素敵な洋服を作りたい

大羽月菜

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初めての推し活

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 数日後。何とかジョギングを続けられている。が、春休みの間だけだ。新学期が始まったら、どうやって痩せようか悩むところだ。学校から帰宅したら、軽く走ろうか。ダイエットをしたいという私の意思を母が尊重してくれて、ダイエットメニューにしてくれているのも、有難かった。渋谷で深山ゆきさんのイベントがある日まで、少しでもいいからどうにかして痩せたかった。とはいえ、怖くて体重計に乗れない自分が情けない。けれどもウエスト部分はここたったの短期間で、引き締まった気はしていた。そんなに早く効果は出ないだろうけれど、気休めで浮かれていられるだけでも良いと、自分に説得した。
 全粒粉パンのトースト、ゆでたまご、サラダに牛乳といった、母が用意してくれたダイエットメニューの朝食を食べて、いつも通り三十分だけ走り、シャワーを浴びると渋谷へ出かける準備を始める。

「わ、私なんかが渋谷へ行って大丈夫なのかな」

 最寄りの駅から渋谷駅まで四十分弱。少々遠いけれど、電車一本で行けるのは好都合だった。

「渋谷って、きっと、リア充女子ばっかりいるんだろうなぁ」

 バッグに財布や小物を入れながら、憂鬱な独り言が漏れた。本当に私に相応しくない街だ。それでも、深山ゆきさんの試着会へ行きたいのだから、仕方ない。他に過去に発売になった商品も物色出来るというのだから、それにも興味があった。小遣いは足りるだろうか。

 お洒落な服は持っていない。今日は緑色の無地のプルオーバーに、デニムのナロースカートを穿いて行く。地味かもしれないけれど、無難な格好だった。これからはお洒落に目覚めようと決めた。ファストファッションで購入した、仕切りが充実している、斜め掛けバッグに必要なものを詰め込んだのを確認してから、肩から斜め掛けをする。両親も姉も仕事へ出かけた。家には私一人だけだった。出掛ける時は鍵をしっかりかけるように言われたので、玄関から出る時にちゃんと鍵を掛けた。今日、ジョギングしたばかりの道を歩き、駅まで向かう。こんなに心が弾むのはいつぶりだろうか。深山ゆきさんという存在が、私を釘付けにしたのが不思議だった。私もあと一年で高校を卒業する。制服を脱ぐと、私服で過ごすことが多くなる。そろそろお洒落術を身につけるべきだ。
 私の住む街は、再開発された街だった。ハイブランドのショップが沢山入っている、アウトレットモールの側を通り、あっという間に駅に到着した。カードで改札口を通過し、渋谷方面のホームへ向かう。都会へ向かって行く列車はいつも混んでいた。日中でも人が絶えない。混雑した列車に乗り込むと、胸が高鳴った。大学生らしき人も乗車している。

(そう言えば、私も来年は大学生になるのかな)

 そろそろ進路のことも考えなければならない。親は大学進学を促す。通っている高校も大学進学率は高かった。それは良いけれど、どの方面の大学へ行けばいいのか考えていなかった。

(そろそろ考えないと)

 もし近隣の大学へ通うことになれば、この列車に乗って通うことになるのだろうか。毎日都会で過ごしたら、私も変わることが出来るのだろうか。列車で立っていると、普段目にすることのない街並みが流れる。混雑したような住宅街だったり、少し長閑な風景が見えたと思ったら、すぐ都会になる。大学生になるまでに、陰キャでコミュ障を治したいものだ。

(クラス替えがないんだったな)

 今のクラスのまま、高三も持ち上がりだ。苦手な子が何人かいるから、また一緒のクラスになるんだ、どうする? でもそれも一年の辛抱だと心の中で自問自答しながら目的の駅は到着するのを待った。各駅に思わず乗ってしまったので、時間がかかるのは仕方ない。
 車窓から流れる風景を楽しみながら、色々な妄想をしていると飽きなかった。あっという間に渋谷に到着した。ワッと一斉に皆、下車する。ますます私の心中はハイになりそうだった。こんなに楽しませてくれるのは、久しぶりかもしれない。

 駅から出て外へ出ると、そこは別世界だった。街の騒音が耳に心地いいのは何故だろう。人のざわめき、車の音が入り混じり、都会特有の開放感があった。
スマホでグーグルマップで目的地を確認し、駅前のスクランブル交差点で信号が赤になったのを確認すると、立ち止まった。前に姉と一緒に来た時は、こんなに感動はしなかった。なのに今、大きく感動している自分がいた。歩行者信号が青になると、ほぼ同時に他の歩行者も一同に歩き出す。前後左右から一瞬で人の川が作られた。なのに、人がぶつかり合うことが少ない不思議な場所。流石、世界一有名な交差点と言われているだけのことはある。同じ都内なのに、何だか異世界に紛れこんだような感覚に陥る。普段見慣れない光景で、横断歩道を渡り切ったあとも、振り向いてその様子を眺めた。外国人観光客は更に珍しいらしく、写真を撮るのに夢中だった。
 大通りには壁のように建ち並ぶビルがあり、都会の賑やかなノイズは私には素敵に聞こえた。色んな音が交じり合う。渋谷特有の開放的な空間を作り上げていた。可愛らしい雑貨屋やカフェ、商業施設がどんどん視界に入って来て情報に追い付けないほどだった。

 やっと、目的の場所に着いた。ガラス張りの二十階建ての建物だ。中に踏み込むと一階はケーキを売りにした、ピンクが主張のカフェ、二、三十代以上の女性をターゲットにしていると思われる、アパレルショップがあった。結構、高めのブランドだ。カフェは平日なのに満席に近かった。

(何だか色々凄いな)

 平日なのにこの混雑ぶり。土日なんかお祭りのような人出になるのだろう。いちいち一つ一つの空間に驚いたり感動しながら、エレベーターに向かう。既にエレベーターの前では女性が何人かいた。二十代らしき女性が二人。三十歳前後かと思われる、赤ちゃんを連れた方や、小さな子連れの若い女性まで。結構、子持ちの主婦に人気があるブランドなのだろうか。
 到着したエレベーターに乗り込む。人ですぐにぎゅうぎゅうになった。途中、停まることなく、最上階まで行く。このビルには美容院や歯医者、他にレストランなどが入っているようだ。
 狭苦しいエスカレーターに乗って数十秒後に目的の階に到着すると、すぐ前に大きな扉があった。この扉の向こうがどうやら試着会になっているようだ。エレベーターで一緒だった一人が、その扉を開けると、そこはかなり広めの会場になっており、沢山の服や小物が置かれていた。

(わ、凄い!)

 深山ゆきさんの新商品のサンプルだけではなく、過去に発売になったものも置かれていた。三十代半ばくらいの女性が、私達に近づいて来た。

「ご来場、ありがとうございます。こちらは景品でございます」

 黒い紙袋に入ったものが手渡された。中を見てみると『yuki』と書かれたピンクのマグカップ、カタログが入っている。

「あちらにございますのが、深山ゆきさんの新作のワンピースでございます」

 部屋の奥の隅を手で示してくれた。トルソーにテレビでみた、グレー色のカットソー生地の服が見えた。一斉に皆、その近くに行く。ワンピース自体は、どこにでも売っていそうなものだ。けれども別売りの襟や、ベルトがポイントとなっていてテレビで見たよりも、眩しい。周りに女性が集まって来た。私よりちょっと年上の女子大生らしき人達もいる。友達同士で来たらしく、笑いさざめき、淡い香水の香りを漂わせる。茶色に染められた髪に、綺麗にネイルされた爪。華奢な靴を履いていた。

(私は場違いだったかな)

 一気に自信を無くす。自然に頭が下がり、俯き加減になった。

「ご試着されてみますか?」

 感じのよさげな女性スタッフさんが、声を掛けてきてハッ我に返る。

「あ、はい」

 そう。今日はそのために来たのだから、試着をせずに帰るわけにはいかない。

「サイズも沢山ご用意しております。試着室も充分ありますので、ごゆっくりどうぞ」

 きめ細かく案内され、試着のサンプルのワンピースをかけられているポールハンガーを見つめた。各サイズにつき、十着くらいあった。沢山の人が訪れるから用意しなければならなかったのだろう。

「Mサイズは無理っぽいから、Lサイズと、LLサイズを試着しようかな」

 小さく一人言を言いながらサイズのタグを確認しながら、LサイズとLLサイズを手に持った。そして試着室へ向かう。皮膚の底まで緊張が走った。せめてLサイズでも着られるといいなと思い試着室へ入り、カーテンを閉めると、着て来た服を脱ぎ、試着してみた。

「あ、ピッタリだ。良かった」

 ほんの少し余裕があった。しかし、これだとMサイズは入らないだろうと思うと、気持ちは萎む。試着室を待っている人もいるだろうと、すぐに着替えて外へ出た。試着室への案内係の人がいて、次の人へ誘導する。

「商品お戻ししますね」

 次の案内係の人が、試着を終えた私が持っていた試着したばかりのワンピースを預かってくれようとした。

「すみません、ありがとうございます」

 スタッフが素早く、先ほどの場所へワンピースを戻した。次に試着したい人へ渡すためだろう。商品が色々他にも見られるようで、見てみようと、他の場所へ移動したときにまた別のスタッフが注文用紙を手渡してくれた。

「こちら、注文用紙になります。こちらへ記入して頂いて、全国の店舗で商品がない場合も注文できます」

「そうなんですね、ありがとうございます」

 至れり尽くせりで、スタッフが充実しているこの試着会に思わず、目を見張る。至るところに女性スタッフがおり、一人一人親切に案内している。注文用紙にもう一度目を通した。

『LLサイズ、3Lサイズは店頭での販売はありません。こちらの用紙に記入して頂き、各全国の店舗で注文して頂くか、オンラインでご注文して下さい』

 プラスサイズは受注生産になるので、一か月ほど、お時間を頂くとのこと。欲しい人全員に行き渡るようになっているシステムが素晴らしい。

 明日、私も店舗へ行って、このワンピースを買おう。きっと争奪戦になるから買えるとは限らないんだな。けれどもオンラインショップもあるし、ここに来た人は優先的にこの用紙を持っていれば購入することが出来るわけだ。ここに来るだけでも、色々なメリットがあった。

「やったー! 福島から来た甲斐があった」

 その言葉に振り向いた。私よりも若干ぽっちゃりした人が申し込み用紙を受け取って、嬉々とした声を発する。一緒に友達と来ていたようだ。そちらの友達はスラっとしてお綺麗な人だった。二人とも二十歳前後だろうか。ぽっちゃりした感じの方は花柄のAラインのスカートに、白いニット。お友達のほうは、赤いニットにデニムのスキニーパンツ。二人ともお洒落だ。そのトップスはVネックの赤いボウタイニットだった。顔は失礼ながらお綺麗という訳でもないが、かと言って醜いわけでもなかった。印象が薄い。

(そっか、デニムのパンツを合わせるにも、こういうコーディネートでお洒落になるんだ)

 その赤のボウタイニットがお洒落で見とれてしまった。するとその女性と目が合ってしまった。

「こんにちは」

 ジッと見ていたので相手に失礼に当たったのではないかと思い、誤魔化すために自然に挨拶の言葉が出た。これじゃ怪しい人だ。

「こんにちはー」

 しかし、お二人はそんなことを気にしない様子で、挨拶を返してくれた。

「貴女はどこから来たの?」

 ぽっちゃりした女性のほうが問うてきた。

「あ、都内です」

 ドモりながら答える。コミュ障なのに、こうして知らない人と挨拶出来たのが不思議だった。

「ワンピース試着されました?」

 赤いニットの女性が尋ねて来て「はい」と、元気よく答えてしまった。他にも何歳? などと質問が来る。四月から高三になると教えると二人は「高校生にもやっぱり、人気なんだー!」とはしゃくように口にした。
 お二人の名前も教えてくれた。赤いニットの方は、今井早織さん。漢字は違うけど私と同じ名前だった。ぽっちゃりな女性のほうは、中林アイリさん。カタカナでアイリさんと言うそうだ。芸能人みたいな名前だった。

「私達ファン歴、二年で」

 お二人はそう言った。随分長い。私なんてつい数日前、テレビで深山ゆきさんの存在を知ったばかりだ。
 せっかくなので会場内の過去に発売になった、商品を見て回ることになった。欲しいものがあったら注文書に記入する。後日、自宅へ発送されるそうだ。知らぬ間にどんどん人が増えてきた。そんな中、私はアイリさんと早織さんと一緒に、一つの商品を見ていた。春と秋に着られるボウタイニットだった。アイリさんが今、着ているものだ。

「これ、可愛いですよね」

 初めて見る、お洒落なニットに惚れ惚れとしながら眺めた。色は、水色、白、ピンク、赤、黒とカラーバリエーションが豊富だ。水色のほうに見入っていた。サイズは、M、L、LLサイズとあるようだ。過去に発売になったものも、試着できるようだ。試着室は新作のワンピースと別になっているのも有難い。先ほど、試着した服の前は人だかりが出来、長い列が出来ていた。インフルエンサーの影響力は凄い。だから『インフルエンサー』と言うのだろうけれど。

「可愛いなぁ。でもこれ、私にはきついんだよね」

 ガッカリした口調で、アイリさんが言う。確かにこのニットは細身のシルエットだった。私もいけるだろうか。しかし私の物欲をくすぐった。

「試着してみたらどうかな?」

 アイリさんが黙って渋っている私に、優しい口調で押してくれた。

「えぇ、でもうん、細身のシルエットすぎません?」

 早織さんはこれの赤を着ているけれど、細身だから似合うと思う。しかし早織さんも同じように言う。

「試着するのは、ただなんだし、試着してみたらいいんだよ」

「はい」

 お二人のプラスな言葉を刻んで、試着室へまた向かう。お二人はその間、アクセサリーコーナーへ向かったようだ。
 試着室のカーテンを開き、閉めると早速着替えてみる。やっぱりアクセントはこのリボン。リボン結びで可愛くしてみたり、シンプルに一結びしてみたりした。変化を楽しめる可愛らしいデザインだった。女性らしさを引きだたせ、洒落ていた。何となく顔周りがすっきり見えた。すっかり気に入ってしまいそれを脱ぐと、着てきたトップスを着る。試着室を出ると、次の人が待っていた。

「値段は三千円か……」

 さっきのワンピースが安すぎた。普通はこれくらいするものだと、腹をくくる。これでかれこれ出費は五千円を超した。注文書を記入できる台へ移動し、ボールペンをお借りした。ボータイニットのところに丸をつけた。サイズはLL、色は水色を選択。

「買うことに決めたの?」

 アイリさんが近づいてきた。

「はい! 高校生の私にはちょっと痛い出費ではあるんですけど、どうしても欲しくて」 

 ここでしか買えないのなら、尚更欲しかった。すぐに意を決した私に、早織さんが言う。

「他も色々見てみたらどうかな。いっぱいあるよ」

 その通りだ。まず初めに飛びついてしまい、ハッとした。記入した用紙を持ちながら、そのまま他のコーナーも見ることにする。可愛らしい女性がどんどん集まって来た。

「一番の推しはやっぱり深山ゆみさんだわ」

 そんな声も耳に入って来た。ここの会場に来る人は、彼女のファンが多い。アイリさんや早織さんみたいに都外から来た人も多いのだろう。まさにこれこそ、『推し活』だ。ここに来なければ、ゲット出来ないものもある。渋谷まで出向いた甲斐があると言うものだ。

「そうですね、見てみます」

 と言っても、どれから見たらいいのだろう。とりあえず、アクセサリーを見てみる。ネックレス、ブレスレット、ポーチ、イヤリングやピアス類が虹のように輝いて見えた。ピンクのガラス細工のハート型のペンダントトップは、本物の宝石のように透き通っていて、光に当てると煌めき、小さな形が奥ゆかしい。
 次にポーチを手にとってみる。私は分厚いポーチが苦手だった。カバンの中でかさばるからだ。しかしこのポーチは薄い生地を使っているみたいで、カバンの中を邪魔しない造りになっていた。これは赤のチューリップの絵柄があちこちに施されていて、女性らしい繊細さがある。

「どれも可愛い」

 イケメン男子を見とれるように呆けていると、アイリさんが「でしょ、でしょ」と、同意する。今まであまりアクセサリーにも洋服同様、興味を持ったことがなかった。一人の女性の存在で、女子力が上がりそうな予感がした。

「見て見て、これどう?」

 早織さんが今度はチェックのスカートを両手に持っていた。ベージュ生地に、茶色の線が上手に交差するようにプリントされている。どこかのブランドのデザインのようだ。

「可愛いですね!」

「いいじゃん!」

 私とアイリさんが同時に発した。何故だろう。クラスでは上手く話せないのに、この二人となら今、出会ったとは思えないほど話が弾みそうだ。人といて楽しい気持ちになったのは、何年ぶりだろうか。可愛い装飾品、洋服、小物。女性の大好きが溢れている世界。キラキラした世界を覗き込んでしまったようだ。

(私、こういう仕事に就きたい!)

 咄嗟に思ってしまった。他も物色して回った。本当にどれもこれもが魅力的だった。
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