドショーを始める……
「な、なにこれ!」
「あっ……
す、3Dのお絵かきソフトで補正した」
「俺も見てないんだって……、言ってたよね」
「あっ、……
浅見、お前の記憶を消すこともできるんだが、今のは忘れてくれ」
「ってことは、本物ってことかな」
「ああ、マーメイド達だ」
「どこなの?」
「シマガメという体長200mの亀の上だ」
「これは、末永君の趣味ね……」
「……、そう受け取ってもらって構わない」
「!、こ、このお城も、セットではなく実物……」
「ああ」
「全員の後ろ姿も自然な感じで撮れてる」
「ああ、腕がいいからな」
「!、金髪に金の瞳。透き通りような肌……」
「俺の嫁だ……」
「赤髪に緑の髪の毛。これも地毛なのね」
「ああ」
「!、なにこの子。姿勢がすごいピシッとしてる感じ。スレンダーだけどボディーラインも出てる」
「最初の嫁だ」
「えっ、だって……」
「嫁が3人いる」
「……、この知的な感じもいいわね」
「嫁だ……」
「……、ピュアな感じも、セクシーな感じも揃ってるわね。
ちょっと待ってて、メモリー持ってくるから、使えそうなのをコピーするから」
「ああ、人には絶対に黙っていてくれ」
「言えないわよ」
バタン
使えるものを50枚に絞り込んで浅見のメモリーにコピーした。
「このSDカードは預かっておくわ」
「必要ないだろう」
「記憶を消されても、これを見れば思い出せそうだから」
「消さないって言っただろ」
「さてと、課長とスタッフにチェックしてもらわないとね
課長ー!」
「すごいな、こんな人材がいたなんて……」
「もう、本物のマーメイドよね。この横座りしてるシーンなんて、尻尾にしか見えませんよ」
「すっごい美人ばかりなのに、普通に着こなしてくれてる。
こんな風に着てほしかったって思えますよね」
「これ、背景はセットなんですよね。質感が半端ないですよ」
「トリミングとかしないでこのレベルなら、このまま使えますよ」
「金色の瞳って、カラコンじゃないですよね。すっごく自然な感じ」
「これ、専属契約取れたら、社長賞間違いなしですよね」
「ああ、私もこれを本チャンとして使ってもいいんじゃないかと思ってる。
これにダメ出しするようなら、向こうのトップに直訴してやる。
この50枚を提案するってことでいいな」
「「「はい」」」
「末永君、本当に感謝する。
君の依頼には全力で応えようじゃないか。
彼女たちが着る服だ、浅見もイメージできただろう」
「はい」
「なあ、本当に今回限りなのか?
なんなら浅見を好きにしていいから、もう少しやらせてみないか?」
「か、課長!」
「この子たちを前にして、浅見じゃ無理っしょ」
「スタイルも顔も胸も……全敗ですね」
「ひ、酷いです……」
「まあ、浅見には浅見の良さがありますし、決して彼女たちに劣ってるとは思えませんよ」
ヒューヒュー
「まあ、二度目があるかどうかは本人の意向を確認してからで」
「タイプの違う女の子たちだから、これが公開されれば社内からも問い合わせが殺到するだろう。
当分、浅見は専属で対応させるから、他の仕事は回さないように。
以上だ」
「えっ、モデルですか!」
「ああ、とりあえず俺が写真を撮る。
場所は……、そうだな、ケビンのところを借りよう」
「やった、デビューだ!」
「まだ気に入ってもらえるか分からないよ」
シマガメのところに行き、バーバラにも協力してもらう。
あとは適当に6人選んで連れていく。
「ついでにマーメイドの姿も撮っておこう」
パシャパシャパシャ
「じゃあ、全員そこにある服を着てくれるかな」
「「「はい」」」
パシャパシャパシャ
着替えのシーンは個人的趣味だ。
レンズは75-200mm f/2,8
ドランの領主館で パシャパシャパシャ
ケビンの私室で パシャパシャパシャ
「もっと悩むような表情で……、そう、いいねいいね」 パシャパシャパシャ
「甘えるような感じで、指を唇に持っていって……、いいよ」 パシャパシャパシャ
「二人でキスをする直前の感じ……、サイコー」 パシャパシャパシャ
屋上へ出て パシャパシャパシャ
「調子に乗って、手ブラまで撮っちまったよ……
ボタンを順に外してたらいい感じだったからな……」
「浅見、撮ってきたぞ」
「ありがとう、助かる……。
えっと、会議室のモニターで確認しましょうか」
二人で会議室へ行き、PCにSDカードをセットしてスライドショーを始める……
「な、なにこれ!」
「あっ……
す、3Dのお絵かきソフトで補正した」
「俺も見てないんだって……、言ってたよね」
「あっ、……
浅見、お前の記憶を消すこともできるんだが、今のは忘れてくれ」
「ってことは、本物ってことかな」
「ああ、マーメイド達だ」
「どこなの?」
「シマガメという体長200mの亀の上だ」
「これは、末永君の趣味ね……」
「……、そう受け取ってもらって構わない」
「!、こ、このお城も、セットではなく実物……」
「ああ」
「全員の後ろ姿も自然な感じで撮れてる」
「ああ、腕がいいからな」
「!、金髪に金の瞳。透き通りような肌……」
「俺の嫁だ……」
「赤髪に緑の髪の毛。これも地毛なのね」
「ああ」
「!、なにこの子。姿勢がすごいピシッとしてる感じ。スレンダーだけどボディーラインも出てる」
「最初の嫁だ」
「えっ、だって……」
「嫁が3人いる」
「……、この知的な感じもいいわね」
「嫁だ……」
「……、ピュアな感じも、セクシーな感じも揃ってるわね。
ちょっと待ってて、メモリー持ってくるから、使えそうなのをコピーするから」
「ああ、人には絶対に黙っていてくれ」
「言えないわよ」
バタン
使えるものを50枚に絞り込んで浅見のメモリーにコピーした。
「このSDカードは預かっておくわ」
「必要ないだろう」
「記憶を消されても、これを見れば思い出せそうだから」
「消さないって言っただろ」
「さてと、課長とスタッフにチェックしてもらわないとね
課長ー!」
「すごいな、こんな人材がいたなんて……」
「もう、本物のマーメイドよね。この横座りしてるシーンなんて、尻尾にしか見えませんよ」
「すっごい美人ばかりなのに、普通に着こなしてくれてる。
こんな風に着てほしかったって思えますよね」
「これ、背景はセットなんですよね。質感が半端ないですよ」
「トリミングとかしないでこのレベルなら、このまま使えますよ」
「金色の瞳って、カラコンじゃないですよね。すっごく自然な感じ」
「これ、専属契約取れたら、社長賞間違いなしですよね」
「ああ、私もこれを本チャンとして使ってもいいんじゃないかと思ってる。
これにダメ出しするようなら、向こうのトップに直訴してやる。
この50枚を提案するってことでいいな」
「「「はい」」」
「末永君、本当に感謝する。
君の依頼には全力で応えようじゃないか。
彼女たちが着る服だ、浅見もイメージできただろう」
「はい」
「なあ、本当に今回限りなのか?
なんなら浅見を好きにしていいから、もう少しやらせてみないか?」
「か、課長!」
「この子たちを前にして、浅見じゃ無理っしょ」
「スタイルも顔も胸も……全敗ですね」
「ひ、酷いです……」
「まあ、浅見には浅見の良さがありますし、決して彼女たちに劣ってるとは思えませんよ」
ヒューヒュー
「まあ、二度目があるかどうかは本人の意向を確認してからで」
「タイプの違う女の子たちだから、これが公開されれば社内からも問い合わせが殺到するだろう。
当分、浅見は専属で対応させるから、他の仕事は回さないように。
以上だ」
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