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第2章 魔犬ケルベロス編
地獄の19丁目 悪魔より悪魔
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第一回アルカディア・ボックス方針会議を終え、現世で俺に残された時間はわずかとなった。しかも、そのわずかな時間の大半が決算と呼ばれる企業の一大イベントに割かれるのだから救われない。地獄の生活(比喩)が終わったと思ったらすぐ地獄の生活(直接)だ。
「あのー。デボラ様、俺が地獄巡りをするのはいいんですが、その間現世では時間が進みますよね」
「そうなるな」
「忙しい時期が終わったとは言え、現世で何日も休み取ると仕事に支障が……と言うより地獄から帰ってきたら俺の机が無いかもしれません。有休も支給は四月からなんで」
「心配するな、我とて魔王。存在するかどうかも怪しい奴の探索にそれほど時間はかけておれん。お前らの世界の土日に絞ってマッピングとセーブポイントを作りながら進行する。ベルとローズはみんなの世話を担当してもらう」
「なんだかゲームみたいですね」
「そうした方が楽しく周れるだろう?」
この人は本気で探す気があるんだろうか。そもそも魔王様の力を使えばいるかいないかぐらいサッとわかりそうなもんだが。
「月~金が通常業務プラス飼育で土日が地獄巡りですか……。俺、月曜日にそのまま地獄で目を覚ましそうな殺人スケジュールですね」
「我が本腰を入れるからにはそこまでダラダラとは続けんさ。安心しろ」
悪魔の親玉が安心しろと言うのだから普通は絶対に警戒心を解いてはダメな場面なのだが、俺はなぜか少しホッとした。
さて、時は進み、いよいよ本決算間近というところでまた一つ俺の胃を痛めつける出来事が起きた。俺はてっきり会社をクビになったと思っていたが、前課長、阿久津 真輝斗が帰ってきたのだ。
どうやら彼は会社にとって必要な人材らしく、休職期間という名の謹慎を経て、晴れて我が経理部に帰ってきたわけだ。微妙に名前がキラキラしているのもそのはずで、彼は最年少課長(27歳)。中途採用で異例の人事に入社当時は相当ざわついたらしい。まあ、早い話がコネ入社だ。決して小さくはない我が社にそのような方法で入ってくるのだからコネクションは相当のものなんだろう。帰ってきた理由は表向きは本決算に向けた補充要員との事だ。
そもそもこの男がなぜ、休職に追い込まれたかというと、度を越したセクハラ&パワハラ三昧を見るに見かねた何者による投書という事らしい。俺も入社初日に人事権のあるはずもないこいつに『お前、使えないからクビね』と言われた時は目の前が真っ暗になったものだ。
「皆さん、ご心配をおかけしましたが、不肖、阿久津戻ってまいりました。リフレッシュ期間を経て、また皆様のお役に立ちたいと思っております。宜しくお願いします!」
「えー……。本日より阿久津君には課長職に復帰してもらい、ベルガモット君には課長代理として活躍してもらう事となりました。では、皆さん、仕事に戻ってください」
席に戻ると、俺と滝沢さんと広瀬さんは阿久津に早速会議室に呼び出された。
「単刀直入に聞くけど、投書したのお前らの中の誰かか?」
いきなりコレだ。リフレッシュ期間とか言ってる辺り、絶対反省なんかしてないと思ったが。
「俺はそんなもん出してないですね」
「私も……知りません」
「俺はそんな制度自体よく知らなかったです」
「制度を知ってたら出してたみたいな言い方じゃねぇ?」
「い、いやそんなことは……」
「ふーん……。ま、いいや。これで分かったと思うけど、この会社は俺を辞めさせないから。そこんとこ踏まえて仕事頑張ってね」
そう言い残すと、阿久津は俺達を会議室に置いて去っていった。
「くそぉ……最悪だ」
「私、くじけそう」
「結束して頑張りましょう。今はベルさんもいることですし!」
「あ、あぁ……」
「そうね……」
俺も自分でカラ元気なのは分かっている。だが、こうなってしまった以上、腹をくくるしかない。幸い、あの時と状況が少し変わっているのは事実だし。
「あの男、何者ですか?」
席に戻るとベルが話しかけてきた。やはり仕事の都合上気になるのだろうか。自身は降格人事の様なものだし。
「地獄の住人だと言われた方が俺は安心しますね。いや、納得する、か?」
「確かに良い邪心をお持ちのようで」
そうだった。ベルにとってはあんな奴ただの食料か。
「ただ、いきなり食事に誘ってきたり、こちらを値踏みするような言動の数々は不愉快極まりなかったですが」
「問題はまだ帰ってきてから問題を起こしていない事、ぐらいの奴ですよ。本物に言う事じゃないかもしれませんが、気を付けてください」
「分かっています。今はこちらで問題を起こしている場合ではありませんので」
「ベルちゃん! こんなとこで何話してんの!? こんな奴と話しててもツマンナイでしょ? 俺と仕事の引継ぎの話しようよ! 今日がダメなら明日の仕事終わりでもいいからさ!」
俺は今、こいつが爆散しても線香の用意すらためらうだろう。
「あいにくですが、私はうちでやることがありまして。毎日定時で退勤していますから」
「つれないなー。ま、その内絶対行こうよ!」
「…………」
俺が最初にベルと呼んだあの日の顔だ。もしかすると俺はこいつが爆散するところを見れるかもしれない。と思ったが、ベルの気迫にたじろいだのか、阿久津は踵を返して自席へ歩いて行った。
「アルカディア・ボックスの事が無ければ今すぐにでも地獄に叩き落していました。危ないところでした」
「俺もそうしないのが不思議なくらいでした」
「ここで問題を起こしてはデボラ様やキーチローさんにご迷惑をかけることになってしまいます。……まあ、問題を起こさずに問題を消す方法はいくつかありますが」
悪魔には悪魔だ。問題は人間より悪魔に肩入れしている件だが。
「さて、キーチローさん。これから本決算と地獄巡りが待っています。あなたはそれだけに集中してください。特にダママの体調管理には気を付けてください。今回の探索の肝になるかもしれませんので」
「はい。わかりました」
阿久津はこの日以降、しばらくはおとなしくしていた様だ。まあ、さすがに復帰早々問題を起こしてまわるようじゃ、会社に愛想を尽かされないとも限らないからな。
代わりに上層部や、実力者との会食が増えている。俺の机に毎朝、料亭だのクラブだのの領収書が置かれるようになっていたからだ。参加者の名を添えて。レシートだけ置いていきやがって伝票は作っとけとでも言うのだろうか。
忙しい時期はもう目の前だ。俺より先に地獄で待ってろ!○○野郎!
「あのー。デボラ様、俺が地獄巡りをするのはいいんですが、その間現世では時間が進みますよね」
「そうなるな」
「忙しい時期が終わったとは言え、現世で何日も休み取ると仕事に支障が……と言うより地獄から帰ってきたら俺の机が無いかもしれません。有休も支給は四月からなんで」
「心配するな、我とて魔王。存在するかどうかも怪しい奴の探索にそれほど時間はかけておれん。お前らの世界の土日に絞ってマッピングとセーブポイントを作りながら進行する。ベルとローズはみんなの世話を担当してもらう」
「なんだかゲームみたいですね」
「そうした方が楽しく周れるだろう?」
この人は本気で探す気があるんだろうか。そもそも魔王様の力を使えばいるかいないかぐらいサッとわかりそうなもんだが。
「月~金が通常業務プラス飼育で土日が地獄巡りですか……。俺、月曜日にそのまま地獄で目を覚ましそうな殺人スケジュールですね」
「我が本腰を入れるからにはそこまでダラダラとは続けんさ。安心しろ」
悪魔の親玉が安心しろと言うのだから普通は絶対に警戒心を解いてはダメな場面なのだが、俺はなぜか少しホッとした。
さて、時は進み、いよいよ本決算間近というところでまた一つ俺の胃を痛めつける出来事が起きた。俺はてっきり会社をクビになったと思っていたが、前課長、阿久津 真輝斗が帰ってきたのだ。
どうやら彼は会社にとって必要な人材らしく、休職期間という名の謹慎を経て、晴れて我が経理部に帰ってきたわけだ。微妙に名前がキラキラしているのもそのはずで、彼は最年少課長(27歳)。中途採用で異例の人事に入社当時は相当ざわついたらしい。まあ、早い話がコネ入社だ。決して小さくはない我が社にそのような方法で入ってくるのだからコネクションは相当のものなんだろう。帰ってきた理由は表向きは本決算に向けた補充要員との事だ。
そもそもこの男がなぜ、休職に追い込まれたかというと、度を越したセクハラ&パワハラ三昧を見るに見かねた何者による投書という事らしい。俺も入社初日に人事権のあるはずもないこいつに『お前、使えないからクビね』と言われた時は目の前が真っ暗になったものだ。
「皆さん、ご心配をおかけしましたが、不肖、阿久津戻ってまいりました。リフレッシュ期間を経て、また皆様のお役に立ちたいと思っております。宜しくお願いします!」
「えー……。本日より阿久津君には課長職に復帰してもらい、ベルガモット君には課長代理として活躍してもらう事となりました。では、皆さん、仕事に戻ってください」
席に戻ると、俺と滝沢さんと広瀬さんは阿久津に早速会議室に呼び出された。
「単刀直入に聞くけど、投書したのお前らの中の誰かか?」
いきなりコレだ。リフレッシュ期間とか言ってる辺り、絶対反省なんかしてないと思ったが。
「俺はそんなもん出してないですね」
「私も……知りません」
「俺はそんな制度自体よく知らなかったです」
「制度を知ってたら出してたみたいな言い方じゃねぇ?」
「い、いやそんなことは……」
「ふーん……。ま、いいや。これで分かったと思うけど、この会社は俺を辞めさせないから。そこんとこ踏まえて仕事頑張ってね」
そう言い残すと、阿久津は俺達を会議室に置いて去っていった。
「くそぉ……最悪だ」
「私、くじけそう」
「結束して頑張りましょう。今はベルさんもいることですし!」
「あ、あぁ……」
「そうね……」
俺も自分でカラ元気なのは分かっている。だが、こうなってしまった以上、腹をくくるしかない。幸い、あの時と状況が少し変わっているのは事実だし。
「あの男、何者ですか?」
席に戻るとベルが話しかけてきた。やはり仕事の都合上気になるのだろうか。自身は降格人事の様なものだし。
「地獄の住人だと言われた方が俺は安心しますね。いや、納得する、か?」
「確かに良い邪心をお持ちのようで」
そうだった。ベルにとってはあんな奴ただの食料か。
「ただ、いきなり食事に誘ってきたり、こちらを値踏みするような言動の数々は不愉快極まりなかったですが」
「問題はまだ帰ってきてから問題を起こしていない事、ぐらいの奴ですよ。本物に言う事じゃないかもしれませんが、気を付けてください」
「分かっています。今はこちらで問題を起こしている場合ではありませんので」
「ベルちゃん! こんなとこで何話してんの!? こんな奴と話しててもツマンナイでしょ? 俺と仕事の引継ぎの話しようよ! 今日がダメなら明日の仕事終わりでもいいからさ!」
俺は今、こいつが爆散しても線香の用意すらためらうだろう。
「あいにくですが、私はうちでやることがありまして。毎日定時で退勤していますから」
「つれないなー。ま、その内絶対行こうよ!」
「…………」
俺が最初にベルと呼んだあの日の顔だ。もしかすると俺はこいつが爆散するところを見れるかもしれない。と思ったが、ベルの気迫にたじろいだのか、阿久津は踵を返して自席へ歩いて行った。
「アルカディア・ボックスの事が無ければ今すぐにでも地獄に叩き落していました。危ないところでした」
「俺もそうしないのが不思議なくらいでした」
「ここで問題を起こしてはデボラ様やキーチローさんにご迷惑をかけることになってしまいます。……まあ、問題を起こさずに問題を消す方法はいくつかありますが」
悪魔には悪魔だ。問題は人間より悪魔に肩入れしている件だが。
「さて、キーチローさん。これから本決算と地獄巡りが待っています。あなたはそれだけに集中してください。特にダママの体調管理には気を付けてください。今回の探索の肝になるかもしれませんので」
「はい。わかりました」
阿久津はこの日以降、しばらくはおとなしくしていた様だ。まあ、さすがに復帰早々問題を起こしてまわるようじゃ、会社に愛想を尽かされないとも限らないからな。
代わりに上層部や、実力者との会食が増えている。俺の机に毎朝、料亭だのクラブだのの領収書が置かれるようになっていたからだ。参加者の名を添えて。レシートだけ置いていきやがって伝票は作っとけとでも言うのだろうか。
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