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本編

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(かっ……可愛過ぎる!!襲いたい!!けれど、襲ったら確実に結婚式の日付延長や、リラとの面会禁止にさせられる!ちょっとぐらいなら……いや、やり過ぎるてマッドの膝枕なんて、絶対嫌だ!でも、キスは許されているから、濃厚な方まではいける筈!!)

 リラの唇が離れると、エドワルドはその唇をかさず舐めとる。


「リラ、口を開けて。中も堪能したい。キスまでなら許される筈だ。だから、良いよね?」


 エドワルドはリラを甘く誘う。すると、リラが頬を赤らめながらも口を小さく開けた。


「リラも私の舌に、リラの舌を絡めて、擦り付けて。良いね?」


 エドワルドはリラの返事も聞かずにその唇を奪う。

 すると、おずおず、恐々と言った具合で、エドワルドの舌に押し当ててくる。

(可愛い可愛い可愛いっっ!!!手を出せないのが辛い!!けれど、確実にリラが私に心を寄せている事が分かる!半年……っっ!半年の辛抱でこの、可愛くも魅惑的で、味見ですら美味しいリラが手に入る!!!今は、無理に事を進めるよりも、もっと私に心を傾けさせる!……いつか、私と同じ所まで堕ちれば良いのに。私だけを求め、欲しがるようになれば良いのに……!!!)

 リラの舌を絡め、吸い上げ、その唾液をすする。

 時折リラが舌を動かすのに悶えながらも、エドワルドはじっくりリラの咥内を貪り、隅々まで舌を這わせ、擦る。

 リラがコクッと唾液を嚥下えんかする音を聴き、エドワルドがリラの唾液を嚥下するように、リラが自分の唾液を嚥下していると思うと、嬉しくて堪らない。


「リラ、リラ。好きだ。可愛い。私のリラ」

「んぁっっ、ぁっ、っきです。すき。すき、なのっ、んぅっ、ん~っ!」


(もっとっ、言いたいですぅ~っ!エドワルド様、好きぃ~っ、好きなのぉ~っっ!!)

 口を塞がれている為、リラの声が、声にならない。


「んぅん~っ!」


(ズルいですぅ~っ、わたくしだって言いたいのです!エドワルド様、言わせて下さい~っっ!!!)

 エドワルドは、バードキスに切り替えて、リラに甘く囁き続ける。


「今は駄目。我慢、出来なくなる。結婚後に聴かせて?リラが私を、どう思っているか。結婚後に、沢山言って。止まれなくなるから。リラを襲って、会えなくなるのは嫌だ。だから、私の愛だけ受け取って。リラ、リラ、好きだ。愛している」


(ズルいですズルいですズルいですぅ~っっ!!エドワルド様だけズルいですぅ~っ!)

 リラは真っ赤な顔で、怨めしそうな視線をエドワルドに向ける。


「大丈夫だよ。リラの気持ちは伝わっているから。その代わり、次もするからね」
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