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マナツノ
夏の日々
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それからは特に何もなく8月に入った。外に出ることもほぼない。出るとしたら買い物だけで、他の理由で出ることはない。杏が傘を忘れることはないし、杏が帰りに俺たちを呼び出すことはない。
そして今日は杏は大会に行っている。奏と楓ももちろん応援に行っていて、今週の勉強会はなしとの連絡があった。
そして、俺たちはいつものように2人で勉強をしている。
「久志、ちょっとごめん。」
「ん?あぁその問題は…」
その理由はこうやってお互いで教え合うためだ。カップルが勉強するってなったら、誰かが監視につくって描写が多いと思うが、俺たちはそんなことはない。勉強と二人の時間はあくまで別のものとして考えると決めたからだ。
だから、こうやって教えている間もお互いに体が触れないように注意している。多分当たっただけでは何も思わないが、意図を持った接触はきっとダメだから。
そんな感じで勉強しているから、特に何も起こることなく昼を迎える。
「久志、お腹空いた。」
「今日はピザでいいか?ちょうど冷凍の生地あるし。」
「よろしく。」
一旦二人とも勉強を切り上げて、昼ご飯の用意をする。冷凍庫から生地を出し、冷蔵庫からチーズを出した。
「具材はあり?なし?」
「なしのあれ美味しかったからもう1回。」
「おっけー。」
なしのあれというのは生地にチーズだけかけたやつ。焼いたあとにはちみつをかけるあれだ。この前作ったらこれが好評だった。
パパッと用意して、トースターで焼く。その待ち時間で俺は大会結果を見た。倫也の記録を見るためだ。
「どうしたん?」
「水泳部の友達の記録見ようと思って。」
「あーね。」
タイムだけ見てもベストかは分からないが、そう悪くないタイムだ。
「やっぱり水泳経験者になると水泳って気になるもんなん?」
「いや、俺はそんなそんなやで。今オリンピックやってるけど、あんま見ようとは思わんし。他のやつはどうかは知らんけど、見るやつと見ーひんやつおる。」
俺も杏もあまり見ようとは思わないタイプだ。その理由は、見たら疲れるから。体が勝手に泳ぎ始めようとするのだ。
そんな話をしていたらピザが焼きあがっていて、それを皿に取り出した。そして6等分に切り、テーブルに持っていく。
「「いただきます。」」
ちなみにこの昼は二人の時間に当てはまる。俺たちはいつものようにイチャつきながらピザを食べた。
そして今日は杏は大会に行っている。奏と楓ももちろん応援に行っていて、今週の勉強会はなしとの連絡があった。
そして、俺たちはいつものように2人で勉強をしている。
「久志、ちょっとごめん。」
「ん?あぁその問題は…」
その理由はこうやってお互いで教え合うためだ。カップルが勉強するってなったら、誰かが監視につくって描写が多いと思うが、俺たちはそんなことはない。勉強と二人の時間はあくまで別のものとして考えると決めたからだ。
だから、こうやって教えている間もお互いに体が触れないように注意している。多分当たっただけでは何も思わないが、意図を持った接触はきっとダメだから。
そんな感じで勉強しているから、特に何も起こることなく昼を迎える。
「久志、お腹空いた。」
「今日はピザでいいか?ちょうど冷凍の生地あるし。」
「よろしく。」
一旦二人とも勉強を切り上げて、昼ご飯の用意をする。冷凍庫から生地を出し、冷蔵庫からチーズを出した。
「具材はあり?なし?」
「なしのあれ美味しかったからもう1回。」
「おっけー。」
なしのあれというのは生地にチーズだけかけたやつ。焼いたあとにはちみつをかけるあれだ。この前作ったらこれが好評だった。
パパッと用意して、トースターで焼く。その待ち時間で俺は大会結果を見た。倫也の記録を見るためだ。
「どうしたん?」
「水泳部の友達の記録見ようと思って。」
「あーね。」
タイムだけ見てもベストかは分からないが、そう悪くないタイムだ。
「やっぱり水泳経験者になると水泳って気になるもんなん?」
「いや、俺はそんなそんなやで。今オリンピックやってるけど、あんま見ようとは思わんし。他のやつはどうかは知らんけど、見るやつと見ーひんやつおる。」
俺も杏もあまり見ようとは思わないタイプだ。その理由は、見たら疲れるから。体が勝手に泳ぎ始めようとするのだ。
そんな話をしていたらピザが焼きあがっていて、それを皿に取り出した。そして6等分に切り、テーブルに持っていく。
「「いただきます。」」
ちなみにこの昼は二人の時間に当てはまる。俺たちはいつものようにイチャつきながらピザを食べた。
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