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ろくでなしαの逃亡劇
松崎健之助(α) グルメ回
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煌々と灯りのついた事務所の中、健之助たち3人は椅子にくくり付けられぐったりしている。
向こう2人、こちら3人でぼろ負けしたのだ。2人の街金は健之助たちをぶちのめした後、ジャンキーとやり合う側に加わった。あの後、ジャンキーがどうなったのか知らないが、生きている可能性は低い気がした。
死体はどうなったのだろう、と思ったが普通に死体処理屋にでも持って行ったのだろう。そんな事をせずとも、ジャンキーの死体になど警察は目もくれないだろうが。多分、αだとかβ、Ωなどの検査すらしないだろうし、したとしてもジャンキーのαなどΩかβに捏造し処理しそうな気がする。
健之助の目の前に立つ、サディスティックな表情の街金たち。中央に居るパンチパーマのチンピラはリーダー格らしい。他の2人を顎で使っている。
パンチパーマに煌びやかなスーツ姿、こんなヤクザは今時映画でもなかなかお目にかかれない。時代や世の中の流れを読むのが苦手なのかもしれない、と思った。だから今時事務所に金庫なんかを置いている。
これから何が起きるのか、鈍い健之助でもさすがに察している。自分たちの上に居る人間を聞き出そうと拷問にかけるのだ。
中里の名を出せば、中里から制裁を受ける。そして中里の事を吐いたとしても、どうせ自分たちは惨たらしく殺されるのだ。
健之助は舌を噛み切り自殺する勇気の無い自分を呪った。
「お前らいい度胸してんじゃねーか、うちに強盗に入るなんてよ!」
首元がゆるゆるのTシャツを着た男がそう言っていきり立ち、ホラ吹きに掴みかかろうとするのをパンチパーマが制した。
「まあ待て。しかしな、こいつの言う通りだぞ。何があったか知らんが、強盗なんて人の道に外れた事をするもんじゃあない。」
捕らえた3人を見下ろしながら言うパンチパーマ。すると、ホスト崩れが苦笑いしながらボソっと呟いた。
「いや、ヤクザに人の道説かれてましても…」
ヤクザ3人も、健之助とホラ吹きも皆が凍り付いた。
――何言ってんだ、こいつは。もう助かり様がないと判断し、ヤケになったのか?
「てめえ、馬鹿にしてんのか!」
思った通り、パンチパーマが顔を真っ赤にし、今にも健之助たちを殺さんばかりになっている。
「ええっ…な、何でですか?!言いがかりはやめてください!」
ホスト崩れは蒼白な顔で困惑している。ヤケになったわけでも、何か策があるわけでもなかったらしい。
「ヤクザに人の道説くな、ってどういう事だ、ああ?!」
「そんな事言ってないでしょう!説きたきゃ説けば良いとは思いますけど…でも、犯罪組織の看板堂々掲げて犯罪で飯食ってる人が人の道説くって変なの、って思っただけですよ!」
健之助は、ホスト崩れが指名を取れずにいた理由が分かった気がした。なぜホストになろうと思ったのだろうか、αだから女にモテるとでも思ったのか。αがモテるのは金を持っているからだろうに…
怒り心頭した様子のヤクザ3人、健之助はそれでも鈍い頭で切り抜け生き残る方法を模索するが、何も思いつかない。
「おい、あれ持って来い!」
パンチパーマがそう命じ、手下が「はい!」と返事をしてどこかへ走って行った。
「あれ」とは何なのか、聞かなくても分かる。拷問道具だ…
健之助はその手下が何某かの事故にでも遭い、永遠にここへ戻らない事を願ったが、手下は30分程で「あれ」を両手に持ち帰って来た。
パンチパーマが「あれ」を受け取ると、首元ゆるゆるの男が素早くテーブルを健之助たちの前に置く。
パンチパーマがニタニタしながらテーブルに置いた「あれ」
「あれ」は丼に盛ってある。赤色や茶色、ピンク色の生きたミミズが大量に中でうねっていた。
「最近、暑くなったからな~冷やし中華を持って来てやったぞ~、喜べ。
ああ、そうだ…」
パンチパーマは手下から何か入ったタッパーを受け取り、中身をミミズ中華の上に盛り付け始める。きゅうりの千切り、錦糸卵、カニ蒲鉾、干しシイタケの含め煮…
まさかこれは手作りだろうか、こんなもののためにわざわざ…常軌を逸している。
「ほ~ら、できた。美味そうだろ。」
綺麗に盛り付けた冷やし中華の具の下で、ミミズが具の並びを崩さぬよう器用にうねる様を見て吐き気がした。
パンチパーマが箸でミミズ中華を掴み、ホスト崩れの目前に持っていく。ホスト崩れは縛られたまま、顔だけのけぞった。
「てめえ、俺の作った飯が食えねえってのか?!ああ?!」
そう言うと手下たちがホスト崩れの口を無理やりこじ開け、パンチパーマはその口中に箸ではなく手掴みでミミズ中華をねじ込んだ。
「おら、食えやあ!どうだ上手いか?!ぎゃはははははははは!」
パンチパーマは狂ったように爆笑しながら、ホスト崩れの口にミミズ中華を押し込んでいく。
ホスト崩れの顔は涙や鼻水でぐちゃぐちゃになっており、「うぐあぁぁぁぁ…」と呻きながら白目をむいていた。
やがて飽きたヤクザ3人から解放されたホスト崩れは、ぐったりとした様子で開けたままの口からはミミズが何匹かうねって出入りしている。白目をむいたまま、何事かぶつぶつ呟いていた。
横にいるホラ吹きは、ホスト崩れの方を見ず、かと言ってヤクザとも目を合わさぬ様、怯えた目で地面をじっと見ていた。
向こう2人、こちら3人でぼろ負けしたのだ。2人の街金は健之助たちをぶちのめした後、ジャンキーとやり合う側に加わった。あの後、ジャンキーがどうなったのか知らないが、生きている可能性は低い気がした。
死体はどうなったのだろう、と思ったが普通に死体処理屋にでも持って行ったのだろう。そんな事をせずとも、ジャンキーの死体になど警察は目もくれないだろうが。多分、αだとかβ、Ωなどの検査すらしないだろうし、したとしてもジャンキーのαなどΩかβに捏造し処理しそうな気がする。
健之助の目の前に立つ、サディスティックな表情の街金たち。中央に居るパンチパーマのチンピラはリーダー格らしい。他の2人を顎で使っている。
パンチパーマに煌びやかなスーツ姿、こんなヤクザは今時映画でもなかなかお目にかかれない。時代や世の中の流れを読むのが苦手なのかもしれない、と思った。だから今時事務所に金庫なんかを置いている。
これから何が起きるのか、鈍い健之助でもさすがに察している。自分たちの上に居る人間を聞き出そうと拷問にかけるのだ。
中里の名を出せば、中里から制裁を受ける。そして中里の事を吐いたとしても、どうせ自分たちは惨たらしく殺されるのだ。
健之助は舌を噛み切り自殺する勇気の無い自分を呪った。
「お前らいい度胸してんじゃねーか、うちに強盗に入るなんてよ!」
首元がゆるゆるのTシャツを着た男がそう言っていきり立ち、ホラ吹きに掴みかかろうとするのをパンチパーマが制した。
「まあ待て。しかしな、こいつの言う通りだぞ。何があったか知らんが、強盗なんて人の道に外れた事をするもんじゃあない。」
捕らえた3人を見下ろしながら言うパンチパーマ。すると、ホスト崩れが苦笑いしながらボソっと呟いた。
「いや、ヤクザに人の道説かれてましても…」
ヤクザ3人も、健之助とホラ吹きも皆が凍り付いた。
――何言ってんだ、こいつは。もう助かり様がないと判断し、ヤケになったのか?
「てめえ、馬鹿にしてんのか!」
思った通り、パンチパーマが顔を真っ赤にし、今にも健之助たちを殺さんばかりになっている。
「ええっ…な、何でですか?!言いがかりはやめてください!」
ホスト崩れは蒼白な顔で困惑している。ヤケになったわけでも、何か策があるわけでもなかったらしい。
「ヤクザに人の道説くな、ってどういう事だ、ああ?!」
「そんな事言ってないでしょう!説きたきゃ説けば良いとは思いますけど…でも、犯罪組織の看板堂々掲げて犯罪で飯食ってる人が人の道説くって変なの、って思っただけですよ!」
健之助は、ホスト崩れが指名を取れずにいた理由が分かった気がした。なぜホストになろうと思ったのだろうか、αだから女にモテるとでも思ったのか。αがモテるのは金を持っているからだろうに…
怒り心頭した様子のヤクザ3人、健之助はそれでも鈍い頭で切り抜け生き残る方法を模索するが、何も思いつかない。
「おい、あれ持って来い!」
パンチパーマがそう命じ、手下が「はい!」と返事をしてどこかへ走って行った。
「あれ」とは何なのか、聞かなくても分かる。拷問道具だ…
健之助はその手下が何某かの事故にでも遭い、永遠にここへ戻らない事を願ったが、手下は30分程で「あれ」を両手に持ち帰って来た。
パンチパーマが「あれ」を受け取ると、首元ゆるゆるの男が素早くテーブルを健之助たちの前に置く。
パンチパーマがニタニタしながらテーブルに置いた「あれ」
「あれ」は丼に盛ってある。赤色や茶色、ピンク色の生きたミミズが大量に中でうねっていた。
「最近、暑くなったからな~冷やし中華を持って来てやったぞ~、喜べ。
ああ、そうだ…」
パンチパーマは手下から何か入ったタッパーを受け取り、中身をミミズ中華の上に盛り付け始める。きゅうりの千切り、錦糸卵、カニ蒲鉾、干しシイタケの含め煮…
まさかこれは手作りだろうか、こんなもののためにわざわざ…常軌を逸している。
「ほ~ら、できた。美味そうだろ。」
綺麗に盛り付けた冷やし中華の具の下で、ミミズが具の並びを崩さぬよう器用にうねる様を見て吐き気がした。
パンチパーマが箸でミミズ中華を掴み、ホスト崩れの目前に持っていく。ホスト崩れは縛られたまま、顔だけのけぞった。
「てめえ、俺の作った飯が食えねえってのか?!ああ?!」
そう言うと手下たちがホスト崩れの口を無理やりこじ開け、パンチパーマはその口中に箸ではなく手掴みでミミズ中華をねじ込んだ。
「おら、食えやあ!どうだ上手いか?!ぎゃはははははははは!」
パンチパーマは狂ったように爆笑しながら、ホスト崩れの口にミミズ中華を押し込んでいく。
ホスト崩れの顔は涙や鼻水でぐちゃぐちゃになっており、「うぐあぁぁぁぁ…」と呻きながら白目をむいていた。
やがて飽きたヤクザ3人から解放されたホスト崩れは、ぐったりとした様子で開けたままの口からはミミズが何匹かうねって出入りしている。白目をむいたまま、何事かぶつぶつ呟いていた。
横にいるホラ吹きは、ホスト崩れの方を見ず、かと言ってヤクザとも目を合わさぬ様、怯えた目で地面をじっと見ていた。
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