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第40話:かかって来い、モンスターどもめ! ちょっと、暴れないでくださいっすよ
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俺はカッコよく剣を振り回し、モンスターたちをバッタバッタと斬り倒していく。
目の前には囚われの姫が。
姫を助けようとするが、俺の前に魔王が立ちはだかる。
魔王が高笑いする。
「ハハハハハ、かかってこい勇者よ」
魔王め、目に物を言わせてやるぞ。
しかし、モンスターたちが殺到してきた。
俺は大声で叫ぶ。
「かかって来い、モンスターどもめ!」
「ちょっと、暴れないでくださいっすよ」
相棒に止められた。
今、俺は村の集会場に作られた舞台に立っている。
「何だよ、せっかくカッコよく姫を助け出そうとしたのに」
「つーか、リーダーはゴブリンの役でしょ。出腹のおっさんが妄想して暴れるんで、周りの村の人たちが怯えてますよ」
そして、舞台監督からも注意されてしまった。
「あのー、あなたはモンスターの役、しかもあっさりと倒されるその他大勢のモンスターですから、大人しくしてくれませんか」
「いえ、ちょっと剣の使い方を指導してみただけです。一応、現役の冒険者ですので」
そんなこんなで、リハーサルは一旦、休憩。
俺と相棒、二人組の冒険者パーティー。
普段はスライム退治専門のしょぼいパーティーだ。
しかし、今日の仕事はスライム退治ではない。
この村のドラゴンテーマパークで開かれる演劇のリハーサルに出演している。
記念イベントらしい。
役者は全員村人から募集したようだ。
そして、俺も勇者役で応募したのだが、一次で落選。
結局、端役のゴブリン役だ。
つまらん。
「何で現役の冒険者が落選して、素人の村人が勇者の役に選ばれるんだよ」
「そりゃ、ハゲデブで腰痛、肩こり、リュウマチ持ち、ブサイクのリーダーが勇者の役なんて出来るわけないじゃないすか」
「うるさいぞ。それに剣の使い方は、この中では俺が一番上手いぞ」
「そりゃ、皆さん、ただの村人っすよ。リーダーが一番上手いのは当たり前っすよ。要は外見すよ」
「それにしても、この紙に銀色を塗った剣だとやる気が出ないなあ」
「当たり前じゃないすか。本物使ったら危ないっすよ」
「しかし、冒険者がゴブリンの役とは情けないぞ」
「まだゴブリン役ならマシっすよ。俺っちなんてスライムの役っすよ。着ぐるみでまだ勇者が子供の頃、襲いかかるんすけど、勇者によけられてあっさり崖から落ちて死ぬってしょうもない役っすよ」
「まあ、さえない俺たちに相応しいかもな」
「そっすね。今やスライム退治の仕事もなかなか取れなくなってきたっすね。ジリ貧っすね」
「そうだよなあ。こんな下らん劇でお金を貰って糊口をしのぐ始末だ」
俺と相棒がつまらん会話をしているとお姫様が元気よく声をかけてきた。
「こんにちはー! ちょっとご相談したいことがありまして。よろしいですか」
「おお、姫様、何用でございますでしょうか」
俺は姫の前で片膝をつく。
相棒が嫌な顔をする。
「ちょっと、それ、もうやめたらどうすか。見ていると本当に恥ずかしいんすけど」
「いや、これはもう俺の様式美だな」
その光景を見て、キャハハと明るく笑うお姫様を演じる村娘。
「面白い方ですねえ」
「いやあ、リーダーは頭の中は変な妄想でいっぱいなんで気にしないでくださいっす」
「うるさいぞ、これくらい許せ。ところで、お嬢さん、相談とは何だね」
「私、冒険者になりたいんですけど、実際のところ、冒険者生活ってどうですか」
うーん、正直、返答に困ってしまう。
なんせ俺たちのパーティーは毎日スライム退治やってる害虫駆除業者みたいなもんだからなあ。
「あんたのお父さんは何て言ってるんだ」
「猛反対されてます。やめとけって。父は農業をやっているんで冒険者なんてとんでもないって」
確かに成功する確率の少ない職業だよなあ。
この娘さんも、このまま農家で暮らす方がいいのではないか。
相棒も同意見なのか、娘さんを説得しようとする。
「やめたほうがいいっすよ。うちのリーダーを見て下さい。妄想にとりつかれて冒険者生活に飛び込んで、今や体中故障だらけのハゲデブ、腰痛、肩こり、リュウマチ持ちのしょぼくれたおっさんになり果てたんすから。おまけに貧乏でブサイク」
「おい、言い過ぎだぞ」
しかし、実際のところ事実ではある。
何も先の事を考えずにいたら、いつの間にかおっさんだ。
でも、若者には夢を持ってほしいんだよなあ、最初から諦めるのではなく。
それにこの姫、じゃなくて、村娘さんは、この前見事ワイバーンを倒したんだよなあ。
素質はあるんじゃないかな。
「まあ、もし冒険者になるなら、慎重にことを運ぶべきだな。何か手に職を持ちつつ、冒険者になる。お金も無駄遣いしない。いざとなったら、冒険者をやめても生活できるようにしなくてはいけないな」
「そうっすよ。でないと、ハゲデブのリーダーみたいに明日の食事にも事欠くようになりまっすよ」
「お前もそうだろ」
「そういや、そうっすね」
しかし、村娘さん、納得していないようだ。
「でも、手に職を持つとかしてたら冒険者になる機会を失ってしまうんじゃないですか」
そうなんだよなあ、時間なんてあっという間に過ぎていく。
機会損失だなあ。
おっさんおばさんになったら冒険者なんてなれない。
「うーん、まあ、少し冒険者をやってみて、うまくいかないようならすぐに方向転換したほうがいいと思うけどなあ」
なんとも曖昧な返事しかできなかった。
そんなところに舞台監督から声がかかる。
「あのー、すみませーん。リハーサルを再開します」
「はーい、わかりましたあ」
お姫様を演じる村娘さんがしゃなりしゃなりと歩いていく。
「おお、あの娘さん、いつの間にか高貴なお姫様のようにしなかやに歩いているではないか」
「舞台監督の指導のおかげじゃないすか。さて、俺っちらも参加しましょう」
再び、リハーサル開始。
まずはスライムの着ぐるみを着た相棒が子供の頃の勇者に飛び掛かるが、よけられてゴロゴロと舞台へ上がる階段を転げ落ちる。
「ああ、痛いっす」
「何だか、しょうもない役にしては一番危険なんじゃないか」
「割りに合わないっすね」
さて、次は俺の出番。
成長したイケメン勇者がパーティーを組んで冒険に出かけるのだが、その最初の適役のゴブリンを演じる。演じると言っても、他のゴブリン役の村人とともにあっさりとやっつけられる役。
「ウギャア!!!」
勇者に剣で刺されて、絶叫をあげて、俺は舞台を派手に転げまわる。
そこで、また舞台監督に注意される。
「そんなに転げ回られると目立つんで、もっとあっさりと倒れてくれませんか」
「はいはい、わかりましたよ」
何だよ、せっかく劇を盛り上げてやろうとしたのに。
俺は監督の言う通り、バシッと勇者の剣でやられてそそくさと舞台から退場。
それで俺の出番も終わりだ。
後は、観客席から見学してるだけ。
おお、ドラゴンが出現したぞ。
着ぐるみだけどな。
そして、最後にはそのドラゴンを操っていた魔王と対決。モンスターたちとチャンバラをした後、冒険の途中で見つけた秘密の剣で魔王を倒す。
囚われの姫を助けて、なぜか勇者と姫が結婚して、めでたしめでたし。
「なんだかありきたりな話だな。しょうもない」
「リーダーがいつも妄想している話と同じじゃないすか。同じくしょうもないっすね」
「うるさいぞ」
しかし、こんな仕事でもスライム退治よりは報酬がいいらしいので、まあいいか。
さて、リハーサルも終わったことだし、帰ろうとかと思ったら舞台にスライムがいる。
相棒の奴、何やってんだ。
お前は序盤でやられただろ。
と思ったら、相棒はすぐ隣にいる。
「おい、お前、着ぐるみを舞台にほっておくなよ」
「いや、ちゃんと小道具係に返しましたよ」
じゃあ、あれは本物のスライムじゃないか。
お姫様を演じる村娘に後ろから近づいていく。
「おい、スライムがいるぞ!」
俺は叫ぶと舞台に駆け上り剣を抜いた。
って、これは紙の剣じゃないか。
いくらスライムでも紙では倒せないぞ。
相棒に声をかける。
「おい、ナイフを持ってないか」
「いやあ、持ってないっすね」
やばいじゃないか。
しかし、お姫様役の村娘は振り向いてスライムを見つけると気合もろとも手刀を叩きつけた。
「えい!」
あっさりとスライムを退治する村娘さん。
喜んでぴょんぴょんと飛び跳ねる。
思わず、俺は声をかけた。
「いやあ、すごい。スライムだけど、手刀で倒すなんて」
「私、やっぱり冒険者に向いてますかね」
「うーん、素質はあるかも」
「よし、私、やっぱり冒険者になろうと思います」
「そうか、がんばれ」
そんなことを言う俺に相棒がささやく。
「ちょっと無責任じゃないすか。冒険者なんて止めた方がいいと思いますよ」
「いや、やはり若いうちは好きな事をしてもらいたいんだな、俺としては」
「で、貧乏ハゲデブの腰痛肩こり、リュウマチ持ちのおっさんになるんすか」
「うるさいぞ」
でも、若いってのは、やはりいいなあ。
まだ夢も希望もあるもんなあ。
輝いているぞ。
スライムを倒してはしゃいでいる娘さんを見てそう思う。
いや、俺もまだ死んでない。
なんとか一回でもいいから輝いてみせるぞ。
目の前には囚われの姫が。
姫を助けようとするが、俺の前に魔王が立ちはだかる。
魔王が高笑いする。
「ハハハハハ、かかってこい勇者よ」
魔王め、目に物を言わせてやるぞ。
しかし、モンスターたちが殺到してきた。
俺は大声で叫ぶ。
「かかって来い、モンスターどもめ!」
「ちょっと、暴れないでくださいっすよ」
相棒に止められた。
今、俺は村の集会場に作られた舞台に立っている。
「何だよ、せっかくカッコよく姫を助け出そうとしたのに」
「つーか、リーダーはゴブリンの役でしょ。出腹のおっさんが妄想して暴れるんで、周りの村の人たちが怯えてますよ」
そして、舞台監督からも注意されてしまった。
「あのー、あなたはモンスターの役、しかもあっさりと倒されるその他大勢のモンスターですから、大人しくしてくれませんか」
「いえ、ちょっと剣の使い方を指導してみただけです。一応、現役の冒険者ですので」
そんなこんなで、リハーサルは一旦、休憩。
俺と相棒、二人組の冒険者パーティー。
普段はスライム退治専門のしょぼいパーティーだ。
しかし、今日の仕事はスライム退治ではない。
この村のドラゴンテーマパークで開かれる演劇のリハーサルに出演している。
記念イベントらしい。
役者は全員村人から募集したようだ。
そして、俺も勇者役で応募したのだが、一次で落選。
結局、端役のゴブリン役だ。
つまらん。
「何で現役の冒険者が落選して、素人の村人が勇者の役に選ばれるんだよ」
「そりゃ、ハゲデブで腰痛、肩こり、リュウマチ持ち、ブサイクのリーダーが勇者の役なんて出来るわけないじゃないすか」
「うるさいぞ。それに剣の使い方は、この中では俺が一番上手いぞ」
「そりゃ、皆さん、ただの村人っすよ。リーダーが一番上手いのは当たり前っすよ。要は外見すよ」
「それにしても、この紙に銀色を塗った剣だとやる気が出ないなあ」
「当たり前じゃないすか。本物使ったら危ないっすよ」
「しかし、冒険者がゴブリンの役とは情けないぞ」
「まだゴブリン役ならマシっすよ。俺っちなんてスライムの役っすよ。着ぐるみでまだ勇者が子供の頃、襲いかかるんすけど、勇者によけられてあっさり崖から落ちて死ぬってしょうもない役っすよ」
「まあ、さえない俺たちに相応しいかもな」
「そっすね。今やスライム退治の仕事もなかなか取れなくなってきたっすね。ジリ貧っすね」
「そうだよなあ。こんな下らん劇でお金を貰って糊口をしのぐ始末だ」
俺と相棒がつまらん会話をしているとお姫様が元気よく声をかけてきた。
「こんにちはー! ちょっとご相談したいことがありまして。よろしいですか」
「おお、姫様、何用でございますでしょうか」
俺は姫の前で片膝をつく。
相棒が嫌な顔をする。
「ちょっと、それ、もうやめたらどうすか。見ていると本当に恥ずかしいんすけど」
「いや、これはもう俺の様式美だな」
その光景を見て、キャハハと明るく笑うお姫様を演じる村娘。
「面白い方ですねえ」
「いやあ、リーダーは頭の中は変な妄想でいっぱいなんで気にしないでくださいっす」
「うるさいぞ、これくらい許せ。ところで、お嬢さん、相談とは何だね」
「私、冒険者になりたいんですけど、実際のところ、冒険者生活ってどうですか」
うーん、正直、返答に困ってしまう。
なんせ俺たちのパーティーは毎日スライム退治やってる害虫駆除業者みたいなもんだからなあ。
「あんたのお父さんは何て言ってるんだ」
「猛反対されてます。やめとけって。父は農業をやっているんで冒険者なんてとんでもないって」
確かに成功する確率の少ない職業だよなあ。
この娘さんも、このまま農家で暮らす方がいいのではないか。
相棒も同意見なのか、娘さんを説得しようとする。
「やめたほうがいいっすよ。うちのリーダーを見て下さい。妄想にとりつかれて冒険者生活に飛び込んで、今や体中故障だらけのハゲデブ、腰痛、肩こり、リュウマチ持ちのしょぼくれたおっさんになり果てたんすから。おまけに貧乏でブサイク」
「おい、言い過ぎだぞ」
しかし、実際のところ事実ではある。
何も先の事を考えずにいたら、いつの間にかおっさんだ。
でも、若者には夢を持ってほしいんだよなあ、最初から諦めるのではなく。
それにこの姫、じゃなくて、村娘さんは、この前見事ワイバーンを倒したんだよなあ。
素質はあるんじゃないかな。
「まあ、もし冒険者になるなら、慎重にことを運ぶべきだな。何か手に職を持ちつつ、冒険者になる。お金も無駄遣いしない。いざとなったら、冒険者をやめても生活できるようにしなくてはいけないな」
「そうっすよ。でないと、ハゲデブのリーダーみたいに明日の食事にも事欠くようになりまっすよ」
「お前もそうだろ」
「そういや、そうっすね」
しかし、村娘さん、納得していないようだ。
「でも、手に職を持つとかしてたら冒険者になる機会を失ってしまうんじゃないですか」
そうなんだよなあ、時間なんてあっという間に過ぎていく。
機会損失だなあ。
おっさんおばさんになったら冒険者なんてなれない。
「うーん、まあ、少し冒険者をやってみて、うまくいかないようならすぐに方向転換したほうがいいと思うけどなあ」
なんとも曖昧な返事しかできなかった。
そんなところに舞台監督から声がかかる。
「あのー、すみませーん。リハーサルを再開します」
「はーい、わかりましたあ」
お姫様を演じる村娘さんがしゃなりしゃなりと歩いていく。
「おお、あの娘さん、いつの間にか高貴なお姫様のようにしなかやに歩いているではないか」
「舞台監督の指導のおかげじゃないすか。さて、俺っちらも参加しましょう」
再び、リハーサル開始。
まずはスライムの着ぐるみを着た相棒が子供の頃の勇者に飛び掛かるが、よけられてゴロゴロと舞台へ上がる階段を転げ落ちる。
「ああ、痛いっす」
「何だか、しょうもない役にしては一番危険なんじゃないか」
「割りに合わないっすね」
さて、次は俺の出番。
成長したイケメン勇者がパーティーを組んで冒険に出かけるのだが、その最初の適役のゴブリンを演じる。演じると言っても、他のゴブリン役の村人とともにあっさりとやっつけられる役。
「ウギャア!!!」
勇者に剣で刺されて、絶叫をあげて、俺は舞台を派手に転げまわる。
そこで、また舞台監督に注意される。
「そんなに転げ回られると目立つんで、もっとあっさりと倒れてくれませんか」
「はいはい、わかりましたよ」
何だよ、せっかく劇を盛り上げてやろうとしたのに。
俺は監督の言う通り、バシッと勇者の剣でやられてそそくさと舞台から退場。
それで俺の出番も終わりだ。
後は、観客席から見学してるだけ。
おお、ドラゴンが出現したぞ。
着ぐるみだけどな。
そして、最後にはそのドラゴンを操っていた魔王と対決。モンスターたちとチャンバラをした後、冒険の途中で見つけた秘密の剣で魔王を倒す。
囚われの姫を助けて、なぜか勇者と姫が結婚して、めでたしめでたし。
「なんだかありきたりな話だな。しょうもない」
「リーダーがいつも妄想している話と同じじゃないすか。同じくしょうもないっすね」
「うるさいぞ」
しかし、こんな仕事でもスライム退治よりは報酬がいいらしいので、まあいいか。
さて、リハーサルも終わったことだし、帰ろうとかと思ったら舞台にスライムがいる。
相棒の奴、何やってんだ。
お前は序盤でやられただろ。
と思ったら、相棒はすぐ隣にいる。
「おい、お前、着ぐるみを舞台にほっておくなよ」
「いや、ちゃんと小道具係に返しましたよ」
じゃあ、あれは本物のスライムじゃないか。
お姫様を演じる村娘に後ろから近づいていく。
「おい、スライムがいるぞ!」
俺は叫ぶと舞台に駆け上り剣を抜いた。
って、これは紙の剣じゃないか。
いくらスライムでも紙では倒せないぞ。
相棒に声をかける。
「おい、ナイフを持ってないか」
「いやあ、持ってないっすね」
やばいじゃないか。
しかし、お姫様役の村娘は振り向いてスライムを見つけると気合もろとも手刀を叩きつけた。
「えい!」
あっさりとスライムを退治する村娘さん。
喜んでぴょんぴょんと飛び跳ねる。
思わず、俺は声をかけた。
「いやあ、すごい。スライムだけど、手刀で倒すなんて」
「私、やっぱり冒険者に向いてますかね」
「うーん、素質はあるかも」
「よし、私、やっぱり冒険者になろうと思います」
「そうか、がんばれ」
そんなことを言う俺に相棒がささやく。
「ちょっと無責任じゃないすか。冒険者なんて止めた方がいいと思いますよ」
「いや、やはり若いうちは好きな事をしてもらいたいんだな、俺としては」
「で、貧乏ハゲデブの腰痛肩こり、リュウマチ持ちのおっさんになるんすか」
「うるさいぞ」
でも、若いってのは、やはりいいなあ。
まだ夢も希望もあるもんなあ。
輝いているぞ。
スライムを倒してはしゃいでいる娘さんを見てそう思う。
いや、俺もまだ死んでない。
なんとか一回でもいいから輝いてみせるぞ。
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