36 / 41
第二章
第36話 東の町ネグダ
しおりを挟む
「ススム様、イナゴさんを100匹ほどお貸しいただけませんか?」
アリスから突然の頼み事だった。
「アルトで何かあったの?」
「先日留学を解除した貴族の息子を覚えていますか?」
「ああ、フランダースのネコとかいう名前の。」
「フランドル家のネロですわ。その父親であるフランドル子爵が不穏な動きを見せており、調べたところヤード王国と内通していることが分かりました。」
「ヤード王国って、ハルが何年か前に戦ったという国だよね。」
「はい。ヤマトと同じような島国なのですが、造船技術に長けており、強力な軍事国家となっております。」
「うん。大砲を搭載した軍艦が50隻くらいあるって、アンズさんから聞いてるよ。」
「そのヤード王国が、アルトの南に隣接するフラン帝国と軍事協定を結んだと、情報が入ってきました。」
「うん。きな臭くなってきたよね。」
「フランドル家は、過去にフラン帝国から王子を迎えており、その王子が隠居しているものの存命なのです。」
「ふーん。フラン帝国とヤード王国。それにフランドル家が繋がったわけだね。」
「はい。しかも両国に戦争の準備を始めたような兆候が見られますので……。」
「メイドさん、イナゴさん100匹に、アリスの指示を聞くよう変更できるかな。」
「はい。マスターであるススム様から命令して、アリス様をサブマスターとして認証させれば大丈夫です。」
バッグからイナゴさん100匹を取り出してアリスを認証させて貸し出した。
ザワザワと蠢くイナゴさんに、腰がひけていたのは黙っておこう。
「増員が必要なら、メイドさんに言ってよね。」
「はい。ありがとうございます。」
「アリスもすっかり王妃様になったね。」
「こんな未来は、想像していませんでしたわ。」
「お互いにね。俺の方でもフランとヤードを調べておくから、何か分かったら連絡するよ。」
「よろしくお願いします。」
さて、諜報活動か。どうするかな。
最初に考えたのは忍者だ。
名前はシノブで聴力と体術に長けた……と思ったのだが、人間サイズが潜入してたら絶対に見つかる。
それならば、集音に長けていて、目がレンズになっている……、そうだ手のひらサイズの黒いスライムがいいな。
情報は全部、親スライムに送る。親スラは30cmくらいの大福型で、目から投影できるプロジェクター機能搭載。
翌日、俺はスライム君セットを掘り出した。
子スラは300体入っている。
早速、アンズさんの元に転送し、そのエリアの最高権力者の監視にあたらせる。
集まった情報をどうするか。
FBI、MI-6、モサド、内閣諜報室、そういった情報収集のほかに、経済戦略や政治について検討してくれる頭脳集団が必要だ。
翌日掘り出した木箱には、スーツ姿の人型ゴーレム、半蔵君が10体入っていた。
眼鏡標準装備の178cm。黒髪・黒瞳の切れ者といったイメージだ。
半蔵君には、俺の代わりに交渉事も担当してもらおう。
数日後、半蔵君から報告があった。
「フランとヤードですが、10日後にアルトへ同時侵攻するようです。」
「10日後か、アリスには?」
「メイドさんを通じて情報提供済みです。」
「戦力は?」
「フランが地上部隊で5万人の軍勢。ヤードは軍艦30隻で約3万人規模となっています。」
「宣戦布告は?」
「2日前に、両国がタイミングを合わせて行う計画です。」
「フランドル家は?」
「東部の町、ネグダの領主と結託し、私兵を使って東部から王都に侵攻予定です。」
「海と南に戦力を集めて、手薄になった東から王都殲滅か。計画通りに進めばアルト壊滅もありうる戦略だな。」
「はい。ネグダの戦力がおよそ5000ですから、普通であれば効果的な戦略と思います。」
俺はアルとハルとアリスを呼んだ。
「誰かに聞かれるといけないからな。ここが一番安心だ。」
「うむ。フランとヤードの件だな。」
「ああ、これが全体図だ。」
「ほう、新しい魔道具か。絵を壁に写せるとは便利だな。」
「ヤードの戦力が軍艦30隻に兵士3万人。」
「おい!何だ、この絵は!」
「ヤードで準備が進んでいるところを、鳥の視点で見たものだ。」
「「「……」」」
「こっちは、フランの軍勢が国境方面に移動している様子だ。戦力はおよそ5万人。」
「絵ではないのか……。」
「ああ。見たものを記録する魔道具を作った。」
「針穴を通して、壁に外の景色を移すアレの応用か……。」
「よく知ってるな。その通りだよ。で、これがネグダの様子だ。」
「ネグダ?」
「何でネグダが戦の準備を?」
「ネグダはフランドル家と組んでフラン側に寝返った。これが、ネグダに滞在中のフランドル家当主と領主の会話だ。」
二人の口から、侵略開始日と、予想される王都の兵力が語られる。
「なあ、これって、誰かが忍び込んでいるんだよな……。」
「安心しろ、お前の寝室なんて覗いてないから。」
「……。でも、やろうと思えば……。」
「まあ、できないことはないな。ほら、これが記録するスライム君だ。」
俺は、掌に乗せたスライム君を見せてやった。
「それを見かけたら、ススムに監視されているって事か。」
「ススム。万一、私の入浴や着替えの時に見かけたら……。」
「しねえよ。」
「話を戻すぞ。ネグダを含めた全体図がこうなる。」
「俺は海岸線でヤードを迎え撃つつもりでいたが……。」
「これじゃあ、私もどこに対応したらいいのか……」
「まあ、最終手段は、メイドさんを配置して、重力魔法で叩き潰す。」
「確かにメイドさんが3人いれば終わりそうね。」
「侵略開始後にイナゴさんを一万匹づつ向かわせてもいいけどな。」
「シールドアクセサリーを装備した兵士が、どれだけ無双できるか見たい気もするが……。」
「言っておくが、単なる殺戮だからな、それ。」
「じゃあ、兵士による、敵の対象捕獲競争ならどうだ。むろん素手だ。」
「向こうの兵士だって命がけで来るんだ。茶化すのはやめとけ。」
「すまん。」
「じゃあ、海岸線には第5中隊に対応させる。軍艦5隻を配置して、敵の砲撃にあわせてイナゴさん一万匹を投入。」
「メイドさんを一人貼り付けて対応させよう。」
「フラン側は、国境線にバリケードを設置して第2中隊を配置。敵の攻撃を受けた後にイナゴさん一万匹を投入。」
「ここにもメイドさん一人配置だな。」
「王都にはアルと隊長が残って、フランドル家人の捕獲だな。」
「王都は勝手にやってくれ。」
「ネグダからの侵攻は第1中隊が対応。何かあったらアルが対応してくれ。俺は第45小隊を連れてネグダに側面から回り込む。」
「そっちにもメイドさんを一人配置しよう。」
「なあ、明後日分隊長会議を開くんだが、メイドさんにも同席してもらえないか?」
「……、盗聴対策か。」
「ああ、頼む。」
宣戦布告の当日、俺はアルト王国の王都で、ネグダの住民を捕えていた。
鑑定メガネがあれば簡単に確認できるし、サーチで洗い出すことも可能だ。
メイドさんも20人投入し、町の中に紛れている兵士をチェック・捕獲して収容所に転送する。
収容所で武装解除したうえで仮設収容所に送るのだ。
「それにしても多いな。」
「ああ、これだけの人数が、街の中で暴れだしたら、手に負えないところだったな。」
外から突撃してくる兵士とは別に、町の中で騒動を起こす計画は事前に分かっていたのだ。
計画では、フランドル家に50人。町中に150人の兵士が潜んでいるのだ。
【あとがき】
開戦前夜です。
アリスから突然の頼み事だった。
「アルトで何かあったの?」
「先日留学を解除した貴族の息子を覚えていますか?」
「ああ、フランダースのネコとかいう名前の。」
「フランドル家のネロですわ。その父親であるフランドル子爵が不穏な動きを見せており、調べたところヤード王国と内通していることが分かりました。」
「ヤード王国って、ハルが何年か前に戦ったという国だよね。」
「はい。ヤマトと同じような島国なのですが、造船技術に長けており、強力な軍事国家となっております。」
「うん。大砲を搭載した軍艦が50隻くらいあるって、アンズさんから聞いてるよ。」
「そのヤード王国が、アルトの南に隣接するフラン帝国と軍事協定を結んだと、情報が入ってきました。」
「うん。きな臭くなってきたよね。」
「フランドル家は、過去にフラン帝国から王子を迎えており、その王子が隠居しているものの存命なのです。」
「ふーん。フラン帝国とヤード王国。それにフランドル家が繋がったわけだね。」
「はい。しかも両国に戦争の準備を始めたような兆候が見られますので……。」
「メイドさん、イナゴさん100匹に、アリスの指示を聞くよう変更できるかな。」
「はい。マスターであるススム様から命令して、アリス様をサブマスターとして認証させれば大丈夫です。」
バッグからイナゴさん100匹を取り出してアリスを認証させて貸し出した。
ザワザワと蠢くイナゴさんに、腰がひけていたのは黙っておこう。
「増員が必要なら、メイドさんに言ってよね。」
「はい。ありがとうございます。」
「アリスもすっかり王妃様になったね。」
「こんな未来は、想像していませんでしたわ。」
「お互いにね。俺の方でもフランとヤードを調べておくから、何か分かったら連絡するよ。」
「よろしくお願いします。」
さて、諜報活動か。どうするかな。
最初に考えたのは忍者だ。
名前はシノブで聴力と体術に長けた……と思ったのだが、人間サイズが潜入してたら絶対に見つかる。
それならば、集音に長けていて、目がレンズになっている……、そうだ手のひらサイズの黒いスライムがいいな。
情報は全部、親スライムに送る。親スラは30cmくらいの大福型で、目から投影できるプロジェクター機能搭載。
翌日、俺はスライム君セットを掘り出した。
子スラは300体入っている。
早速、アンズさんの元に転送し、そのエリアの最高権力者の監視にあたらせる。
集まった情報をどうするか。
FBI、MI-6、モサド、内閣諜報室、そういった情報収集のほかに、経済戦略や政治について検討してくれる頭脳集団が必要だ。
翌日掘り出した木箱には、スーツ姿の人型ゴーレム、半蔵君が10体入っていた。
眼鏡標準装備の178cm。黒髪・黒瞳の切れ者といったイメージだ。
半蔵君には、俺の代わりに交渉事も担当してもらおう。
数日後、半蔵君から報告があった。
「フランとヤードですが、10日後にアルトへ同時侵攻するようです。」
「10日後か、アリスには?」
「メイドさんを通じて情報提供済みです。」
「戦力は?」
「フランが地上部隊で5万人の軍勢。ヤードは軍艦30隻で約3万人規模となっています。」
「宣戦布告は?」
「2日前に、両国がタイミングを合わせて行う計画です。」
「フランドル家は?」
「東部の町、ネグダの領主と結託し、私兵を使って東部から王都に侵攻予定です。」
「海と南に戦力を集めて、手薄になった東から王都殲滅か。計画通りに進めばアルト壊滅もありうる戦略だな。」
「はい。ネグダの戦力がおよそ5000ですから、普通であれば効果的な戦略と思います。」
俺はアルとハルとアリスを呼んだ。
「誰かに聞かれるといけないからな。ここが一番安心だ。」
「うむ。フランとヤードの件だな。」
「ああ、これが全体図だ。」
「ほう、新しい魔道具か。絵を壁に写せるとは便利だな。」
「ヤードの戦力が軍艦30隻に兵士3万人。」
「おい!何だ、この絵は!」
「ヤードで準備が進んでいるところを、鳥の視点で見たものだ。」
「「「……」」」
「こっちは、フランの軍勢が国境方面に移動している様子だ。戦力はおよそ5万人。」
「絵ではないのか……。」
「ああ。見たものを記録する魔道具を作った。」
「針穴を通して、壁に外の景色を移すアレの応用か……。」
「よく知ってるな。その通りだよ。で、これがネグダの様子だ。」
「ネグダ?」
「何でネグダが戦の準備を?」
「ネグダはフランドル家と組んでフラン側に寝返った。これが、ネグダに滞在中のフランドル家当主と領主の会話だ。」
二人の口から、侵略開始日と、予想される王都の兵力が語られる。
「なあ、これって、誰かが忍び込んでいるんだよな……。」
「安心しろ、お前の寝室なんて覗いてないから。」
「……。でも、やろうと思えば……。」
「まあ、できないことはないな。ほら、これが記録するスライム君だ。」
俺は、掌に乗せたスライム君を見せてやった。
「それを見かけたら、ススムに監視されているって事か。」
「ススム。万一、私の入浴や着替えの時に見かけたら……。」
「しねえよ。」
「話を戻すぞ。ネグダを含めた全体図がこうなる。」
「俺は海岸線でヤードを迎え撃つつもりでいたが……。」
「これじゃあ、私もどこに対応したらいいのか……」
「まあ、最終手段は、メイドさんを配置して、重力魔法で叩き潰す。」
「確かにメイドさんが3人いれば終わりそうね。」
「侵略開始後にイナゴさんを一万匹づつ向かわせてもいいけどな。」
「シールドアクセサリーを装備した兵士が、どれだけ無双できるか見たい気もするが……。」
「言っておくが、単なる殺戮だからな、それ。」
「じゃあ、兵士による、敵の対象捕獲競争ならどうだ。むろん素手だ。」
「向こうの兵士だって命がけで来るんだ。茶化すのはやめとけ。」
「すまん。」
「じゃあ、海岸線には第5中隊に対応させる。軍艦5隻を配置して、敵の砲撃にあわせてイナゴさん一万匹を投入。」
「メイドさんを一人貼り付けて対応させよう。」
「フラン側は、国境線にバリケードを設置して第2中隊を配置。敵の攻撃を受けた後にイナゴさん一万匹を投入。」
「ここにもメイドさん一人配置だな。」
「王都にはアルと隊長が残って、フランドル家人の捕獲だな。」
「王都は勝手にやってくれ。」
「ネグダからの侵攻は第1中隊が対応。何かあったらアルが対応してくれ。俺は第45小隊を連れてネグダに側面から回り込む。」
「そっちにもメイドさんを一人配置しよう。」
「なあ、明後日分隊長会議を開くんだが、メイドさんにも同席してもらえないか?」
「……、盗聴対策か。」
「ああ、頼む。」
宣戦布告の当日、俺はアルト王国の王都で、ネグダの住民を捕えていた。
鑑定メガネがあれば簡単に確認できるし、サーチで洗い出すことも可能だ。
メイドさんも20人投入し、町の中に紛れている兵士をチェック・捕獲して収容所に転送する。
収容所で武装解除したうえで仮設収容所に送るのだ。
「それにしても多いな。」
「ああ、これだけの人数が、街の中で暴れだしたら、手に負えないところだったな。」
外から突撃してくる兵士とは別に、町の中で騒動を起こす計画は事前に分かっていたのだ。
計画では、フランドル家に50人。町中に150人の兵士が潜んでいるのだ。
【あとがき】
開戦前夜です。
10
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
俺は5人の勇者の産みの親!!
王一歩
ファンタジー
リュートは突然、4人の美女達にえっちを迫られる!?
その目的とは、子作りを行い、人類存亡の危機から救う次世代の勇者を誕生させることだった!
大学生活初日、巨乳黒髪ロング美女のカノンから突然告白される。
告白された理由は、リュートとエッチすることだった!
他にも、金髪小悪魔系お嬢様吸血鬼のアリア、赤髪ロリ系爆乳人狼のテル、青髪ヤンデレ系ちっぱい娘のアイネからもえっちを迫られる!
クラシックの音楽をモチーフとしたキャラクターが織りなす、人類存亡を賭けた魔法攻防戦が今始まる!
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる