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第3章 魔草マンドラゴラ編
地獄の37丁目 第2回方針策定会議②
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「では、このアルカディア・ボックスに関わる最大の懸念事項である議題に移らせていただきます」
「……うむ」
「この会議の招集より少し前、具体的には1時間ほど前のことになりますが、コンフリー=コンラッドと名乗る悪魔に襲撃を受けました。目的はその男の言葉を信じるなら、『マンドラゴラを奪いに来た』という事でしたが……」
あのおじさんの張り付けたような笑顔が思い出される。背格好は紳士然としているのに、抑えきれない威圧感。悪意をフォーマルスーツに押し込めたかのような襲撃者。
「恐らく、そのものが言っていることは本当であろう。マンドラゴラの使用目的も想像がつく」
「では、やはり……」
ベルが不安そうに胸の前で拳を作る。ベルも何か知っているのだろうか。
「ドラ君が動き出したという訳ですね」
「あの……ドラ君とは……まさか……」
え、ステビアさんもご存じ? この中でついていけてないの俺だけ?
「そう、先代魔王。ドラメレク=ディアボロス。まあ、厳密には動けないのであろうがな」
「そうするとどうなるんです?」
「キーチローはもちろん知るまいが、先代魔王は控えめに言うとヤンチャが過ぎる男でな。そもそも、奴のモットーは“地獄よ、地獄たれ”というシンプルなものなのだ」
「と言いますと?」
「人間界でよく言うような“地獄”、そういうものを目指していたようだ。悪魔は殺りたいように殺り、犯りたいように犯ったら、喰りたいように喰って寝る」
ハチャメチャだ。
……ハチャメチャだが、ある意味今俺と机を囲んでいるメンバーより地獄の住人らしいといえばらしい。
「おかげで地獄は荒れに荒れ、現在にまで影響を及ぼしておる。奴は調子に乗って天界まで敵に回し、その結果地獄の最深部、“コキュートス”にあらゆる毒、あらゆる拘束具、あらゆる結界をかけて氷漬けで封印されておる」
「ですが、コンフリーの様子ですと外部と連絡を取っている可能性も……」
「うむ。まあ、用心するに越したことはない」
「あのおじさんは、魔王様と折り合いが悪いと言ってましたが何かあったんですか?」
質問した途端、魔王様はおろかベルやローズ、さらにはキャラウェイさんまで気まずそうな顔をした。何かマズい質問だったのだろうか。
魔王様が大きなため息とともにポツリと一言放った。
「先代魔王とは一時期、行動を共にしていた。それだけだ」
「それだけだと折り合いが……えっ、まさか」
「待て、恐らくキーチローはすごく下世話な勘違いをしようとしている」
元カレとかじゃなくて!?
「キーチローがそう思うぐらいだから当時は周りからもそういう目で見られていたのであろうな」
あ、でも、あれ? という事は……?
「デボラ様って元ヤン(チャ)ですか!?」
ベルが手に持っていたマジックを高速でブン投げてきた。
「まあ、“地獄よ、地獄たれ”と言うのは共通の理念だったがな。奴は少し過激になりすぎた。我は皆がやりたい様にやるというのは自由気ままぐらいの認識でおったのだがな」
まあ、今にして思えば何かしらの影響を受けてそうなのは明白だ。道具のネーミングとか形状とか。
「それでそのヤン魔王様が復活を目論んでいるとかそういう話になるわけですかね?」
「その線が濃厚だ。まずは解毒から、というところだろう」
「でも、マンドラゴラって普通に生えてましたよね?」
「足りん。はっきり言って今地獄に生えている全てのマンドラゴラをすり潰して与えたとしても解毒できるかどうか。何せ天界の与えた罰だからな。今地獄でマンドラゴラが少なくなっているのも奴、または奴らの仕業だろう」
「だとすると、アルカディア・ボックスの存在が知られるとマズいですね。こちらは意図的に生産体制に入っている。ましてやその一つ一つに名付けを行って魔力を帯び始めたらどんな作用を及ぼすかわかりません」
「あるいは、もうそれなりにその存在をキャッチしている……かもしれませんな」
まあ、情報漏洩というほどその存在を隠していたわけでもないし、カロンさんや閻魔さんにだって普通に話している。面接者の中につながりを持っていた可能性も否定できない。現に、コンフリーとやらは直接俺を狙ってきている。
「職員の命が狙われたり……なんてことは……」
セージ君が不安そうに問いかける。
「少なくともキーチローが殺されそうになっているのだから可能性がゼロとは言わんが、マンドラゴラが目的ならばその発生源を断つような真似はするまい。念のため職員には我が魔力を注ぎ込んだ護符を与える。少なくとも我が駆け付ける時間は稼げるだろう。攻撃を受けた瞬間、こちらで察知できるようにしておく」
一安心とまでは言わないが、魔王様のチート能力は良く知るところだ。あそこまで言い切ってくれるのなら心配は無いだろう。問題は新人二名がこれで辞めていったりしないかどうかだが……。
「私は……基本的にここで本さえ読めれば……も、問題ありません。私の食料は『情報』ですから」
「分かった。上質の『情報』を約束しよう。協力感謝する」
「僕もキーチローさんやキャラウェイさんと一緒に魔物を育てるお仕事が出来るならそれ以外の事は些末な問題です!」
うん……いやまあ、ありがたいんですけどね。ピックアップがね。どーもね。
「これについては私からも安全を保障しましょう。少なくともアルカディア・ボックス内では絶対に皆さんを守ります」
そうだった。そもそもあっちが何人いるのか知らないがこっちは先々代魔王と現役魔王がいるんだ。最強の布陣じゃないか。
「そういえばキャラウェイさんてすごい魔力ですよねぇ。魔王レベルの」
ローズは気付いてなかったのか。それとも今のはカマかけか何かか?
「なるべく魔力を使わずに長生きしているだけですよ。後は健康第一の食事と適度な運動!」
「ふぅん……。まあ、そんな魔族もいないわけじゃないですしね! 良かったらその健康的な食事教えていただけますぅ? く・わ・し・く(はぁと)」
「ええ! 構いませんよ!」
あ、この人気付いてないわ。完全に色目使ってるもん。話しかける隙をうかがってただけだ。語尾にハートマークみえるもん。
「ベル、明日からしばらくキーチローと出社できるか?」
「業務に支障が出ない範囲で尽力いたします」
「阿久津の奴がベルさんの事嗅ぎ回ってるんで、注意しないとですね」
「チッ、めんどくさい……ヤルか……?」
「業務に支障が出ます! さすがにマズいです!」
「では、今回の会議はこれまで! 各自業務に勤しんでくれ! 解散!」
「あ、じゃあ新しく入ったお二人は俺と一緒に少し中を回りましょう!」
「ハイ!(はぁと)」
「は、はい……」
うん、ハートマークは気にしないようにしよう。
「……うむ」
「この会議の招集より少し前、具体的には1時間ほど前のことになりますが、コンフリー=コンラッドと名乗る悪魔に襲撃を受けました。目的はその男の言葉を信じるなら、『マンドラゴラを奪いに来た』という事でしたが……」
あのおじさんの張り付けたような笑顔が思い出される。背格好は紳士然としているのに、抑えきれない威圧感。悪意をフォーマルスーツに押し込めたかのような襲撃者。
「恐らく、そのものが言っていることは本当であろう。マンドラゴラの使用目的も想像がつく」
「では、やはり……」
ベルが不安そうに胸の前で拳を作る。ベルも何か知っているのだろうか。
「ドラ君が動き出したという訳ですね」
「あの……ドラ君とは……まさか……」
え、ステビアさんもご存じ? この中でついていけてないの俺だけ?
「そう、先代魔王。ドラメレク=ディアボロス。まあ、厳密には動けないのであろうがな」
「そうするとどうなるんです?」
「キーチローはもちろん知るまいが、先代魔王は控えめに言うとヤンチャが過ぎる男でな。そもそも、奴のモットーは“地獄よ、地獄たれ”というシンプルなものなのだ」
「と言いますと?」
「人間界でよく言うような“地獄”、そういうものを目指していたようだ。悪魔は殺りたいように殺り、犯りたいように犯ったら、喰りたいように喰って寝る」
ハチャメチャだ。
……ハチャメチャだが、ある意味今俺と机を囲んでいるメンバーより地獄の住人らしいといえばらしい。
「おかげで地獄は荒れに荒れ、現在にまで影響を及ぼしておる。奴は調子に乗って天界まで敵に回し、その結果地獄の最深部、“コキュートス”にあらゆる毒、あらゆる拘束具、あらゆる結界をかけて氷漬けで封印されておる」
「ですが、コンフリーの様子ですと外部と連絡を取っている可能性も……」
「うむ。まあ、用心するに越したことはない」
「あのおじさんは、魔王様と折り合いが悪いと言ってましたが何かあったんですか?」
質問した途端、魔王様はおろかベルやローズ、さらにはキャラウェイさんまで気まずそうな顔をした。何かマズい質問だったのだろうか。
魔王様が大きなため息とともにポツリと一言放った。
「先代魔王とは一時期、行動を共にしていた。それだけだ」
「それだけだと折り合いが……えっ、まさか」
「待て、恐らくキーチローはすごく下世話な勘違いをしようとしている」
元カレとかじゃなくて!?
「キーチローがそう思うぐらいだから当時は周りからもそういう目で見られていたのであろうな」
あ、でも、あれ? という事は……?
「デボラ様って元ヤン(チャ)ですか!?」
ベルが手に持っていたマジックを高速でブン投げてきた。
「まあ、“地獄よ、地獄たれ”と言うのは共通の理念だったがな。奴は少し過激になりすぎた。我は皆がやりたい様にやるというのは自由気ままぐらいの認識でおったのだがな」
まあ、今にして思えば何かしらの影響を受けてそうなのは明白だ。道具のネーミングとか形状とか。
「それでそのヤン魔王様が復活を目論んでいるとかそういう話になるわけですかね?」
「その線が濃厚だ。まずは解毒から、というところだろう」
「でも、マンドラゴラって普通に生えてましたよね?」
「足りん。はっきり言って今地獄に生えている全てのマンドラゴラをすり潰して与えたとしても解毒できるかどうか。何せ天界の与えた罰だからな。今地獄でマンドラゴラが少なくなっているのも奴、または奴らの仕業だろう」
「だとすると、アルカディア・ボックスの存在が知られるとマズいですね。こちらは意図的に生産体制に入っている。ましてやその一つ一つに名付けを行って魔力を帯び始めたらどんな作用を及ぼすかわかりません」
「あるいは、もうそれなりにその存在をキャッチしている……かもしれませんな」
まあ、情報漏洩というほどその存在を隠していたわけでもないし、カロンさんや閻魔さんにだって普通に話している。面接者の中につながりを持っていた可能性も否定できない。現に、コンフリーとやらは直接俺を狙ってきている。
「職員の命が狙われたり……なんてことは……」
セージ君が不安そうに問いかける。
「少なくともキーチローが殺されそうになっているのだから可能性がゼロとは言わんが、マンドラゴラが目的ならばその発生源を断つような真似はするまい。念のため職員には我が魔力を注ぎ込んだ護符を与える。少なくとも我が駆け付ける時間は稼げるだろう。攻撃を受けた瞬間、こちらで察知できるようにしておく」
一安心とまでは言わないが、魔王様のチート能力は良く知るところだ。あそこまで言い切ってくれるのなら心配は無いだろう。問題は新人二名がこれで辞めていったりしないかどうかだが……。
「私は……基本的にここで本さえ読めれば……も、問題ありません。私の食料は『情報』ですから」
「分かった。上質の『情報』を約束しよう。協力感謝する」
「僕もキーチローさんやキャラウェイさんと一緒に魔物を育てるお仕事が出来るならそれ以外の事は些末な問題です!」
うん……いやまあ、ありがたいんですけどね。ピックアップがね。どーもね。
「これについては私からも安全を保障しましょう。少なくともアルカディア・ボックス内では絶対に皆さんを守ります」
そうだった。そもそもあっちが何人いるのか知らないがこっちは先々代魔王と現役魔王がいるんだ。最強の布陣じゃないか。
「そういえばキャラウェイさんてすごい魔力ですよねぇ。魔王レベルの」
ローズは気付いてなかったのか。それとも今のはカマかけか何かか?
「なるべく魔力を使わずに長生きしているだけですよ。後は健康第一の食事と適度な運動!」
「ふぅん……。まあ、そんな魔族もいないわけじゃないですしね! 良かったらその健康的な食事教えていただけますぅ? く・わ・し・く(はぁと)」
「ええ! 構いませんよ!」
あ、この人気付いてないわ。完全に色目使ってるもん。話しかける隙をうかがってただけだ。語尾にハートマークみえるもん。
「ベル、明日からしばらくキーチローと出社できるか?」
「業務に支障が出ない範囲で尽力いたします」
「阿久津の奴がベルさんの事嗅ぎ回ってるんで、注意しないとですね」
「チッ、めんどくさい……ヤルか……?」
「業務に支障が出ます! さすがにマズいです!」
「では、今回の会議はこれまで! 各自業務に勤しんでくれ! 解散!」
「あ、じゃあ新しく入ったお二人は俺と一緒に少し中を回りましょう!」
「ハイ!(はぁと)」
「は、はい……」
うん、ハートマークは気にしないようにしよう。
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