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セナカヲ
私たちはGW③
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5月3日。世の中は帰省ラッシュとか高速道路の渋滞とかで騒いでいる中、ニ部練の1日目がやってきてしまった。
「杏、起きろー。」
「ま、ま、ま、真奈!?なんでおんの?」
「由良先輩に入れてもらった。」
目覚めると真奈が目の前で笑っている。朝イチから心臓に悪すぎる目覚めだ。
「後で締めとこ。ってか今何時?」
「8時半やで。杏はどうせねぼすけしてるやろうからって来てみたら、案の定やったわ。」
私の椅子に座って、くるーっと回る真奈。服装は水着と同じメーカーのジャージの上下。上はチャックを開けていて、そこからはこれまた同じメーカーのシャツが見えている。
今日の1部目は常翼学園のプールを借りてやる長水路での練習、そのあとの2部目はラクタブでの長水路の練習。1部目はうちの学校だけだが、2部目は他校との合同練習だ。
「早く起きて用意しろー。そんな時間はないぞー。」
「昨日の晩のうちに用意してるから大丈夫や。あとは着替えるだけ。」
「ふーん。じゃあ先下降りとくな。」
「はーい。」
嵐のような真奈が先にリビングに降りて、私は着替える。パッと脱いでパッと着るだけの簡単作業。そして、荷物を持って私もリビングに。
「バカ兄おはよ。真奈通したこと許さんから。」
「お前俺が起こしに行ったら暴れるか寝たフリするか二度寝するかのどれかやろ。やからや。」
「何がやからややねん。私も起きる時は起きるから!」
文句は言いたいだけ言って、洗面所に向かう。私の兄と義姉はどちらも帰宅部なので、このGWは満喫できる。ちくしょー。
「桜さんは?」
「まだ寝てるんちゃう?どーせ遅くまで勉強してたんやろ。知らんけど。」
なんて言いながらバカ兄は朝ご飯を作る。今日は私の担当だったけど、今日は代わってくれた。そこは感謝してる。けど、真奈を勝手に私の部屋に上げるのは違う!
なんて思ってるけど、実際感謝しているのも確かだ。そのおかげでギリ間に合う時間には起きれた訳やし。
「はぁ。今日も頑張りますか。」
どーせすぐ水ん中やからと寝癖はテキトーに直して、メイクはせず、化粧水だけ振って外に出る。服はもちろんジャージだ。
リビングに戻るとテーブルには朝ご飯が並んでいる。バカ兄に頼んで少し多くしてもらって、昼まで耐えられるようにしてもらった。
「何で真奈のやつまで用意してんの?」
「真奈ちゃんだけなんもなしとか嫌やん。やから軽くつまめるもん用意しただけや。」
「ありがとうございまーす。」
「杏、起きろー。」
「ま、ま、ま、真奈!?なんでおんの?」
「由良先輩に入れてもらった。」
目覚めると真奈が目の前で笑っている。朝イチから心臓に悪すぎる目覚めだ。
「後で締めとこ。ってか今何時?」
「8時半やで。杏はどうせねぼすけしてるやろうからって来てみたら、案の定やったわ。」
私の椅子に座って、くるーっと回る真奈。服装は水着と同じメーカーのジャージの上下。上はチャックを開けていて、そこからはこれまた同じメーカーのシャツが見えている。
今日の1部目は常翼学園のプールを借りてやる長水路での練習、そのあとの2部目はラクタブでの長水路の練習。1部目はうちの学校だけだが、2部目は他校との合同練習だ。
「早く起きて用意しろー。そんな時間はないぞー。」
「昨日の晩のうちに用意してるから大丈夫や。あとは着替えるだけ。」
「ふーん。じゃあ先下降りとくな。」
「はーい。」
嵐のような真奈が先にリビングに降りて、私は着替える。パッと脱いでパッと着るだけの簡単作業。そして、荷物を持って私もリビングに。
「バカ兄おはよ。真奈通したこと許さんから。」
「お前俺が起こしに行ったら暴れるか寝たフリするか二度寝するかのどれかやろ。やからや。」
「何がやからややねん。私も起きる時は起きるから!」
文句は言いたいだけ言って、洗面所に向かう。私の兄と義姉はどちらも帰宅部なので、このGWは満喫できる。ちくしょー。
「桜さんは?」
「まだ寝てるんちゃう?どーせ遅くまで勉強してたんやろ。知らんけど。」
なんて言いながらバカ兄は朝ご飯を作る。今日は私の担当だったけど、今日は代わってくれた。そこは感謝してる。けど、真奈を勝手に私の部屋に上げるのは違う!
なんて思ってるけど、実際感謝しているのも確かだ。そのおかげでギリ間に合う時間には起きれた訳やし。
「はぁ。今日も頑張りますか。」
どーせすぐ水ん中やからと寝癖はテキトーに直して、メイクはせず、化粧水だけ振って外に出る。服はもちろんジャージだ。
リビングに戻るとテーブルには朝ご飯が並んでいる。バカ兄に頼んで少し多くしてもらって、昼まで耐えられるようにしてもらった。
「何で真奈のやつまで用意してんの?」
「真奈ちゃんだけなんもなしとか嫌やん。やから軽くつまめるもん用意しただけや。」
「ありがとうございまーす。」
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