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第二章 勇者
魔王!覚悟しろ
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「契約の元、サクラが命じる……」
「あ、あれは……」
「芸能の神ウズメじゃな。
コスプレ好きじゃで、カードなんちゃら・サクラとか。
ほれ、肩にケロちゃんとかいうカエルがおるじゃろう」
田園調布から自由が丘、中目黒を通過して渋谷へ。
行く先々で現れる悪魔を、神様が討伐してくださいます。
『クロノスアターック!』
『ポセイドンウォッシャー!』
『アルテミスフラッシュ!』
『ビーナスチョップ!』
『カーリーギロチンスラッシュ!』
「ここまでよ。
JK軍団の名にかけてこの先には行かせないわ」
「ふん、小娘が小賢しいわ。
アテナの名において命ずる『天使召喚!』」
「あっ、イケメン!」
「ダメよ、金髪碧眼なんて反則よ……」
いよいよ魔王城です。
「マルコ、ここからが本番です。
さあ、私を纏うのです」
「はい、サクヤ様」
「なに!
そんな手があったとは!
大五郎、わしを纏え!」
「一樹、いくぞ!」
「深雪さん、私と一緒に戦いましょう!」
こうして、全員が神様を纏って魔王城へ!
神様が全員ついてくるので、魔王城は神様で満たされます。
「おのれ、ノコノコとやって来おって『魔王壊滅破!』」
「ふん、そんなものが神に効くかよ」
「みんな、今こそ魔王を倒すわよ!」
「「「「おー!」」」」
『マルコ、例の作戦です』
「はい!
大五郎!上段に構えるのよ」
「おう!」
『時間よとまれ』
ピタッ
私は大五郎を抱えて魔王の元に走ります。
そして大五郎を抱いたまま、魔王の心臓を一突きに!
時が戻ります。
「ぐおっ、何が……」
魔王はエフェクトと共に消えていきます。
「なに!」 「そんな馬鹿な!」 「俺の見せ場が!」 「サクヤ、仕組んだな!」
神様が出しゃばってくるのを予期していた私たちの勝ちです。
こうして、魔王は滅びました。
大江戸には平和が戻り、神様たちは天界に帰っていきます。
「マルコよくやってくれました。
アマテラスやスサノオの出るタイミングをつぶしたツクヨミ様と私の勝利です」
「はあ……」
「これで、当分の間はツクヨミ派の天下です。
おまえにも、相応の褒美を取らせましょう」
「褒美……ですか」
「一度、魔王の芽が出た世界は封じなくてはなりません。
ここの住民は、どこかの世界に移ります」
「この世界は終わるのですね」
「残念ですが、それは避けられません。
ですが、お前たち勇者パーティーは私が責任をもって……」
「あ、あれは……」
「芸能の神ウズメじゃな。
コスプレ好きじゃで、カードなんちゃら・サクラとか。
ほれ、肩にケロちゃんとかいうカエルがおるじゃろう」
田園調布から自由が丘、中目黒を通過して渋谷へ。
行く先々で現れる悪魔を、神様が討伐してくださいます。
『クロノスアターック!』
『ポセイドンウォッシャー!』
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「ここまでよ。
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「あっ、イケメン!」
「ダメよ、金髪碧眼なんて反則よ……」
いよいよ魔王城です。
「マルコ、ここからが本番です。
さあ、私を纏うのです」
「はい、サクヤ様」
「なに!
そんな手があったとは!
大五郎、わしを纏え!」
「一樹、いくぞ!」
「深雪さん、私と一緒に戦いましょう!」
こうして、全員が神様を纏って魔王城へ!
神様が全員ついてくるので、魔王城は神様で満たされます。
「おのれ、ノコノコとやって来おって『魔王壊滅破!』」
「ふん、そんなものが神に効くかよ」
「みんな、今こそ魔王を倒すわよ!」
「「「「おー!」」」」
『マルコ、例の作戦です』
「はい!
大五郎!上段に構えるのよ」
「おう!」
『時間よとまれ』
ピタッ
私は大五郎を抱えて魔王の元に走ります。
そして大五郎を抱いたまま、魔王の心臓を一突きに!
時が戻ります。
「ぐおっ、何が……」
魔王はエフェクトと共に消えていきます。
「なに!」 「そんな馬鹿な!」 「俺の見せ場が!」 「サクヤ、仕組んだな!」
神様が出しゃばってくるのを予期していた私たちの勝ちです。
こうして、魔王は滅びました。
大江戸には平和が戻り、神様たちは天界に帰っていきます。
「マルコよくやってくれました。
アマテラスやスサノオの出るタイミングをつぶしたツクヨミ様と私の勝利です」
「はあ……」
「これで、当分の間はツクヨミ派の天下です。
おまえにも、相応の褒美を取らせましょう」
「褒美……ですか」
「一度、魔王の芽が出た世界は封じなくてはなりません。
ここの住民は、どこかの世界に移ります」
「この世界は終わるのですね」
「残念ですが、それは避けられません。
ですが、お前たち勇者パーティーは私が責任をもって……」
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